花畑鷲神社

2016年11月22日 | 東京のお散歩
明日は二の酉です。
酉の市は、浅草・千束の鷲神社(発祥は隣接する長國寺)や
新宿の花園神社が有名ですが、足立区花畑の鷲神社は、
酉の市発祥の神社として、交通の便が悪いながらも
多くの参詣客で賑わっています。



神社の創建年代は不明ですが、平安時代後期の後三年の役で
東北へ向かう源義光がこの地で木の根元に光るものを認め
取り出してみると鷲の背に釈迦の乗った鷲明神の尊像で
それを手にした時、傍を流れていた川が、源氏の白旗のように
「花また綾に」光ったことから、この地を「花俣(花又)」
と名付け、傍の川を「綾瀬川」と名付けたとの事です。

その鷲明神は、後三年の役の後にこの地で祀られ、鷲神社となりました。

花畑と地名が変わったのは、近隣の村が合併した明治時代で
花又の美称化で花畑とされました。

酉の市の起源は、鷲神社の祭神である日本武尊が、東征の際に
鷲宮神社(埼玉)で戦勝祈願を、祝勝を花畑の鷲神社の地で行った事に因み、
日本武尊の命日月である11月酉の日に祭りを行った事が始まりです。

その日に門前に市が並び、場所柄農機具などが多く売られ
特に熊手に縁起物を付け「福を掻き込む」としたことが
今日に連綿と続く酉の市になったという事です。











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