新宿 ミナミルミ

2016年11月15日 | 東京のお散歩
今年も街にイルミネーションが輝く季節です。

新宿駅南口エリアでは、「みんなで観るイルミネーション」「新宿南のイルミネーション」
その名も「ミナミルミ」が来年の2月14日まで点灯中です。

(ミナミルミ)

(十六夜とイルミネーション)
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五ノ神まいまいず井戸

2016年11月14日 | 東京のお散歩
まいまいず井戸は、地下水脈の低い台地上などに作られた井戸の形態で
すり鉢状に掘り下げた底から垂直に井戸を掘り、らせん状の連結通路で
地表面との往き来ができるようになっているものです。

武蔵野台地は、古多摩川が形成した扇状地で、段丘面上はローム層で覆われているため
垂直掘りの技術が発達していなかった時代には、このような構造で井戸を掘るしか
段丘面上で水を得る方法はなかったのです。

現在ではボーリングやポンプの発達で、ほとんど失われてしまった形の井戸ですが
JR青梅線羽村駅前には、まいまいず井戸が大切に保存されています。



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笹寺

2016年11月13日 | 東京のお散歩
四谷にある曹洞宗四谷山長善寺は、笹寺の名で知られる寺院です。

高坂弾正(春日虎綱、香坂昌信とも)が庵を結んだ場所に建てられた寺とされいます。

笹寺と呼ばれる由縁は、江戸時代に将軍秀忠が鷹狩りの途中で立ち寄った際に
境内に笹が繁っているのを見て、名付けられたと言われています。
(一説には将軍家光の江戸市中巡覧の際とも)

境内には「四谷勧進角力始祖」の碑があります。
これは、明石志賀之助が寛永年間に境内で勧進相撲興行を6日間行った事を記念するもので
これを以って、江戸の相撲の初めとしています。




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四谷於岩稲荷田宮神社と陽運寺

2016年11月12日 | 東京のお散歩
四谷於岩稲荷田宮神社は、四谷怪談で有名なお岩さんを祀る神社です。

この地は元々幕府御家人田宮家の屋敷地で、稲荷社も屋敷内社でした。
明治の頃に、一度市川左團次が所有していた新川の土地に移座しましたが、
戦後、四谷左門町に戻り、現在では新川と四谷と両方で、祀られています。




細い道を挟んだ反対には、日蓮宗寺院長照山陽運寺があります。
こちらは昭和初期の創建ですが、境内にはお岩ゆかりの井戸などがあり
お岩信仰の由縁の寺として、畏敬を受けています。




四谷三丁目の交差点近くにあるスーパー「丸正」の入口脇には
「お岩水かけ観音」という観音さまが置かれています。

これは、店舗建築時に建立されたものだそうで、お岩さんのご利益にあやかり
現在も多くの来店客に恵まれているようです。




お岩さんの墓は、かつては四谷鮫ヶ橋の妙行寺にありましたが
現在は寺が移転して、西巣鴨にあります。




史実のお岩さんは田宮家の娘で、婿養子の田宮伊右衛門と仲睦まじく
傾きかけた田宮家を奉公に出て支え、稲荷社を勧請したのちに
田宮家の生活が良くなったと言われ、良妻として土地の人々からも敬愛されていたそうです。

このため、お岩さんは四谷怪談上演時の無事故祈願だけでなく
商売繁盛や浮気封じ、縁切り、縁結び、心願成就や芸事上達など
様々なご利益のある近世の女性として、いまでも崇められています。




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東京拘置所

2016年11月11日 | 東京のお散歩
東京拘置所は、主に未決囚と死刑確定囚、および一部の懲役囚などを収容する法務省施設です。

元々、この場所には小菅監獄(のちに小菅刑務所)があり、
その場所に、市谷刑務所が巣鴨刑務所跡に移転してできた東京拘置所が
GHQの接収を受けたため、一時的に移転していたものが
巣鴨プリズンの返還を受けて巣鴨へ戻り、更にその後の都市整備計画で
旧東京拘置所跡地を商業地(現在のサンシャインシティ)にするため
小菅刑務所を栃木に移転させ(黒羽刑務所)、そこに東京拘置所を設置しました。

医務部は東京拘置所医務部病院として、厚労省から病院の指定を受けており
また、巣鴨時代同様に死刑執行施設があることでもお馴染みです。

(千代田・常磐緩行線車内から)
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立会川

2016年11月10日 | 東京のお散歩
立会川は、目黒区の碑文谷池などを水源として、東京湾の勝島運河までの
全長7.4kmを流れる二級河川です。

近隣の鈴ヶ森刑場へ送られる罪人を、血縁者などが最後に見送る場所であったことから
立会川と名付けられたという説や、川を挟んで小競り合いが起こったことから
「太刀会川」転じて立会川となったという説などがあり、
その名称に定説となるものはありません。

また、滝間(たきあい)という地を流れていたことから、「たきあい」が転訛したとも言われています。

明治以降の地図でも「立合川」と書かれているものもあり
その名称の由来や扱いは、意外と適当なものであったりします。


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滝の川

2016年11月09日 | 神奈川のお散歩
中山道板橋宿平尾の江戸寄りに滝野川という地名がありますが
東海道神奈川宿に「たきのがわ」が流れています。

片倉町周辺を水源とした河川で、下流の幸ケ谷公園付近で
滝となって落ちていたことから滝の川と名付けられたようです。

河口近くでは釣りをする人も見られる、都市の中では割と清流の河川です。






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慶運寺と浦島太郎伝説

2016年11月08日 | 神奈川のお散歩
東海道神奈川宿にある吉祥山芳艸院慶運寺(浄土宗)は、
芝増上寺の三世定蓮社音誉聖観の創建とされる寺院で
幕末の横浜開港の際にはフランス領事館として供された事で
歴史にその名を残しています。


また、子安の浦島丘にあった、浦島寺こと観福寺を合寺したことから、
浦島太郎伝説の残る寺院となっています。

浦島太郎伝説は、日本書紀に見られる話を初出として
各種の伝説が遺されています。
その中で、相模国三浦の浦島太夫の伝説によれば、
年老いた浦島が両親の墓を見つけ、庵を結んだのが浦島丘で
のちに観福寺となったことが、神奈川の浦島伝説です。





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高田馬場

2016年11月07日 | 東京のお散歩
高田馬場は、元々は高田にあった馬場がその名の由来で
徳川家光によって、旗本たちの馬術訓練や流鏑馬のための施設でした。

高田の地名は、着たに神田川の谷を望む高台の地形からとも
越後高田城主松平忠輝(家康公六男)の生母である高田殿(茶阿局)
の庭園があったからとも言われています。



(馬場のあった辺り)
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白子川の起点

2016年11月06日 | 東京のお散歩
荒川水系新河岸川の支流白子川は、練馬区東大泉を起点に流れる一級河川です。

実際には起点より上流も存在していて、西東京市に源流を持ち
現在は暗渠となっているものの、新川と呼ばれています。

白子川の起点は、大泉井頭(いがしら)公園という親水公園になっていて
新川の暗渠は、ここから開渠となります。

流域は地下水堆によって、地下水位が浅くなっているため
23区内の水源としては湧水量も多く、水も澄んでいるため
流域では釣りをする人もいるようです。

(起点の手書き標識)

(上流の新川)

(開渠のスタート地点)

(湿地となっている湧水域)

(下流を望む)
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黒目川の源流

2016年11月05日 | 東京のお散歩
荒川水系新河岸川の支流、黒目川は、東京都東久留米市の小平霊園に水源を持つ
延長17.3kmの一級河川です。

(黒目川の遊歩道「さいかちの道」)

水源は、小平霊園内にある「さいかち窪」という谷頭で、
整然と並んだ墓石の列の中に雑木林のまま残されています。

(さいかち窪)

(源流はさらに上流へ伸びていそう)

(鬱蒼とした雑木林)

(雑木林を流れる源流)

黒目川の名は、源流所在地の「東久留米」の「くるめ」や
近隣の駅名にもある「久米川」などと語源が同一とされ(諸説あり)
古くには「来目川」「来梅川」など「くるめ」「くろめ」と読む
幾つかの漢字表記があったとされています。

これは、湧水の豊富さから「汲める」や、土が「黒め」、
弦巻などのように、水がクルクル渦巻く様子などから、
このように呼ばれるようになったと考えられています。

川は霊園を出ると、武蔵野の面影を残す谷間を流れて埼玉県へ向かって
河床湧水を合わせながら下ってゆきます。

(処処に河床からの湧水が認められる)

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豊島岡墓地

2016年11月04日 | 東京のお散歩
先日薨去された三笠宮崇仁親王の斂葬の儀が
今日、文京区の豊島岡墓地で行われました。

豊島岡墓地は、護国寺に隣接する8万平米以上の皇族墓地で
元々は護国寺の寺領でした。

明治六年に、明治天皇の第一皇子である稚瑞照彦尊が
死産となった際の御陵として明治政府に召し上げられ
以後、皇室用財産として管理されています。

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明治神宮 水源の森

2016年11月03日 | 東京のお散歩
今日は文化の日。かつては明治節と呼ばれた、明治天皇誕生日です。

そこで今日は、明治天皇にちなんで明治神宮の水源の森を紹介します。



明治神宮は、明治時代に練兵場だった場所に、明治天皇崩御ののち
大正九年に創建された神社で、神宮の森はその時に造営されました。

この神宮の森には、渋谷川の上流である隠田川の支流の水源があり
山手線の線路直前で暗渠になるまでの区間は、都内とは思えない景色の中を
清らかに流れています。

その水源は、パワースポットとして有名になった清正井で
神宮の本殿付近の水脈から、横掘りをした井戸を比高-4mの谷頭へ引き
もとの湧水と合わせて隠田川の支流の水源としたものです。



谷は樹々で覆われ、なだらかな渓流を流れていきます。
まさに名曲「モルダウ」(連作交響詩「わが祖国」第二「ヴルタヴァ」)の
第2水源(クラリネットが入る部分)を思わせる、そんな風景です。



流れは神宮の森から出ると暗渠になってしまい、新宿御苑を水源とする
隠田川ともども、「見えない川」となってしまいました。


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石神井川のスタート地点

2016年11月02日 | 東京のお散歩
荒川水系の一級河川、石神井川。

その水源は小平市にあって、そこから隅田川まで25.2kmの旅が始まります。

現在の水源は、小金井カントリー倶楽部付近で、かつてはさらに西の
現在の鈴木町小学校敷地内にあった池が水源だったようです。

国土交通省による石神井川の起点は小金井公園の北側にあって
左岸 小平市花小金井南町三丁目1218番地先
右岸 小平市花小金井南町三丁目1217番地先
(住居表示 小平市花小金井南町三丁目2番地先)
となっています。


(石神井川上流端標識)

ここでの流れは、完全に湧水のみとなっているので、雨の少ない時期には
ほとんど水流がない事もあります。


(コンクリート護岸のため、河床湧水は見込めない)

起点から下流に数十メートルの右岸にある小金井公園内の池が
石神井川として一番最初に合流する水となっていると思われます。


(小金井公園の池)


(起点から上流は暗渠となってゴルフ場へ続く)



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武蔵関公園 富士見池

2016年11月01日 | 東京のお散歩
武蔵関公園の富士見池は、石神井川の水源の一つで
武蔵野台地の湧水による池です。

西武新宿線東伏見駅から、伏見稲荷の鳥居と反対側、
アイスアリーナ(スケート場)へ進むと、急峻な坂道があります。
この坂道を降りた窪地が富士見池のある武蔵関公園です。


(伏見稲荷の鳥居)


(武蔵関公園への坂道)

石神井川はさらに上流がありますが、この池より下流で
一気に水量が増えます。

遊具も設置されていて、池ではボート遊びもできるので、
家族連れやデートスポットとして人気のある公園です。


(富士見池)


(富士見池)



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