THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,192 DEMO?FES?平和音楽祭6(ソウル☆ジパング編)

2022-09-14 21:55:00 | Live Photo
4,14:45~15:15
「ソウル☆ジパング」

****先月の小樽・北運河サウンド・エナジーの日は「北海道マラソン」、で、この日の樽川ライブイベントでは「サーモン・マラソン」のコースに見事ぶつかってしまったよん・・・・(´;ω;`)
道中、迷っていた者もけっこういたしね。****

さてさて、早いもので,あっという間にトリ前の出演バンドが登場だ。
この日の5バンド中、ピカイチに派手で賑やかで華やかなバンドが満を持して現れたよ。
8人編成の内、プレイヤーが4人、ボーカルが4人だ。

ジャンルは古き良きバブリーな時代よ、もう一度とばかりに、コテコテのイケイケ洋楽ディスコ・サウンドで一大網羅。
黄金の全6曲は、誰もが知っている、超スタンダード・ナンバーばかり。
どうですか!?
そうと聞いたら、もうすでにワクワクドキドキと胸がときめき、居ても立ってもいられなくなってきたでしょう。
実際の話、名物ダンサーのアベさんにとって最大の目玉がこのバンド。
ミュージシャンよりも目立つ服装で現れるほどに気合が入っていた。

で、ソウル☆ジパングのメンバー達は、その音楽性を反映してかギンギラに色とりどりの衣装で身を固めています。
各自が原色のアフロヘア―を被り、サテン地やスパンコールの服装でこれでもかあという勢いで迫ってきます。
(写真参照)
それだけでは飽き足らず、メンバー直々に観客席の最前列中央に歩み寄って猛アピール
「アフロヘアなどの小道具がここにまだたくさんあるので、どうぞ遠慮なく被るなりしてご利用ください。」

もうねえ、演奏開始以前に、そのルックスや佇まいにやられっぱなし。
圧倒的なる存在感。

このバンドを見るのは初めてなのですが、いざ蓋を開けてみたらば顔見知りの連中ばかりでしたよ。
皆、頑張って多方面で活躍しているんだねえ、と感服した次第。

まずは最初に出会ったのが麗しのハルコちゃんだ。
あれれ?
つい先週、小樽・北運河サウンド・エナジーに「粉粉クラブ」(米米クラブのカバーバンド)で、白熱のセクシーパフォーマンスを繰り広げたばかりでしょう!?
この日もディスコミュージックで大貢献するのだそうですよ。
応援団としてバカテク・ベーシストのアラヤシキさんがハルちゃんをエスコート。
しばし楽屋前にて3人で立ち話。
アラヤシキさんはハルちゃんと一緒に「マジック・カプセル」(ゴダイゴのカバーバンド。スティーブ・フォックスにちなんでグレコのベースを使用する沙悟浄役)、そして伝説のジャパニーズ・プログレッシブ・ロック・バンド四人囃子のコピーバンド「四入囃子」のベーシストであります。
超絶技巧派のテクニックは折り紙付き。
それでいて柔和で温厚な人柄は誰からも愛されています。

もう一人、自らマサにご挨拶にみえてくれたのが、この日のイベント主催者でもあるギタリスト、オオノさん。
彼とも以前には何度も対バンを組んだよね。
最も印象に残っているのがバッド・バッツ。
筋金入りのハスキーなパワー女性シンガーを前面にフューチャーした、通受けするもの凄く渋いバンドだった。
ちなみにSTAのアキとも「家入レオ」カバー・バンドで一緒だったそうですよ。

そんなわけでして、ツワモノ軍の紹介をば・・・・。
いつでもどこでも常にチャーミングな笑顔を絶やさない黄色いアフロヘアのハルコちゃんがキーボードを担当(トレードマークのローランド06。専用のスタンドと共に真っ白。青いミニドレスを着用)
ヘルプのドラマーはズンズさん(何と、ハルちゃんと同郷の静内出身。黄緑のアフロヘア姿)
ギターは紫色のアフロヘア―がお似合いのオオノさん(トーカイのストラトキャスターを使用。まばゆいばかりに輝く銀色のボディカラー。ローズ指板。白マスク姿)
ベースはヤマハのナチュラルボディカラーを使用のアキラくん。(ローズ指板。茶のアフロを装着)
リードボーカリストとしてセンターフロントにて構えるのは、もみあげを蓄えたレオくん(黒のアフロとサングラスを着用。)
華麗なるコーラス・ガール・トリオは・・・・
ジャニス姉さん、ゾルバ姉さん、タンコ姉さんトゴージャスこの上ない。
もちろん各自が赤、金、紫のドレスで妖艶に迫ってくる。
頭上高く激しく左右に振るピンク、オレンジ、白のバブリーを彷彿とさせる扇子も強烈だったなあ。
本来ならば、名物キーボードのジイちゃんをチャーミー夫妻も参加するはずだったんだけど、残念ながら今回は欠席です。


それでは前置きが大変長くなりました。
焦れている輩もチラホラ。
そろそろ参りましょうか!?
温故知新の豪華絢爛なる「ソウル☆ジパング・ショー」のはじまりだあ!!
(尚、ライブレポートに中には一部脚色も含まれていることをご理解の上で、お読みくださいませ!)


「はい、皆さん、こんにちは~!!」
さすがに1曲目は、もうこれきゃあないでしょうよ。
息の根を止めるべく、ファンキーな必殺技のロマンティック・メロディが軽快に炸裂。
「愛のコリーダ」(1981年に偉大なるクインシー・ジョーンズのカバーが大ヒットしたおかげで、広く知られるようになった。このヴァージョンは。ビルボードのソウルチャートで最高10位を記録。
日本のオリコン洋楽シングルチャートでは同年7月6日付けから12週連続1位を獲得し、同年の年間チャート1位をなった)
毎度おなじみのキラーチューンで、すべての観客のハートは鷲掴み。
謎めいたイントロの第1音が効果覿面。
ドラマティックに楽しく轟いた途端、夢中になってしまった。
ほとばしるダンサンブルでスムーズな無限大の分厚いエネルギー。
ジャンルの壁なんて軽く超越。
ああ・・・ミラーボールがぶら下がっていたならば、パーフェクトなエロティック・シチュエーション。
それでも十分に会場内は、情熱がほとばしる最高のクラブと化していた。
思う存分、有頂天になって踊り狂っちゃいましょう。
躍動感溢れる懐かしきサウンドが飛び出してきて、一挙に80年代へとタイムスリップ。
もちろんサビの歌詞は1976年の日仏合作映画「愛のコリーダ」から命名されたもの(巨匠、大島渚監督の代表作品。阿部定事件を描いた衝撃の内容で世界中で大変な話題になった)。
「コリーダ」はスペイン語で「闘牛」を意味する。
1982年の第24回グラミー賞で、この曲は「最優秀インストウルメンタル・アレンジメント・アカンパニングvocalist賞」を受賞している。


間髪入れずに2曲目
「play that funky music」
息つく暇も与えてくれませんね。
鉄は熱いうちに打て、とばかりにドンドンと過熱気味。
オーバーヒートの活況を呈しています。
アメリカの白人ソウルバンド、ワイルド・チェリーが70年代に放ったスタンダードな大ヒット曲。
1976年9月に3週連続全米1位に輝いています。
自身のバンド名アルバムに収録。
何度もリヴァイバルヒットしていて、ヒップホップ界においても大受けしましたね。
ハードロックバンド「サンダー」のテイクも凄まじいよ。
白人ファンクバンドとしては最大級のヒット曲。(元々はロックバンドだったけど黒人客からのリクエストによって当時シーンを席巻していたこのジャンルを導入した結果が大当たりしたという面白い逸話あり。それもこれもオリジナリティ溢れる才能あっての物種)
ここで披露された曲目中、一番カバーされて知名度も高い曲がこれではないでしょうか。
ジャンルや時代を凌駕して、最も親しまれている、程よきポップテイストの血湧き肉躍る激情型ミュージック。
バンド名や曲名を知らない人でも、この曲を聞いたら思わず膝を叩くことでしょう。
レオさんも勢いそのままに、嬉々としてシャウトしながら演じ切っています。
コーラスガール達も一瞬たりともジッとすることなく、腰振りながらも自己主張。
どこに目を向けていいのやら、嬉しい悲鳴状態。
安定感抜群のバックバンドはいぶし銀のごとく、的確なるアンサンブルでボトムラインを支え続けています。


3曲目のナンバーはスウエーデンのコーラスグループ、アバの知名度を一気に拡散した永遠のアンセム「ダンシング・クィーン(3:51)」
中盤に差し掛かった頃には、程よくバンドもリラックスモードに入ってきたのか、余裕でありとあらゆる媒体をも飲み込んでいく。
1976年8月発表のアルバム「ダンシング・クイーン&ザッツ・ミー」に収録。翌年ビルボードにて1位を獲得。
これってもしかして、ABBA再結成を記念してのセレクションなのかなあ・・・・?
この曲も今までに、数多くの対バン達が取り上げてきた人気曲。
タイトルが示しているとおりに、ダンシングビートが目一杯に弾けまくるご機嫌な曲。
ソウル☆ジパングに、ピッタリとフィットしていますね。
まるで彼らのオリジナルのような様相を呈してもいる。
一気にオーディエンスたちも最前列のフロアで、思い思いの振り付けで飛び跳ねています。
賑やかな光景を後方より眺めていると、情け容赦なき強引なまでのグルーブ波状攻撃に、いつのまにか自分も虜になっていることに気付いたくらいさ。



「マイアミ・サウンド・マシーンの先輩でもある伝説のKC&THE SUNSHINE BANDといえば?・・・・・」
(観客席から)「THAT’S THE WAY!!(笑)」
「正解!!THAT’S THE WAY!・・・・・1・2・3~イエイ!」(ミキサーがリバーヴをがっつりとかけてくれた!)
突発的にドラムスが連動して、スティック打ち鳴らしで渾身のカウント。
もうこの曲は下手な屁理屈なんか一切抜き。
開始と同時に、ドドッと舞台前は更なる芋洗い状態に瀕しています・・・・。
響き渡るドライヴィング・ソングに、各自が自由気ままで浴びるように身を任せています。
コーラスガール達も絶えずオーバーアクション気味に悩殺フィーヴァー、エモーショナルにフィーヴァー。
マサが事前にアドヴァイスしておいたのさ「プレイしながら踊ってね!」と。
だって洋楽史上、すべての垣根を越え全身全霊で爆発した曲なんだもん。
老若男女、世代も性別も国籍も関係なく、この手の曲ではじけないなんて、勿体無いでしょうよ。
弦楽器コンビも、思い思いのアタックにてフル稼働。
フィンガーピッキングでのランニング・ベースライン。
切れ味鋭いオオノ君によるギター・コード・カッティング。
8人体制による、うねるようなラテン系の贅沢極まりない編成は、まるでサンタナを見ているようです。
歯切れの良いハイハットもゾクゾクとそそるねえ。
彼が醸し出す多種多様なる打楽器の音壁が肝だよね。
レオくんが大股開きのオーバーアクションをバッチリ決めると、シャッター・チャンスを狙っていたカメラマン達がそれを見逃すはずもなく、即座にこぞって激写。
数人の即席ダンサー達は、彼の前ヘ陣取リ、一緒にプレイを真似しての決め記念ポーズ。
バンドと客が熱を放射し合って、見る見るうちに一体化。
その中心で常に陣取るのは、もちろん個性あふれるシンガー軍団。
セクシーヴォイス部門担当の彼女らのこと、水を得た魚のように場面場面で色々な顔をちらつかせてもくれます。
客も一緒に歌っています。
皆、ヘトヘトなはずなのにね。
喉が張り裂けそうなほどだよ。
だけど滅多に体現できないひと時なんだから、そんな雑念なんて吹き飛ばしてのトライ・・・・。
懇願されていたコーラスという大役を果たし終えたからね。
高々と掲げた右手振り下ろしを全員が注視。
エンディングはばっちりと完了だ!(トラブってるメンバーもいたけどね・・・・)
ああ、スッキリしたあ!!

ペットボトルの水を一飲みしてから「これでいいんだよ。
スペシャルヴァージョンでおおくりしました。
皆さん、満足してくれてますか?」
「イエ~ッ!!」
「サンキュー!ここにいる皆さんに盛大なる拍手を・・・・!!
この歌詞って、私はあのやり方が好き!アハアハ・・・を繰り返すんだよね!!」
もちろんドッと湧き上がる拍手の波。
堂々たる物腰で中心に佇むレオくんは、その声援へこたえる。
美味しいところ独り占めの状態で、心底気持ちがよさそう。
全身から発せられるオーラが半端ない。
ハルちゃんもホッとしたのか、満面の笑みを湛えている。
これでなんまら気が楽になったことでしょう(一部のメンバーらは納得がいかなかったようで、またすぐにでもこの曲にチャレンジしたいご様子)
ちなみにこの曲はSTAのレパートリーでもあるんだけど、つくづくこの日は取り上げなくて良かった・・・・と安堵。


「キッスで一番売れた曲をやります。
聞くところによると、これは皆さんお馴染みの創作ダンスでの使用回数が非常に高かったと言われています。
策士のキッス(というかジーンとポールが)がディスコブームに便乗したと大騒ぎになった問題作・・・・
まあ、物議を醸したそうが、結局のところは売れたモン勝ちだよね。
手拍子をお願いします・・・・アイ・ワズ・メイド・フォー・ラヴィン・ユー!!」
キッス黄金期のこいつをここにもってくるなんて、秀逸すぎる反則技!
幅広い音楽層に受けることは計算済みだね。
手を変え、品を変えては妙技の連発で勝負を挑んできたさ。
その貪欲なる探究心に乾杯。
もうここまできたら、これは単なるロックではなくアートの領域ですなあ。
多分これは、メンバー中一番のロックンローラーでもあるオオノくんのリクエストじゃあないかなあ・・・・!?
思いのたけを込めた、歯切れ良い、なりきりプレイを嬉々としてかっこよく「ギュィーン!」と展開。
連動して体を上下に揺らすお約束パターンともいえる動きに、観客達も一緒に大きく揺れている。
ハルコちゃんもシンセサイザーで効果音を「ピュイーン!」
へヴィメタル版ディスコティックに豹変だあ。
「コロナ感染対策はバッチリとよろしくお願いします!
残すところあと32曲となりました((´∀`*))」

もはや泣いても笑っても正真正銘のラスト。
泣く子もお漏らししちゃうと(!?)巷で噂の「ジンギスカン」でトドメを刺す。
70年代末期のディスコ・ブームにのって、放ったデビューシングル。
その名も「ジンギスカン」というグループ。
西ドイツ国内で4週にわたり1位を博す。
ヨーロッパにも人気は拡大していき、世界中で大ヒットした。
とかくディスコの曲って一過性の使い捨てっぽいイメージが強いけど、この曲は幅広い層に受けている。
特に日本人のツボには、うまくはまっているようで、今でも引っ張りだこ。
北海道日本ハムが試合に勝利した際、札幌ドームに爆音で雪崩れ込む賛歌。
ソウル☆ジパングの真骨頂の決定版。
余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎ。
皆、汗飛び散らかしての、はじけまくりで大合唱。
メイクが流れる汗で崩れてこようが、一切お構いなし。
ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しまくりで狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならではの醍醐味。
もう、たまりませんなあ!
感涙に咽び泣きそうだ・・・・。
こうなりゃあ、能書きなんか消し飛んで粉砕。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。

完全燃焼の大団円でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
本当にお疲れ様でした。

****この後には締め括りの、我らサッポロ・トランジット・オーソリティが、11人の猛者ズラリと居並び、度肝を抜くようなブラスロックをお届けしますよ。
覚悟はいいか、皆の衆!((´∀`*))

追記・・・・・ハルちゃんはこの後、札幌のキューブガーデンに移動して「稲葉美紀&ディア・フレンズ」にてオオトリ出演が控えています。
実はマサ&アキも同会場にて「パープル・ブリンガー」2回目のライブがあるのですよ。
お互いにワーカ・ホリックでんなあ((´∀`*))。****

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VOL,192 DEMO?FES?平和音楽祭6(DEBUKAMA KING OF KING編)

2022-09-12 11:50:10 | Live Photo
****ありがたいことに、このライブレポ―トは数多くの人々に読まれているようだ。
ライブ会場で会う人、会う人から喜びや感謝、絶賛の声をいただきます。
たまには辛辣なことを言う者もいるけどね。
まあ、色々な意見があるのは当然。
今後とも、機会を見てはコツコツとアップしていく所存であります。
よろしくね~~!!!****


2,13:15~13:45

会場の賑わいも益々過熱気味になってきた。
さあ、セカンドアクトの登場だよ!
「DEBUKAMA・KING・OF・KING 」
数年前には話題騒然なるCDも発売したのだ。

この日はジャンルもバラエティに賑やかなバンドが大挙して出演したんだけど、笑いの渦を絶えず巻き起こしていたのはこのバンドだ。
それに関しては、どのバンドも全く太刀打ちできませんでした。
見事の一言に尽きる。
足元にも及ばない。
自他ともに認める、コミカルでユニークでビックリ箱をひっくり返したようなバンドさ。
実は本番直前にキャンセルバンドが出て、急遽出演が決定したという経緯があります。


まずは男女が均等に在籍している・・・・・メンバーの紹介をば((´∀`*))。
アルト・サックスはこの日、STAとスタッフとしても大活躍のミユミユ。
ギター&MCはオスカルD(名句WAR IS OVERのプリントされた黒Tシャツを着用。眼鏡と白マスクに水色のキャップ。足元にはエフェクター・ボードを設置。使用ギターはエピフォンのシェラトン。ゴールド・パーツ。黒ボディカラー。ストラップは青)。
ベースにヴィーナス・ヒロミ(おおおっ!マニア泣かせなメーカーG&Lを使用。ブラック・ボディカラー。ローズ指板)。
キーボードにはダミアン・ツックン(YAMAHA MX-4Sを使用。麦わら素材のカウボーイハットを着用。オレンジ色のTシャツの胸には大きな文字で神々しくOUTDOOR。白いマスク姿)。
ドラムはペコちゃん。
以上、5人編成で繰り広げられるインストウルメンタル・ジャンル。


マサと、このメンバー達との面識も相当に長い。
事のハジメは ヴィーナス・ヒトミちゃんさ。
STAライブ開始当初、けっこう対バンしていたよね。
澄川で開催されたライブイベントで、ひとみ嬢はGSバンドに加入していて華やかなるパフォーマンスを演じていた。
あれはインパクト絶大で、生涯忘れることができないよ!
その後は、練習スタジオでもちょくちょく会ってもいた。
そして、遂に「DEBUKAMA 」結成に至ったのだ。
STA独占企画「リブレーション・ボタ山音楽祭」出演のために、遠路はるばる夕張まで出向いてもくれました。
活動が軌道にのると、ライブの度にメンバーが増えていって現在に至るのだ。
今回、DEBUKAMAとの再会は数年ぶり。
しかも、初めてNEW・DEBUKAMA・PROJECTを見れるというわけで、期待にワクワクしていましたよ。

もうねえ、本番が始まる前のサウンドチェックの段階から、オーディエンス達から熱い注目を集めていました。
一体全体、何が飛び出すやら・・・・!?
あなたの想像・・・・それ外れています。
その数倍、度肝を抜かれること請け合い。

お待たせしました!
準備万端整ったところで、ゴーサインが出た。

STVアナウンス嬢が、バンドを懇切丁寧に紹介。
それに導かれる形で、「デブカマ・ショー」始まりだあ!!

オープニングナンバーからニンマリしちゃった。
豪快に「傷だらけの天使」をぶちかます。
(井上尭之バンド)
たまらないねえ。
思わず「あにき~~!!」と叫んでしまいそうだ。
伝説の青春アウトロー・テレビ・ドラマ。
70年代の若者たちにとっては、正に懐かしきバイブル。
無意識のうちに、ヒロが率いる「太陽にホエールズ」を思い浮かべちゃった。
イントロの第1音から琴線が震えっぱなし。
歯切れの良いギター・コードカッティングがかっこいい。
主旋律はミユミユがアルトで牽引。
でもねえ、どっしりと安定感のある、流れるような王道ベースラインも忘れてはいけないよ。
もうひとつ、ホンキートンク調の軽快なるピアノ・タッチも忘れがたい。
アレンジの要所要所にまで、うるさい輩どもがジックリと注視。
男顔負けなペコちゃんによる、パワフルでストレートなドラミングも特筆もの。
つまりは細部にわたってパーフェクトな楽曲ということ。
タイトでキャッチーな構成に、血沸き肉躍る。
一気に古き良き昭和の時代へとタイム・スリップ。
それに伴い、名シーンの数々が脳裏に蘇ってくる。
バカでっかいヘッドホーンをつけて、新聞紙を胸に当てて、瓶の牛乳、魚肉ソーセージ、コンビ―フ、クラッカーを食べたいよ((´∀`*))
なかなかにいいものを聞かせてもらった。
欲を言わせてもらえばパーカッションが入ると、よりグルーヴィーになる事でしょう。
あらら・・・あっという間に曲は終了。


「はい、サンキュー!!。
傷だらけのバンドということです(爆笑・・・・もうこの一言でデブカマ・ワールドに全員が引き込まれてしまった。もはや脱出は不可能さ)
天気予報どおり、秋晴れですねえ
バンドは結成6年目を迎えました。
2曲目に入ります。
寺久保エレナで‥‥ハイ・タッチ!!」
北海道が生んだ天才サックス・レディの代表曲。
音と音が、それこそハイタッチをしているように弾みまくるハッピーチューン。
道民ならば、連日テレビから流れているからこれを知らない人は皆無でしょう。
耳に馴染みのあるメロディ。
彼女自身の作曲だ。
爽やかに薫る風をまとって、メロディが美しい青空に果てしなく響き渡る。
まさに今の季節にピッタリなセレクション。
RIHWAのボーカル入りバージョンも有名だね。
雄大なる北の大地が思い浮かぶ印象的な曲調はインパクト絶大さ。
ミユミユの吹き鳴らす伸びやかで柔らかく、それでいて強さも感じられるサックスの音色に聞き惚れる。
魅力的なバック陣も、彼女を盛り立てるべく奮闘。
ギター、キーボードへとソロバトルを繰り広げる。
チームワークの良さがヒシヒシと伝わってくる。
皆、仲良しなんだろうねえ。
微笑ましい光景だ。
何よりも本人たちが心底楽しんでいるのが一番さ。
ライブならではの素敵な醍醐味。
だからこそバンド活動は面白くてやめられない。
もう病みつきのご様子。
和気藹々の雰囲気に好感が持てるよ。

「YEAH!!  ワザとにグダグダなハイタッチをやってしまったよん!!
はい、3曲目の大丈夫かなあ・・・・?
これは誰の曲でしたっけ・・・・?
ハービー・ハンコック??
まだ生きてるんだっけ・・・??!!
こうやっていつも殺しちゃうんですよ(;^_^A・・・・。
・・・・ウォーターメロンマンとカンタロープ・アイランド」
出た!!
ジャズ界の最先端をリードする第一人者。
もろに通受けするところも射程距離に置いているところなんかは憎い限り。
貴重なる瞬間に乾杯!
自然とアドレナリンも噴出するというもの。
ドライブするゴスペル調ピアノの渋い旋律に唸ってしまった。
今までの陽気な雰囲気から場面は一変。
グッとアダルトな奥行きあるファンキー・テイストもウネっていて中々に一興。
デブカマ軍団の許容範囲の広さには感服だ。
まだまだ驚愕の隠し玉がドッサリと控えているご様子。

ここでは弦楽器コンビが、左右のポジションから攻防を図る。

「カンタロープ・アイランド」は1964年リリースのアルバ「EMPYREAN ISLES 」に収録。
ハービー若き日の代表作品であり人気曲。
うるさ型の連中も、諸手を挙げてひれ伏してしまう、永遠に色褪せぬハードバップ。
ここではさすがのメンバー達も、真剣な表情を浮かべつつ、慎重に構えて噛みしめるように淡々と進行。
センスみなぎるテクニックを存分に披露。
息を飲むほどの正確無比なるテンションはマックス状態。

閑話休題・・・・・目の前に座っていたご家族。
お母さんがちびっ子たちを連れて遊びにきたようだ。
その中でもひときわ目を引いていたのが、ヤンチャそうな男の子が着ていたTシャツの背文字。
「困った息子です」
これには腰が砕けるほどにバカ受けしちゃった。

「ありがとうございます。
まだ、生きている人の曲をお贈りしました。
次は何でしたっけ??・・・・・
あ!?そうかあ・・・それではですねえ、ええ~~~・・・・
4曲目に参りたいと思います。
安藤まさひろさん、泉ひろたかさんが在籍のバンドで・・・・・
マジックという曲です!!」

1981年11月1日リリースのT-SQUARE5作目アルバム「マジック」に収録。
シングルのリリース日は同年10月21日。
これは、カナダでも人気沸騰してシングルカットされたんだよ。
フィリピン生まれのジャズ・シンガー、マリーンのカヴァーは大ヒットしたね。
こちらの「マジック」は知名度としても断トツ。
後半戦としては、申し分なき決定版。
力強いスネアのよる連打炸裂。
そこから次々と覆いかぶさるように追随してくる猛者たち。
レッドゾーン振り切れ寸前。
実はこの曲、アミちゃん、石川くんらが率いる「ミラージュ」の十八番でもある。
先月の小樽・北運河でも披露していたもんね。
ミラージュは本格的にT-スクエアの再現に尽力。
でもこのDEBUKMAは只者ではない。
サックスのソロからベース・ソロへと目まぐるしく見せ場が移動・・・・と、ありゃ!?
このベースによるディスコティックなリフは・・・・。
「髭ダンス」ではないか!!?
楽器を素早く置いたミユミユ&オスカルのコンビは付け髭姿になって、あの踊りを上手から中央へ繰り出す。
髭は落ちちゃったけど・・・・((´∀`*)ライブ後に楽屋前のテーブル上にその髭がひっそりと大役を果たして横たわっていました。
一見、毛虫みたいで、ギョッとしている人もいたりして愉快痛快)
ダメ押しとばかり、タイトルに引っ掛けて手品大会に変身した。
オスカル・マジシャンは次々と手品を展開。


「ありがとうございます。
引田天功さんに怒られるよね・・・((´∀`*))
ごめんなさい。
周囲からも、もういい加減にやめなさい、と言われています。
それでは最後の曲は葉加瀬太郎ちゃんでいきましょうよ。
お子様に愛の手を
・・・・・・情熱大陸!!」
2006年にリリースされたヒット曲。
同名ドキュメンタリーテレビ番組のテーマソング。
実は違う曲がオープニング曲に使用されていたのに、途中ゲスト出演した葉加瀬氏の演奏をいたく気にいったプロデューサーから作曲依頼があり現在にいたるのだそうだ。
しかも手渡された30秒の映像にピッタリとあてはまるように、たったの1週間で仕上げなければいけない。
あまりにも無謀な仕事。
でも自分の持ち曲から2曲を転用し、メロディをうまく組み合わせて完成させたのだそうだ。
こんなところにも目をつけるなんて、DEBUKAMA恐るべし。
これってヴァイオリンがメインなんだけど、そこのところはDEBUKAMAのバージョンで、目いっぱいに盛り上げていたよ。
ヴァイオリンのパートはそっくりそのまま、サックスに置き替え。
(4月のゴールドストーン・フレンズ・ライブでは、彦プロ・ゼロもこの曲を取り上げていた。
ヒコちゃんのギターをフューチャーする形でね)
淡々と鍵盤に正確な指さばきを刻むダミアン・ツックンの本気度が絶品で貢献度も絶大。
曲者ら全員が汗だくなんだけど、不敵な笑みは絶えない。
この場にふさわしき、全員が火花散るほどに怒涛のせめぎ合い。
メンバー一丸となっての全力疾走。
ほとばしる汗もなんのその。
ステージって想像以上に熱いんだよ。
どでかい灼熱の照明が後方にズラリと並んでミュージシャンを狙い、後方にはアンプが鎮座しているんだからね。
そしてバンドも白熱のパフォーマンスの連続。
これでは、ドリンクがはかどるのも納得だ。


「実は本日、虎の穴の代打で我々が急遽出演することになったのです。
4連続凡打ではありますが・・・・。
そんなわけで、もう最後の曲となりました。
なにをやるんだっけ・・・・?」
「ルーパン!!」
「そう、それですよ、ルパン三世(大野雄二:作曲。1977年10月25日リリース。オリコンチャートでは最高36位を記録)で締めくくりたいと思います!」
と、快調になだれ込むイントロ・・・・と、あれれれ??
手違いがあったようで、一旦、演奏はストップ。
気を取り直して再度、開始。
今度はバッチリと成功。
遂にフィナーレを迎えた。
余力を振り絞っての熱演。
ノリノリ、ノリノリ~DEBUKAMA♪は、疲れ知らず。
会場中、老いも若きもが、聞きなれたテーマの旋律を口づさんでいるよ。
烈火のごとく、サックス・ソロからギター・ソロへと見せ場を振り分ける。
更にはキーボード・ソロ、ベース・ソロとやりたい放題の暴れまくり。
心残りのなきように思う存分、納得のいくまでヴァリエーションを膨らませていく。
瞬き厳禁の完全燃焼!
あらら・・・・?どこからか現れたおじさんが、シャボン玉を次々と飛ばしてステージに彩を添えてくれる。
フワフワと漂う数多くの綺麗なシャボン玉を見ていると、童心に戻っってしまうね。
アベさんを筆頭に、会場全体が一体となってのダンス大会。
見るからにお祭り騒ぎの様相を呈しているよ。
満足感に満たされた表情がそこいらじゅうにズラリ。

めでたし、めでたし。
アニメソングでの大団円かい。


万雷の拍手を全身に浴びながら、思う存分に願いが叶った達は満足そうに舞台の袖へと駆け下りてきました。
こういう疲労感は何度味わってもいいものだ。
一度でも知っちゃうと病みつきで、やめられなくなっちゃうよ。
強引にやめてもすぐに疼いてくるし。

まずは名刺交換代わりのライブ。
そのわりには派手なご挨拶だったねえ((´∀`*))
今後の成長と仕込み、画策にも期待しているよ。

とにもかくにも、お疲れさまでした~~!!



****司会の鶯嬢が
「どうもありがとうございました!
すごくおもしろかったですよ。
今一度、大きな拍手を!!」
絶賛の嵐。
感嘆のエールが届けられた。
3バンド目にも、お馴染みのトリオが控えているよん!
やはり実力派のジャジーなピンチヒッターです。
よろしくご堪能くださいませ。
****





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VOL,192 DEMO?FES?平和音楽祭6(のんすとれす編)

2022-09-11 17:36:17 | Live Photo

会場内でずっと流れているBGMは
北海道のメンバー3人からなる「ハンバーガー・ボーイズ」
ミキサー・スタッフもハンバーガーボーイズのTシャツを着ているし、ミキシングルームの外壁にもハンバーガーボーイズのロゴがデカデカと描かれている。

1,12:30~13:00
「のんすとれす」

さてさて、会場内は賑やかなムードで盛り上がってきましたよ。
地元の家族連れや子供たちで和気あいあい。
延々と流れているBGMも、リズミックでご機嫌さ。

この日のライブイベントは、直前までスケジュール変更があってドタバタ続き。
まあ、結局は何のトラブルも起こることなく無事に終了しましたが・・・・。

バンドのキャンセルに次いで、新たなバンドが予定数よりも増え、持ち時間も伸びた(結局はどのバンドも、知り合いだらけだったさ)。
当初、エレクトリック・ドラムだったところも、ノーマルセットにチェンジ。

開演時間が迫る中、続々と到着するミュージシャン達。
よくよく見ると、懐かしい顔がチラホラ・・・・。
マスク姿だけに、よく見ないとわからないんだけど。

で、トップのバンド。
おお!!
メンバーとして在籍しているのは、もしかしてミキティとギューちゃんだろ!!??
我らがSTA初期ライブの頃、ちょくちょく対バンだった彼ら(STA初ライブの丘珠ウッドストックでも当然一緒だった)。
EGG絡みのイベントでは、お互いに良く刺激を受けたものだ。
10年以上ぶりの再会でしょうよ。
フェイスブックでは、以前から繋がっているけどね((´∀`*))
直接の会話は、本当に久しぶり。
でも即座にあの頃の気持ちに戻れるところがユニーク。
だって、2人はマサのツボにはまる曲ばかり演奏していたからね。
GER「孤独の叫び」、リトル・フィート「ディキシー・チキン」とか。
ミキティはいつもペイズリー柄のピンクのジャズベースを弾いていたような記憶がある。
でも今回はキーボードを担当。
多才なレディだ。
ギューちゃんは、相変わらずテクニカルなギターplayで圧倒してくれた。
益々、腕をあげたね。
あの頃、マサに刺激を受けて購入したという袖にスダレがたくさんぶら下がっていたジャケットのことを聞いてみた。
「あれはもう手放しました」とのこと(;^_^A
それと、もう一つ驚愕のお話。
STAのキーボード、アキとギューちゃんは幼馴染なのさ。
というか、アキの弟さんとギューちゃんが同い年。
よくアキの家に来て、ファミコンゲームをして遊んでいたそうです。
その頃は「ウシくん」と呼ばれていたそうだ。
2人は長い事、当時の話題で話し込んでいたよ。
こういうところなんかも、ライブイベントの醍醐味さ。

さあ、「のんすとれす」のサウンドチェック。
その際にマサは、色々とこのバンドの詳細をたずね歩いた。
スタンバイはオーケー!
公開リハーサルを終えたあとには、しばしの小休止。

「のんすとれす」のカバーする音楽は、な、な、なんと、あのレキシ!!
このユニットは活動初期からずっと注目していた。
元々CSで放送していた音楽番組にレギュラー出演していた「スーパー・バター・ドッグ」の個性派コンビからして強烈な印象を残していた。
ユルユル感性だけど、実力十分の永積タカシはハナレグミで大ブレーク。
で、相方のアフロ&髭がトレードマーク、池田貴史はどう出てくるのかなあ・・・・と思っていたところでの、このレキシだ。
元々、日本史に造詣が深かったとは全く知らなかった。
そうでなかったら、あそこまでマニアックな曲制作はできないはずだしね。
とにもかくにも、楽しさ一杯に歴史の勉強もできるのだから超お勧めさ。

「のんすとれす」は、よくぞまあ、この複雑難解なジャンルにチャレンジしたものだ。
心から熱烈なる拍手をおくろうではないか。
ソウル、ファンク、ロック・テイストてんこ盛りに、グイグイと強引なまでにコミカルミュージックを轟かせてくれました。
オープニングバンドからしてこの勢いとは、末恐ろしや・・・・。
実際、この日のミュージック祭典はゴージャスそのものだったんだよ。
しかし、ミキティとギューちゃんが、この手のジャンルにも着手しているとは知らなかった。
許容範囲の広さには定評があったもんなあ。

バンドは6人編成(女性メンバーが2人在籍)。

ミキティはキーボード&コーラス&MCを担当・・・・というかメンバーそれぞれがトーク形式で和やかに進行していた(ローランド06を使用)
ベースにはジョニー(フェンダーのジャズベース5弦を使用。ローズ指板。ボディはそうとうに年季の入った3トーンサンバースト・ペイントが施されていた)
ギューちゃんはギターとコーラスを担当(3トーン・サンバーストカラーのフェンダー・ストラトキャスターがトレードマーク。ローズ指板。これを巧みなるエフェクト操作で演出効果を発揮)
フロント・センターに陣取るリードボーカルはひっしー。
パワフルでテクニカルなドラマーはキヨシくん。
上座に構える巨漢ギタリストはフクちゃんだ!(メタリック・レッドのピーヴィーを使用。ローズ指板)。
メンバー達には「レキシ・ネーム」も存在します。

このバンドの芸が細かいところは、前面モニター間に置かれた画用紙ボード。
曲ごとにめくられる、マジックで書かれたタイトルがやたらと目を引く。
それに伴って小道具まで飛び出す。
応援団も皆が皆、手にしている同様の小道具。
仕込みはバッチリというアンバイさ。
手回しが心憎いほど。
更にはメンバー全員が「レキシ」のオフィシャルグッズでもあるTシャツを着用していること。
デザインは和服が正面に描かれていて、背中には「レキシの七つのお祝いに」とご丁寧に記入。
ひっしーのみ白。
他5人は黒。
ただしフクちゃんはピッタリのサイズがなかったために、ひっしーが手作りしてあげたんだそうですよ。
麗しきメンバー愛が漲るお話だ。
よくよく見ても細かな部分まで精密に作り込まれていて、オリジナルとは見分けがつかないよ。
凄い才能だなあ、と感服。
それやこれやも含めて、TOPのバンドとしては贅沢な采配。

このバンドは札幌、旭川、岩見沢在住とバラバラ・・・・。
更にはコロナ禍もあり、リモートでのリハーサルを繰り返してきたんだそうです。

そしていよいよ開演の時間だ!
応援団もドッと客席に駆けつけてくれたよ。
まことに心強いことだね。

STVのアナウンサー嬢が上手ステージ下からマイクを手にバンドを紹介。
「日本史を散りばめた音楽で、一気にタイムスリップしましょう!!」

添付の写真も合わせて、臨場感を味わってくださいませ。
ミュージシャンよりもド派手に着飾ったアベさんは、もう我慢ができないという表情でダンスモードに突入!

例のボードには「心労御無用」の文字が。
思いっきりはじけまくっちゃう所存。
その心意気に乾杯さ。

1曲目は歴史を追って・・・・「狩りから稲作へ」
この曲はレキシ・ライブの定番。
2011年リリースのアルバム「レキシ」に収録。
これ、よくテレビでも見た印象的な楽曲だ。
静かでドラマチックなピアノによるイントロからスタート。
徐々にサウンドが熱を帯びていき、情け容赦なき世界へと誘う。
タイトルが示すとおりに、メンバー以外に観客たちも稲穂を手に左右へ振りつつリズムに乗る。
アイデア賞ものだよね。
発想の妙の勝利だ。
モチーフがモチーフだけに、膨大にネタは発掘できるしなあ。
権利関係も問題ないし。((´∀`*))
欲を言わせてもらえれば、縄文土器、弥生土器、ドングリ、ナウマンゾウ、毛皮、矢じりも小道具に使ってもらいたいなあ。
やっぱり大変だよねえ・・・・ドングリや矢じりは小さいから目立たないしなあ…(-_-;)
各自で想像を膨らませて、日本史の愛にどっぷりと浸り切りましょうよ。
これって実は現代人にも相通じるラブ・ソングなんだよ。
ジックリと歌詞の内容を読み解いてみてね。
ひっしーとギュウちゃんによる、正確無比なツインボーカル。
中間部に差し込まれるラップも見事。
「高床式」「ネズミガエシ」って面白い!
こんな言葉がロックに使われたのは初めてのことでしょう。
それでいて、全く違和感がないところが素晴らしい。
PVも秀逸。
コミカルな歌詞と、カッコいいギュウちゃんのギターワーク。
卓越したソロは折り紙付きだったから安心して見ていられる。
ややトレブリーなトーンが彼の特徴なんだよね。
ジャストなセンスみなぎるピッキングが魅力的に冴えわたる。
この瞬間に掴みはバッチリ!!


「先ほど、ご紹介を受けました、のんすとれすです、v( ̄Д ̄)v イエイ!!
レキシのコピーをしています。
今日は平和音楽祭に来ていただきありがとうございます。
たくさんキッチンカーがあるから、飲んで食べて遊んで歌って踊ってくださいね!・・・・・・・・・どうしましたか??・・・・」

ベーシストにMCバトンタッチ。
「次のねえ・・・・皆さん、年貢を納めていますかあ!?
払えない!?
そろそろ納めないといけないよ。
ハラハラしているんでしょう((´∀`*))」
「お前も年貢にしてやろうか!!?」
「それ言うタイミングを、ずっと狙っていたんでしょう!!」(爆笑)
「年貢FOR YOU 」
2014年6月4日リリースの4枚目アルバム「レキシ」に収録。
これってウエディング・ソングなんだとか。
じわじわとこみあげてくる、おかしみがたまらないなあ。
一発芸や悪ふざけなんかじゃあないよ。
クオリティの高いポップソングとして、最早立派な1ジャンルを堂々と確立している。
ここでもツインボーカルをフューチャー。
その後は男女交互に歌を振り分け、ユニゾンに戻る。
爽やかな曲調と、バックでオシャレに延々と鳴っているギュウちゃんのギター・フレーズも絶品。
ちゃんと韻を踏んでいるリリックも笑えるしね。
この曲のPVもお勧め。
それはともかくも、カレーライスなどのいい匂いがそこいらじゅうに漂っていてそそられるよ~~~!。
レキシは業界人にも人気は絶大。
マニア心をそそる題材だけに、それも理解できるというもの。

「今の曲は秦基博(歴史ネームでは、旗本ひろし)がフューチャーされていますね。
次の曲は家督についての歌です。
相続とかのあれです。
どうしよう…跡目継ぐ際に悩みますよねえ・・・・。
そういうストーリーを歌にしました。
皆さん、これはコマーシャルでみたことがあるかも・・・?!
曲のPVはジャーニーのセパレート・ウェイズのオマージュ&パロディです。
後でそのビデオを続けて見てください。
ちょっとやりすぎなくらいダサくて汚らしい作りになっています。
レキシにかかわる人々にはレキシ・ネームが付けられています。
たとえば松たか子ならば、森の石松とかね。
そこで我々もそれにあやかって、命名していただきました。
あ!?誰も知らないかあ・・・・。(;^_^A
その紹介は後ほど??・・・・・どうなってるんだあ??
話を戻して、その家督のミュージック・ビデオには、フランキー・ファビアン、マテンロウ・アントニー、デニス植野が出演。
その後、アントニーには大砲の弾、植野にはペレー来航、ファビアンにはフランシスコ・ファビエルのレキシネームを贈ったのですよ。
歴史上の有名人の名前をもじっています。」
「こいつ、着地を失っている((´∀`*))」
「この曲は聞いたことがあるかな!?
そろそろやりますか・・・・カトク!(家督)」
2018年リリースの6枚目アルバム「ムキシ」に収録。
2017年4月26日発売の2枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高17位を記録。
唯一無二のオリジナリティに溢れた空気感。
独創的なアレンジの世界にドップリと溺れてみるのも一興。
洋楽テイストで疾走感もあるドライビング・ミュージックでありながらも、
メローでキャッチーな究極の癒し系メロディーに酔いしれてみてくださいな。
ツボにはまりまくること、請け合いだ。
粋な賞賛の声が多数で嬉しい限り。
随所に散りばめられた捻りまくりの不思議な言霊に思わずニンマリ。
パンチ力のある笑撃的な狙いは的中でしょうよ。
圧倒的で絶妙な遊び心の演出は確信犯。
それにしても、PVには妙に感心しつつも抱腹絶倒をお約束しますよ。
それくらいによくできています。
「のんすとれす」がくどいくらいに力説しながらも猛アピールするのもわかるわいなあ。
よくぞ教えてくれた。また新たなお宝発見に大感謝。


「メンバー全員がレキシのオフィシャルTシャツを着ています。
ただサイズはXLまでしか売ってない・・・・。
体格のいいうちのベーシストまでは限界。
ギターのフクちゃんのものはひっしーが手書きで制作してくれました。
世界に1枚だけの特注です。
しつこいようですが5人は正規商品です。
ちょっと日差しが暑い・・・・でも気持ちいい風も吹いてきたね。
時間の方は大丈夫ですか?
さあ、最後の曲ですよ。」
「ええ!!??・・・・」
「え~~っという声が・・・
今日はいい天気じゃあないですか。
キラキラしてきた。
キラキラ星という曲がありますよね。
それに引っ掛けた曲をやりたいと思いますので、キラキラした心で聞いてください・・・・・
あ、MCを噛んじゃった・・・・
よく練習しているのに…(-_-;)
手綱をギュッとしめて・・・・・」


ラストの4曲目はレキシネームのメンバー紹介も絡めての「きらきら武士」
2011年3月16日リリースの2作目アルバム「レキツ」に収録。
椎名林檎が「DEYONNA 」名義で参加していて当時は話題騒然だった。
ここでも小ネタがふんだんに盛り込まれている。
「キラキラ星と武士」
海外では「キラー・キラー・pussy」
やばすぎるよ‥‥(-_-;)
序盤の血沸き肉躍る、クオリティの高い硬派なドラムサウンドとおふざけ感覚の歌詞とのギャップに魅了されちゃう。
もう最後だからなのか、猛然と爆発力が増してきたよ。
ギューちゃんのグルーヴィーなカッティングと、スティックで刻まれるキレッキレのハイハットが、一段とヘヴィーな唸りで轟いている。
アンサンブルの響きもより厚みが増してきた。
燃え上がる情熱の叫び。
魂を込めて、時代を超越したラブコールの連発。
会場が一体となって両手を頭上高く掲げて左右に振ります。
ミキティはお孫さんに初めてライブ演奏する雄姿を見せられたとのことで誇らしげだ。

****清々しい表情に汗が滲むメンバー達。
各自、満足げに笑顔を浮かべている。
やり切ったという喜びでいっぱいだ。
本当にお疲れ様でした。
トップバッターの重責を余裕でクリアしてくれたね。****














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VOL,192 DEMO?FES?平和音楽祭6(PROLOGUE)

2022-09-10 19:05:37 | Live Photo

2022,9,4(SUN)
主催 デモフェス実行委員会
樽川519-2

北海道の夏は短いのだ。
よって、屋外でのライブは、ごく限られた期間にしか開催されないのさ。
秋に入りかけると、すでに肌寒いんだもん。(経験済み)
そういうわけでして、我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYは、先週、小樽北運河サウンドエナジーに出演したばかりではありますが、ホッと一息を付く暇もなくすぐにライブだ。
これって超久しぶりのハードスケジュール。
数年ぶりだなあ。
一応ちゃんと8月と9月に振り分けはされているからなあ。
下旬と上旬として・・・・。

今回のライブの開催地は樽川・・・・と言ってもピンとこないあなた。
STAとしては初の石狩です。
あの世界的にも有名な「ライジング・サン」のすぐ近所。
この樽川ライブイベントも数年前からコンスタントに開催されているようで、地元にとっては馴染み深いお祭り。

入場無料で広いパーキングも無料。
会場入り口手前には、コロナ感染防止用の消毒スプレーもしっかりと設置されている。
美味しいキッチンカーが大挙して出店。
トイレ、楽屋ももちろんあります。
見るからに手作り感覚の催し。
会場を探すのに苦慮しそうな方は、樽川神社を目指してくれればバッチリさ。

かくいうマサは早めに会場入りして、裏手にある神社でライブイベントの成功を祈願。
真横には懐かしい「二宮金次郎」の石像が、暖かい視線で見守ってくれていました。
よっしゃあ、これで勇気百倍さ!。

会場内にはSTAFFルームやゲーム・コーナーなどなど数多くのテントが設営されている。
客席もズラッと並べられている。
賑やかなBGMが場を盛り上げる。
あれ!?この音楽は「ハンバーガー・ボーイズ」!?
北海道のテレビ番組のコーナーで、各地テーマソング制作をライフワークに活動中の実力派バンドだ。
ミキサーHOUSEを覗くと、外壁一面に携わったミュージシャン名がズラッと記入されている。
もちろん「ハンバーガー・ボーイズ」の名前も。

早速、忙しそうにしているスタッフの皆さんに軽くご挨拶。
名刺も交換。
司会の可愛いお姉さんにもね。
彼女は、な、な、なんとSTVのアナウンサーの方。
どうりで言葉使いや声質や表情が違うもんなあ。

ミキサーの方には、ワイヤレス2機の周波数帯域を伝える。
司会者のお姉さんには、読み上げてもらうべく用意してきた文章の「用紙」を手渡してバンド名コールのタイミングを説明する。

そうこうしているうちに、続々とお客様たちが来場。
普段のライブイベントとはちょっと客層が違うね。
ちびっ子たち、家族連れ、年配の方々が目立つ。
近所の人達もフラッと立ち寄ってくれたみたい。
マサの知人達も応援に駆けつけてくれた。

中には常連の顔なじみもチラホラだ。
俄然心強いね。

ステージはゴールドに光輝く大型トラック。(ここまでの流れは写真参照の事)
これが想像以上に神々しくて立派。
期待感がワクワクと増幅。
機材類も高級感に溢れている。

実はマサ、ファニーは数か月前にも「開催」されていた、このイベント会場に訪れていたのさ。
エンちゃんが率いるラテンバンドが出演するとのことで、応援と視察も兼ねてね。
ところが、その日はめちゃくちゃに激しい砂嵐が勃発。
上空は茶色く濁り、突風で設備は吹き飛び、とてもじゃあないけれども、イベントどころではなかった・・・・。
残念ながら中止だったのさ。

でもこの日はそんな心配はご無用。
快晴!!
晴れバンドの面目躍如。
日焼けしちゃったくらいだ。
これでなんの雑念も持たず、本番に臨めるというアンバイだ。

音楽の祭典を待ち焦がれて走り回っているちびっ子たちは、すでにシャボン玉、ヨーヨー遊びや食べ物、飲み物を楽しんでいるではないか。
なんとも微笑ましき光景。

出演バンドは5つ。
直前までドタバタとキャンセル勃発で入れ替わりや、バンド数、持ち時間やらに変更があって落ち着かない感じだったけれども、蓋をあけてみれば全てにおいて何らトラブルなし。
和気藹々の雰囲気の中でユルユルと進行。
数々の食べ物の良い匂いが漂う中で、対バン達も到着しましたよ。

お互いの近況報告やら情報交換にと会話も弾む。

さてさて、舞台に設置されている機材、楽器関連にも目を向けてみようか。

ギターアンプは2台で
マーシャルJCM-900
ローランドJC-120
ベースアンプはヤマハ。
序盤のヤマハは対バンの持ち込みアンプで、後半で入れ替え。
ドラムセットは最初、エレクトリック・ドラムだと告げられていた。
ところが、数日前にノーマルなものにするとの連絡。
パール製の黒シェル。
モニタースピーカーはEV・・・・と万全の体制。

まずはオープニングアクトのリハーサルとサウンド・チェックが始まった!
このバンドが色々な意味でエキサイティングだったのだ!!

それでは長々とした序章ばかり書いていると、また文句が出るので、そろそろライブ・レポ―ト本編に突入するとしようかい。
ARE YOU READY!!
OH,YEAH!!!






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VOL,191 ~小樽・夏の終わりの~北運河サウンドエナジー11(BARRY TOWN4編)

2022-09-07 11:43:32 | Live Photo


会場内に流れるBGMはクリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」
そして、ザ・ビートルズで「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」と「レヴォリューション」だ。

13,17:25~17:45
「BARRY TOWN4」
地元・小樽からの参加で初出演です。
70年代のロックを思いっきり披露。
さてさて、このバンドは名前はちょくちょく見聞きしているのではありますが、見るのは初!
それもそのはずで、マサがちょくちょくお世話になったり、的確なるアドヴァイスをもらっている小樽ロックバー「レノンセンス」マスターが定期的に主催しているビール園「サンディ・ミュージック」の常連バンドなのです。
いつも頼りになる可愛い弟分のサッサも、もちろんこのイベントにはなくてはならない吟遊詩人(スナフキンとも呼んでいるさ((´∀`*))。
彼はこのバンドとは懇意にしているとのことで詳細を教えていただきました。
サンキュー、サッサ!!

バンド名に新たに「4」が付いていたから4人編成。
そこに途中からゲストギターが合流して最終的には5人組で落ち着きました。
人数が人数だけに演奏時間が短めだったのが唯一悔やまれた点。
でも、ドラマティックな展開を存分に堪能させていただきましたよ。

メンバー紹介をしますね。
ギター&ボーカルはシゲさん。(茶色のボディカラー・テレキャスターを使用。ローズ指板)
ギターはホンマさん。(グレーカラーボディのポール・リード・スミスを使用。ローズ指板。アームバー付き。白マスクを着用)
ドラム&コーラスには紅一点のユキさん。(白黒ドットのシャツがなんまらチャーミング。絶えず笑顔を振りまきながらのドラミングが印象的。スティックはオシャレで情熱的な赤。ヘッドセットマイクを装着)
ベースはイシヤマさん。(黒いフェンダーのプレシジョンシェイプ・ベースを使用。ローズ指板)
そしてスペシャル・ギターにユリノくんという編成だ!!(キャンディアップルレッドのボディカラーのストラトキャスターを使用。ローズ指板。黒いマスク姿)
ユリノくんとは何度も小樽屋外イベントで対バンご一緒していたね。
それは泣く子も腹を抱えて笑い転げる「蘭島発動機」だ。
最近はパーティーズのギターも担当しています。
益々アクティブな活動に専念しているようでうれしい限り。

それでは前置きが長くなったのでそろそろライブレポートに突入することにしようか!!
全4曲をサクサクと進行。


1曲目は「ディ・アフター・ディ」(薄幸運命のバンド、バッドフィンガーの代表作品)
1971年リリースのアルバム「ストレート・アップ」に収録。

同年11月10日発売のシングル最高位はアメリカで4位を記録。
でもねえ、日本の洋楽チャートでは堂々の1位なんだよ。
しかも2週連続というオマケ付き。
もうねえ、マサはこの最も愛するイントロが始まった途端、感動に打ち震えてしまい鳥肌が立ちっぱなしだったよ。
いかにもジョージ節炸裂のスライドギター音色からして、骨抜きにされる。
マニア垂涎で感涙にむせぶよ。
よくぞ、カバーしてくれました。
取り上げられそうでいて、中々聞くことのできない元祖パワーバラードと言える不思議な曲が轟き渡る。
もちろん大ヒットした。
長年、憧れていた渋くて素晴らしい絶品の楽曲なんだもん。
「来る日も来る日も」という意味なのは、この曲で覚えました。
一瞬で中学生時代にタイムスリップさせていただきました。
憂いを含んだ歌声、柔らかなギターコード・ストローク、シンプルなメロディがバッチリと響く中、甘くほろ苦い青春の思い出をプレイバックさせてくれる。
(ちなみにジョー・ジャクソン’82年のヒット曲ブレーキング・アス・イン・トウは思いっきり歌メロを借用していますよ)
コーラスワークもバッチリと決まっていて泣ける。
わかりやすい抒情性を湛えていて正にパーフェクトだ。
悲劇のバンドと言われつつも周囲が想像もつかなかったほどの才能を発揮し傑作を次々と生み出した(ウィズ・アウト・ユー、メイビー・トウモロウ、嵐の恋、明日の風などなど・・・・惚れ惚れしちゃうなあ)
だってビートルズの遺伝子を引き継ぐ形の肝いりでデビューしたんだよ。
特にジョージ・ハリスンの力の入れ具合といったら半端なかったぐらい。
実力と歴史に残る名曲が多いわりには、知名度が低いのは悲しい事。
伝説の「バングラデシュ・コンサート」にも脇役ながら出演していたっけね。
その後3人が鬼籍に(2人は自殺・・・・)
現在はジョーイ・モーランドが「モーランドズ・バッドフィンガー」として活動中。
なにはともあれ、不器用で、突出した個性もなく、とりわけ革新的なチャレンジを試みたわけでもないバンドだけど、残された数々の楽曲は永遠に色褪せることはないであろう。
そう考えると、なおさらの事、このサウンドが胸に染みてくるでしょう。

2曲目は正直な話、よくわからなかった。
周囲に聞いても誰も不明・・・。
ここで先のレノンセンス・マスター堺さんにお尋ねしたら即答!
「有名な曲だよ!」とのこと。
しかもギター&ボーカルのシゲさんは堺さんの故郷後輩とのこと。
それは心強い!!
ちなみにバリータウンはその日のセットリストによってメインボーカルが替わるそうです。
話を戻します。
ザ・クラシックスⅣの「ストーミー」
1967年リリースのアルバム「ザ・クラシックⅣフューチャリング・デニス・ヨスト」に収録。
キャッシュボックスでは最高位2位という大ヒットを記録しました。
ここ日本でもヒットしましたよ。
だっていかにも日本人受けしそうな曲調だもんね。
サンタナの1979年にカバーしています。
アルバム「インナー・シ―クレット」に収録(これは持っている!!!官能的だ)
歌は世につれ、世は歌につれ。
そこはかとなく懐かしさのあまり、郷愁を誘う記憶の扉が開きっぱなしで、雷に打たれたようなノスタルジーに浸りきってしまいました。
この日の演奏曲中、もっともセンスの良いマニアックなセレクションではないでしょうか。
これは思いっきりのボーカルバンドですね。
ソフトサザン・ロックの代表格。まだまだ自分の知らない素敵なバンドや曲が膨大にあると痛感した次第(当たり前だ!!堺さん、ありがとうございます)
つくづく勉強になるなあ・・・・。
調べてみたら、アトランタ・リズム・セクションの前身バンドだったのですね。
奥が深い・・・・う~~む・・・・キャッチーなところがツボにはまって、病みつきになりそう。
ここではじっくりと腰を据えて聞き入るのも一興。
何から何まで爽やかすぎるなあ。


3曲目は「呪われた夜」
1975年6月10日リリースの4枚目、同名アルバムからのシングルカット。
アルバム、シングル共に全米1位を記録した。
古き良き70年代アメリカンロックの象徴ともいえるイーグルス代表作品の一つ。
それまでウエストコースト系バンドの中の1つだったイーグルスがこれ一発で数段洗練されてステップアップした曰く付きの成功作。
完全に初期ののどかなカントリーロック風情からの脱皮に成功したけど、失ったモノも大きかっただけに微妙に複雑な気持ちにもなっちゃうんだよね・・・・・
イーグルスは大好きだけど。
奥行きのある第一音が飛び出した瞬間に、あの象徴的な異様に不気味なアルバムジャケットが目に浮かぶ。
多分にレイドバックしたパワフルで多彩な曲調、全くハッピーじゃないダークでシリアスな歌詞の内容に導かれながらも。
バリータウン4はご丁寧にもシングルversionではなく、忠実にアルバムでのソウルフル・テイクに猛チャレンジ。
拘り具合が如実に反映されているね。
よりハードでファンキーにドライブする、定番中の定番ともいえるウネリのR&Bサウンドがご機嫌さ。
特筆すべき点は、なかなかに腰のある一種独特なる骨太なベースライン。
ランディ・マイズナーの真骨頂ここに見たり!
ファルセットのコーラスも新味。
ハスキーなキラーヴォイスも色気ふんだんにあり。

その流れのまま、アッという間にラストナンバーの時間だ。
3曲目があれならば、もうしかないよね。
「ホテル・カリフォルニア」
1977年2月22日発売の同名アルバムとシングル。
当然ビルボードやカナダでは第一位を記録。
広く愛され現在もスタンダードとして定着したね。
驚愕のトドメともいえるモンスター級が静かにかつ確実に始まった。
これ以外に考えられない究極のイーグルス。
ここでユリノくんが下手よりギターを抱えての登場。
そうなのですよ。
ご本家はトリプルギターだもんね。
サッサが厳しい表情でガン見しているではないか。
世界中の洋楽ファンでこの曲を知らない人はいないと言われるくらいに浸透しているアンセムだ。
満を持して、タムタムの連打からたっぷりとタメを効かせてのボーカル。
徐々に熱を帯びていくストーリーと巧みなるアレンジ。
感動的どドラマティックな展開に誰もが引き込まれてしまう。
後半のギターソロバトルが最大の聞かせどころ。
もはやここまできたらアートだよね。
エモーショナルなピッキングで咽び泣き。
そして突然のエンディングがショッキング。

本当にお疲れ様でした。
またすぐにでも見たくなるバンドでした。
個人的にも琴線を振るわせる部分があちこちにあって一切だれるシーンがなかった。
まだまだストックはさるんでしょう。
それは次の機会のお楽しみさ!!

****残すところバンドはあとわずか****





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VOL,191 ~小樽・夏の終わりの~北運河サウンドエナジー11(札幌のオアシス編)

2022-08-29 23:01:15 | Live Photo
まずはステージ上にセットされており機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC。
ベースンアンプはご存じのハートキー。
ドラムセットは茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルとJCの2台が用意されている。

1,10:30~10:55
「札幌のオアシス」
初出演だ!
オープニングから極上の渋いバンドの登場。
もったいないくらいだ。
あのオアシスのカバーだよ。
いるようでなかなかいないよね。
センスの良さが伺えるセレクションにも思わず唸ってしまいした。

編成は5人。3人が白いマスクを装着。
ベースに紅一点のオダさん(ジャズベースを使用。2トーンサンバーストのボディカラー。
ローズ指板。バンドの詳細インタビューに、ご協力していただきました。サンキュー!!)。
ツインギター構成で、まずは立ってのプレイヤーはクボさん(サンバーストのレスポール。ボーカルも担当)。
イスに座っての方はハマバタさん(黒のレスポール・カスタム)。
キーボードはカマダさん(リードボーカルも兼任)。
そしてドラマーはチバさん。

さてさて、鶯嬢のヤチヨさんの軽快なるバンド紹介に導かれてライブはスタートしましたよ!
1曲目は「アクイース」
1998年4月24日リリースのシングル。
アルバム「ザ・マスタープラン」に収録。
ファンの間で特に人気の高い曲。
本家のライブでも頻繁に披露されていた。
軽快かつ過激すぎる歪んだギターによるコード・カッティングを合図にウネリまくるサウンドがかっこいい。
疾走感にも溢れていてこれから繰り広げられるステージに期待ワクワクだ。
淡々とプレイに専念する5人もしたたかなる面構えにふてぶてしささえ滲み出ている。
それにしても轟き渡るドライビング・ビートは重く分厚くって迫力満点さ。

これで掴みはオーケー!。
さあ2曲目には何が飛び出すの!?
「リブ・フォーエバー」
おお!!
感動的なナンバー。
1994年8月8日リリースのシングル。
アルバム「オアシス」に収録。
イギリスチャートでは最高10位を記録。
フジテレビ系列の深夜音楽番組「ビートUK」では1位を獲得。
一転してミディアム・テンポで刻みつけられるドラムによるイントロから導かれるように歌われるメッセージ・ソング。
グランジ系のミュージシャンたちが死や自己嫌悪について歌うことに怒りを覚えて「永遠に生きる」宣言の元で制作された。
ネガティブな精神状態に方々・・・・もっと明るい希望を持とうよね。
そんな歌詞の意味を知ると曲の奥深い精神性に考えさせられちゃうなあ。

3曲目「スタンド・バイ・ミー」
このタイトルは、あのベンEキング永遠のスタンダードに起因している。
1997年9月22日リリース。
通算14枚目のシングル。
通算3枚目のオリジナル・アルバム「ビイ・ヒア・ナウ」に収録。
全英チャートでは最高2位を記録。
同じフレーズや同じメロディーで弾き語り風にリピートされる部分は、デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」や、自身の「リブ・フォーエヴァー」に類似しているが、ノエル曰く「コードを変えている」とのこと。
それでも、やっぱりそっくりなんだけどさあ・・・・。
彼らのバックボーンがそこかしこに見え隠れしているね。
聞き込むほどに癖になるような名曲。
しかし、オアシスってプライベートな事案をヒントに歌が作られていくんだけど、なかにはユニークすぎる内容もあって微笑ましい。
ノエルがロンドンに引っ越した際に母親からきちんと食事を摂っているかうるさく言われたために自炊を始めたのはいいんだけど、そのせいで食中毒になってしまったことを歌にしたもの。
笑えるでしょう。
「札幌のオアシス」もマイペースで進行。
序盤は緊張感があったけれども、この辺に達してようやく体もほぐれてきてリラックス・モードに入ってきた。

「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」
1996年2月19日リリース。
アルバム「モーニング・グローリー」に収録。
2作目の全英&アイルランドでチャート1位を獲得。
世界中で愛される凄まじいくらいのビッグ・アンセム。
ライブで大合唱が起こるくらいなんだから。
クオリティの高さ、評判の良さからもそれはよくわかる。
ジョン・レノンの「イマジン」を彷彿とさせる魅力的なイントロも当時は大きな話題になった。
鳥肌が立つほど、鮮明に記憶している。
何度繰り返して聞いても、不思議と曲の強烈な世界観にいつの間にか引き込まれてしまう。
「札幌のオアシス」もリスペクトをたっぷりと込めて懇切丁寧に再現。
感動的ですらあるね。
最大の山場を迎えた。
身震いしちゃった。

アッという間にラスト。
「モーニング・グローリー」
ふさわしいねえ。
1995年10月2日リリース。
同名のアルバムに収録。
イギリス、オーストラリア、スイス、スウェーデン、ニュージーランドで最高チャート1位を記録。
爆発的な売り上げを記録して彼らを一気にスターダムへと押し上げたキッカケともいえるアルバム&楽曲。
多少ノイジーでトリップなアレンジもある意味では快感。
「札幌のオアシス」も完全燃焼できたかな。
オアシス・マニアなんだろうねえ。
そうとうに皆、詳しいんだろうなあ。

ヤチヨさんがメンバーにインタビュー
ライブの感想を求めると「とても楽しかったです!」

お疲れ様でした。











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VOL,190 おたる浅草橋オールディズナイト19(HIKOBAND FOR TOKIO編)

2022-07-25 05:18:15 | Live Photo
本来ならば、この次に我らが「SAPPORO TRANSIT AUTHRITY」のライブ・レポートが華々しく掲載されるんだけど、それは最後のお楽しみとして取っておきましょう!
よろしくね~~!!

会場内に流れているBGMは「君の瞳に恋してる」(ボーイズ・タウン・ギャング)、「サニー」(ボニーM)


10,17:40~18:05
[HIKOBAND FOR TOKIO]

STAのライブ後は、諸事情により、大幅な出演順の入れ替えが行われました。

そして満を持して舞台に上ったのは、札幌から小樽は初の登場となる彦ちゃん率いるニュー・プロジェクト!

この男がまたまたやってくれました。

ワーカホリックの彦ちゃんがいるといないとでは、ライブイベントの雰囲気が全然違う。

そのくらいに有名なる名物男だ。

一体全体、彼はいくつのバンドを持っているんだい?

いやいや、考えるのはもうよそう。

そんな詮索は野暮ってなあもんだ。

だって、それを解説しはじめたら、それだけであっという間にここのスペースが埋まっちゃうもんね。

マサと彼とはもう16年ほどの付き合いになるんだねえ。

月日の経つのは早いものだ。

双方ともにSTA、TAKE・OFF(チューリップのカバーバンド)を結成したばかりで、スタジオリハでしゅっちゅう顔を合わせていた。

そして夢を語り合って切磋琢磨し合った仲。

酸いも甘いもかみ分けた盟友同志だ。

マサはほとんどSTA中心の活動だったのに比べて、彦は膨大なる多方面のジャンルに着手。

自主企画ライブなどを行いつつも、長年交流を重ねているのですよ(今年の後編イベントでも対バンが目白押しさ!)。

だからこそ、そこから培った人脈も驚愕に値する。

バンド、音楽、ライブに対する取り組み方こそ違えど刺激を与えあっている。

良い相乗効果を発揮しているのではないでしょうか。

 
去年、遂に神秘のヴェールを脱いだ彦ちゃん率いる紫のコピーバンド「蝦夷紫」

あれは各方面に十分な衝撃を与えてくれた。(VOはパープル・ブリンガー、ショックスのトミーだ!)

その後も相変わらず色々なニュープロジェクトを結成しているようなことは、本人の口からとか、噂、SNSで時々伝わってきていた(今後もレディシンガーをフューチャーしたジャパメタを披露する予定。そのためのリハにもそろそろ取り組むようだよ。
一時たりとも歩みを止めようとはしない)。

で、今回のジャニーズ・カバー・バンドだ。
どうやら、ヒコちゃんの愛娘がTOKIOの熱狂的なファンだとのこと。
それが結成にイキサツ。
ひたすらに娘孝行だねえ。((´∀`*))
まあ、TOKIOはロックバンドの編成でパフォーマンスを行っていたから、よくよく考えてみたらそれも頷けるというもの。
でも男性アイドル・グループにチャレンジするというのは、そうとうなリスクを伴う。
結果としてはなんら違和感もなく見事に演じ切っていましたよ。
さすがだねえ。脱帽モノだ。

それでは早速メンバーの紹介をば・・・・・

上機嫌で酔っぱらっていたボーカル(毎度の事さ!((´∀`*)))は、あら、お懐かしやのジンちゃんだあ!
彼は尾崎豊、ミスター・チルドレンから爆風スランプまでなんでも器用に歌いこなす伊達男。
相変わらず素敵なパフォーマンスをエネルギッシュに繰り広げていたよん。
紅一点のボーカルはルミちゃん。
キーボードはブルー・クラウドに引き続きのキムキム。
ただしコーボードはコルグの愛器クロノスにチェンジするというこだわりだ。
ベースは三度登場のチャッピー(お馴染みナチュラルボディカラーの5弦を使用。メイプル指板)
ドラムス。
そしてキムキム同様、ブルー・クラウドに引き続きヒコちゃん参上!
ギターは先ほどのムスタングからポール・リード・スミスに持ち替えた。
でもボディはやっぱりラッキーカラーのブルーさ(ローズ指板)
今回はリードボーカルを担当しなくていいから自由がきいてらくちんみたい。


それではやたらと前置きが長くなってしまったから、そろそろライブをスタートしようかい!!
1曲目は「何度も夢の中で繰り返すラブ・ソング」
1999年6月30日リリースの16作目シングル。
アルバム「イエスタディ&トウディ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高7位を記録。
元々は人気テレビ番組「ザ!鉄腕!ダッシュ!!」の企画で生まれた楽曲。
な、な、なんとお伝説のロッカー忌野清志郎も制作に加わっているではないかあ。
アコースティックなギターコードによるストロークでゴージャスすぎる幕開けだ。
爽やかすぎるサウンドが屋外の広場に轟き渡ってとっても心憎いセレクション。
今の季節にはうってつけの正統派なラブソング。
ジンちゃんの感情移入度合いが素晴らしすぎる。
よくある派手なオープニングではなくじっくりと聞かせるスタイルをとったのは大正解。
彼は本当に何を歌っても、お世辞抜きに嫌味なく上手い!
もっとアクティブにライブ活動してほしいものだ。
ファン達はそれを待ち望んでいるよ。

2曲目は「うわさのキッス」
3作目のシングル。
アルバム「バッド・ボーイズ・バウンド~TOKIOⅡ」に収録。
オリコンチャートでは最高ランキング2位を記録。
アニメ「キテレツ大百科」エンディングテーマとしてお馴染み。
この曲を聞いていると、自然とあのシーンが浮かんでくる。
ツイン・リード・ボーカルとサビでのコーラスによる掛け合いが肝。
ステージセンターフロントのモニター横にはコロ助のぬいぐるみが置かれていた。
ジンちゃんはそれを手に取り、一瞬アドリブでヒコちゃんに手渡したものだから、妙にうろたえていた。
愉快痛快な無茶ぶりには拍手喝采!!
ジンちゃんはあの一種独特なる声でMCもこなし、最後は観客の女の子にコロ助を放り投げてプレゼント!。
しっかりと彼女はそれをキャッチして歓喜の渦。
随所に張り巡らされた演出は効果覿面なり~~~((´∀`*))

「ジャニーズはいいじゃないかい!!
次の曲は・・・・花唄!!」
威勢の良いイントロからノリノリでキャッチーなポップ・ビートが炸裂。
歌詞もいかしているよね。
25枚目のシングル。
2002年3月6日発売。
アルバム「GRIDER」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング5位を記録。
センチメンタルな歌詞とは別に、明るく希望に満ち溢れたハードプレイはビッグヒット約束されたような構成。
タイトル同様に華やかな流れは、あくまでも万人受けするようなシンプルかつストレートミュージック。
渋いギターソロもグッときちゃうよ。
チャッピーお得意のベースラインはビンビンにいぶし銀。
手拍子と大合唱が沸き起こった。
たまらずダンスに興じるオーディエンスも多数。
そろそろリラックスモードに入ってきたかい。
ジンちゃんも器用な個性派シンガーだけに、長瀬風な節回しを決めまくる。

「今日は雨の予報だったんだけど、なんまら寒いねえ・・・・・(´;ω;`)
皆さん、飲んでますかあ!!??
楽しんでますかあ!!!???
ビールが飲みたいよお。
TOKIOを知っている人も、知らない人も一緒に楽しみましょうよ!!
じゃあ、ファイト!!
元気よく応援歌といきますか!!YEAH!!
・・・・カンパイ!!」
23枚目のシングル。
2001年8月8日リリース。
アルバム「5アヘッド」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング4位を記録。
ベイ・シティ・ローラーズ「サタディ・ナイト」のリメイク・カバー。
元々はビールのコマーシャル用だった。
狙いは的中。
掛け合いの応酬で一体化を図っていく様は壮観。
豪快にドライブするアレンジや、コロコロと縦横無尽に変化するリズムがナイス。
バックで小刻みにピッキングするギターや、ドラムによるアタックの抑揚が安定していて唸ってしまったよ。

「カンパイ!!という曲でした~!!
皆さん、寒いですか??・・・・・」

そろそろ海風が強くなってきた。
マイクが「ゴー、ヒューヒューッ!」と音を拾っている・・・・。

「次にお送りする曲は・・・・舟唄??
ん??…八代亜紀??・・・・・違った((´∀`*))
中島みゆきの曲で
・・・・宙船!!」
35枚目のシングル。
2006年8月23日のリリース。
アルバム「ハーヴェスト」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング1位をゲットした代表作品!!
この曲は先にアンクル・キャッツでも取りあげていたね。
田中フミオ君の十八番でもあるさ。
ワイルドでドラマティックな特徴ある硬派なチューンだけに、そんじょそこいらにゴロゴロと転がっているチャラチャラした一過性の歌謡曲とは一線を画しているよ。
途中に差し込まれる早口でまくし立てるセリフも(ラップではない!)ジンちゃんが必死に語り切った!
何度聞いてみても聞きごたえ満点。

日が傾きだしたので照明が一斉に灯った!!

「それでは早いもので、もう最後の曲となりました。
TOKIOのデビュー曲・・・・なんだっけ?タイトルは??・・・・」
すかさずヒコちゃん「ラブ・ユー・オンリー!!」
「ヒコさんの方が詳しいね((´∀`*))
OK!
これは知っている人も多いはず。
じゃあ、どうもありがとうございました!」
1994年9月21日リリース。
累計売上は50万枚以上を記録。
オリコンチャート上ではTOKIOシングル史上最大の売り上げを記録している。
アルバム「TOKIO」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング3位を記録。
ラストナンバーにはうってつけ。
鋭い疾走感が申し分なし。
元気いっぱいにはじけまくっている。
汗まみれなジンちゃんは、余力を振り絞っての熱唱。
いや、まだまだ歌い足りないよ、とでも言いたげな表情か。
心底、彼らはライブが好きでたまらないんだろうなあ。
それがこちらサイドにまで目一杯伝わってくるよ。
「サンキュー!ありがとうございました!!」

****一息つく暇なんて全くありませんよ・・・・・
ヒコちゃんは、この後にも「沢田研二カバー・クラブ・バンド」が控えておりまする((´∀`*))****


















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VOL,190 おたる浅草橋オールディズナイト19(太金ノビ太編)

2022-07-22 12:27:15 | Live Photo
6,15:20~15:45
「太金ノビ太」
いよいよもって札幌からGヒップのファミリーバンド大御所が登場。
三日連休初日の締め括りにはもってこいだ。
あいにくの雨模様だけど、これだけの観客がわざわざ他方より足を運んで盛り上げてくれているんだからありがたいことだね。
第3弾はオーナーが率いる面々で豪華絢爛に一大網羅。
もちろん初出演だ。

このバンドは「世良公則とツイスト」を中心としたカバーで構成されています。
バンド名は「ツイスト」のリーダー兼ドラマーの「ふとがね金太」と「ノビさん」をミックスしたもの。

リードボーカルの世良さんのデビューは衝撃的だった。
ロックと演歌の融合、なんて謳い文句を掲げて(当の本人たちはどう思っていたのだろうか…?)ヒットを立て続けにぶちかましてくれた。
世良さんの声やルックス、ファッション、髪型、発言、生きざまは男女問わずに羨望の的だった。
男性にとっては憧れの兄貴分。
世良さんの出身地「広島」って土地柄からなのか、骨太の男っぽいシンガーを多数輩出しているね。
もちろん世良さんは歌に俳優業にと多方面で現役バリバリ。
最近も朝ドラ「カムカム・エヴリバディ」で話題を振りまいたばかりさ。

それでは、こちらの「太金ノビ太」を紹介しましょうか!
男女混合の6人組。
色とりどりのGヒップTシャツを着こんでのスタンバイ。

長髪とサングラス姿がワイルドこの上ないルックスのリードボーカルにはノビさん。
サッサが熱狂したギターは三度目出演の、キングス・ベリーからドガイト君。(3トーン・サンバーストのストラトキャスターを使用。ローズ指板。ロックユニットをマウント。ピックアップはSSH仕様)
上段はヤマハ、下段はコルグという2段構えのキーボードを巧みに操る同じく3度目出演のホリカワくん。
サングラス装着のダンディないぶし銀ベーシストはシンシア、蝦夷紫でも活躍中のアライさん(フェンダーUSAジャズべース。ナチュラルボディカラーにメイプル指板。ピックアップのみオールドからマウントするというこだわりどころが中々に心憎い限りさ。この後にも沢田研二バンドでプレイするよ)
ドラマーは女性でシンシアでも活動しているマミちゃん。男顔負けな迫力のスティック・ワークは必見。
そして前の「サンザンなオールスターズ」熱気冷めやらぬうちにジュン再びの合流。

司会進行役ヤチヨ嬢に導かれてスタート。
さあ、早速いってみましょう!

オープニングナンバーはツイストの代名詞「宿無し」
2枚目のシングル。
1978年4月10日発売。
アルバム「世良公則&ツイスト」に収録。
世良さん自身のペンによる作品。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。

ドスの効いたボーカルは圧倒的。
メガトン級の凄みが、こちらサイドにズドンと伝わってくる。
イントロから血沸き肉躍るサウンドが炸裂しまくり。
隅から隅までカッコよすぎて申し分なし。
リズムセクションもタイトでストレートに轟き渡る。
アンサンブルもバッチリと噛み合っている。
決して古さを感じさせない歌謡曲とジャパニーズ・ロックンロールとの見事な融合だ。
後半でのブレイク部分でノビさんの語りが差し込まれた。
この演出は効果覿面
「小樽の皆さん、楽しんでいますかあ!??
俺が出演すると雨が降ると言われていますが、それでもやっちゃいますよ!
アベさんがちゃんと残ってくれて熱い声援を送ってくれますからね!!」
と、ここでエンディングになだれ込むという心憎い構成だった。

「ありがとうございます。
あまりしゃべってばかりいると、時間が残り少なくなっちゃうね・・・・
銃爪!!」
間髪入れずに、またもやド派手で硬派なナンバーを披露してきた。
ツイスト3枚目のシングル。
1978年8月10日発売。
もちろんこれも世良さん自身の作詞、作曲だ。
オリコン週間チャートでは最高1位を獲得!
ザ・ベストテンでも年間1位!(10週連続1位を記録!)
人気が絶頂期だった時の記念すべきモンスターソング。
あの青春漲る良き頃を鮮明に蘇らせてくれる。
ちなみにこの「銃爪」は世良さんの造語なんだそうです。
何から何までもが疾走感に満ち溢れていて素晴らしいね。
細部に至るまで忠実に再現している、こちらのバンドにも拍手喝采だ。
だって完コピだよん。
自分もこんな風に歌えたらいいのになあ・・・・・。
歌詞の一語一語がオーディエンスのハートに鋭く突き刺さってくる。
熱狂の渦。
応援団のエールにも更なる拍車がかかる。

「あんたのバラード」
満を持して遂に出た!
インパクト絶大なるツイストのデビュー曲。
1977年11月25日発売。
アルバム「世良公則&ツイスト」に収録。
オリコン週間チャートでは最高6位を記録。
シングルの売り上げは75万枚。
こちらも世良さんの作詞、作曲。
ボーカルだけにとどまらず、コンポーザーとしての手腕も発揮。
そしてギタリストとしてもね。
一体全体、どれだけの才能を持ちあわせている人なのだろうか!?
ピアノによる美しい旋律に導かれて徐々に厚みを帯びるイントロ。
タメを目一杯に込めてのドラマティックな歌い出し。
ブルース系の名バラード。
ずっしりと重量感のある切なき哀愁の楽曲ゆえに、ここではじっくりと聞き入ってみるのも一興。
泣きのギターも咽び泣きまくっている。
アライさんのベースライン・トーンは、そんじょそこいらの若造達が束になって挑みかかっても決して醸し出せない深い味わいがある。
聴きごたえも満点。

今の季節にはうってつけの
「燃えろいい女」
ツイスト5枚目のシングル。
1979年4月5日リリース。
アルバム「ツイストⅡ」に収録。
世良さんの作詞、作曲。
累計売上は74万枚。
オリコン週間チャートでは最高ランクング3位を記録。
ゾクゾクするほどにスリリングでエキサイティング一杯だ。
燦燦と降り注ぐ灼熱の太陽が良く似合うヒリヒリするくらいに痺れる曲。
欲を言わせてもらえれば、全編に吹き荒れる分厚いホーンセクションが入っていたらパーフェクトなんだけど、それって贅沢かなあ・・・?
オリジナル音源のアコースティック・ストローク&エレキギターのシャープなコードカッティングも欲しいところ。
でも全く違和感もなく、程よいワクワクの臨場感がナイス。
さあ、そろそろステージ上は太金ノビ太ワールドで覆われてきてご機嫌だ。

「ありがとうございます。
ここでメンバー紹介をします」
一人一人を懇切丁寧に、愛情たっぷり込めて愛称でコール。
仲の良さが如実に伝わってきます。
雰囲気も和らいできたでしょう。
リラックスしながらユルユルに振る舞っているようだけど、決める時にはバシッといきますよ。

あらら・・・!?
サンザンなオール・スターズで先ほどまでシャウトしていたジュンが再登場だ。
この男はどこでも引っ張りだこの超売れっ子。
ダメ押しとばかりに、何故だか・・・・・ウルフルズの「ガッツだぜ!」
ツイストのコーナーはもう終了・・・・魂の「性」、そしてホンキートンク調の「ソッポ」、アンプラグドでの「ラブソング」がもっと聞きたかったなあ・・・・。
まあ、いいや。
盛りあげた者勝ちだ。
それは次回の楽しみにとっておこう。
それにつけても、ウルフルズは正にジュンにうってつけで、イメージとしては彼のテーマみたいな曲。((´∀`*))
1995年12月6日発売のウルフルズ9作目のシングル。
彼らにとっての出世作品。
アルバム「バンザイ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング6位を記録。
ファンキー・ディスコな跳ねっぷりが軽快この上ない。
元気いっぱいに踊らにゃあソンソン。
肝はアライさんが連発するチョッパー奏法に尽きる。
オクターブで縦横無尽に這いずり回るフィンガーリング・ビートは職人芸。
何から何までもがとことん勉強になりますなあ。
今度機会があったら教えてもらおうっと。
ギターのワウペダルが、しつこいくらいに怪しくも嫌らしくうねりまくって自己主張。
サビの「ガッツだぜ!」は、なんとKC&ザ・サンシャイン・バンドの「ザッツ・ザ・ウェイ」からインスピレーションを得たのだそうだ。
このキッカケともなる、思い付きの発想力はなるほど納得の天才肌。
あまりにもユニークすぎるよん。(驚いたことに、この日STAはそのザッツ・ザ・ウェイを数年ぶりに演奏した!)
でも実際の話、トータス松本はこの手合いのアゲアゲ・テイストは意外にもあまり好みではないそうだ・・・・。
締め括りでは全員がジャンプしてフィニッシュを飾る。

また場面一転して・・・・・「じゃあラストにふさわしい・・・・
尾崎紀世彦の・・・・また逢う日まで!」
1971年3月5日発売。
尾崎さん2枚目のシングル。
ヒットメーカー阿久悠&筒美京平による曲。
オリコン週間チャートでは9週連続1位を記録。
累計では100万枚を突破するセールスをあげた。
力強い喉必須のこの曲は、ジュンにジャスト・フィット。
わかりやすく親しみを覚える歌メロは、いつ聞いても惹かれるね。
「燃えろいい女」同様に、こちらもブラスセクションの響きが欲しかったなあ。
ちょうどシカゴなどのブラスロック・ブームだっただけに、影響力が絶大なんだよね。
さすが巨匠の筒美先生!!
「また逢う日まで」で余韻を残しつつも、このステージを終えるなんて粋な計らいさ。

****これにてGヒップファミリーの3バンドが終了!
本当にお疲れさまでした。
大団円でどの顔も満足気だ。
この後、すぐに別の会場でライブがあるそうで速攻で後片づけを済ませて移動しましたよ!!****








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VOL,190 おたる浅草橋オールディズナイト19(サンザンなオールスターズ編)

2022-07-21 22:25:32 | Live Photo
5,14:45~15:10
「サンザンなオールスターズ」
札幌からの初参加バンド。
はい、そうなのですよ。
前のパピーに引き続きGヒップファミリーの第2弾が満を持して登場です。
バンド名は一目瞭然、サザンオールスターズ。
全曲サザンのカバーで一大網羅だ。
潔いくらいな名前だね。
彼らもずっと以前から噂やフェイスブックなどで見聞きしてはいたけれども、ライブを見るのは初めてなだけに個人的にもずっと楽しみにしていました。

司会のヤチヨさんによると今年「お気楽ライブ」に「サンザンな・・・・」は出演済み。
で、去年の「浅草橋オールディズナイト」にもエントリーしていたんだけど、コロナ禍により残念ながらイベント自体が中止になってしまった・・・。
そういうわけでして、この度、遂に小樽屋外ライブ出演が実現となった次第さ。

編成は男女混合の賑やかな6人組。
中には顔見知りや懐かしい面々も擁する。
眼鏡姿のドラムス(十字架ペンダントのアクセサリー装着)、ベース(黒いキャップにサングラスに白いマスクのチャッピー。愛器のナチュラルボディカラーのベースを使用。メイプル指板)、ボーカル2人、ギターはパピーに続いてのキングスベリー・ドガイトくん(3トーンサンバーストカラーのストラトキャスターを使用。ローズ指板)、キーボードもパピーに引き続きプレイ参加の超が付くほどに売れっ子ホリカワくん(2段構えの装備)。
キーボード以外はG ヒップTシャツの上にファイターズ・ユニフォームをラフに着用。
ボーカルの2人はジュンが黄色、トモちゃんはグリーン、それ以外のメンバーは鮮やかな淡いブルーでバランスよく統一。

そして特筆すべきはボーカルだ!
な、な、なんと元STAのサックス&ボーカルを担当していたジュンではないかあ!?
相変わらず元気そうだ。
彼が桑田佳祐役、そして横の原由子役は新妻のトモちゃん。
2人の間には生まれてまだ六か月の可愛いヒビキ君もいてハッピーモード全開だった。
ちなみにヒビキくんはジュンそっくり((´∀`*))
当然、子供好きのジュンはデレデレに溺愛状態だったさ。

とにもかくにも、サザンは国民的な大物バンドゆえ膨大なヒット曲を生み出してる。
セットリストには嬉しい悲鳴状態で苦慮したことでしょうね((´∀`*))


さてさて、そうこうしているうちに、いつのまにやら準備万端整いましたよ。
華やかなるライブの開始だ!

フロントセンターに夫婦仲良く陣取る。
ジュンからの第一声
「皆さん、こんにちは~~!(錦鯉風に)
サンザンなオールスターズです。
短い間ではありますが、最後までご一緒に盛り上がっていきましょう!
・・・・・東京ヴィクトリー!!」
2014年9月10日発売の55作目シングル。
キャッチコピーは「サザンオールスターズの、心高鳴るアンセム誕生」
この数字を見ただけでも驚愕だよね。
アルバム「葡萄」に収録
週間オリコンチャートでは見事第1位を獲得。
ちょっぴりとシャンソン風味も散りばめられているね。
神々しいくらいの雄たけびからハート鷲掴み。
「OOHHHH!!~~!!」
意外にもジュンの歌声は桑田にソックリ。
これにはビックリ仰天。
新たな発見。
本当に器用になんでも歌いこなす男だね。
だからどこからも重宝されて引っ張りだこなんだ、と思わず納得した次第。
「ハイ!ハイ!ヘイ!ヘイ!ありがとう~!
皆さん、手を振って!」
ステージパフォーマンスも中々堂に入ったものさ。
フォーメーション進行のさばき具合が清々しいくらいに軽妙。

「オープニングからけっこう激しい曲をお送りしました。
僕の体力が問題だなあ。
暖かかったら大変だったかもしれないね。
もっと痩せたほうがいいかい!?((´∀`*))
2曲目は・・・・エロティカ・セブン!!」
軽快なレパートリーがこれでもかあというほどに、情け容赦なく繰り出される。
これってサザン風お洒落なラテンソング。
サザン32作目のシングル。
1993年7月21日発売。
アルバム「ハッピー」に収録
オリコン週間チャートでは通算2週1位を余裕の獲得。
吹き荒れまくるホーンセクションのパート・・・・ここではシンセサイザーが一手に引き受けている。
ジュンはそれも本業なんだからサックスで演じればいいのに・・・・ってリード・ボーカルで忙しいからそんな暇は微塵もないかあ・・・・。
名物ダンサーのアベさんがもう我慢ならず、☆型タンバリンを連打しながらダンスフロアに乱入してきた。
しかし、桑田さんって生粋の天才メロディー&ヒット・メーカーだよねえ。
しかもただの名曲に終始せず、ウィットとユーモアも忘れないし、時にはキツイシャレも加味しちゃうしなあ。
正に日本音楽界永遠の至宝だよ。
この賛辞に異を唱える人は皆無でしょう。

メドレーで・・・・「yaya(あの時を忘れない)」
サザン16枚目のシングル。
1982年10月5日発売。
アルバム「バラッド’77~’82」に収録。
オリコン週間チャートでは最高10位を記録。
ザ・ベストテンでは6位。
ここでは一旦熱冷ましとばかりに、一息入れる意味で極上のバラードを。
心憎いばかりのセレクション。
涙腺ウルウルと崩壊しそうなくらいの甘く切ない旋律に、不覚にも思わず酔いしれてしまった。
巧みすぎるジュンの歌唱力。
上手いなあ・・・・。
そしてここぞという時に飛び出してきた、タメの効いた渋いスライドギターがたまらないくらいに咽び泣いていたよ。
蛇足ながらここでウンチクを一つ・・・・元シカゴのビル・チャンプリンは、この曲をカヴァーしていてシングルカットもしています。
英語詩はゴダイゴのトミー・スナイダ―。
アレンジはジェリー・ヘイというゴージャスな企画。

「ありがとうございます。
さて、あと残り2曲となりました・・・・。
この後にも素晴らしいバンドが続々と登場しますのでお楽しみにね。
次にいっちゃおうかな。
激しい曲だから絶対にノッテくださいよ・・・・ホテル・パシフィック!!」
サザン45作目のシングル。
2000年7月19日発売。
アルバム「海のoh,yeah!!」に収録。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
まずは威勢よくドラムによるカウントが打ち鳴らされる。
「1・2・3・4~!!」
それまでは黙々とバッキングに徹していたベースのチャッピーも、猛然とドラムの前にせり出してきてピッキングを繰り広げてきたあ。
俄然、迫力満点に熾烈な火花散る攻防!!
もうすでに終盤へと突入してきたからなのか、誰もが余力を振り絞っての熱演。
ジュンは右手を高々と掲げて、アピールしながらも汗飛び散らせる。
おうおう、スタミナの温存も大成功でしょうよ。

「さあ、ありがとうございました。
この後も楽しんでください。
oh,yeah!!・・・・・勝手にシンドバット!!」
出た!!
衝撃のサザン記念すべきデビュー曲。
1978年6月25日発売。
インパクトあるよなあ。
今でも鮮明に記憶しているよ。
アルバム「熱い胸さわぎ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。
ただし2003年盤では1位!!
ジュリーの「勝手にしやがれ」とピンクレディ「渚のシンドバッド」を合体させたヘンテコリンなタイトルからしてオチョクッテいてなんまらユーモラス。
とにかく下手な理屈抜きに若さ漲るサウンドと、早口でまくしたてるような攻撃的ハスキーヴォイスの桑田に当時のリスナーたちは釘付け。
まさかその頃はサザンがこれだけのモンスター級バンドに成長するなんて正直な話、誰も夢にも思わなかったはず。
ハッキリ言って色物扱いだったもんなあ・・・・ごめんなさい・・・・。
「今何時!!」とジュンがコブシを突き上げる。
「胸騒ぎの腰つき!」では腰をグルグルとグラインドしながら回転サーヴィス。
もちろん横に陣取るトモちゃんもコーラスの花を添える内助の功。
バンドマン、応援団、観客と一丸となっての大合唱で大団円。
爽快に完全燃焼したね。
フィニッシュはクラッカーが「パン!パン!!」とお祝いに炸裂。

****会場内に流れるBGMはザ・ビートルズで「ア・ディ・イン・ザ・ライフ」だ****







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VOL,190 おたる浅草橋オールディズナイト19(PUPPY編)

2022-07-21 13:25:19 | Live Photo
会場内にはあのアン・ルイスがアイドル時代の曲がBGMとして流れています。

4,14:10~14:35

「PUPPY」
PUFFYのコピーバンド。
札幌のライブハウスG-HIPに常連として出演しているファミリーバンドがここから3バンド連続しての初登場です。
懐かしいミュージシャン大集合!
皆、店名入りのロゴTシャツをさりげなく着こんで猛アピール。
どのバンドも噂やフェイスブック上にて見聞きしていましたが、ライブを見るのは初めて。
だから個人的にもとっても楽しみにしていたよ。

まずは今の季節にピッタリ過ぎるこのバンド。
6人組の編成は・・・・・
ドラム、ベースはオーナーのマルチプレイヤー・ノビさん(ジャズベースを使用。メタリックダークグリーンのボディカラー。ローズネック)、ボーカルの2人はSTAFFジンちゃんと何から何までもが初々しいミミちゃん、ギターは3つ出っ放しのキングスベリーでもお馴染みのドガイト君(3トーンサンバーストボディカラーのストラトキャスター)、2段構えのキーボードはホリカワ君(彼も3バンド掛け持ちの超が付くほどの売れっ子だ!)。

とにもかくにもミミちゃんが元気いっぱいに明るく弾けまくっていて好感が持てたよ。
早速、観客の注目を一身に浴びまくっていた。
もうライブが楽しくって仕方がないといったご様子だ。
新たなアイドル誕生の瞬間を目撃した。
パフィーを扱うだけに、極上のユルユル感がたまりませんなあ。

「ここからは札幌のライブハウスGヒップのバンドが3つ出演します。
本来ならば去年、ここ浅草橋にエントリーしていたのですが残念ながらコロナ禍により断念。
で、本日、念願が叶い遂に実現の運びとなりました。
次に控えしバンドはそのGヒップに観客として賑やかに盛り上げてくれていたキュートなミミちゃんのために結成されたとのことです」
例によって司会者のヤチヨ嬢から盛大なるアナウンスを頂戴してからのスタート。

「小樽の皆さん、こんにちは!
パピーです。
今日は素敵な曲をたくさん持ってきました。
まずは・・・・・アジアの純真!!」
パフィーのデビュー曲だけに、このポジションはうってつけさ。
アルバム「アミユミ」に収録。
1996年5月13日リリース。
井上陽水と奥田民生が作詞、作曲だもん、売れないわけないさあ。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。
オリコンカラオケチャートでは12週連続1位を記録!
何やら意味不明な歌詞はリズム感や押韻を重視。
何故だか癖になる印象的な側面も擁しているね。
幻想的なるキーボードによるサウンドのオープニングからして全開にかっ飛ばす。
序盤からこれだもん。((´∀`*))
理屈抜きにぶっ飛びの極致。
親しみ深いポップでキャッチーな歌メロでバッチリと掴みは完全にオーケー。
チャーミングな笑顔を絶え間なく振りまき続けるミミちゃんは健康そのもの。
ジンちゃんと揃いのジーンズ、水色のTシャツ、腰に巻いたシャツも本家仕様。
ボーカルは交互にボコーダーによる機械的な声を喉叩き奏法(!?)で再現。
あまり強く叩いたら喉を傷めちゃうよん((´∀`*))。
ツインボーカルによる特性をいかんなく発揮。
そしてバックミュージシャン達は凄腕揃いだけに安定性抜群。
特にドガイト君の個性あふれるウネウネと響き渡るワウペダル・プレイにはサッサも絶賛。
違和感なくジャストフィット。
ボーカルの2人はエンディングまで一気呵成ピョンピョンと飛び跳ねて、嬉しそうにハートマークを手形合体で示す。

「皆さん、ありがとうございます!
歌詞カードをちゃんとめくってね~。((´∀`*))
ミミもジンちゃんも屋外ライブは今日が初めてなんですよ。
雨も上がってよかった!!
お手柔らかに。
次の曲・・・・振り付けがいるんだね・・・・愛のしるし!!」
パフィー6枚目のシングル。
1998年3月14日発売。
アルバム「JET CD」に収録。
オリオンチャートでは最高3位を記録。
「ドンドンドン!」とイントロから派手に発せられるテインパニーはフロアタムで代用。
十分に臨場感を醸し出していて素晴らしい。
連動するフォーメーションもお見事。
多分、動画を何度も見ながら研究してきたんだろうなあ。
感服しちゃうよ。
正に癒し系の楽曲が炸裂。
ホイッスルを吹きまくるオーディエンスまでも出現。
心強い応援団が駆けつけてくれて、ステージの最前列で熱心に手拍子や声援を送り続けてる。
ここいら辺に辿り着いたら、体も温まり自ずと緊張感が溶けてきたのか、ステージングはリラックスモードに突入してきた。
ファズを存分に効かせた歪みまくりのギターでは、毎度おなじみベイ・シティ・ローラーズのあまりにも有名すぎるフレーズをさりげなくなぞってみせる。
心憎いアレンジワーク。

MCはずっとキュートなミミちゃんが兼任。
「小樽と言えばお寿司にソフトクリーム、あんかけ焼きそば、更に欠かせないのが海鮮丼!
次の曲はそれに引っ掛けた歌詞(カニ!!)が出てきますよ。
聞いてください・・・・渚にまつわるエトセトラ!!」
パフィー4枚目のシングル。
1997年4月16日発売。
こちらもアルバム「JET CD」に収録。
井上陽水&奥田民生の共作。
オリコン週間チャートでは1位を獲得!
累計売上は110万枚。
ノビさんの真骨頂ともいえる切れ味鋭い的確ないぶし銀チョッパー奏法がビンビンに冴えわたる。
ここが絶対的なる肝だ。
安定感あるタイトでストレートなリズムセクションとの息もぴったりにアタック連発。
YMCAの振り付けを参考にして組み立てたようだよ。


「私は何度も振付を練習しても右手と左手のコブシが同時に出ちゃいます・・・・。
でも頑張って演じますので応援よろしくお願いします。
小樽の皆さんはめちゃくちゃにノリがいいのでこっちも気持ちいいいですよ。
次は・・・・マザー」
パフィー5枚目のシングル。
1997年12月12日発売。
こちらもアルバム「JET CD」に収録。
奥田民生とトータス松本との共作。
オリコン週間チャートでは最高5位を記録。
ハイハットによるカウントでスタ―ト。
これは異色の選曲だ。
ジックリと聞き込んでみようっと。
能天気なイメージばかりではないよ、とでも言いたげに自己主張したような曲調だ。
シンミリと心の奥底にまでしんみり染み入る爽やかな甘い名曲。
そこかしこにビートルズ・テイストやらがチラつくところがマニアにとってはたまらない魅力。
本家同様に今度はジンちゃん、ミミちゃんもギター弾きながら歌ってみたらどうだい?

「次の曲は問題作です・・・・サーキットの娘!」
パフィー3枚目のシングル。
1997年3月12日発売。
こちらもアルバム「JET CD」に収録。
奥田民生の作品。
週間オリコン最高チャートは1位!
キーボードでカーレース迫力の爆走シーンを奏でるところなんて冴えてるねえ。
ここまで徹頭徹尾に突き詰めるところには脱帽だ。
臨場感タップリにニンマリ。
タイトルは池沢さとしの漫画「サーキットの狼」のパロディなのは、70年代に青春を送った若者たちには説明不要。
ここではもっとアクセル全開で疾走。
スピード増して勢いは止まらない。
デンジャラスにエンジョイするのも一興。
このラインは「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」がモチーフ!?
センスのいいオマージュは大歓迎さ。
歌っているご両人は「私たちが札幌のパフィーよ!」とでも言いたげな振る舞い。
それも納得。

「ミミちゃんがステージから落ちなくてよかったですよ。((´∀`*))
というわけで、次の曲で最後ですよ・・・・・これが私の生きる道!!」
パフィー2枚目のシングル。
1996年10月7日発売。
こちらもアルバム「JET CD」に収録。
奥田民生の作品。
オリコンチャートでは、なんと3週連続1位を記録!(グループ初の1位でもある)
パフィー最大のヒット曲。
タイトルはクレイジー・キャッツの「これが男の生きる道」のパロディ。
イントロの過激なギターのよるコードカッティングはザ・フーがモチーフ。
他にも「ディ・トリッパー」のリフが顔を出す。
ドラミングは「涙の乗車券」
ハミングは「ツイスト&シャウト」
ハーモニカは「プリーズ・プリーズ・ミー」
(これはキーボードで再現。ミミちゃんは吹く真似をするのみ)
とにかくあちこちに垣間見える隠し玉が宝探しみたいで面白い。
パピーのフロントレディ2人は余力を振り絞っての熱唱。
体を絶え間なく左右に揺らす独特なるアクション。
まだまだ私たちはここで歌っていたいわ、降りたくない!とでも言いたげな表情。
でも完全燃焼で満足気でもあります。
「それではサヨナラ~~!!」
でお行儀よく終了。
フィニッシュのトドメまでご立派でした。
「ありがとうございました!
夢がやっと果たせました!!」

また違う曲も聞かせてね~!!





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