THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(40高中 編)

2024-09-02 06:45:09 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ストローブス「パート・オブ・ザ・ユニオン」(あのリック・ウェイクマンもメンバーだった・・・でもこの1年前にイエスへ加入してしまったからここでは演奏していない)
ダイアナ・ロス「イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
オリヴィア・ニュートン・ジョン「レット・ミー・ビー・ゼア」
ニール・セダカ「オー❕キャロル」
ザ・ヴェンチャーズ「急がば回れ」
スリー・ドッグ・ナイト「喜びの世界」
ジョー・ウォルシュ「ロッキー・マウンテン・ウェイ」
ランナウェイズ「チェリーボム」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「ミスター・ロボット」(スティクス)
「遥かなる影」「スーパースター」「イエスタディ・ワンス・モア」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」「ドント・レット・ミー・ダウン」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

皆さま、お次の番だよ。
時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

中盤戦へ勢いにのって突入
ここからはちょうど折り返し点
それにしてもこんな素晴らしいバンドが9番手だなんて勿体ないくらい・・・・

15:00~15:25
「40高中」
アダルティーなフュージョンサウンドを奏でてくれるバンドが現れましたよ。
日本が誇るギター界のヒーロー高中正義を再現。
もちろんオールインストウルメンタル。
札幌から、な、な、何と6年ぶり2回目の出演だ!
実は私がこのバンドを観るのは3回目
噂は以前から聞いていたのですが、7年前の4月23日STA企画イベントにて遂にその神秘のヴェールを脱いだのでした(もうなくなってしまったヴィニーズバーにて
その時にはディア・フレンズのセッキー&ミキミキ、そして現STAのチャーミングなレディ・アッキーが在籍していた!)
かくいう私も彼等の姿を拝見するのはそれ以来
といっても他のバンドでは数えきれないくらいに対バンを組んではいるけれどもね・・・(実際の話、この中の数人はこれまた渋いスクエアのカヴァーバンド、ミラージュで3番目にプレイしていた(´∀`))
つまりは皆が皆、お馴染みの連中ばかり。
残念ながらも、忌まわしきコロナ騒動に巻き込まれてそうとうにご無沙汰気味だった
根強いファンは膨大に存在するんだけど
それだけに期待度は別格扱い
季節柄、この日の中でも一番ふさわしきサウンドを展開してくれた
やっぱりこうでなきゃあねえ
キンキンに琴線を震わせるフレーズが随所に響き渡った
もうそれだけでコアなオーディエンスは古き良き熱い青春時代へとタイムスリップ
各自、口づさんだり、踊ったり、ギターを弾く真似をしたりと目いっぱいにエンジョイしていたさあ

だって日本のフュージョン御三家の一つだもんなあ
カシオペア、スクエア、そしてこの高中


メドレーを含んでの全4曲でしたが、もっともっとやって欲しかったよお!
ぐわあっと盛り上がってきた美味しいところでお開きとなった次第さ・・・

このバンド名をみてピンときた方は相当な通です。
高中ソロアルバム第3弾「AN INSATIABLE HIGH」のジャケットデザインは、ジョギング姿の高中が写っているのですが、その足元に描かれているのが今では廃止となってしまった交通表示「40高中」!
決してロックっぽく「フォーティータカナカ」と読むのではなく「ヨンジュウコウチュウ」と読みます。
この辺のウイットとユーモアに富んだお洒落なセンスがナイスですね

余談ながら・・・・名物男のヒコちゃんも「ブルー・ラグーン」という高中バンドを結成して数年前に小樽浅草橋サウンドエナジーへ出演していたなあ

6人編成の内訳は・・・・・まったくタイプの異なるツインギター、ツインキーボードにベース&ドラム。
この日の出演バンドは掛け持ちが多いのですが、ここにも数人いましたよ
(先述のミラージュ)

ギターは眼鏡姿の石やん
先月までSTAでも弾きまくっていたスーパーテクニシャン
(フェンダーのストラトキャスター。
白いTシャツの胸には神々しくフェンダー・スパゲッティ・ロゴが輝く
その上に青いシャツを粋に着こなす
ピックアップはこだわりのSSH。
渋いブルーのボディカラー。
ローズ指板。
ワイヤレスを使用。
黒いジーンズが渋い!)。

もう一人のギターはアミちゃん
(ご本家同様にヤマハのSG-1000を使用。
黒のボディカラー仕様。
shirtも眩いほどの柄物で決めているところが心憎い。
バランスセンスがナイス!
サングラスと白いスニーカー&パンツ姿が爽やか過ぎる)。

売れっ子のドラムにアキちゃん
(帽子とshirtは黒で自己主張!
誕生日が目前・・・・一足先に、おめでとう!)
あちこちで引っ張りだこの超絶に人気者
麗しの奥様キヨミサンも愛犬(メス)と一緒に熱いエールを常に送り続けていたよ
この日に知ったんだけどパープル・ブリンガーのオカちゃんとは知り合いなんだとか
共に自宅スタジオを制作する際に見学をしたそうだ
愛犬のお世話をしているのがサーヤ&マオ夫妻という縁でのこと
びっくりしたよ((´∀`))

ベースは毎度おなじみのテクニシャン、ヒロくん
ヤマハの5弦でプレイ
パール・ホワイトのボディカラーが目に鮮やか過ぎる
ローズ指板
しかもゴールド・パーツが光り輝くのだ

そして下手のキーボードはハルちゃん
椅子に座ってのプレイ・スタイル
清楚な衣装が、とってもチャーミングでお似合いさ。
あちこちから、いつでも引っ張りだこの彼女。
この日も愛器ローランド06とスタンド共に、かわいらしい白で統一
これがとてもステージ映えしていた

もう一人のキーボード、トモ嬢は上手に鎮座
ヤマハのD-DECKを使用
機材のバリエーションもゴージャスこの上ないねえ

どうです!
エグイでしょう((´∀`))
皆さんも彼らのプレイは、絶対にどこかしらで見たことがあるはず。
そのぐらいにあちこちで、アグレッシブに活躍しているミュージシャンばかりです。
特にアミちゃんは
ミキミキちゃん率いるDEAR FRIENDS、ミラージュ、マジックカプセル、・・・他にも膨大なプロジェクトに所属している男だ。
いつでもどこでも注目を浴びているのだ。
この日も相変わらずの超絶技巧なプレイを、クールにこなしまくっていたよ。
AXIAにも最近復帰したしね
そのバンド・リーダー、クル氏も応援に駆けつけていた

石やんも、ブレイクスルーを経て、才色兼備のモデル並みな女性シンガーをフューチャーしたバンドを率いて、近年はすこぶる気を吐いている

人脈も豊富なナイスガイ・アキちゃんもジャンルの壁を軽く超越して、方々でスティックを振り回しながら叩きまくっているよん

ハルちゃんについては、もはや野暮な説明なんて皆無
数えきれないくらいに、多方面で対バンを組んできた仲です

ちなみにヘッドとスピーカーの間には黒い高中正義のロゴ入りタオルを挟みこむという念の入れよう

最前列では、すでに元気一杯のクドウさんや、アベさん達が絶えず声援を送り続けています

それでは前置きが大変長くなりました。
以前に見た時から、ほとんどの曲を入れ替えてきましたよ。
見事なくらいのライブ・セットリストに対する妥協なき徹底ぶりに拍手喝采
やる気満々の意気込みがヒシヒシと伝わってくる采配
期待感にワクワクときめきながらの観戦

ここいらで本編に入りますよ!

ステージの入れ替えには10分が用意されている
・・・・(-_-;)
サウンドチェックをとうに終えてセッティングは完了しているので十分に余裕があります。

若きヒカルちゃんはステージ上で俄然スタッフに徹している
斎藤さんがからかう
「メンバー達から声がかかっているよ
ちゃんと働いてください((´∀`))」

皆さま、準備万端整いました
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持して華麗なるショーの幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います((´∀`))

賑やかなBGMに誘われてワイヤレスマイクを手にした斎藤氏がバンドを声高らかに紹介する
((´∀`)ステージ後方のテント内から)

「お待たせしました!
小樽北運河サウンド・エナジーはおかげさまで順調ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
先ほどまでの雲はどこかに行ってしまいました
昨日に引き続きピーカン
暑いのも考えものですが・・・・
まだまだ素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタですが・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど、今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))
演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
ただし、熱中症にはご用心
それでも具合が悪くなった方がいらっしゃいましたら、必ず救急車を呼びますのでご安心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
お次に控えしバンド、力強いサウンド展開で凄い楽しみですよ。
興味津々のジャンルは高中正義のカバーが中心。
ジャパニーズ・フュージョン系
7年前に結成
メンバーを刷新して更にパワーアップしました
これからもドンドンと活躍の場を広めていきたいそうです。
応援のほどよろしくお願いいたします!
それでは40高中の皆さんです。
どうぞよろしくお願いいたします!!」

なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
かなり、緊張感もほぐれてきたようでノリノリのご様子だ。
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)


MCも兼任するアミちゃん
「真夏に相応しい曲の数々をお送りします!」

いきなりかっこいいドラマティックなSEが流れる中で、イントロがはじまった。
それに導かれてハイハットカウントから激しいビートがいきなり炸裂
オープニングナンバーに相応しいポップな
「フィンガー・ダンシン」
おお!いきなり初っ端からこれですかあ!
衝撃ですな
1980年9月1日リリースのミニアルバム「フィンガー・ダンシン」3曲目に収録
タイトル通り、正に指が踊りながらフィンガーボードをなめらかに、駆け抜けているかのよう
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
出し惜しみしないで王道のナンバーを叩き付けてられて、いきなりノックアウトされちゃいました。
安定感も抜群なタイトでシンプルなドラミングと流麗なるタイトなシンセサイザーの響きに導かれて、お馴染みのギターフレーズが弾きだされた。
柔らかいベースラインも、ものすごくカッコいい
メインを司るアミちゃんに対し、石やんのバッキングワークも鋭い仕事をこなしているのだよ
それも極力控えめにね
これこそいぶし銀の極致
ふやけきったミュージシャンならば俺が俺がとくだらない主張に突っ走るところを全体像に照らし合わせたバランス感覚で進行していく
感動的なる瞬間
絶妙なるアンサンブルを繰り広げてた
特筆すべき重要なる点
努力は決して裏切らない・・・を身をもって証明してくれている
最早オーディエンスのハートは鷲掴みだ
4高中ワールドへのいざないには大成功
既に金縛りの方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感がほとばしるほどに効果絶大
更に興奮を煽ってくる憎い奴
そうこうしている内、あっという間にエンディングを迎えた
今の季節にピッタリとフィットする心憎い選曲だ。
もう雨雲なんか遥か宇宙の彼方に吹き飛ばして、スッキリ気分で天高く突き抜けるほどに青空を呼び込みましょう

「皆さん、こんにちは
昨日は雨が心配されましたが、かなり盛り上がったようですね。
7年前に結成したバンド、40高中です。
先ほど、司会者の斉藤さんからバンドの40高中のことを紹介していただきましたが、今は廃止になった道路上に描かれていた文字から命名させていただきました。
1曲目は高中といえばこれ!と言われるくらいに有名なソロ初期のフィンガー・ダンシンでした。
次は2曲目
・・・まずは・・・オーシャン・ブリーズ(笑)」
これは1982年6月1日にリリースした2枚目のアルバムタイトル
そこのトップに初期作品群をメドレー形式で収録している
これまたよく練り上げられた構成
楽曲はというと・・・・・「BELEZA PULA」「トーキョーレギー」「アイ・リメンバー・ユー」「ラジオ・リオ」「タジマハール」「サマー・ブリーズ」「伊豆甘夏納豆売り」「セクシー・ダンス」「憧れのセイシェル諸島」「スイート・アグネス」「エクスプロージョン」「OH!TENGO SUERTE」「マンボ・ナンバー5」「M5」「ブラジルの水彩画」以上・・・・・
まずはアミちゃんによる繊細なボリューム奏法が静かに流れる
(スライド・バーは使用せず・・・・)
ムードも満点
身震いするほど
お見事の一語に尽きる
アキちゃんによるスティック・カウントから怒涛の音像へと雪崩込み
第一音から一挙に総立ち
トリッキーに爽やかに伸びやかなる楽曲が、リズム全開でほとばしり出てきました。
皆両手を高々と掲げて手拍子。
ギターソロからキーボードソロへの連係プレイもメロディアスで、琴線を震わせてくれます。
アミさんは複雑極まりない速弾きも顔色ひとつ変えず、クールに爪弾きだします。
それでもまだ物足りないのか全員一丸となってノリノリのユニゾン
その音の配列がドンドンと入り組んでいって目にも止まらぬインタープレイに発展
変拍子から「HEY!」の掛け声
凄まじき光景に鳥肌ゾクゾクで目が点になっちゃいました。
テクニカル集団の極みにおもわず息を呑む
これほどまでに演じきれたらさぞかし気持ちいんだろうなあ
快感という言葉でしか表現できない・・・・
一瞬たりともその美しい旋律から目が離せない。
瞬き厳禁
そしてステージ左右に佇んでいる麗しきキーボード・レディ達(トモちゃんは日光でぎらつく操作パネルが見づらそう・・・)。
両手に華のライブを観ていてマサは羨む・・・ああ・・・何という贅沢な空間
もう大評判
会場のあちこちから感嘆の声が漏れ聞こえてきましたよ

ここで・・・・一息入れてのアミちゃんによるユニークなメンバー紹介
懇切丁寧に一人一人を指さしてのアナウンス
((´∀`))
ほっこりとした仲良しムードが伝わってくるシーン


「はい!
ありがとうございます
ちょっと落ち着いた感じの曲です・・・・・ムーン・ローズ」
1981年3月10日にリリースした7枚目、伝説の超絶なる大作2枚組オリジナルコンセプト・アルバム「虹伝説(続編もある)」5曲目に収録(以前に40高中を見た時もここから別の曲をプレイしていた)
イントロのエレピが心に果てしなく染み入る
でもメーカーはローズではない・・・((´∀`))
高中円熟期において決して外すことのできないライブの定番曲。
哀愁のラテン系なスローロック。
まことに心滲み入るバラードによる配列
ここではギタリスト、イシやんを大きくフューチャー
とにもかくにも聞かせどころ
硬軟織り交ぜたセットリスト
起承転結・・・・なるほどなあ
・・・万人受けするわけだ
北海道はフュージョンバンドがいっぱいいるけど、このバンドは別格だね
勉強になる
雰囲気たっぷりなギターの生音フレーズがほろ苦く迫ってきて泣かせるのです
でもアキちゃんはここでもニコヤカにスティックを捌いております。
イキイキと叩きまくるアキちゃんを横目に、縦横無尽軽々とクールにリズム・カッティングを弾きまくるイシやん。
細部にわたる微妙なるニュアンスまでも、見事なまでにギターエフェクター操作絡めてサウンドを忠実に再現。
ただ一言「美味しいトコ独占体制」
そして痒いところに手が届くほどに、エクスタシーの頂点まで登りつめさせてくれます。
ハイポジションによるシャープな刻みアタックも秀逸。
これによってグッと妖艶なムードに・・・

アミさんはMCも兼任
「ありがとうございます!
早いものであっという間にラストソング・・・・・・締めくくりはあの曲です・・・・高中といえば・・・・・READY TO FLY」
1977年3月5日発売のセカンドアルバム「タカナカ」の7曲目に収録
超有名なる高中ブレイクのキッカケにもなった1曲
シングルカットもされた
迫り来る秋を押しのけて再びワクワクするほどの真夏を引き戻すつもりかいなあ。
もう気分はギラギラ太陽です!
日焼けしそうに熱い!
暑い!!
けたたましきカウベル・サウンドが爆発っで絶好調。
あえて、この曲を最後にセレクトするところなんてコダワリどころのツボを刺激してくれます
ここでも澄み切ったサスティーン効果を伴って、アミさんはマイクスタンドよりもフロントギリギリにまでせり出してソロを連射。
おお!
アキちゃん十八番の雷鳴轟くドラムソロまで地鳴りをあげた。
ツインギターによるアクロバティックなアドリブ合戦の妙技に拍手喝采。
見応え、聞き応え満点のテンション高きギターバトル。
アミさん、さっきはベースでバッキンバッキンにチョッパー奏法をマシンガンのごとく弾き倒していたのに、ギターでもスムーズな指運びを見せつけてくれました。
ここまで完璧にこなせる二刀流ミュージシャンって、札幌広しといえどもそうなかなかいないでしょう。

ダメ押しとばかりに「ブルーラグーン」
1979年12月1日にリリースされた5枚目のオリジナルアルバム「ジョリージャイブ」トップに収録
もう勘弁してくれい
息も絶え絶えさあ・・・
1980年にリリースした5枚目の大ヒットシングルで代表作
オリコンチャートでは最高ランキング60位を記録
これで一大センセーションを巻き起こした金字塔
パイオニアのステレオ・コマーシャルにも頻繁に流れいたよね
レッドゾーンは振り切れ寸前。
余力を振り絞っての熱演。
曲者ら全員が汗だくなんだけど、不敵な笑みは絶やさない。
あらら・・・・?
どこからか現れたおじさんがシャボン玉を次々と飛ばしてステージに彩を添えてくれる。
フワフワと漂う数多くの綺麗なシャボン玉を見ていると、童心に戻っってしまうね。
がブレイクのタイミングから待ってました、とばかりに手数王の如きドラムソロへ連結
千手観音のようだ
チャイナシンバルの連打を目印にハルちゃがソロを受け継ぐ
そのバトンはアミちゃんがタッチ
次いで石やんがお手本ともいえるフィンガリングで滑らか且つ華麗にまくし立ててくる
アイコンタクトを得たトモちゃんも男顔負けな鍵盤さばきで対応
締め括りはやはり伊達男アミちゃんのバトルで決まりさ
ラストにふさわしき全員によるせめぎ合い。
そこからスネアロールでタム回しを迎える
完全燃焼!
会場全体が一体となっての凄まじきダンス大会。
お祭り騒ぎ。
ライブならではの醍醐味だね。
だからこそ、やめられないライブイベント出演。
「どうも今日はありがとうございました、40高中でした!!」

フィナーレを迎えた40高中は、汗びっしょりで達成感に満たされて満足そう。
観客席のあちこちからは「凄い!!」の声が漏れ聞こえてきた。
それも致し方ないだろうね。
正直な感想なんだもん。
完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感にまみれて、メンバー達はステージを後にしました。

当たり前だけど、今さらながら上手いなあ・・・・
絶賛の嵐が吹き荒れる


会場後方テント内に陣取る司会進行役の斉藤さんも興奮したままでワイヤレスマイクを手に豪快なるアナウンス。
「ありがとうございました。
4高中の皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
6人も後のイベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、これからの長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ。
それぞれに目指す音楽は違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています。
トンボたちもたくさん青空を飛んでいて、秋の気配は、もうすぐそこにまでやってきていますね。
皆さん、ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時をリラックスしながら満喫していってください!!


追記:
****この熱量そのままにお次も負けてはいられません。
さあ、また違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))
AOR大御所のカバー・プロジェクトだもん!
これまた異色のバンドで参上しますよ!!
いってみよう!!****
・・・・((´∀`))

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」
スプリームス「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」




「ありがとうございました!!」
最初に「4曲では物足りない・・・」なんてほざいてしまいましたが撤回します。
曲数ではないね。
中身は十分に濃厚でエキサイティングでした
最大級の賛辞が絶え間なく送られていました

コメント
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VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(PRINCESS OF KANNA 編)

2024-09-01 13:46:51 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
オリヴィア・ニュートン・ジョン「レット・ミー・ビー・ゼア」
ニール・セダカ「オー❕キャロル」
スリー・ドッグ・ナイト「喜びの世界」
ジョー・ウォルシュ「ロッキー・マウンテン・ウェイ」
ランナウェイズ「チェリーボム」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「ミスター・ロボット」(スティクス)
「遥かなる影」「スーパースター」「イエスタディ・ワンス・モア」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」「ドント・レット・ミー・ダウン」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
もう下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

はい!
さてさて、お次の番だよ。
時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

中盤戦へ勢いにのって突入
ここからはちょうど折り返し点
8番手には勿体ないくらい・・・・

14:25~14:50
「PRINCESS OF KANNA」
J-ROCK
札幌から2年連続2回目の出演です!

そんなプレッシャーなんか、軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みのフレッシュ勢の登場だ
またもやジャンルが、ガラッと変わるよ。
比較的コアです

メッセージが届いていますよ
「バンド名はP・O・K(ピーオーケー)
結成2年目
新婚の(!!)姫様によるパワフルな歌声に声援をお願いします」
とのこと
ご結婚おめでとうございます
ということは記念すべきライブとなったんだね
素晴らしいなあ


男女混合の6人編成。
比較的、平均年齢が低いメンバーを紹介します。


フロントセンターに位置するバンドの顔・・・ボーカルのカンナ姫は妖艶でセクシーなる黒系のワンピースの上に白いシャツを華麗に着こなす
茶髪のロングヘアがお似合い
(バンド名の由来でもある)


長身のギター&コーラスは・・・NAJI
(オレンジのキルテッドメイプル・ボディカラー・ストラトを使用。
メイプル指板。
ESP製。
白いシャツ姿で比較的ラフなジャケット・ファッションにペンダントが1ポイント)


ベース&コーラス&MC・・・YU-KI,NI
5弦のシェクターを使用。
グッと渋い茶色のボディカラー。
マサはずっとアイバニーズだと思っていたけど、以前にサッサがこっそりとメーカーを教えてくれた。
ベース弦をカラー・ストリングでセットしている。
見た目が虹のようで非常にカラフル。
そりゃあ、そうだろうね。
目立った者勝ちの世界さ。
けっこう、このセット弦は高いはず。
まだ今でも、市販されているんだね。
たしか35年くらい前、商品化されたように記憶している。
ミツもこれに気付いてビックリしていたよん。
特筆すべき点は、ヘッドセットマイクも使用していること。
マサと同じ、ベースとボーカルの2つワイヤレス仕様。
この件では2人で盛り上がった。
メーカー名とかね。
もうこれを経験しちゃったらシールドなんて鬱陶しくって使えない点は意見が速攻で一致!
ナイスガイのユーキくんは色々と操作手順もあるために、ワイヤレスを使用しているのだそうだ。
やる気満々の拘り具合がグッド!
ステージ裏のテント内でマサはプログレ・ウンチク話で彼と盛り上がった
お父さんも根っからの音楽好きらしく、最近短期間でカンサスをドッサリとコレクションしたのだそうだ
素晴らしい親子関係だけに羨ましいなあ・・・・父親の年齢はマサよりもちょっと上らしい・・・(-_-;)


パワフルこの上ないドラマーは・・・潔いほどに全身が黒ずくめのアツシ
(1タム仕様)


キーボード・・・チズル嬢(ローランド06を使用)
下手のポジションに陣取る
椅子に座ってのプレイ・スタイルが彼女の信条

そしてもう一人のギター・・・な、な、なんと新メンバーで、眼鏡姿のコウキくんだ
ファイヤーバードを持っていた
ブロンドのボディカラー
リバース・ヘッド仕様
彼も全身黒で統一
クセモノ集団へ更に強烈なる人材が加わって厚みがましたよ
これで鬼に金棒状態だね


はい、さてさて、皆さん、もうお気づきでしょう。
ベースのユーキはこの後13番目に出演するラルクアンシェルのカバーバンド、ショックスのメンバーでもある。
実はこのバンドは今年7月21日の日曜日、同じくここ小樽だけど別会場「浅草橋オールディズナイト」で見て以来だった・・・・。
だから見るのは5回目だけに個人的にも楽しみ!
(今回で8回目のライブなんだそうだ
その内の4回が小樽)
だからボーカルのトミー達が早々に会場入りして中央席で応援していたよ


それでは前置きが大変長くなりました。
ショックス同様に、前回から妥協無く全曲を入れ替えてきましたよ。
見事なくらいに5回見たライブのセットリストが1曲もダブり無しという徹底ぶりに拍手喝采
やる気満々の意気込みがヒシヒシと伝わってくる采配。
期待感にワクワクときめきながらの観戦

ここいらで本編に入りますよ!

ステージの入れ替えには10分が用意されている
・・・・(-_-;)
サウンドチェックをとうに終えてセッティングは完了しているので十分に余裕があります。

ショックスのコバちゃんは俄然スタッフに徹している
斎藤さんがからかう
「メンバー達から声がかかっているよ
ちゃんと働いてください((´∀`))」

皆さま、準備万端整いました
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持して華麗なるショーの幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います((´∀`))

賑やかなBGMに誘われてワイヤレスマイクを手にした斎藤氏がバンドを声高らかに紹介する
((´∀`)ステージ後方のテント内から)

「お待たせしました!
小樽北運河サウンド・エナジーはおかげさまで順調ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
先ほどまでの雲はどこかに行ってしまいました
昨日に引き続きピーカン
暑いのも考えものですが・・・・
まだまだ素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタですが・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど、今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))
演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
ただし、熱中症にはご用心ください
それでも具合が悪くなった方がいらっしゃいましたら、必ず救急車を呼びますのでご安心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
お次に控えしバンド、力強いサウンド展開で凄い楽しみですよ。
興味津々のジャンルはジャンヌダルクのカバーが中心。
ジャパニーズ・ビジュアル系バンド。
昨年に結成
従者一人増えて更にパワーアップしました
これからもドンドンと活躍の場を広めていきたいそうです。
応援のほどよろしくお願いいたします!
それではプリンセス・オブ・カンナの皆さんです。
どうぞよろしくお願いいたします!!」

なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
かなり、緊張感もほぐれてきたようでノリノリのご様子だ。
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)


いきなりかっこいいドラマティックなSEが流れる中で、はじまった。
それに導かれてハイハットカウントから激しいビートサウンドがいきなり炸裂
オープニングナンバーに相応しいポップな「SEAL」
おお!!
パワフルなイントロに導かれていよいよ始まった。
特に柔らかいベースラインがものすごくカッコいい
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
ジャンヌダルクのこれは2001年リリースのデビュー曲
反則技の采配
開巻から惜しげもなくこれを取り上げる
なんという自信のあらわれでしょう
このような効果音や打ち込みは全てベースのユーキが担当。
先月のオープニングはアドだったなあ
先述どおり、彼は意外にもカンサスなどのプログレッシブ・ロック・フリークなんだとか
(コバちゃん談)
だから、この手の凝ったサウンドなんかはお手のもの。
今度、またゆっくりとプログレ談義に花を咲かせようっと!!((´∀`*))
爽やかに突き抜けるスピード・チューン
気分もおのずと明るく晴れやかにしてくれてナイスだ
朝に聞いたらムード満点かもよ
解放感と浮遊感に包まれいてリズムも心地よい
ファンタジーさが超爆発する
ストリングス系のキーボードが贅沢な彩を添える
音抜けの良い軽快なドラミングも滅茶苦茶に頑張っていい味を出しています
ちなみに曲の魅力を殺さない程度にピアノとの掛け合いで始まるディレイのかかったギターソロに於けるワイルドなストレッチはポール・ギルバート並みに難易度が高いのだ
表現力が豊かでメロディやアレンジのセンスも目を見張るものがある
ファルセットのボーカル構成と幻想的な歌詞も印象的
カンナ嬢は毎回提示される難曲の数々に四苦八苦しているそう
でもライブでの彼女にはそんなこと微塵もかんじさせないほど、貫禄が滲みでていた
いやはやなんとも大したものだ
彼女はライブを見る度にグングンと成長している
努力は決して裏切らない・・・を身をもって証明してくれている
ヤワなモヤシどもよ、ウカウカなどしていられないぞ!
ボウっとしていないでシッカリせんかい!
ユーキくんのコーラスも効果絶大
ドンドンと興奮を煽ってくる憎い奴

カンナ嬢もワイルドなる声質・声量の佇まいで迫ってきます

オーディエンスのハートは鷲掴みだ
プリンセス・オブ・カンナ・ワールドへのいざないには大成功
既に金縛りの方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしるまでのバランス感覚。

そうこうしている内、あっという間にエンディングを迎えた

実はマメなユーキくんは音源操作機材や録画機器なども一大網羅
ところが風防を忘れてきたらしく風の音が目いっぱいに入っていたらしい
毎回YouTubeにあっぷしているので興味のある方は閲覧してみてはいかがかな・・・?

「がんばれ!」の声援があちこちから飛び交う
ノリそびれたら損だよ

ユーキくんはMCも兼任
ついこの間、入院&手術したんだけど健康そのもので安心したよ
若いんだから、そうこなくっちゃあ
「ありがとうございます
ぼくらも予想していなかったんだけど、外国人のお客さまがたくさん見に来られていて若干焦りましたよ
先ほど斎藤さんからもご紹介を受けましたが、このステージは去年に引き続き2度目です
去年ここに出演した時には酷い雨模様だったんですよねえ・・・・
カンナ姫、今日はどうですか?・・・・」
「屋根はないほうがいいですよ・・・・」
「((´∀`))今日は蒸し暑くないかい・・・・?
そうそう・・・前もって言っておきますが、ドラマーのアツシ君は後ろの池に落ちますので((´∀`))!!
いまだにあそこに落ちた人はいないそうですよ‥‥((´∀`))
・・・・ノーベル・ブライトで・・・・ウォーキング・ウィズ・ユー!!」
2018年10月3日に発売されたファースト・ミニ・アルバム「スカイウォーク」1曲目に収録
ビルボード・ジャパン・ホット100の2020年度年間47位を記録
これまたひじょうにマニア心をくすぐるセレクション
怒涛のドラムフィルへ強引に絡みつくギターコードカッティング
全体を覆いつくす鍵盤の音色がゴージャス
やや低めに歌いだすボーカルも徐々に熱を帯びだす
ブレイクパートも阿吽の呼吸でアンサンブルも緻密だ
テンションもマックス
誰もがドラマティックな展開の虜
それに酔いしれるというのもまた乙なもの
ちょっと先ほどまでのバンド勢とは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまたグッとくるではないか。

「カウントが打たれるまで残り3曲となりますので皆さん、よろしくお願いいたします・・・・」
間髪入れずに3曲目へと雪崩込む様がクール
「SEED」
ジャンヌ9作目のシングル
2001年7月25日リリース
オリコンチャートでの最高ランキングは20位を記録
メジャー3枚目のオリジナル・アルバム「ガイア」10曲目に収録
なんまらと個性的なイントロと共に、実は隠れた素敵な名曲
地味にジャンヌお得意の哀愁疾走メロハー節てんこ盛りで真骨頂
印象としては、スルメのような味わい深さが見え隠れするところがスリリング
間奏の素早く動き回る図太いベースなど数え上げたらキリがないほどに聞かせどころが満載
サビなんて感動のあまりに鋼の涙腺が崩壊寸前
でも歌詞は「ダメ男とダメ女が依存しあうという恋愛」について・・・・(-_-;)
「愛は盲目を呼び,依存は破滅を導く」・・・・・
危なさと儚さがすこぶるユニークな表現が散見
非現実的な部分と現実的な部分の交錯も面白い
作者の妄想曲
安定感のある装飾音や不思議なフレーズも特徴的
鉄壁に安定したコンビネーションが絶妙
不気味に地べたを這いずり回るような重低音のボトムも説得力が満点
ここでもシンセサイザーが荘厳な響きの音色を演出
メンバー達もこのあたりに達したら体も程よくこなれてきたようでリラックスしてきた
燃え滾るエナジーもフルスロットル
エンジンも全開でレッドゾーン振り切れ状態
一一切合切の手抜きなんて微塵も感じられず鬼気迫るパフォーマンスの連続
覚悟のほうはいいかな
脳天のヒューズはとっくのとうにスパークしちゃったぞ
まだまだ圧巻のステージは続く

「はい!
それではお時間の方もちょうどいい所となりました
POKのXで先月の動画が何もしていないのにアップロードが1000回くらいになっていてビックリしました
うちのバンドはジャンヌダルクのカバーをやると言いながらも全然違う曲もやっています
・・・・RE:BIRTH(これはアシッド・ブラック・チェリー9枚目のシングル)」
このバンドの曲は先月も取り上げていた
2012年3月21日に発売された
3枚目のオリジナルアルバム「2012」の6曲目に収録
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を記録
純粋な男性目線による癒し系のラブソング
唸らざるを得ない聴きごたえのある珠玉のバラード
ドラミングも究極のグルーヴで良い仕事をしています
それはストイック過ぎるフィルインにも言えること
正に縁の下の力持ち
リズムセクションが阿吽の呼吸で絶品だ
すでにアートの領域に達した感あり
このミステリアスな音色のイメージ・・・・油断も隙もありゃあしない
これでもかあ、というほどに泣きのシリアスなフレーズがエモーショナルに響き渡る
5度のギター・コードによる刻みとアルペジオ
贅沢な黄金のパターン
追随して歌に合わせた最高のオブリがツボにはまる
「ギャイーン」と高音が轟きわたって息の根を止められる
ああ・・・あまりにも残酷過ぎる快楽よ
一切の出し惜しみはなし
恋のやるせない、胸を掻きむしりたくなるような想いを表現している内容
息が詰まるほど気恥ずかしいくらい淡々と情感を込めて囁くように歌い紡ぐ美しいカンナ嬢の声
熱狂してハイになったオーディエンスが星形のタンバリンを無心になって猛烈な叩き込みを繰り広げる
タイトでストレートでシンプルな構成による進行だけどパーフェクトな采配には文句のつけようがない
シンセのリフにのって心の襞をひっかくようなハーモニクスや細かい速弾きなどを織り交ぜ、粘っこく煽るオーバードライブサウンドが効果てきめん
ダイナミックにフレットボード上を移動しながら、アームや指先でのビブラートを全開に聞かせる
濃厚なる十八番の世界観をたっぷりと味わってくれたまえよ
生々しいほどに共感すること間違いなし
絶対的に保障しますよ
超絶なときめきドキドキに最早お手上げさ
たまりませんなあ
切なくも痺れるバランス感覚だねえ・・・・
マイケル・シェンカー顔負けな勢い
身を任せて珠玉のメロディに浸りきってみるというのも一興かと・・・・・

「あと1曲でカウントダウンがはじまると思いますよ
最後くらいはジャンヌダルクの曲で・・・・・
フィール・ザ・ウィンド!!」
11作目のシングル
2001年12月12日にリリース
こちらもアルバム「ガイア」トップに収録
オリコンチャートでは最高ランキング16位を記録
ポップなフィーリングが痛快
NAJI君の目いっぱいに鋭く引っ張るサスティーンが天空を貫く
コロコロと曲調が変わるセットリストゆえに、一切だれることのない流れだ。
カンナ嬢は青く澄み渡った空を指さしながらも余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎ。
皆、汗飛び散らかしての、はじけまくり。
ノリノリでキャッチーなアクセントに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
陶酔のコンビネーション
この一体感こそが、ライブならではの醍醐味。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン
琴線を震わせるがごとく強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディングで、フィナーレを迎えた。
硬軟取り混ぜた巧妙なるジャパニーズ・ビジュアル・ロック・ショーに、誰もがやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。
親衛隊がCRACKERを爆発させる
「パンッ!」
それについてユーキくんが一言コメント
「目の前で恐かったなあ…((´∀`))
風が強くてこっちの方までは飛んでこなかったけどねえ・・・・
はい、POKでした
ありがとうございました」

完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。

エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
とってもいいなあ
ありがとうございました。
プリンセス・オブ・カンナの皆さんでした!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします」

真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
6人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場内に流れているのはブリティッシュ様式美ハードの元祖レインボウ「シンス・ユー・ビー・ゴーン」
う~~む、痺れるなあ・・・・・














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スターライトにて第一回 還暦以降ミュージシャン大集合セッション大会を開催!!

2024-09-01 10:53:11 | Live Set List
昨夜は第一回還暦以降ミュージシャン達による大セッション大会が「スターライト」にて開催されました
最初から最後まで超満員御礼の盛況
実は皆、こんなのを心待ちにしていたんだね
カツラにコスプレ、小芝居にと力が入っていたもんなあ😄
巻き状態であっという間のイベントだった
全22曲、洋楽と邦楽を交互に披露
もちろんその都度ミュージシャン達も入れ替わる
自分は往年のブリティッシュハードロック4曲でベースを担当しました

スペース・トラッキン
銀嶺の覇者
クレイジー・トレイン
アームド&レディ

普段はピーターとグレンを演じているんだけど、この日はロジャー、ジミー、クリス、そしてめちゃくちゃにカッコイイ憧れの師匠ルディサーゾ様をプレイ
缶バッジとクワイエットライオット中野サンプラザライブでルディからもらったバンダナを身に着けて臨みました
(パープルのバッジは既に壊れていた)



まあ細かい事はこの際抜きにイントロのヘビーなリフが轟いた瞬間、熱き青春時代へトリップしてしまった😉
セッションという事でマジにぶっつけ本番
顔見知りもいたけどほとんどが初の共演
ステージではじめましての人も多かった
で、横でひたすら大股開きにてシャウトしているオジー役長身のロン毛は誰?…とずっと考えながら弾いてた
中盤で、あ??!高橋君じゃんかあ😳とやっとわかったさあ😅
以前にクリームを一緒にやったよね
スタンドに引っかかったりぶつかったりしてはじけまくってたら、あれ…?ジーンズの両膝,しまいには尻の部分もビリビリと破れだした!😨
おかげで後半は後ろ向きになれなかった…😭
古着屋で300円で買った品だから元はとれたべな

主催のジャニスお姉様、キョンキョン、ヒコちゃんお疲れ様
プロフェッショナルなオーナーのジュンペイちゃん、
八面六臂の活躍をしたスタッフぎゅうちゅんと素敵な受付嬢とカウンターガールズ
愉快痛快にイカしたミュージシャン達、ずっと座らずに映像と写真撮影をしていた北島君、そして常に声援を送りながら盛り上げ続けてくれたオーディエンス
全てに於いてvery special thanksだ!

という訳で私は7日のライブではあのディープパープルのトリビュートバンドpurple bringerで迫力のサウンドを目一杯に響き渡らせますよ
宜しく🤠‼️🎶
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VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(ブルース☆ディッキーズ 編)

2024-08-30 19:55:40 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
ジョー・ウォルシュ「ロッキー・マウンテン・ウェイ」
ランナウェイズ「チェリーボム」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「ミスター・ロボット」(スティクス)
「遥かなる影」「スーパースター」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」「ドント・レット・ミー・ダウン」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
もう下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

はい!
さてさて、お次の番だよ。
時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

中盤戦へ勢いにのって突入
7番手には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みベテラン勢の登場だ

13:50~14:15
「ブルース☆ディッキーズ」
再び札幌からの初出演です!

開場直前までみっちりと熱心にサウンドチェックを重ねていた
各自それぞれに個性的でカッコいい奴ら
往年のいぶし銀な洋楽を披露
それは、な、な、何と伝説的王者のビートルズだ!
ローリング・ストーンズのお次はやっぱりこれっきゃあないよね

それはともかくも、これも全曲マサのドツボにはまった
どれも大好きなナンバーなんだもんなあ
(個人的には数曲演奏した曲もあり)
しかもだよ・・・・ただコピーをするのではなくて、ほどよいブルーステイストを加味するというのが彼等のコンセプト
なるほど・・・と頷ける内容でした((´∀`))
このバンド名・・・深読みしましたが
リード・ボーカルの愛称から命名したのだそうですよ
今年亡くなったサザンロックの大御所ディッキー・ベッツにあやかったものかと」思っていたさ・・・・・
もしかしたら、それもあるのかな・・・?

この日出演したバンド中一番のこだわり路線
まあ、それは間違いない

だからこそかえって新鮮この上ない展開が初々しかった
次から次へと名曲群が炸裂する様はとっても心地よい
今後も、彼等の活躍には期待大
楽しみがまたまた一つ増えたよ
これもライブイベントならではの醍醐味ですね
ステージ上での佇まいから察するに皆気さくな連中
世代の壁なんて全く関係ないね
一瞬で打ち解けて熱く会話も弾むって塩梅
羨ましい関係でしょう( ´艸`)
そんなことも含め盛り上がってしまったさあ

先月の浅草橋サウンド・エナジーにも2バンドで初出演した札幌ライブハウス「Ghip」のファミリーバンド
北運河にも若干のメンバーにダブりがありますが同じく2バンドで出演しました
で、先の「ホワイト・クローズ」同様ここもそこからの代表でエントリー

それでは6人の皆さんを紹介します!
とても懐かしい顔ぶれだ

ベーシストはノビさん
ロングヘアをなびかせスーパーテクニックを駆使してこれでもかあというほどにブイブイとグルーブを醸し出していましたよ
さすがだ
愛器フェンダーのジャズベースを使用
毎度おなじみのメタリックブルーに輝くボディカラー
ローズ指板仕様
黒いサングラス、オレンジのシャツといういでたち
マルチプレイヤーのノビさん
ギター、ドラムも楽々にこなす
もちろん前のバンドにも出演
数年前に「ツイスト」のコピーバンドでは世良公則を演じていた
でも、実際の話、彼の本業はやはりジャンルの壁をも軽く超越しちゃうアメリカ仕込みのギター
でも迫力あるボーカルもこなすのだ
いつでもどこでも頼りになる存在
オーラが半端ない

最年少の爽やかなる青年はケンシローくん
前のバンドではパーカッションだったけれど、ここではドラムを担当
ラテン系のリズムでサウンドに一層のバリエーションを施す
若いのに熟練のクールなアクセントを次々に網羅する様は圧巻だよ
グルーヴィーなプレイスタイルに徹していた
安定感も抜群です
白いシャツとネックレスがファッショナブル
黒いジーンズ姿

引き続き登場のナイスガイなギタリストはここでもストラトキャスターを使用
一種独特な仕様がひと際目を引くなあ
潔いほどのブラックボディカラー
メイプル指板
使用しているギターはそうとうにこだわりがあるご様子
立ち位置は上手へと移動
ジーンズと白Tシャツは見るからにロッカーの風情
ムードメーカーの真骨頂だなあ
最初から最後までとにかく盛り上げ役も兼任する
愉快痛快で和みモードも醸し出している
これは持って生まれた才能

そして黒Tシャツにチノパン姿のパワフルなブルース・ハーピストも先のバンドに引き続きの参加
彼のハープはかなり遠くに私用で出かけていたアキの耳にも届いた
ひたすらに吹きまくるハープの音色にアキはてっきり偽物の音だと思っていたらしい
そのくらい常に安定していてエモーショナルで迫力のサウンドを醸し出していたのだ
ハッキリ言って上手いのだよ
ここまでのテクニシャンは久しぶりに見たなあ
貴重なる存在だ
札幌音楽界隈の奥の深さを痛感した次第さ

紅一点のキーボードに姫
セクシーな白いシャツとミニスカート
麗しの女性2人によるバンド、クロスノイズで長年活躍している超有名人
ロングヘアのコンビによるキーボード、サックス(ノリちゃん)という編成
なんでも己のモノに吸収昇華して演じちゃうんだから驚愕だ
私も以前には何度も対バンを組んだ
2段構えもセッティングでひと際アグレッシブに気を吐いていた
25キロの重量を誇るハモンドXK-3cとローランドE-38
この日は札幌駅そばにおける「カワイ教室」の発表会(彼女は講師なのだ)に出席してから小樽入りしたのだそう
河合楽器はマサも以前勤務していたのだ(職場は全然違うけど)
「僕のグラフィティ」のミーちゃんもそこの講師だよ

眼鏡姿のボーカルにディッキー矢野くん
左手にマイクを持ちステージ中央に陣取って魂の熱唱を繰り広げていたよ
目にも鮮やかな赤いTシャツとデニムジーンズというスタイル
先述どおりこのバンド名が彼の愛称

で、姫とディッキーが会場に到着してすぐにマサへ挨拶にきてくれた
これには懐かしすぎてビックリしたなあ
ここ数年間の思い出話に花が咲きました
ところがディッキー・・・・実はついこの間ホットタイムにて「パープル・ブリンガー」を見たとのこと
この日はかぶり付きで見せてもらうよ、としっかり約束を交わした

皆それぞれに好みの衣装やアクセサリーなどを着込んで自由きままに楽しんでいましたよ。

そろそろ客席もほどよく埋ってきたね。
熱気も徐々に高まってきている。

この会場でのライブは、今のところ、すべてにおいて順調だよ。
動員数、スタッフ、対バン、そしてオーディエンスなどなど・・・・。
雨の予報、客入りをとっても危惧していたんだけど、そんなこと
全くの取り越し苦労だったようだ。
良かったね!

前置きが大変長くなってしまいました。
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)
セッティングは完了しているので十分に余裕があります。

はい、さてさて、皆さま、準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います。

司会進行役の斉藤さんが、会場後方テント内からワイヤレスマイクを手にして盛大なるアナウンス

「大変長らくお待たせいたしました
次に控えしバンドも・・・・
札幌・豊平区平岸にあるライブハウスG-HIPに出演しているバンドの登場です
応援のほどを、よろしくお願いいたします
それではブルース☆ディッキーズの皆さんです!
どうぞ!」
おしゃべりの中にさりげなくキッチンカーのことをアピールすることもしっかりと怠らないところはお見事だ!((´∀`))
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

「・・・・おそらく皆さんが知っているであろう曲をやります。
一発目に相応しき・・・・ドライブ・マイ・カー!!」
おお!!
パワフルなイントロに導かれていよいよ始まった。
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げる
なんという自信のあらわれでしょう
この曲は、ソロになったポールもステージ・オープニングで好んで取り上げていた永遠の金字塔。
1965年12月3日にパーロフォンから発表されたザ・ビートルズ4枚目のオリジナル・album「ラバーソウル」1曲目に収録された。
スペインでは週間1位を記録。
弱起リズム・アクセントから始まるイントロが特徴。
たまらないくらい、癖になるんだよねえ。
これは短い曲だから、ぼうっとしていたらあっという間に終わっちゃうよ。
濃厚この上ないほどの完成度を誇っています。
2部コーラスが主軸。
よってブルース☆ディッキーズも、ユニゾン・デュエットで歌っている。
ドラムフィルからすぐにサビがはじまったり、バスタムをメインに叩いて迫力倍増や、エンディングを6thコード使用するとか、この頃イギリスでは下品とされていた「 YEAH!」を連発したり、自動車のクラクションを真似た「BEEP BEEP’M BEEP BEEP」とか、とにかく斬新なるアイディアが満載。
実はこのタイトルは古いブルースの隠語で卑猥な意味を含んでいる・・・・。

まるでディッキー氏に、ポールが乗り移ったかのような錯覚に陥ってしまいそう。

カリスマ、ポール・マッカートニーの独特なる節回しや息使いまでメチャクチャ心憎いほどにそっくりなのでビックリ。

ワイルドなる声質・声量の佇まいで迫ってきます

琴線を絶えず震わすシンプルでストレートな陶酔のアレンジにも痺れるよ。
ちょっと先ほどまでのバンド勢とは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまたグッとくるではないか。
最早オーディエンスのハートは鷲掴み状態だ
Ghipワールドへのいざないには大成功
既に金縛り状態の方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしるまでのバランス感覚。
丁度バイクで到着したもっちんもこのバンドを楽しんでいた
彼もHBCのDJヤスと「ブラック・ビートルズ」でプレイしているしね
ドツボだよ
(そういえば数年前に同名の映画が製作されて世界中で大ヒットした。
後半では北海道のシーンもあったりしてね。
私も見たけど、長いわりには見入ってしまったアート系の作品。
皆さんも必見だよ)

間髪入れずに「ア・ハード・ディズ・ナイト」
映画「ビートルズがやってくるヤア!ヤア!ヤア!」の主題歌。
同名アルバムに収録。
1964年7月10日リリース。
当然英米共に1位を獲得。
多忙を極めていたビートルズの状態から、リンゴが何気なくつぶやいた一言がタイトルになったというエピソードはマニアならば承知の事実。
「ジャーン!!」一発で問答無用に身もだえしながらぶっ飛んじゃう
ジョージ・ハリスンのリッケンバッカー12弦ギターの響きで衝撃を与えた。
1コードのストローク1音だけでね。
完璧すぎる不協和音のアート
(コードの種類には色々な説あり)

姫によるホンキ―トンク調のピアノによるイントロも絶好調

これがまた革新的にとってもいいサウンドを醸し出している
この独特なる音色の連発は唯一無二。
まとまりのある演奏を聞かせてくれ改めてビックリした。
この編成だと1人でも実力不足のメンバーがいると、均衡がすぐに崩れてしまい曲が成立しないものなんだけど、バッチリまとまっていたよ。
それではライブに話を戻そう。
ジャンルがジャンルだけに、万人受けするところはお得感満点。
とにもかくにも噂では聞いていたけれども、初めて見る期待以上のバンド
嬉しくなってきたよ。
ブルースハープのウネリがこの会場の雰囲気にはピッタリだね。
ディッキーのリードボーカル。
ポールのパワフルなハイトーンヴォイスを忠実に再現していたよ。
お見事の一語だ。
そしてギターソロも12弦だけに、そっくりなプレイで思わずニンマリしてしまった。
一瞬エフェクターを使っているのかと思ったけど復弦ならではのバリエーションだ。
白いカールコードも見栄えがナイスだよん

特筆すべき点は一時たりともジッとしていないアクションレディの姫様

男顔負けな素晴らしさ
ヤワな野郎どもならば束になって挑みかかって来ても確実に一蹴だね
その阿吽の呼吸ともいえる意思の疎通がお見事
手際のよい采配もスマートに連結

全員が10代からずっと変わらずに、心からビートルズを愛し続けてきたのでしょうね。

アクティブなるリスペクト精神がそこかしこに漲っている

「サンキュー・・・・・オー!ダーリン」
パワーバラードの極致
3曲目にこれをもってくるなんてなんという心憎い配慮
グッといぶし銀の光沢を放つ采配
ここはジックリと聞き入ってみるというのも一興
1969年に発売された11作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム「アビー・ロード」4曲目に収録された
レノン&MCCARTNEY名義だけどポールの作品
ジョンが歌いたがった・・・というのは有名
ジョージも「コードの進行が最高
いかにも1955年の曲っぽい感じ」と絶賛
ポールはわざと歌いこんで声をからせてレコーディングに臨んだ
シングルとしては1970年6月5日リリース
オリコン週間チャートでは最高ランキング24位を記録
味わい深いメロディラインが絶品だよね
鍵盤女子はひたすらにバッキング縁の下の力持ちに徹する
スルメのように聴きこむほど不思議と心へ染み入る・・・・
自然と手拍子も湧き上がる
10CCの「オー!ドナ」
ジュリー「おまえがパラダイス」
南佳孝「スローなブギにしてくれ」(副題がアイ・ウオント・ユーというのも微笑ましい)とパロディや影響を多大に受けたが曲が次々に生まれたのも偉大なる証明

「オーケー!
ラブ・ミー・ドウ」
遂に出た!!
一時の清涼飲料水のごとく癒される。
若きビートルズ世代の真骨頂。
男女の人生観を問うラブソング
1962年10月5日に発売されたデビュー・シングル
アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」の8曲目に収録
アメリカ・ビルボード・ホット100&キャッシュ・ボックス・トップ100共に1位を記録
中々に通受けするマニアックなセレクション。
センスの良さがうかがい知れる。
よほどの自信と余裕と貫禄が備わっていないとチャレンジできないよ。
このエモーショナルな雰囲気を醸し出すのが難しい。
シンプルでタイトでストレートな曲調は正にアートの領域。
中間部分に差し込まれるブルース・ソロが効果覿面。
あの時代にこんなフレーズをさりげなくロックに取り入れるなんて・・・革命的な発想・・・・。
豪快なるドラム・ソロに雪崩れ込んでからブレイクの連発
妥協なき拘り具合が超絶に半端ない。
ブルース・ディッキーズは絶え間なく煽りに煽りまくるので、ステージは彼等の独壇場と化しています。
観客もそれに鼓舞されて、全員が熱烈な手拍子で参加。

「こんなにいっぱいのお客さんが集まってくれたなんてすごいことです。
早いものでもう最後の曲となりました
よろしくお願いします・・・・・キャント・バイ・ミー・ラブ!!」
続いても王道のヒット路線。
1964年3月発表の6枚目オリジナル・シングル。
こちらも当然のことながら、英米共に1位を記録。
イントロなしでいきなり,溌溂にタイトルを歌い出すという元気一杯にはじけまくるロックミュージック
これも当時としては画期的な事だったらしいですね。
芸術的で、何度聞いても美しくて鳥肌が立ってしまいます
常連組の応援団は、もう我慢ならないとばかり、タンバリンを手にステージ前方へ飛び出してノリノリに打ち鳴らす。
ベストポジションでの写真撮影も怠らない
姫、満を持しての隠し玉ハモンド奏法が大爆発
ディッキーが「もう一丁」と雄叫びを繰り返す
バトンを受けとったギターもそれに負けじと滑らかなフィンガリングを誇示
言葉を失い程に金縛り
景気付けにはもってこいさ。
これは申し分なき鉄壁の体制
余力を振り絞り、一丸となって汗飛び散らかしながらのはじけまくり
ノリノリでキャッチーなリズムに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞
この一体感こそが、ライブならでは
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン!!
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディング
ダメ押しとばかりにお約束のスロー・ブルースで締めくくる
タイトル・コールで余韻を残しながら終了するという芸の細かさ
硬軟取り混ぜた巧妙ギグに、誰もが目いっぱいやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。
後のバンド達にプレッシャーがのしかかってくるよ。
恐るべし、北海道の奥深きミュージック・シーンよ。
ブルース☆ディッキーズ軍団が、ここでもド派手にぶちかましてくれた。
なるほど、あまりにも憎い連中だねえ。
ドンドンとマイペースで場数をこなしていきながらで、今後の成長がとっても楽しみだ。
なあんていうことを考えていたら、あっという間に終わってしまったさあ。
爆音渦巻く中で無事にフィナーレを迎えることとなりました。
メンバー6人はとっても満足そう。
納得行くまでの完全燃焼!!

これでライブは終了。
疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
「ありがとうございました。
まだまだ先は長いけど、皆さん、最後まで楽しんでいってくださいね」


****
エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
ブルース☆ディッキーズの皆さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
とってもいいなあ!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします」

ステージを降りた後のビールは格別でしょう。
一生懸命に頑張った甲斐があったというもの。
それでは次のバンドの準備が整うまで、少々お待ちください!!****


真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
メンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
6人もしばらく長丁場のイベントを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場中に流れるムーディーなBGMは
スタイル・カウンシルで
「マイ・エヴァー・チェンジング・ムーズ」
ゲス・フー「アメリカン・ウーマン」
これ大好きなんだよ!!💛












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VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(WHITE CROWES編)

2024-08-30 17:01:39 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
ジョー・ウォルシュ「ロッキー・マウンテン・ウェイ」
ランナウェイズ「チェリーボム」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「遥かなる影」「スーパースター」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」「ドント・レット・ミー・ダウン」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
もう下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

はい!
さてさて、お次の番だよ。
時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

中盤戦へ勢いにのって突入
6番手には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みベテラン勢の登場だ

13:15~13:40
「WHITE CROWES」
札幌からの初出演です!

開場直前までみっちりと熱心にサウンドチェックを重ねていた
各自それぞれに個性的でカッコいい奴ら
往年のいぶし銀な洋楽を披露
それは、な、な、何と伝説的王者のローリング・ストーンズだ!
このバンドのカバーバンドってありそうで中々ないんだよね
ビートルズならば膨大に存在するのだが不思議だ・・・・

アクの強さとブルージーすぎるから・・・?!
それはともかくも、これが全曲マサのドツボにはまった
どれも大好きなナンバーなんだもんなあ
(個人的には数曲演奏した曲もあり)
なるほど・・・と頷ける内容でした((´∀`))
このバンド名・・・深読みしました
ストーンズ・フリークとして有名なバンド「ブラック・クロウズ」
もしかしたら、それにあやかったのかな・・・?

この日出演したバンド中一番のこだわり路線
まあ、それは間違いない

だからこそかえって新鮮この上ない展開が初々しかった
次から次へと名曲群が炸裂する様はとっても心地よい
今後も、彼等の活躍には期待大
楽しみがまたまた一つ増えたよ
これもライブイベントならではの醍醐味ですね
ステージ上での佇まいから察するに皆気さくな連中
世代の壁なんて全く関係ないね
一瞬で打ち解けて熱く会話も弾むって塩梅
羨ましい関係でしょう( ´艸`)
そんなことも含め盛り上がってしまったさあ

先月の浅草橋サウンド・エナジーにも2バンドで初出演した札幌ライブハウス「Ghip」のファミリーバンド
北運河にも若干のメンバーにダブりがありますが同じく2バンドで出演しました

それでは7人の皆さんを紹介します!
とても懐かしい顔ぶれだ

紅一点のベーシスト&コーラスはジンちゃん
ロングヘアをなびかせ男顔負けなテクニックを駆使してこれでもかあというほどにブイブイとグルーブを醸し出していましたよ
さすがスーパーウーマン
愛器フェンダーのジャズベースを使用
毎度おなじみのメタリックブルーに輝くボディカラー
ローズ指板仕様

マルチプレイヤーのノビさんはボーカルを担当
長髪、黒いサングラス、オレンジのシャツといういでたち
ギター、ドラムも楽々にこなす
もちろん先月も出演
数年前に「ツイスト」のコピーバンドで世良公則を演じていた
でも、実際の話、彼の本業はジャンルの壁をも軽く超越しちゃうアメリカ仕込みのギター
でも迫力あるボーカルもこなすのだ
いつでもどこでも頼りになる存在
オーラが半端ない

最年少の爽やかなる青年はケンシローくん
パーカッションを担当
(主にボンゴ&カウベルを使用)
ラテン系のリズムでサウンドに一層のバリエーションを施す
若いのに熟練のクールなアクセントを次々に網羅する様は圧巻だよ
スタンディングでのプレイスタイルに徹していた
白いシャツとネックレスがファッショナブル
黒いジーンズ姿

そして先月も自分の名前を冠したバンドで出演していた今井まことくん
ギターを担当
ムードメーカーの真骨頂だなあ
最初から最後までとにかく盛り上げ役も兼任する
愉快痛快で和みモードも醸し出している
これは持って生まれた才能
でも使用しているギターはそうとうにこだわりがあるご様子
だってゴールドパーツ仕様のストラトキャスターだよん
目にも鮮やかな赤いボディカラー
ローズ指板
暑さ対策として首には白いタオルを巻いている
黒いキャップとTシャツを着用

もう一人のナイスガイなギタリストもストラトキャスターを使用
一種独特な仕様がひと際目を引くなあ
潔いほどのブラックボディカラー
メイプル指板
ジーンズと白Tシャツは見るからにロッカーの風情

そして黒Tシャツにチノパン姿のパワフルなブルース・ハーピストも先月に引き続きの参加
彼のハープはかなり遠くに私用で出かけていたアキの耳にも届いた
ひたすらに吹きまくるハープの音色にアキはてっきり偽物の音だと思っていたらしい
そのくらい常に安定していてエモーショナルで迫力のサウンドを醸し出していたのだ
ハッキリ言って上手いのだよ
ここまでのテクニシャンは久しぶりに見たなあ
貴重なる存在だ
札幌音楽界隈の奥の深さを痛感した次第さ

眼鏡を装着したタイトでパワフルなドラムはGhipの常連組
2022年7月16日の土曜に浅草橋に「ふとがねのび太」でも叩いていたはずさ
ワイルドで安定感も抜群です

皆それぞれに好みの衣装やアクセサリーなどを着込んで自由きままに楽しんでいましたよ。

そろそろ客席もほどよく埋ってきたね。
熱気も徐々に高まってきている。

この会場でのライブは、今のところ、すべてにおいて順調だよ。
動員数、スタッフ、対バン、そしてオーディエンスなどなど・・・・。
雨の予報、客入りをとっても危惧していたんだけど、そんなこと
全くの取り越し苦労だったようだ。
良かったね!

前置きが大変長くなってしまいました。
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)
セッティングは完了しているので十分に余裕があります。

はい、さてさて、皆さま、準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います。

司会進行役の斉藤さんが、会場後方テント内からワイヤレスマイクを手にして盛大なるアナウンス

「大変長らくお待たせいたしました
次に控えしバンドは・・・・
札幌・豊平区平岸にあるライブハウスG-HIPに出演しているバンドの登場です
応援のほどを、よろしくお願いいたします
それではWHITE CROWESの皆さんです!
どうぞ!」
おしゃべりの中にさりげなくキッチンカーのことをアピールすることもしっかりと怠らないところはお見事だ!((´∀`))
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

パワフルなイントロに導かれていよいよ始まった。
「スタート・ミー・アップ」
おお!!
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げる
なんという自信のあらわれでしょう
アルバム「刺青の男」の1曲目に収録された代表作品
1981年8月14日に先行シングルカットして大ヒットした
アメリカ・ビルボード・ホット100のチャートでは最高ランキング2位を記録
コンサートでも一貫して演奏され続けている
ホワイト・クローズも誇らしげに極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開

男気に満ち溢れる、骨太なブリティッシュ・ロック・ビートの反則技が炸裂!

激しく火傷しそうなくらい燃え盛る熱いエナジーに、思わず会場から口笛が「ピューピューッ!」と吹き鳴らされます。

やや腰を落とし気味で斜に構えたギターの今井くんが、ノビ氏のボーカルへさりげなく援護射撃を送る。

フレーズの一音一音に説得力を込めて弾きこむので、思わず身を乗り出してかぶりついちゃった。

それにしても勢いが止まらないボーカルのノビ氏。

筋肉質のガッシリとした体格からして見るからにメガトンヴォイスなんだろうなあ・・・と思わせちゃうほど。

カリスマ、ミック・ジャガーの独特なる節回しや息使いまでメチャクチャ心憎いほどにそっくりなのでビックリ。

ワイルドなる声質・声量の佇まいで迫ってきます。

まるでノビ氏に、ミックが乗り移ったかのような錯覚に陥ってしまいそう。

琴線を絶えず震わすシンプルでストレートな陶酔のアレンジに痺れるよ。
ちょっと先ほどまでのバンド勢とは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまたグッとくるではないか。
最早オーディエンスのハートは鷲掴み状態だ
Ghipワールドへのいざないには大成功
既に金縛り状態の方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしるまでのバランス感覚。
メンバー全員がグルービーなアクセントに合わせての仁王立ち
ブルース・ハープによるソロも遊び心が込められていて微笑ましい光景
サウンド美意識への披露具合も絶妙だね。

日本中が活気に包まれて、躍動していた80年代の熱き時代が脳裏に蘇る。


ファンのユミちゃんと名物ダンサーのアベさんもステージ正面にまで応援に駆け付けた
「以前にこのライブイベントに出演した時は雨だったさ・・・・
それ以来、俺は雨男と言われるようになったよ‥‥(-_-;)」
とここでもう我慢ができなくなったのかアベさんがステージの中央に立った
バンドから呼ばれたみたい
ファミリーの一員なのだそうです
間髪入れずにカウベルがグルーヴィーに打ち鳴らされる
「ホンキ―・トンク・ウィメン」
アルバム「スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツVOL,2)」の12曲目に収録
1969年7月4日にシングルカット
英米共に堂々の連続1位を獲得
2代目ギタリストのミック・テイラー初参加曲
問答無用のかっこいいアクセント
ふんだんにタメを聞かせて高らかに響き渡る金属音
もうこのあまりにも有名過ぎるイントロ一発で脳天スパーク状態
ルーズでファンキーなカントリー・ミュージック風のアレンジが絶妙
アメリカ南部のスワンプ・ロックの影響が強い
もうお祭り気分に酔いしれているアベさんは気持ちよさそうに体を揺らしている(2番目もパープル・ブリンガーでほとんど体力を消耗してしまったらしいが少しは回復したかな…((´∀`))
真骨頂ともいえる隠し玉のブルースハープソロへと雪崩込み
それを手始めにボンゴソロへとバトンタッチ
手数の多いおかずを連打して場を異常に盛り上げた後には大御所ドラマーへと役目を引き継ぐ
その阿吽の呼吸ともいえる意思の疎通がお見事
手際のよい采配もスマートに連結

あらら・・・?!
アベさんがステージから降りてしまった・・・
「年寄りにはちょっときつかったみたいですね・・・((´∀`))
それでは残り2曲です
・・・・ブラウン・シュガー!!」
オープニング同様に歯切れのよい印象的なギターのリフが肝
傑作アルバム「スティッキー・フィンガーズ」1曲目に収録
1971年5月7日にシングルリリース
USpopにて2週連続1位を獲得
俗語で「精製されていないヘロイン」を指す隠語
非常に猥雑な内容の歌詞
誰が何と言っても口ずさみやすい良質の歌メロへ、絡みつくように響き渡る強烈なギターソロをセンターへ歩み出て弾きまくる。
歌とギターが相殺し合っていないところも驚愕。
お互いにリードするわけでもなく、昇華していく爆発的な様は印象的でスリリング。
若者たちの心の叫びを代弁するがごとく、まっすぐ一生懸命に所狭しと熱唱するポーカーフェイスのボーカリスト、ノビさんがとっても素敵だ。
既に合唱がはじまった。
今井くんのリスペクトが思いっきり込められたスリリングなコーラス・ワークもそれに優しく寄り添う。
掛け合い後「サンキュー!ありがとう!!」
と御礼の言葉を投げかける。
決して派手さに溺れることもなく、地味ながらもしっかりとした進行も聞き逃せない。
コンパクトに仕上げられているけど、実はけっこう複雑だ
サビのラインは、単純でないところが、したたかなる魅力。
改めてストーンズって、カリスマ的天才集団だなあと認識した次第。
緻密に構築されている様に思わずニンマリ。
癖になりそうな構築美が、これまたナイス。
エキゾチックな雰囲気迸る唯一無二の存在。
ハイテンポでスピード漲るアタック感と、哀愁に満ち満ちたエモーショナルなポップ・ソング。
艶やかで攻撃的なメッセージ性や物語性も無視できないよ。
一見強面なノビさんのなりきり度がヒートアップ。
まるでミックが憑依したかのようさ
エンジン全力噴射。
(スーパージェッター風にコメントさせていただきましたさ(;^_^A)
充実っぷりをフルに発揮。

ここで・・・・一息入れてノビさんによるユニークなメンバー紹介
懇切丁寧に一人一人を指さしてのアナウンス
((´∀`))
ほっこりとした仲良しムードが伝わってくるシーン

「早いものでもう最後のナンバーとなりました
ジャンピン・ジャック・フラッシュ!!」
と号砲を打ち上げた・・・おっと・・・
今井さんにトラブルが勃発
例の攻撃的でハードなギターが炸裂してこない・・・
「今井さん、早く・・・・
いいですか」
仕切り直してようやくスタートした
ホッとしたよ
手に汗を握ってしまった・・・・
1968年5月24日にシングルでリリース
チャートでは1位を獲得
ジャンルに関係なく多方面のミュージシャン達にカバーされている
ここでも当然のごとくブルース・ハープ・ソロが火を噴くように吠える
ノビさんはカウベルで応戦
ケンシロウくんは虎視眈々とボンゴで追随
秘密兵器のレスポールに持ち替えた今井さん
先月も弾いていたゴールド・トップ
彼の代名詞
そんなのを見せつけられちゃあノビさんも黙っていられない
もう一人のギタリストからギターを借りて挑戦状を叩きつける
余力を振り絞り、一丸となって汗飛び散らかしながらのはじけまくり。
ノリノリでキャッチーなリズムに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならでは。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン!!
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディング。
硬軟取り混ぜた巧妙ギグに、誰もが目いっぱいやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。
後のバンド達にプレッシャーがのしかかってくるよ。
恐るべし、北海道の奥深きミュージック・シーンよ。
ホワイト・クローズ軍団が、ここでもド派手にぶちかましてくれた。
なるほど、あまりにも憎い男たちだねえ。
ドンドンとマイペースで場数をこなしていきながらで、今後の成長がとっても楽しみだ。
なあんていうことを考えていたら、あっという間に終わってしまったさあ。
爆音渦巻く中で無事にフィナーレを迎えることとなりました。
メンバー7人はとっても満足そう。
納得行くまでの完全燃焼!!

これでライブは終了。
疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
「ありがとうございました。
まだまだ先は長いけど、皆さん、最後まで楽しんでいってくださいね」


****
エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
ホワイト・クローズの皆さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
とってもいいなあ!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします」

ステージを降りた後のビールは格別でしょう。
一生懸命に頑張った甲斐があったというもの。
それでは次のバンドの準備が整うまで、少々お待ちください!!****


真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
メンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
7人もしばらく長丁場のイベントを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場中に流れるムーディーなBGMは
スタイル・カウンシルで
「マイ・エヴァー・チェンジング・ムーズ」
ゲス・フー「アメリカン・ウーマン」
これ大好きなんだよ!!💛















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VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(シュガーレス編)

2024-08-29 22:25:02 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
ランナウェイズ「チェリーボム」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「遥かなる影」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」「ドント・レット・ミー・ダウン」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
もう下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

はい!
さてさて、お次の番だよ。
時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

5番手には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、余裕と貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みのベテラン勢の登場だ

12:40~13:05
「シュガーレス」
(安全地帯のカバーバンド)
男女混合、札幌からの出演で6人組
この日出演したバンド中一番のいぶし銀路線
まあ、それは間違いない
意外にも初出演だった!!
てっきり常連組だと思い込んでいたよん
キョンキョンに聞いてみたところ、シュガーレスは「浅草橋」、北風ピープー」は北運河と分けていたそうだ
う~~む・・・・至極納得しちゃったさ
だから、先月も「シュガーレス」を見たばかりなのでいつも対バンをしているような錯覚に陥ってしまった
まあ、メンバー達は膨大に掛け持ちをしているからねえ
混乱をきたしてしまったさ・・・(-_-;)

つまりは不定期ながらも、ちょくちょくと顔を合わせている仲さ((´∀`*))
このバンドとマサとの付き合いも相当に長い。
なんたって10年を軽く超えてるもんね。

面白いのは最初の頃は必ず小樽ライブイベントで対バンしていたということ(だから勝手に私は小樽のバンドだと思い込んでいたくらい)。

それを切っ掛けに親しくなってからは「STA企画リブレーション」にもたびたび参加してくれるようになりました。

だから、ステージングの細部までをも知り尽くしているつもりだったんだけど、今回は新たな趣向を加味させてきたようだ。

なるほどなあ・・・したたかなる猛者集団。
そして、近年のセット・リスト中、毎ステージごとに、だぶりは数曲のみという妥協なき徹底ぶり。
一体全体、彼らの持ち曲ってどれだけあるんだい!!??
だからこそかえって新鮮この上ない展開が初々しかったんだけどね
次から次へと名曲群が炸裂する様はとっても心地よい
今後も、彼等の活躍には期待大
楽しみがまたまた一つ増えたよ
これもライブイベントならではの醍醐味です
ライブの前後にメンバー達とけっこう談笑する機会があったんだけど皆気さくな連中
世代の壁なんて全く関係ない
一瞬で打ち解けて熱く会話も弾むって塩梅
羨ましい関係でしょう( ´艸`)
そんなことも含め盛り上がってしまったさあ


もはや彼らに関しては説明不要なんだよね。
ここで、ひと際ユニークなる、このバンド名の由来を説明します。
「世の中そんなに甘くない。
健康の事を考えて、砂糖を控えめにする」という意味なんだそうです。
人を食ったようなセンスあふれる意味を含んでいるのだ。
ちょっと聞いた感じでは非常にロックっぽいバンド名なんだけど、その実態は大違いでとってもユーモラス。

開場直前までみっちりと熱心にサウンドチェックを重ねていたシュガーレス
各自それぞれに個性的でカッコいい奴ら
往年のジャパニーズポップ・ソングを披露
これが全曲マサのドツボにはまった
どれもこれも大好きなナンバーなんだもんなあ
(個人的には数曲演奏した曲もあり)
なるほど・・・と頷ける内容でした((´∀`))

ここ数年は、あまりご一緒する機会が激減しているような気がしていたんだけど、それも単なる思い過ごしだったようだ。
まあ、コロナ禍もあったことだしなあ・・・・。
実際には、別のプロジェクトでもある「テケテケ」「アズマッシーズ」「北風ピープー」「ちむどんどん」などを見ていたからだね、多分。
そんなわけでして、再度アクティブに活動を本格化するようだ。
頼もしい限り。
(調べてみたら、ただ単にイベント参加の曜日違いでニアミスしていただけのようで、ずっと元気に活動中だったとのこと!
そうそう、今月31日の土曜日にもお互いの代表メンバー達がご一緒するよん
場所はスターライト
還暦以降のミュージシャンによる一大セッション大会
面白そうでしょう((´∀`))

このバンド、この日はもう、メンバー達がマスクを装着していなかった。
ちょっと前までならば、厳重に感染対策を施していたんだけど、こういう姿を見ていると、ああ・・・世の中が以前のように平穏な日々に戻ってきたんだなあ、と痛感した次第。

それではシュガーレス6人の皆さんを紹介します!(以前はエレキギターがツインだった)

中心人物でセンター・フロントをキープしているのは、もちろん花形タッキー
(VO&いつもの愛器オベーション・アコースティック・ギター。
ブラウン・サンバーストのボディカラー。
白い帽子と黒眼鏡とブラウン・パンツがよくお似合い)
派手な柄のアロハシャツ姿が涼しそう。
どこで買ったんだろうか・・・?
興味津々・・・・。

ベーシスト&コーラスは伊達男のトッシーくん。
相棒のブラックボディ・ヘッドレスベースで時にはサムピッキング・プレイが飛び出すテクニシャン。
これはフェルナンデスだよん。
(先月、残念なことに倒産報道された・・・お世話になったメーカーだけに哀しいなあ・・・)
長年、これ一本で貫き通す心意気が素晴らしい。
彼も白いTシャツ&キャップとジーンズ、ラフな花柄shirtにスニーカーというラフなスタイルで決めている。
この日、会場の入り口でトッシーに呼び止められたマサは談笑を交わした

頑強なるドラマーは、アスリートとしての顔も持つ伝説的存在のアキタヤ・エージくん。
引き締まった筋骨隆々の逞しい肉体を誇示するが如く、目にも鮮やかなる紫色のシャツ姿がすこぶるカッコいい。
心優しきナイスガイ

グレーの帽子とサングラスがトレードマークのエレキギター&コーラスはリーダーのコダマッチ
(レスポールスタンダード、ボディカラーがレモンドロップのギターを使用していました)
ストラップもオシャレなデザインの茶色で統一。
黒いベスト、爽やかな白のTshirt(胸には燦然と描かれたハードロックカフェのロゴ)とベージュ・チノパンというイデタチ。

キーボード&コーラスは、毎度おなじみの我らが姉御キョンキョン。
上下がキャメル・カラーファッションなのが1ポイント。
ローランドJUNO-DSを使用。
スタンディングでプレイするというのが彼女のスタイル。

そしてもう一人、花が増えた。
同じくキーボード(YAMAHA MX)&コーラス担当のノリちゃんも、仲良く並んでのスタンディング。
黒い柄のシャツ姿がミステリアスなレディ
ちなみにキョンキョンとノリちゃんは、ヘッドセットマイクにてコーラスを担当していました。
・・・という布陣。

皆それぞれに好みの衣装やアクセサリーなどをワイルドに着込んで自由きままに楽しんでいましたよ。

そろそろ客席もほどよく埋ってきたね。
熱気も徐々に高まってきている。

この会場でのライブは、今のところ、すべてにおいて順調だよ。
動員数、スタッフ、対バン、そしてオーディエンスなどなど・・・・。
雨の予報、客入りをとっても危惧していたんだけど、そんなこと
全くの取り越し苦労だったようだ。
良かったね!


そんな彼らから、元気いっぱいなメッセージが届いています。
「2006年3月に結成、フォークソングを中心としたアコギ2台で、男性2名、女性2名のアコースティックグループとして誕生。
7月にドラムとベースが加入して安全地帯のコピーを演奏するようになる。
女性メンバーがキーボードを弾くようになり、その後、キーボードがもう1台とダンサーも加入して、現在の活動に至ります.
皆さん、今後共、応援のほどよろしくお願いいたします!」
う~~む、歴史が深いなあ・・・・。

というわけでして、観客動員数は圧倒的に1番を誇るシュガーレス!
だってタッキーとキョンキョンだけで、軽く50人は動員できるそうだ。
開演直後に「もう呼んだお客さん達が来てくれているよ」と教えてくれた。
素晴らしい人脈とファン層。
会場の中央席で、今か今かと待ちきれない表情で盛大に賑わっていました。

先月に引き続きシュガーレス・ファミリーのジョージさんもこの日、しっかりと専属カメラマンとして来場していたよ。
(午前中の駐車場にてマサは偶然にも真横で遭遇したものだからご挨拶させていただきました。
何度も、こういう場所で会うんだよね!!)
な、な、何とパープル・ブリンガーに間に合うように駆け付けてくれた
しっかりと写真と映像も撮ってくれた
YouTubeにもアップしていただきました
音楽はもちろんのこと、人生経験においても大先輩
「ジョージ」って本名なんだよ
改めて直接に確認させてもらいましたもん
生まれた時からロッカー然としていたんだなあ
羨ましい・・・・・
マサが最近、皮パンをやめてジーンズを履いていることを指摘されちゃった。
「スミマセン・・・中々気に入った皮パンが見つからないもので・・・」
でも最近は「ジーンズ姿もいいものだね」とニンマリされちゃった
・・・・ホッ・・・。
そのジョージさんは若々しく、いるグリーンのキャップ、真っ赤なTシャツとスパッツ姿でした。
胸には「ギブソン」のロゴが描かれている
このスタイルは見習わないとなあ・・・。(;^_^A
ライブレポートもその都度必ず愛読してくれているとのこと
長文がしんどいらしいけれどね・・・・(-_-;)

前置きが大変長くなってしまいました。
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)
サウンドチェックをとうに終えてセッティングは完了しているので十分に余裕があります。

はい、さてさて、皆さま、準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います。

司会進行役の斉藤さんが、会場後方テント内からワイヤレスマイクを手に声高らかにアナウンス
「一人も欠けることなく18年目を迎えました
記念すべき20周年まで早いものであと2年
盛大なる応援をよろしくお願いいたします
それでは毎度おなじみ、シュガーレスの皆さんです!
どうぞ!」
キッチンカーをアピールすることもしっかりと怠らないところはさすがだ!((´∀`))
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

パワフルなイントロに導かれていよいよ始まった。
タッキーが思いっきりのシャウトでタイトルコール!
史上空前永遠の大ヒット曲「ワインレッドの心」で華々しく幕開け。
おお!!
序盤から飛び出したのがこれかあ
開始の狼煙は情け容赦なき掟破りの波状攻撃で火を噴いた
開巻から惜しげもなく取り上げる金字塔
なんという自信のあらわれでしょう
秋田谷くんによる力強いハイハット・カウントから巧みなリムショットに連結する
千手観音のような手数王に目が釘付け
余裕と貫禄漲る極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開するものだから一時たりとも気を抜けない

男気に満ち溢れる、骨太なジャパニーズ・ポップ・ビートが炸裂!

激しく火傷しそうなくらいに燃え盛るエナジーの虜

これは、4枚目のシングル。
不動の人気を決定的づけた燦然と輝き続ける代表作品だ。
1983年11月25日リリース。
週間オリコンチャート&ザ・トップテンでは堂々の初1位を記録!。
アルバム「安全地帯Ⅱ」に収録。
売り上げ枚数は71,4万枚。
シンガーソングライター玉置浩二の底力を見せつけられたようなアンセム。
作詞は盟友・井上陽水!
プロデュースとアレンジは大御所・星勝。
どれだけ多くの人々がこの曲に励まされ泣かされ嫉妬したことでしょうか・・・・。
大人の男女間に揺らめく危険な恋模様を芸術的に描きあげている。
これこそプロフェッショナル・ワールドの極致。
それまで何故だかヒットに恵まれていなかった安全地帯・・・・・
玉置浩二氏本人が「歌謡曲っぽくて売れそうな感じの曲」を目指して生み出したという曰く付きで大当たりの傑作。
さすがのシュガーレスも、この凄いターニング・ポイントだけは絶対に外すことは許されないね。((´∀`*))
これをやらなきゃあ、ステージを降りることは許されない。
怒られちゃうよん。
まあ、玉置浩二の曲ならば、どこに組み込んでも全く違和感はないけれども・・・・。
いかにも臨場感を煽るべく仕組まれたような設定の作りは申し分なしだ。
普段オフステージでは,おとなしくてにこやかなタッキーも、ステージでは、男の色香が匂い立つほどにダンディーなふるまい。
サビのパートでも遊び心も交えて、粋なくらいに決まっている。
シュガーレスもスピード感あふれる迫力のプレイで聞き手に極上の刺激を注入してくれたよ。
大手を振って皆で大合唱!


「ハイ!
シュガーレスです
こんにちは!!・・・・て、これでシーンとされたらいたたまれないよねえ‥‥(-_-;)
皆さんの前だと、ついつい力が入ってしまう。
大丈夫かな?
全然、大丈夫じゃない!!?
精神的にもつまらない話をしてしまうからへこんでしまうよ。
だって、このステージ広いんだもん。
もう年なのかなあ・・・・?」
間髪入れずに客席から・・・・
「可愛い!!」
「あはは・・・・(-_-;)」
すかさず会場のあちこちから
「タッキー!!」
「キョウコちゃ~~ん!!」と歓声が飛ぶ。
「・・・・夏の終わりのハーモニー」
イントロでちょっと事故ってやり直すのはご愛敬さ・・・・((´∀`))
セカンド・ナンバーにはもってこいだね。
多彩なる表情の珠玉なるゴージャス・バラードナンバーですよ。
一切遠慮ない号砲が豪快に解き放たれた
エナジー溢れるほどエレキギターによる斬新的でメロディアスな音色も、グイグイと圧倒的に迫ってくる。
これは井上陽水&安全地帯とのコラボレーション・シングル
1986年9月25日リリース
オリコンチャートでは最高ランキング6位を記録
季節柄いかにもライブ映えを想定してセレクションしたね
確信犯だ((´∀`))
1986年12月14日発売5枚目のオリジナル・アルバム「安全地帯V」に収録。
何というドラマティックで反則技ギリギリの隠し味。
これでバッチリと掴みはオーケー!
もうこれ一発で観客たちの度肝を一気に貫いた
エキサイティングな展開で脳天もスパーク状態。
この日のシュガーレスは、今まであまり取り上げなかった曲が目白押しだ。
果てしなく貪欲的なるキーボードやコーラス・ワークも充実しているもんね。
どんなに勢いある実験的でヘヴィーな曲調だろうと、ツボを心得たグッとくるフックとラインは決して失われない。
ミディアムのコード・ストロークも軽快なるタッキーに注目。
フィニッシュの担当も当然カリスマのタッキー。
情感豊かで憂いのある歌声が得も言われぬ感動を呼び起こす
美味しいところ、独り占め状態の心憎い奴さ

「今日はお忙しい中をこんなにもたくさんの皆さんに集まっていただきまして感謝しています」

3曲目は甘美に切ない「マスカレード」

1984年7月25日発表のヒット曲。

6枚目のシングル。

オリコンチャートでは最高ランキング59位を記録

同年5月1日発売のセカンド・オリジナル・アルバム「安全地帯Ⅱ」4曲目に収録。

イントロのエレキギターによるメロディも官能的にグイグイと迫ってくる。

さすがベテラン勢だけにエンジンも全開でフルスロットル。

ゴージャスな編成ゆえに、際立つサウンド・ヴァリエーションの彩も豊か。

ツイン・キーボードにコーラスも充実しているもんね。

全体を包み込むように奏でられるシンセサイザーの定番音色が心地よい。

この時、日差しがきつかったけど、会場内はとってもゴキゲンモードだ。

抑揚の付け方も絶品の音像を構築。

 ドラムもタイトなボトムラインでしっかりと牽引。

転調後も強引なまでにノリノリで引きずり込んでくるパフォーマンスは、なるほど勉強になります。

しっとりとした、お約束バラードもノスタルジックで出色の出来栄え。

レッドゾーンも振り切れ寸前。
漲る絶妙のエナジーも大量に放射。

「ありがとうございます((´∀`*))
ちょっと暑いですが、最後まで熱く盛り上がっていきましょう・・・・!!!
次にお贈りする曲は・・・・・熱視線」
ベストアルバム「I LOVE YOUからはじめよう~安全地帯~」に収録。
1985年1月25日に8枚目のシングルとしてリリース。
オリコンチャートでは最高ランキング2位を記録。
ハードなサウンドが琴線に触れるメロディ、シンプルな言葉が並ぶサビと聞きどころは満載。
タッキーは情熱的で繊細なボーカルで堂々と自己主張を誇る。
男のユーモアの範疇で女性心理を逆なでする唱法を歌わせたらタッキーはピカイチだ。
いやらしいくらいに狂おしく、なまめかしく迫るタッキー真骨頂のヴォーカルが思いっきり炸裂。
張りのある伸びやかなる喉は益々磨きがかかった感あり。
耳元で囁きかけるように・・・・。
(MCも同様だった!)
ここでも本来の持ち味であるシュガーレスのサウンドをじっくりと披露。
名曲というものは発表から何年経過しても遜色なく輝いているのですね。
ちっとも古臭さを感じさせません。
ミュート気味のギターとリム・ショットのドラムスが味わい深く響いてきます。
サスティーンが思い切りかけられたギターも効果を発揮していて印象的。
例の独特なシェイプのヘッドレスベースでサムピッキング。
中間部分ではフロントメンバー全員が両手を掲げて手拍子を要求。
更なる捻りを駆使してきた
ブレイクの連発でいやが上にも興奮を煽るという塩梅だ
エキサイトした観客が口笛をピーピーと吹き鳴らす。

ジョージさんが最前列のベストポジションにて激写を繰り広げている…と思っていたら、それに飽き足らずマサの元へとやってきたさ
「よくよく考えてみたら、自分がシュガーレスのライブ中に写っているのがないことに気づいたよ
手伝ってよ!」
お安い御用です
マサは即座にジョージさんと熱演を繰り広げているシュガーレスを縦から横からと一緒に写真へと収めた
浅草橋オールディズナイトに引き続き、少しはお役に立てたかな((´∀`))

ここで・・・・一息入れてのタッキーによるユニークなメンバー紹介
懇切丁寧に一人一人を指さしてのアナウンス
((´∀`))
ほっこりとした仲良しムードが伝わってくるシーン


「オンドラム、アキタヤエイジ!!」

ハイハットによる4カウント。

バスドラムが正確なテンポで踏み鳴らされる。

そこからリズムセクションの相棒でもあるベースがリズミックなるオクターブ奏法で被さり、フランジャー効果を施したギターから、お約束のラスト・ナンバーは「真夜中すぎの恋」へと雪崩込む。

1984年4月16日発売の安全地帯による5枚目スタンダード・シングル。

アルバム「安全地帯Ⅱ」に収録。

陽水&玉置浩二による共作。

なぜだかオリコンチャートでは20位なんだね、不思議だ。

名曲中の名曲なのに。

まあ、チャートなんて単なる目安なんだけど。

しかし、いつ聞いても、中々にオシャレな歌詞とアレンジだ。
タッキーは最前列中央に陣取る女性ファンを直々に指さして「美しくなれ~♪」
演出効果を狙う。
いつも以上に張り切って元気一杯のタッキー。
綺麗で広いステージだけに大張り切り。
ジャンプしたり、ドラムに駆け寄ったり、両手を高々と振り上げてみたり、両サイドの弦楽器プレイヤーと絡んでみたりと縦横無尽の活躍。
「見違えるほどに怒涛のステージングだ」とライブ後、タッキーに下手袖でコメントすると「やはりライブだからねえ」とまんざらでもないような不敵な笑みを浮かべてた。
ドラマーは、時にはセーブ気味に全体を盛り立てる典型的職人派

やっぱり、歌ものバンド・アンサンブルは、こうでなくっちゃあねえ。

ゴージャスな編成ゆえに、ヴァリエーションも豊か。

少し早めのビートで繰り広げられる重厚なコーラスとの掛け合いやギターも美しい。

それに呼応するかのように各メンバーが順々にソロを駆使してバトンを受け継いでいく。
声援も盛大にかかります・・・・・。
余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎにいつの間にか金縛り。
皆、汗飛び散らかしての、はじけまくり。
ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならではの醍醐味。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン
引っ張りに引っ張ったエンディングで、フィナーレを迎えた。
「さようなら~~!!」
バッチリとまとまりのある所を見せつけてくれましたよ。
天空高くCRACKERも華麗にはじけ飛んだ
「パンッ!!」
硬軟取り混ぜた巧妙なる安全地帯ショーに、誰もがやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。

エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
とってもいいなあ
ありがとうございました。
シュガーレスの皆さんでした!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします
プチ情報です
ドラムの秋田谷君は中学生の時、陸上の長距離ランナーを務めていて小樽チャンピオンに輝いていたのですよ
バスケットなどもこなすマルチなスポーツマン」
会場中から驚きの声が沸き上がったのは当然だ

完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。

真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
6人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

・・・・((´∀`))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」







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VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(MIRAGE編)

2024-08-29 09:25:12 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!

11:35~12:00
「MIRAGE」

序盤戦には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、余裕と貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みのベテラン勢の登場だ

さてさて、3バンド目は、札幌からのT-スクエアカバーバンドで5人組。
バンド名も偉大なるT-スクエアの「EL MIRAGE 」から命名。

それまでの流れをガラッと雰囲気変えてオール・インストウルメンタルバンド
(この日はこの手のタイプは2つ
まあ、どちらもメンバーはほとんど同じなのですがね((´∀`))
レッチリ、パープル、そしてスクエア、お次はボウイに安全地帯にストーンズ、ビートルズ、ジャンヌダルク、高中、AOR,ソウル、ラルク・・・・へと流れるお見事なる采配!!

こちらは正真正銘、正統派のJフュージョン・バンド。
ずっと以前からバンドの存在は知っていたんだけど、何故だか縁がなく中々見ることができなかったんだけど、最近は一気に対バンの機会を得てちょくちょく拝見させてもらっているよ。
実は何年も前からあちこちのイベントでSTAはこのバンドと対バンだったにも関わらず、土日開催ゆえに曜日違いですれ違ってばかりだったのだ。
でも一昨年の4月3日(日)ゴールドストーン「フレンズ・ライブ」で遂に生体験が叶った次第さ!!
といっても、ほとんどのメンバーは他のバンドで以前からの顔見知り。
(今回ご一緒するのは、ちょうど1年前の8月27日、日曜日ここ小樽は北運河サウンドエナジー以来だ)

この日も午前中での出演なんてもったいないくらいの、高水準なテクニックを披露してくれました
(この日の出演バンドはどこも上手かったけどね!)。

観客席からも、その火花散るテクニカルなプレイの連発に、感嘆の声が漏れ聞こえてくるほど。


こんな凄腕のバンドが、まだまだここ北海道には、うじゃうじゃといるのでしょ。

ひじょうに心強い限りだ。

眼前で繰り広げられた、すさまじいばかりの圧倒的なインプロヴィゼーション。
あまりにも印象が強烈だったので、今でもハッキリと脳裏に焼き付いております。

はい、超久しぶりに会った人もいて懐かしいなあ・・・。

メンバーの構成は・・・・・
アルトサックス&EWIに眼鏡のフミヤス君。
センター・フロントに陣取る
黒いTシャツにジーンズと白いスニーカー姿


ギターは眼鏡姿の石やん
先月までSTAでも弾きまくっていたスーパーテクニシャン
(フェンダーのストラトキャスター。
白いTシャツの胸には神々しくフェンダー・スパゲッティ・ロゴが輝く
ピックアップはこだわりのSSH。
渋いブルーのボディカラー。
ローズ指板。
ワイヤレスを使用。
黒いジーンズが渋い!)。

ベースはアミちゃん
(ジャズベースシェイプのFGNを使用。
青ボディカラーにメイプル指板5弦仕様。
石やんとお揃いのカラーは偶然ではないでしょうよ。
shirtも眩いほどの柄物で決めているところが心憎い。
バランスセンスがナイス!
サングラスと白いスニーカー&パンツ姿が爽やか過ぎる)。

売れっ子のドラムにアキちゃん(帽子とshirtは黒で自己主張!
誕生日が目前・・・・一足先に、おめでとう!)。
あちこちで引っ張りだこの超絶に人気者
麗しの奥様キヨミサンも愛犬(メス)と一緒に熱いエールを常に送り続けていたよ
この日に知ったんだけどパープル・ブリンガーのオカちゃんとは知り合いなんだとか
共に自宅スタジオを制作する際に見学をしたそうだ
愛犬のお世話をしているのがサーヤ&マオ夫妻という縁でのこと
びっくりしたよ((´∀`))

そしてキーボードは紅一点のハルちゃん。
椅子に座ってのプレイ・スタイル
清楚な衣装が、とってもチャーミングでお似合いさ。
あちこちから、いつでも引っ張りだこの彼女。
この日も愛器ローランド06とスタンド共に、かわいらしい白で統一。
これがとてもステージ映えしていた。

どうです!
エグイでしょう((´∀`))
皆さんも彼らのプレイは、絶対にどこかしらで見たことがあるはず。
そのぐらいにあちこちで、アグレッシブに活躍しているミュージシャンばかりです。
特にアミちゃんは
ミキミキちゃん率いるDEAR FRIENDS、40高中、マジックカプセル、AXIA・・・他にも膨大なプロジェクトに所属している男だ。
いつでもどこでも注目を浴びているのだ。
この日も相変わらずの超絶技巧なプレイを、クールにこなしまくっていたよ。
AXIAのも最近復帰したしね
そのバンド・リーダー、クル氏も応援に駆けつけていた
石やんも、才色兼備のモデル並みな女性シンガーをフューチャーしたバンドを率いて、近年はすこぶる気を吐いている。
人脈も豊富なナイスガイ・アキちゃんもジャンルの壁を軽く超越して、方々でスティックを振り回しながら叩きまくっているよん。
ハルちゃんについては、もはや野暮な説明なんて皆無。
数えきれないくらいに、多方面で対バンを組んできた仲です。

さてさて、長い前置きはそろそろ終わりにして、さっそくライブレポートに突入だ。
サウンドチェックも、ほどほどに済ませてのスタート!

時間はそうとうに巻きの状態だけに、リラックスモード全開さ。
ちなみにせっかくだから、以前のライブレポートも交えてお送りしたいと思います。
前回とは大幅にセットリストを変えてきたものでね。
したたかなるバンドめ。
一体全体、どれほどの引き出しを隠し持っているのやら。
不穏な天候なんて消し飛んじゃうほど、今の季節にピッタリな爽やかで軽快なショーを展開してくれましたよ。
とにもかくにも、それでは、よろしくね!!
人数の関係上、持ち時間は25分足らず・・・・。
きっかりと、濃厚なるひと時を披露してくれたよ。
とにもかくにも、緻密なる一体感が半端ないんだから。

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)

セッティングは完了しているので十分に余裕があります。
三輪くんとヒカルくんへ、メンバーがアイコンタクトを送って、準備万端整いました!!

さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け

賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした司会進行役も請け負う斎藤氏がステージの後方テント内からバンドを声高らかに紹介
((´∀`))

「お待たせしました!
小樽北運河サウンドエナジー最終日ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタです・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
熱中症にもご用心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
次に登場のバンドは7年前に結成されたそうです。
今日は3年連続4度目の出演。
全曲がT-SQUARE。
それでは心行くまでにお楽しみください
ミラージュの登場です!!」

遂に爆発する時が訪れた。
格別な音像をお届けしようじゃないか。
皆、覚悟はいいか!
行くぜ!
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
OK, COME ON BABY!!
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

MCはハルちゃんが兼任
で巧みにこなす
前もってアミちゃんから「軽妙洒脱なトークもお楽しみに。
よろしく!」と予告されていたんだけど、それ以上に癒しの語りにやられちゃったさ。
「マジックカプセル」でのコミカルな口調も、ユニークでお気に入りなんだけどね((´∀`*))
「こんにちは!ミラージュです。
炎天下の中をようこそいらっしゃいました!
青い空とお酒、最高です・・・・ハロー・グッバイ!」」
オープニングから、いきなり疾走感溢れる掟破りな嬉しき反則技を持ってきたもんだ
情け容赦なき波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げるとは、なんという自信のあらわれでしょう
誇らしげに余裕と貫禄漲る極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開
実はこれ去年も取り上げていたね
1983年5月21日リリースの7作目アルバム「うち水にレインボウ」の1曲目に収録。
もちろん、あのザ・ビートルズ永遠の傑作。
アルト・サックスとEWIを曲ごとに持ち替えてバリエーションをグイグイと膨らませていく。
原曲のキャッチーなテイストを損なうことなく、でパワフルに大胆不敵なる改革を加えている。
これのラインって、ボウっとしていると全くと言っていいほどにカバーだと気づかないよ。
琴線を絶えず震わすシンプルでタイトかつストレートな陶酔のアレンジに痺れるよ。

しかしよくもまあ、これだけの入り組んだ構成を把握しているもんだ、とただただ感嘆していると、いつのまにか次の曲へとなだれ込んでいる。
間髪入れずに2曲目
早くもダメ押しの「オーメンズ・オブ・ラブ」で、とどめを刺す。
1985年6月21日にリリースした12インチ・シングル。
同年4月1日にリリースされた10作目アルバム「R・E・S・O・R・T 」の1曲目に収録。
ちょっと先ほどまでとは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまたグッとくるではないか。
最早オーディエンスのハートは鷲掴み状態だ
ミラージュ・ワールドへのいざないには大成功
既に金縛り状態の方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしるまでのバランス感覚。
メンバー全員がグルービーなリズム・アクセントに合わせてピョンピョンと飛び跳ねる振り付けも新しい技
遊び心が込められていて微笑ましい光景
サウンド美意識への披露具合も絶妙だね。
長く愛される吹奏楽編成やエレクトーン向きの定番曲。
まるで吹奏楽のために制作されたと勘違いされちゃうのもうなずける。
そのくらいによくできたスケールのでっかい作品だ。
因みにこのタイトルは個人的に伝説のオカルト・ムービー「オーメン」とは無関係なんだよね・・・・999・・・・・(-_-;)

「ありがとうございます
改めましてミラージュです
1年ぶりのライブですが小樽の皆さん、お元気でしたか
今日という日を心待ちにしていました
小樽は美味しいものが豊富ですよね
それが毎年の楽しみ
今年は特に凄いから演奏終了後はそれらを食べながら帰りたいと思います」


3曲目はマニア垂涎の一発をこれでもかあという勢いで代表作品ぶちかまし
定番中の定番ともいえる「宝島」だ
不覚にも脳天直下の衝撃をくらった
1986年3月5日リリース11枚目のスタジオ・アルバム「S・P・O・R・T・S」・7曲目に収録
シングル・カットはなし
実験的要素がふんだんに盛り込まれている和泉氏の金字塔
もうここいら辺に達した時点でオーディエンスはノックアウトさ。
それにしても、なんという贅沢なるひと時であろうか。
皆、目が点。
タイトルやバンド名を知らなくても、メロディーは一緒に口ずさめるね。
それも無意識のうちに。
そのくらいに認知度が高いのだ。
フュージョン、ジャズファンはもとより幅広い若者世代の層から支持を受けた。
長年にわたり必ずTスクエアのステージで演奏されてきた。
それにしてもパーフェクトすぎるスリリングな妙。
アタック感も満点。
まさにジャパニーズ・フュージョンのお手本のようだ。
リズムセクション・アンサンブルの雰囲気もバッチリ!
一瞬でロマンティックなサウンドへと引き込まれてしまった。

捲くし立てるようにメドレーで・・・・「エクスプローラー」
1998年5月21日リリース23枚目のアルバム「グラヴィティー」8曲目に収録
(スケールの大きなコンセプト楽曲)。
須藤満・作曲。
イントロは須藤作品だけにかっこいいベースのフレーズが先導
息つく暇も与えてくれないんだからなあ((´∀`*))
追随してのハイハットによる歯切れのよい刻み
まったくもってしたたかで、憎い奴らだ。
相変わらず、細部にわたり凝りまくっています。
BGM用に聞いたりなんかしたら速攻で天罰がくだるぞ!!((´∀`*))
もはやジャズだの、フュージョンだのと狭い括りに例えるレベルのジャンルではない。
ヘヴィーなチョッパー・ベース、パーカッシブなドラミング、繊細なピッキングで追随するギター、あたたかな彩を添えるキーボード、貫禄十分に先導し続けるEWI。
追い打ちをかけるギターとアルトサックスによる絶妙のユニゾン・コンビネーションと共にドラムソロがスリリング過ぎる。
だって寸分の狂いもないんだからね
キーボードとギターによるバッキングワークも渋い光沢を放つ。
そして交互にバトンを受け渡しながら織りなすソロバトルは火花散るほどの職人技だ。
総まとめ役を担ったサックスが天空に突き刺ささるほどの嘶きでブローする
ここでも当然のことながら観客たちの視線は、旋風吹き荒れる彼らの一挙手一投足に釘付け。
そんじょそこいらにゴロゴロと転がっている中途半端でヤワなミュージシャンどもが束になって挑みかかってきても太刀打ちなんて不可能の領域。
大やけどをするのが関の山だからやめておいた方が身のためだぜ!

「それでは、早いものでもう最後の曲です。
次は私たちミラージュ小樽のテーマソング・・・・イッツ・マジック」
1981年11月1日リリースの5作目アルバム「マジック」に収録。
シングルのリリース日は同年10月21日。
カナダでも人気沸騰してシングルカットされたんだよ。
フィリピン生まれのジャズ・シンガー、マリーンのカヴァーは大ヒットしたね。
TOPの「トウルース」、そしてこちらの「マジック」が共にこの日の知名度としては断トツ。
締めくくりとしては申し分なき決定版。
記録を紐解くと・・・・ミラージュとしては私、2022年8月31日の小樽・北運河サウンドエナジーでこれを聞いたよ
あの日は豪雨が襲ってきてインパクトがあった
強烈な印象として脳裏に焼き付いている
はい、さてさてと、力強いスネアによる連打が炸裂。
そこから次々と覆いかぶさるように挑みかかってくる猛者たち。
レッドゾーン振り切れ寸前。
余力を振り絞っての熱演。
曲者ら全員が汗だくなんだけど、不敵な笑みは絶やさない。
あらら・・・・?
どこからか現れたおじさんがシャボン玉を次々と飛ばしてステージに彩を添えてくれる。
フワフワと漂う数多くの綺麗なシャボン玉を見ていると、童心に戻っってしまうね。
ラストにふさわしき全員が怒涛のせめぎ合い。
瞬き厳禁。
完全燃焼!
会場全体が一体となってのダンス大会。
お祭り騒ぎ。
ライブならではの醍醐味だね。
だからこそ、やめられないライブイベント出演。
満足感に満たされた表情で「ありがとうございました、ミラージュでした!!」
と大団円を告げる。

フィナーレを迎えたミラージュは、汗びっしょりで達成感に満たされて満足そう。
観客席のあちこちからは「凄い!!」の声が漏れ聞こえてきた。
それも致し方ないだろうね。
正直な感想なんだもん。
完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。


会場後方に陣取る司会進行役の斉藤さんも興奮したままでマイクを手にアナウンス。
「ありがとうございました。
ミラージュの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
5人も後のイベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、これからの長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ。
それぞれに目指す音楽は違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています。
トンボたちもたくさん青空を飛んでいて、秋の気配は、もうすぐそこにまでやってきていますね。
皆さん、ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時をリラックスしながら満喫していってください!!


追記:
****この熱量そのままにお次も負けてはいられません。
さあ、また違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))
ボウイのカバー・プロジェクトだもん!
これまた異色のバンドで参上しますよ!!
いってみよう!!****
・・・・((´∀`))

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」
スプリームス「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」





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VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(狼威 編)

2024-08-29 09:25:12 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方は相変わらず多少巻き気味
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」&「ペーパー・バック・ライター」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅立ち」(究極の名バラード)
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
「ゲット・イット・オン」(T-REX)
「遥かなる影」(カーペンターズ)
「ひとりぼっちのあいつ」(ザ・ビートルズ)
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!
心行くまで楽しんじゃおう。
もう下手な屁理屈抜きにして、それっきゃない!!

はい!
さてさて、お次の番だよ。

4、12:10~12:30
「狼威」
もう分ったでしょう。
BOOWYのコピーバンドだ。
サッポロから2年連続2回目の出演。
ちょうど1年前のこと
同じく小樽北運河サウンドエナジー(8月27日の日曜日)以来
つまりは先のミラージュとも対バンした日
もちろん私が見るのも今日で2回目。
でも驚いたことにドラマーの伊達くんとアキは知り合いなんだそうだ。
この後、ホットタイムで企画ライブイベントに私らが出演した際にも伊達くんは別のボウイ・カバーバンドで出演していた
そこから親交を温めている次第さ

はい!
さてさて皆さま
このバンドは活動歴が相当に長いらしく、当初は「老威」と名乗っていたそうだ。
よって現在は第四期なんだそう((´∀`*))
でも「狼」のほうが断然にかっこよくってロックっぽいから改名は大正解でしょう。

ビート系ボウイのコピーバンドはビジュアル系Xジャパン、ヘヴィメタル系ラウドネスに並ぶくらいに多いよね。
実際の話、私も今までに膨大な数を見てきた。
麗しきミサト姫を擁するBOΦWG、そしてUNNAMEDも含めてね。
今年の6月は厚別ふれあい広場のフレンズ・イベントにおいてブラック・リストや僕のグラフィティでも気を吐いているマオちゃん率いる「暴威」を見たばかり

さあ、久しぶりにこのバンドのお手並み拝見といこうか・・・・・
順調にタイムテーブルは進行中。

ステージ上に目をやるとメンバー全員がお揃いのグレーTshirtを着ている。
胸には白いバンドロゴが神々しく輝いている。
狼が吠えるかっこいいイラストにバンド名。
全員がブラックのファッションで統一

編成は本家と同じ4人組。

サングラス姿のボーカル・・・西くん。

ベースはゴールドボディカラーのジャズベースを使用・・・荒木くん。
メーカーはバッカスで、ローズネック。
彼は「老威」時代、ボーカルだったそうだ。
右腕には黒の大きなアームレストを装着

ギターはもちろん布袋モデルを使用・・・加納くん。
ブラックボディカラー。
テレキャスター・シェイプのローズネックだ。
コーラスも兼任。
因みに先に出演していた我々パープル・ブリンガーの熱演を食い入るように見入ってくれていた
その後、メンバー達に賞賛も贈ってくれたそうだ
素晴らしいミュージシャン・シップだね

サングラス装着のドラマーは人気のお笑いコンビ「サンドイッチマン」の伊達にそっくりだから皆に「伊達」と呼ばれているそうだ。
本当に似ているからビックリ。
本人かと間違っちゃうほど。
ちなみにアキは、そのまんま「サンドイッチマン」と呼んでいるそうだ((´∀`*))。
って、な、な、なんと、サンドイッチマンのそっくりさんとして実際にテレビ出演したとのこと!!!!。
これは事件だ・・・俺も偶然それを見たもんなあ・・・・((´∀`*))

オカちゃんはトップの
「とうがらしーず」ではレッチリ
「狼威」ではボウイと
どちらも青春ど真ん中のツボにはまるジャンルだけに逐一マサが曲のタイトルを聞いていた((´∀`))


長い前置きはそろそろ終わりにして、さっそくライブレポートに突入だ。
そろそろ極上の盛大なるロックンロール・ショーに突入しましょうか。
サウンドチェックも、ほどほどに済ませてのスタート!
男気溢れる骨太なビートに酔いしれてみるというのも一興。
人数の関係上、持ち時間は20分と短めなのが辛いけど、濃厚なるひと時は瞬き厳禁。
イカシタ5曲を一挙に疾走する意気込み(多分、去年よりも1曲多い!)。

時間はそうとうに巻きの状態だけに、リラックスモード全開さ。
せっかくだから、以前のライブレポートも交えてお送りしたいと思います。
前回とは大幅にセットリストを変えてきたものでね。
したたかなるバンドめ。
一体全体、どれほどの引き出しを隠し持っているのやら。
不穏な天候なんて消し飛んじゃうほど、今の季節にピッタリな爽やかで軽快なショーを展開してくれましたよ。
とにもかくにも、それでは、よろしくね!!
きっかりと、濃厚なるひと時を披露してくれたよ。
とにもかくにも、緻密なる一体感が半端ないんだから。

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)

セッティングは完了しているので十分に余裕があります。
三輪くんとヒカルくんへ、メンバーがアイコンタクトを送って、準備万端整いました!!

さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け

賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした司会進行役も請け負う斎藤氏がステージの後方テント内からバンドを声高らかに紹介
((´∀`))

「お待たせしました!
小樽北運河サウンドエナジー最終日ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタです・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません(前日にザ・パーティ―ズとしてラスト2連発のステージをこなしている(´∀`))
演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
熱中症にもご用心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
次に登場のバンドは今月11日(日)小樽・天狗山てっぺん音楽祭3にも出演3しました。
全曲をボウイで網羅。
それでは心行くまでにお楽しみください
狼威の登場です!!」

遂に爆発する時が訪れた。
格別な音像をお届けしようじゃないか。
皆、覚悟はいいか!
行くぜ!
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
OK, COME ON BABY!!
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

「こんにちは、ちょっとお時間をいただきます
俺たちはボウイと言う音楽のジャンルを後世のロッカーたちに残すために日夜頑張っています
最後まで盛り上がってもらいますよ!!」


オープニングは、お約束の定番
「・・・・・BAD FEELING!」
3枚目のオリジナル・アルバム「ボウイ」6曲目に収録
シングル・リリースは1985年8日22日(2枚目)
オリコン週間チャートでは最高ランキング46位を記録
おお!!
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げる
なんという自信のあらわれでしょう
誇らしげに余裕と貫禄漲る極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開

男気に満ち溢れる、骨太なジャパニーズ・ロック・ビートの反則技が炸裂!

激しく火傷しそうなくらい燃え盛る熱いエナジーに、思わず会場から口笛が「ピューピューッ!」と吹き鳴らされます。

やや腰を落とし気味で斜に構えたギターの加納くんが、西氏のボーカルへさりげなく援護射撃を送る。

フレーズの一音一音に説得力を込めて弾きこむので、思わず身を乗り出してかぶりついちゃった。

それにしても勢いが止まらないボーカルの西氏。

筋肉質のガッシリとした体格からして見るからにメガトンヴォイスなんだろうなあ・・・と思わせちゃうほど。

カリスマ氷室京介の独特なる節回しや息使いまでメチャクチャ心憎いほどにそっくりなのでビックリ。

ワイルドなる声質・声量の佇まいで迫ってきます。

まるで西氏に、氷室京介が乗り移ったかのような錯覚に陥ってしまいそう。

琴線を絶えず震わすシンプルでタイトかつストレートな陶酔のアレンジに痺れるよ。
ちょっと先ほどまでとは異質なニュアンスを免れない構成だけど、これがまたグッとくるではないか。
最早オーディエンスのハートは鷲掴み状態だ
狼威ワールドへのいざないには大成功
既に金縛り状態の方もチラホラと散見
各メンバーの自己アピールする度合いも、快感ほとばしるまでのバランス感覚。
メンバー全員がグルービーなリズム・アクセントに合わせての仁王立ち
遊び心が込められていて微笑ましい光景
サウンド美意識への披露具合も絶妙だね。

ちょうどバンド・ブームの頂点にて活躍していた暴威ことボウイの洗礼を、脳天から爪先に至るまで浴びた世代なのですね。

日本中が活気に包まれて、躍動していたい熱き時代。


間髪入れずにメドレーで2曲目「プラスティック・ボム」
豪放磊落に振り上げられたステイックで4カウントを打ち鳴らす。
なるほどなあ・・・・マニア泣かせなベスト・セレクションだ
オリコンチャートで1位に燦然と輝いた1987年9月5日リリース6枚目のオリジナルalbum「サイコパス」7曲目に収録。
シングル候補になったけれどもメンバーの意向により残念ながらカットされなかった
最もボウイらしい名曲と言われている
曲がシンプルで短いから、次から次へと目まぐるしく進行。
誰が何と言ってもキャッチーで口ずさみやすい良質の歌メロへ、絡みつくように響き渡る強烈なギターソロをセンターへ歩み出て弾きまくる。
歌とギターが相殺し合っていないところも驚愕。
お互いにリードするわけでもなく、昇華していく爆発的な様は印象的でスリリング。
若者たちの心の叫びを代弁するがごとく、まっすぐ一生懸命に所狭しと熱唱するポーカーフェイスのボーカリスト西くんがとっても素敵だ。
既に合唱がはじまった。
加納くんのリスペクトが思いっきり込められたスリリングなコーラス・ワークもそれに優しく寄り添う。
西くんは掛け合い後「サンキュー!ありがとう!!」
と御礼の言葉を投げかける。
決して派手さに溺れることもなく、地味ながらもしっかりとした進行も聞き逃せない。
コンパクトに仕上げられているけど、実はけっこう複雑だ
サビのメロディラインは、単純でないところが、したたかなる魅力。
改めて布袋って、カリスマ的天才だなあと認識した次第。
緻密に構築されている様に思わずニンマリ。
癖になりそうなリフのアレンジが、これまたナイス。
エキゾチックな雰囲気迸るが、ニューウエーヴ・エナジーは唯一無二の存在。
ハイテンポでスピード漲るアタック感と、哀愁に満ち満ちたエモーショナルなポップ・ソング。
艶やかで攻撃的な歌詞のメッセージ性や物語性も無視できないよ。
一見強面な西くんの氷室なりきり度がヒートアップ。
氷室が憑依したかのようさ
エンジン全力噴射。
(スーパージェッター風にコメントさせていただきましたさ(;^_^A)
充実っぷりをフルに発揮。

それにしても氷室京介、耳の不調による引退宣言にはビックリ。
完治して再びステージに復帰してほしい、というのはファン達の正直な気持ち。

「手短にいくぜい!・・・・B・BLUE!!」
3曲目
1986年9月29日4枚目のシングルとしてリリース。
オリコン週間チャートでは最高ランキングで7位を記録。
5枚目のalbum「ビート・エモーション」1曲目に収録。
軽快且つドラマティックなビートで極めた代表作品。
いきなりのオシャレなナンバー!
さすが、わかってらっしゃる。
痒いところに手の届く采配で網羅
エキサイティングなイントロで一気にイッチャッタ。
のっけから、ヘヴィーすぎるほどに力強いドラムサウンドが鳴り響く。
もうこれだけで観客たちの度肝を貫いた
たまりませんなあ

単純明快なようでいて、微妙に小技の効いた難攻不落なるニュアンス。
布袋寅泰の弾く、あまりにも有名でドライブする特徴的なリフは、ギター小僧達がこぞって真似したはず。
垂涎の的。
伊達くんはスティックを頭上高くに振りかざしてクルクル回す。
これってなんまらとテクニカル!
千手観音のごとき圧倒的な手数王。
ドラムセットが破壊されちゃうんじゃあないかと、時折心配になってきた。

そこから圧巻のギター・ソロへ

本家の松井は常にダウンピッキングの鬼と化すのだけど、ここではあえて珍しくもオルタネイト奏法に徹している。
一人一人の役割分担が責任重大。
荒木くんはポーカーフェイスを気取ってアクション全開のポージング。
このバンドのメンバー達は、多方面においてフリーランスで我がロック道を行く生きざま。
・・・彼らの実力と人柄ならば、引く手もあまただろう・・・ねえ。
よほどの実力者でなければ到底できない離れ業。


メンバーへの熱烈なるラブコールがあちこちから飛び交う。
まあ、それも致し方ないよなあ・・・・。(;^_^A

「WOW・・・・やってやったぞ!!
盛り上がっていますか!?
じゃあ、あれを聞いてください・・・・・いい曲ですよ!
誰でも知っているよね」

お約束の定番「マリオネット」
このタイトルを告げた瞬間に、会場全体からドスの籠った声が沸き上がった。「OOOHHH~~!」
してやったりだね。
ブレイクへと繋がる転機にもなった金字塔。
6枚目のラスト・オリジナル・アルバム「サイコパス」に収録。
1987年月22日リリースの6枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高1位を記録!!
記念すべきビッグヒット。
シンプル・イズ・ベストを地で行く代表作だね。
後のビジュアル系に先駆けた世界観や、J-ROCKを確立したサウンドを特徴としている。
現在のミュージックシーンにも多大なる影響を与え続けている。
コーラスに引き続き、コール&レスポンスも盛大に!
「オールライト!」
こちらサイドの気持ちまでをも奮い立たせてくれる。
遺憾なく発揮された、ノリノリなオーディエンスの貢献度も特筆すべき点。
常に前面へとフューチャーされた、西くんの漂うカリスマ性に目が釘付け。
やっぱり、ここはアグレッシブにいかなきゃあ男ではないよね。
両サイド・メンバーらとの絡みも、言葉を失うほどに、はっちゃけまくっているよ。
スケールの大きさ、独特な個性、神秘性、光り輝く言語センスと、申し分なし。
時折覗かせるクールな表情の美学も見逃せない。
狼威のメンバー全員が、もう内心は楽しくって仕方がないというような表情で活き活きとしている。
でも硬派でニヒルなイメージは、虎視眈々と常に崩さないのだ。
これこそバンド究極の理想と醍醐味だよね。
羨ましいくらいさ。
そんなことは誰でもわかっちゃあいるんだけど難しくって、なかなかに手強い。
なんたって、エゴの塊と個性的な奴らが一堂に会して音楽を創造するわけですからね。
この、圧倒的なる刺激的支配力はどうだ!?
さすが札幌界隈ではツワモノ集団と謳われるバンドだけはある。
そろそろ肩の力も抜けてきてきたかな。
びっしょりと汗もかいてきたご様子。

声援が鳴りやまないよ!
「ありがとう!」
もうこれで泣いても笑っても終局と知ってか、レッドゾーンは振り切れっぱなし。
脳天ヒューズはとっくにスパークしちゃったさ。
「よし、次で最後なんです・・・・
夢見て帰りましょう!!・・・・ドリーミン!!!」
このライブのハイライトが訪れた。
ここでも伊達君が思いっきり気合を込めて迫力満点なスティックカウントの号砲を放つ
「1・2・3・4!!」
1985年6月21日リリースの3枚目オリジナル・アルバム「BOOWY(オリコン週間チャートでは最高ランキング48位を記録)」に収録。
この曲プロデュースは佐久間正英氏。
終曲に雪崩込みだあ。
アップなアンサンブルが理屈抜きにノリノリでご機嫌さ。
伊達くんは歌詞を口づさみながらのドラミングで余裕しゃくしゃくの構え。
巧妙なステイック捌きから重戦車並みなドラムスが、これでもかあというほどに轟き渡る。
しっかりとついてきてください。
火傷しないようにご用心を
この曲は「暴威」初期のライブで、よく演奏していたそうだ。
じわじわと沁みてくる歯切れのよいミディアムなパワー・チューン。
アコースティックっぽい温かみを導入したギターも、若々しくって清々しいくらいに気持ちよい。
ホップステップジャンプで迫りまくる!
何度も客席を指差しながら、身をよじりながら魂の咆哮を淡々と繰り広げる西くん。
ギタリスト加納くんのトリッキーなフィンガリングがひたすらに光沢を放つ。
ピョンピョンとはじけまくり。
はっきりといいましょう。
全体に上手すぎる!
これ本人達にも直接ライブ後に伝えた。
伊達君にもコメントを述べたらニコッと微笑みながら首を縦に振った。
メンバー間のフォーメーションもスムーズで、コンビネーションも曲中に自然と溶け込んでいる。
メンバー全員の熱演で、ひしひしと感動が伝わってきちゃった。
余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎ。
汗飛び散らかしての、はじけまくり。
ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならでは。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン!!
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディング。
硬軟取り混ぜた巧妙ギグに、誰もが目いっぱいやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。
後のバンド達にプレッシャーがのしかかってくるよ。
恐るべし、北海道の奥深きミュージック・シーンよ。
ロックンローラー狼威が、ここでもド派手にぶちかましてくれた。
なるほど、あまりにも憎い男たちだねえ。
ドンドンとマイペースで場数をこなしていきながらで、今後の成長がとっても楽しみだ。
なあんていうことを考えていたら、あっという間に終わってしまったさあ。
爆音渦巻く中で無事にフィナーレを迎えることとなりました。
気持良い疲労感に包まれたメンバー4人はとっても満足そう。
心行くまでの完全燃焼!!

これでライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
「ありがとうございました。
まだまだ先は長いけど、皆さん、最後まで楽しんでいってくださいね」


****
エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
狼威の皆さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
とってもいいなあ!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします」

ステージを降りた後のビールは格別でしょう。
一生懸命に頑張った甲斐があったというもの。
それでは次のバンドの準備が整うまで、少々お待ちください!!****


真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
4人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場中に流れるムーディーなBGMは
スタイル・カウンシルで
「マイ・エヴァー・チェンジング・ムーズ」
これ大好きなんだよ!!💛







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VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(PURPLE BRINGER編)

2024-08-27 23:48:23 | Live Set List

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

日差しもギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****


まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリの素敵なBGM
めっちゃムード満点。
会場内に流れるBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!

序盤戦には勿体ないくらい・・・・
そんなプレッシャーなんか、余裕と貫禄で軽く吹き飛ばしちゃった最早お馴染みのベテラン勢の登場だ

2,11:00~11:25
セカンドアクトは・・・・・PURPLE BRINGER
札幌から2年連続2回目の参加


先月20日札幌ススキノ・ライブハウスのメッカ「ホットタイム~LIVE LIVE LIVE」での圧倒的な迫力プレイをそのまま維持して乗り込んできましたよ


バンドからメッセージが届いています
「結成3年目
あのディープ・パープルを忠実に再現します
エキサイティングなパフォーマンスで残暑&雨天をも一瞬で吹き飛ばす勢いで臨みます
メンバー一同燃えております
ヘヴィーサウンドをご堪能ください
それではよろしく!」

はい!
さてさて、皆さま
改めまして早くも2番手に控えしは、満を持しての登場!
全16バンドだから、まだまだ、この日の出演バンドでは午前に位置している。
でも、ポジションとしては申し分なし。
最もおいしい時間帯。
ある意味では最大の目玉!!((´∀`*))。
ブリティッシュ様式美ハードロックの元祖を、徹頭徹尾に追求するべく2度目の会場入りです。
札幌から豪快に殴り込み。
しかも、思いっきり濃厚なサウンドでね。
なんといっても、この日の中では1番やかましいバンド。
というか、小樽市北運河サウンド・エナジー史上初だと思うよ!!
巷ではここ最近になって、話題沸騰、注目の的・・・・ディープ・パープルのカヴァーバンド。
それも、ただ単なるコピーに終始せず、細部にわたって拘り抜いた超うるさ型マニアの涙腺崩壊するほどの極致をいくことをお約束。
ミーテイング時に「基本はスタジオのオリジナルテイク。
でも、ここはメイド・イン・ジャパン・バージョンで。
あそこはメイド・イン・ヨーロッパ。
こちらはカリフォルニア・ジャム。
そして、意外性を狙って、ここはホワイト・スネイクのバージョンで!!」などと長々話し合うのだ。


ここからは、ザッとヒストリーを述べていこう・・・・。
キッカケは、3年前の秋にさかのぼる。
STAメンバーのアッキーが「パープルを本格的にやりたい。
誰かいいメンバーいないかなあ・・・?」とマサに相談。
マサも若い時は、ずっとこの手合いをたしなんでいたからお手のモノさ。
でもハードロック系は散々やりつくしたから、シカゴを中心としたブラスロックのSTAに専念するべく、近年は封印していた。
しかし、悲しい性なのか・・・・やはり以前からの血が騒ぎだしてきて、アッキーの一言をキッカケに、さっそくメンバー探しの構想をとんとん拍子に練りはじめる。
まずはアッキー率いる「マ・シェリ」絡みで、オカちゃんが浮上。
YOU TUBEでの「レイジー」完コピを見たマサは、一目惚れして感動。
イアン・ぺイスを崇拝するというオカちゃんは、即座に加入が決定。
最初から、強力無比なるリズムセクションの誕生だ。
それと同時進行して、マサは度重なる対バンのボーカルがずっと気になっていた。
度々対バンをしていた、ラルク・アン・シェルのコピーバンド「ショックス」
そこに在籍する、ハイトーン・シャウターの「トミー」だ。
彼は他にもTMネットワークのリードシンガーをつとめてもいた
(アッキーともそこで共演。
マサもアッキーも、そのことはつい最近になって知った!!)。
その後、ヒコちゃん、GUS君、アライ氏らと組んだ、紫のコピーバンド「蝦夷紫」を見て、更にぶっ飛んだ。
な、な、なんじゃこりゃあ!!??(松田優作風((´∀`*))
ひょっとして、このジャンルも相当に好きなんだ!!
しかも、ご丁寧に「ハイウエイ・スター」までをも熱唱!
これは、絶対的に無視ができん。
また対バンをする機会があったから声かけする予定が、コロナ禍にてそのライブイベント自体は中止。
それでも秋に再度、「小樽ゴールド・ストーン」にて再会する機会を得た。
STAとショックスがステージを入れ替わる舞台袖にて、マサがトミーに「ディープ・パープルのコピーバンドやらないかい!!??」と声掛け。
「いいですねえ。
デヴィッド・カヴァーディルが、大好きなんですよ!!」と意気投合でニンマリ。

徐々に、布陣は固まってきた。
ギタリストも決定。
曲目も決めて、初のスタジオ入り。
ところがコロナ騒動、スケジュール調整の難航、更には記録的な大雪で中々活動がはかどらない。
そうこうしているうちに、春の訪れ。
サウンドもいい雰囲気にまとまってきた。
そろそろライブに飢えてきたメンバー達。
そこで、新しいエッセンスを導入するべく、ギタリストを入れ替える。
ここでギター・ヒーローのシンちゃんが堂々と現れた!
彼はオカちゃんとポルノ・グラフィテイのコピーバンド「僕のグラフィティー」として活動中の仲 
(マオちゃんがリーダー&ボーカルを担当)。
テクニックはもとより、愉快痛快な楽しい男だ。
(驚いたことに、ガールやL・A GUNSのシンガーでもあるフィリップ・ルイスが、サッポロにやってきた際、バックでアコースティック・ギターをつとめたという申し分なき猛者。
2人編成でジミヘンなども披露したんだそう。
凄いなあ)
シンちゃん、パープルは若い時以来プレイしていないらしいんだけど、指はしっかりと覚えていた。
(本来は味わい深きアメリカンロック派!)
更には、凄腕料理人の顔も持つ。
本当にめっちゃくっちゃ美味しんだから!!((´∀`))
メンバー達はしょっちゅう、その腕前に舌鼓を打っている。
この瞬間に、記念すべき第2期の幕開けだ。
ひじょうにマニアックすぎるほどのパープル・フリークが、ごく短期間で5人結集するなんて奇跡的。
そこからは、とんとん拍子に進行。
スケジュールをドンドンと練り上げてゆく。
シンちゃんの素晴らしすぎるプライヴェート・スタジオで、汗水流してリハーサルを繰り返す。
時には大型スクリーンに映し出される、ご本家のライブ映像を鑑賞しながら、豪華なる焼き肉パーティーなども開催したりしてね。


もう我慢できなくなった頃合いを見計らっての、初ライブが遂に決定!!
それが一昨年の6月19日「スターライト」さ。
目標ができたら、俄然燃え上がったね。
セットリスト、時間の計測、MC箇所やイメージ・トレーニング。
録音、録画にも勤しむ。
何事にも、研究熱心な連中だからね。
詳細の確立や修正を経て、ゲネプロに見事たどり着く。
フェイスブックにてのアピールも忘れずにね。
アッキー曰く「鉄は熱いうちに打て」
あまりにもベタだけど・・・・((´∀`*))
一致団結、盛り上がってきたよ。


バンド命名にも、色々な意見が飛び交った。
残念ながら8月のライブは諸事情により流れたけど、9月&11月のライブも大成功。
予備の曲なんかも、ドンドンと用意したよ。
9月なんて無謀にも、前日に急遽出演が決定してのぶっつけ本番だった
(初のキューブガーデン)。
11月も初の「ソリッド」、翌月も同場所へ!
つまり、2か月続けてのソリッド出演と相成った。
よって、感覚的には馴れ親しんだ感があり、ひじょうに有利だった。
スタッフの方々も、しっかりと覚えてくれていたしね。
この時もズッと持ち時間が30分と思い込んでいたら、オカちゃんの指摘で45分と判明。
5日前にセットリストを組みなおして2曲を追加、メンバー紹介、ライブの告知やらあちこち時間を調整してバッチリとまとめ上げた。
結果、持ち曲を全てつぎ込んで、極上のパフォーマンスを繰り広げた。
火事場のバカ力を、いかんなくフルに発揮するバンドなのですよん((´∀`*))
2022年の締め括りは盛大に終えた。
で、2023年一発目が先述のとおりゴールドストーン初参戦。
こいつは序盤から縁起がいい。
しかもジョン・アッキー・ロードの主催だしね。
これも何かの縁さ。
で、噂と言うものは恐ろしいものでパープル・ブリンガーという存在がアッという間に拡散。
予想していた以上に次々とライブのオファーが届いて嬉しい悲鳴状態。
調子にのって受け入れていたら、3週連続のライブとなったのだ。
これって快挙。


ところが、年明け早々、ボーカルのトミーがラルクアンシェルのコピーバンド「ショックス」に専念したいとのことで、新たなシンガーを探すことになった。
そこは迅速に対処するマサ。
バンド仲間でもあるセッキー&ミキミキ率いるイングヴェイ・マルムスティーンのコピーバンド「.J」のシンガーに白羽の矢を当てる。
セッキー、ミキミキも、とても協力的で、即座にそこのシンガー「リョゴ」の加入が決定。
期間わずか数日でのこと。
正月は、これもひじょうに盛り上がった。
早速、第3期パープル・ブリンガー誕生の瞬間!
で、スケジュールの件を打ち合わせると、リョゴはディープ・パープルはお手のものとのことで、今までにもライブで歌ったこと数知れず。
よって、トミーで決定していたライブは、全てリョゴに引き継いでもらうことになった。
トミーはデヴィッド・カバーディルを崇拝していたけど、リョゴは生粋のグレン・ヒューズ・フリーク。


実は現在も難易度の滅茶苦茶高いクールなパープルナンバーに取り組み中
乞うご期待


ライブ会場でも長身の2人は延々と仲良く横に並んで、ロック&バンド&パープル談義に花を咲かせていました。
すでにPBファミリー化の図式が確立されつつあるね。


前置きが大変長くなっってしまったけど、徐々に神秘のベールを脱ぐ時が訪れた。
この19発目ライブを、今か今かと、待ち焦がれていた人達の多いことよ。
見逃した人は、孫の代まで後悔するよん。
以前に見た人達は、あの感動を再びだ。
(この日もディッキー、ジョージさん、秋山くん、アベさんらがパープル・ブリンガー列伝に心酔していることが判明した次第!)
しつこいようだけれど、何度でも繰り返すよ。
ありそうで中々いなかった、ディープ・パープルのコピー・バンド。
永遠に光り輝く憧れのアイコンだ。
皆さん、ご一緒にアドレナリンを噴出しまくりましょう!!
正に今がその時!!!


改めてメンバーの紹介をば・・・・。
グレン・リョゴ・ヒューズ
(VO。
シュアーSM58マイクを持参。
メンバー中一番ロッカー然としたスリムで長身のルックス。
全身を真っ黒に装備したワイルドなファッションは、初期ホワスネのカーバーディルみたい)
他にも、モトリ―クルーのカバーバンド「ロウ・トラックス」として活動中。
絶対にアングラのカバーバンドも結成したい、という壮大なる夢を描いてもいる。
常に大股開きで構えアグレッシブにシャウトをぶちかますスタイルを誇示
ストレート型マイク・スタンドを常に使用するという拘り具合


イアン・オカチャン・ペイス
(DR。
毎回ユニフォームとして、ディープパープルのマシンヘッドとプリントされた黒Tシャツを着こんだ姿が神々しい)
一番若いんだけど皆からの信頼度は絶大の頼れる男なのだ
パワフルな手数王の如きドラミングは神の領域に達した感あり
リズム感も超絶に正確
フィルのセンスもお手本になるほど抜群の光沢を放つ


ジョン・アッキー・ロード
(KB&CHO。
真っ赤な名器KORG NORDを最近は導入。
ここから飛び出すハモンドの音が、たまらないくらいに臨場感満点でグッときちゃうよん。
これ、彼女の自宅に長い間眠っていたんだけど、ひょんなキッカケでめでたく復活を遂げ活躍してくれた運命の1台)
男顔負けな超絶技巧派とは彼女の事
いつも笑みを絶やさないけれども、いざとなった時の真剣な表情はキーボードの魔術師そのもの
この日は初披露の黒いトムとジェリーのTシャツ、そして目にも鮮やかすぎるショッキングピンクのテンガロンハットでバッチリ決めて張り切っていた
ジャンプしたはずみで帽子は前にズレ落ちたけれどね(-_-;)
ちょっと詰めが甘いところが残念無念・・・・((´∀`))


派手な姿のグレン・マサ・グローヴァー
炎とドラゴンのシャツ姿
サングラスとテンガロンハットにウエスタンブーツはお馴染みのスタイル
最近はクィーンのドッグタグも加わった
(B&CHO。
キルテッドメイプルのオイル仕上げスペクターを長年にわたり使用。
ワイヤレスも2機使用。
コーラスワークにヘッドセットマイクのシュアー&ベースは最近購入した名器ボス
これシンちゃんとのお揃い)


そして、
リッチー・シンちゃんブラックモア
(G。
備え付けの赤いツイード・フェンダー・アンプを使用。
特注のシンライン・ストラトキャスターでプレイ。
3トーン・サンバーストのボディカラーにメイプル指板。
リヴァース・ラージ・ヘッド!!
エフェクターボードは最近入手したツアー仕様のごっつい代物。
電源&ケーブル類を大金かけ新調して気分も一気にリフレッシュだ)
対バンとも早速ギター談義に花が咲いていた

前置きが大変長くなってしまいました。
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)

炎天下のステージ上には、メンバー5人がふてぶてしく仁王立ちというアンバイ

もうこれはライブレポートの域を超越しているね。
文字による実況中継のはじまりだ。

PURPLE BRINGERはライブの度に、あちこち捻りや新たなアイディアを加えている。
ダラダラと惰性に任せて、ライブの垂れ流しは決してしない。
新鮮な息吹が漲る実験も加味。

名刺交換代わりとばかり、事前に決めておいたサウンドチェック用の曲で各自は調整。
シンちゃんは例の曲のエンディングをなぞる。
バンド仲間たちに、シンバル・スタンド類の運搬やセッティングを手伝ってもらったオカちゃんは、試しにスティックで連打。
オーディエンスは来たるその時を、息ひそめての注視。
「ちょっとウォーミング・アップさせてください」とマサ。
小手調べとばかりに「ブラックナイト」のサワリをサラッと披露。
まずまずの仕上がりだ。
オカちゃんが演奏を止めて随時、スタッフらと綿密なる詰めを図る。
各楽器の音出し調整を経て、マイクチェック、音量バランス、機材やモニターの返り、オープニングのタイミングを確かめる。
これ大事な事さ。
よし、申し分なし。
セッティングは完了しているので十分に余裕があります。
三輪くんとヒカルくんへ、マサがアイコンタクトを送って、準備万端整いました!!

さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け



(彼もこのバンドのライブを密かに楽しみにしていた)
賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした司会進行役も請け負う斎藤氏がステージの後方テント内からバンドを声高らかに紹介
((´∀`))
(事前にマサから受け取っていたメッセージ文を読み上げ)

「お待たせしました!
小樽北運河サウンドエナジー最終日ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタです・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
熱中症にもご用心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
それでは心行くまでにお楽しみください
パープル・ブリンガー!!」

遂に爆発する時が訪れた。
格別な音像をお届けしようじゃないか。
皆、覚悟はいいか!
行くぜ!
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
OK, COME ON BABY!!
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)


BGMが徐々に小さくなる。
メンバー同士が合図を送りあって・・・・
オカちゃんの爆音フィルを目印に、マサ&アッキーはジャンプ一閃。
Dのキーで全員一丸となっての覚醒。
リョゴが静寂の頃合いを見計らって「ロックンロール!!!」
マサには、まるでグレン・ヒューズが憑依したかのよう。
シンちゃんが普及のリッチー節搭載のリフを掲げる。
指の調子があまり芳しくなかったようだけど、そんなこと微塵も感じさせないほどの熱演ぶり。
「BURN」
(邦題は紫の炎・・・って、今更こんな解説は野暮ってなあもんだね。
でも一応ね・・・。
1974年発表、日本でも大ヒットしたヘヴィーメタルの代名詞)
今この時、波状攻撃の狼煙がぶち上げられた。
王道を貫き通すセットリストの一発目には、申し分なき一撃。
脳天直下で一同が騒然としている。
テイクは「メイド・イン・ヨーロッパ」
アッキーは念願が叶い、嬉しくて仕方ないご様子。
マサはイントロから中高生時代へと一気にタイム・スリップ。
オカちゃんは、ぶっ飛びまくりのハイテンション・マックス。
素早き華麗なるタム回しや、ブレイクのタイミングは、お見事の一語に尽きる。
リョゴも、感無量のことだろう。
だからなのか、思いのたけを込めていつも以上に吠えまくる。
魂の咆哮とはこのこと。
ヒステリック過ぎるほどのハイトーンが、天空にまで突き抜けるほど。
メンバー達は、彼にいつも敬意を表している。
今までにもそれぞれにパープル経験はあっても、反則技で女性シンガーだったらしい。
普通の男性シンガーでは難しいからねえ。
それをいともあっさりとこなしちゃうんだから驚愕だ。
シンちゃんのギターソロはギター小僧達、垂涎のラインが飛び出してくるから憧れちゃうね。
アッキーは、指先から次々と過激かつ気品溢れるフレーズを、これでもかあというほどに紡ぎ出す。
華麗なる鍵盤さばき。
女性版ジョン・ロード(このご時世に、こういう発言は問題ありか!?)
突き刺さる大胆なグリッサンドも見ごたえあるド迫力
(多発する指先の擦り傷は名誉の負傷扱い)。
シンちゃんとの火花散りまくりなユニゾンパートも、正確無比でバッチリだ。
間奏部の「GmーCmーFーB♭ーE♭ーCmーD7」コード進行は、バッハの楽曲から引用。
それにしても、素早いパッセージは痺れるなあ。
あらゆる遊び心と、アドリブを絡めることも忘れてはいない。
ギターソロ直後にブレイクしてギターとハイハットの刻みに追随して、フロントの3人も大きくコブシを振り上げる!!
マサも咄嗟にアッキーのコーラス用マイク・スタンドに掛けてあった蛇柄ストールを目一杯に振り回す。
アッキーも負けじと、左人差し指を頭上高くに掲げて、コール&レスポンスの要求。
これらのシーンは「ホワイトスネイク」を参考にした。
とにもかくにも、オープニングナンバーから良い意味でレッドゾーンを振り切っている。
マサとアッキーは、コーラスワークもひたすらに頑張ったよ。
何度も前方に駆け出して、左足をモニターに載せ、仰け反るマサとリョゴ。
リョゴはブームではなく、こだわりのストレート・マイク・スタンドを使用。
それをありとあらゆる角度に動かし、豪快なる雄叫び。
まるで体の一部のように器用に操る。
アッキーは、トレードマークの満面スマイルポーズで、カメラマンたちにシャッターチャンスを与えるサービスぶり。
圧倒された観客は、金縛り状態で息を飲む。
その空気感がステージ上にまで、ビンビンと伝わってくる。
顔なじみの連中は「マサさんはSTA以外にプレイする姿を見たことがなかったから、ビックリで新鮮だったよ」とのこと。
そうさあ、15年ほどSTA以外ではほとんど、まともなバンド活動をしていなかったからねえ。
それも致し方なし。
これで、ルーツの一部が垣間見えたかな。
マサは所狭しと前後に動き回って、ホップステップ・アクションの連続。
オカちゃんのところに何度も向かって行き、走り寄ったかと思えば、バスドラへ片足をのせて猛アピール。
シンちゃんとも目を合わせて、お互いに不敵な笑みを浮かべる。
リョゴとも背中合わせでがっぷり四つに組む。
このアグレッシブなフォーメーションが快感だ。


ホワイトスネイク怒涛のメドレー風「嵐の使者」
これ、一昨年11月には時間がたっぷりとあったので、フル・バージョン・プレイしたんだけど、この日はエディット挿入。
バーンのキーボード・ソロ後に披露。
この曲は1974年リリース、第3期セカンド・アルバムのtitleでもある。
イギリスでは最高チャート6位を記録。
リッチー在籍時、最後の曰く付きな1枚だ。
当時は賛否分かれたけど、マサはすこぶるとお気に入り。
特にこの曲なんて、申し分なき完成度を誇っている。
随所にパープル節の真骨頂が満載なのはさすが。
ずっしりとしたウネリまくりの重量感と、構築美が誇らしいよ。


そこから再びBURNへ戻るという、心憎い展開を繰り広げる。


この辺にたどり着いた時点で、会場中は異様な雰囲気に包まれている。
今更ながらも「パープル・ブリンガー・ワールドへようこそ!」状態だ。


今回も魔物はチラホラと顔を見せていた。
・・・・・・・・まあそれらも、ご愛敬程度かな。
全く深刻な事故にはならず、笑い話にしちゃうところが、したたかすぎる軍団。


エンディングを迎えたところで万雷の拍手が沸き起こる。
皆、エキサイトしているねえ。


間髪入れず、アッキーによる荘厳なるハモンド・オルガンの響き。
彼女がいうには「お祈りのコーナー」らしい。
これは絶対に無視のできない、クラシカルで神聖なるひと時。
どれも曲が長いから組み立てに苦慮した。
でも最大に美味しいところは残して披露。
黄金の第2期と第3期で攻める所存。
一切の妥協を排した研究成果が、花開いた瞬間だね。
****対バンの友人達がマサに「戦慄が走ったよ。パーフェクト!」とメッセージをくれた。
対バンたちも「カッコ良かったよ」とお褒めの言葉を投げかけてくれた。****


緊張感が絶頂に達した頃合いを見計らっての、オカちゃんハイハット打ちによる巧みなるカウント。
「SPEEDKING」
(1969年に書かれ、1970年6月に発表されたアルバム「イン・ロック」の冒頭に収録。
シングルカットもされた。
日本はアルバムのみ。
パープルの潮流を生み出した重要なる曲の一つで、のちのスピードメタルやスラッシュメタルのスタイルを形成した貴重なる曲と考えられる。
これって実は,リッチーが敬愛するジミヘン「ファイア」へのオマージュなのは有名。
KNEEL&PRAYが当初のタイトルだった。
歌詞はイアン・ギランが初めて書いたもの。
多くのオールディズ人気曲から断片的に拝借して繋ぎあわせた)
ビートにのって,ヘッドバンギングの応酬。
マサは右腕を激しくグルグルと振り回してみせる。
腰をグッと落として、観客を睨みつけてのピッキング。
極上なるハードロック・シーンは情け容赦なく続く。
しかし、まあ果てしなきメガトン級の采配だなあ。
やっている本人たちが言うんだから、これは間違いない。
聞かせどころは中間部でのキーボード&ギターによる、壮絶なソロバトルに尽きる。
(この部分は、かなり話し合ったらしい)
真剣勝負を挑み合う、ストイックなご両人。
丁々発止な雪崩込み。
陰と陽、強弱のしのぎを削り合う頂上決戦。
リョゴは一歩下がって、片膝をついている。
マサはアンプの前に膝まづいて、虎視眈眈と状況を見つめる。
導入部では押さえ気味にバトンを受け継ぐ。
シンちゃんは、自由自在元気一杯、伸びやかに弾きまくる。
滑らかに指板を駆け巡る姿は、惚れ惚れするほど。
普段のアキはチャーミングなレディ、シンちゃんは温厚で冗談好きな男なんだけど、いざ演奏ともなると阿吽の呼吸で面構えが近寄りがたいほどストイックな別人格に豹変するのだ。
シンちゃんが慎重に大きくうなずく。
オカちゃんがひたすらに刻み続ける、リムショット・アクセントが渋い。
事細かに、イアン・ぺイスのジャジーなドラミングを再現。
その様は愛を込めて虎視眈々。
唯一無二なるソロは徐々に熱を帯びはじめて、エクスタシーに達する。
恍惚感に浸る暇もなく疾走。
息もぴったりに爆走。
繊細なるやり取りは、もはやアートの領域。
アクセルを緩める手段なんてありえない。
手抜きなんて許されないシビアな環境。
ワイルドなリョゴは、やや斜に構えたポーズが妙に似合っていて心憎いほどだ。
後半での笑い声もニヒルに轟いた。
ラフにソリッドに、時にはストレートなやりとりも板についてきた。
「キーン!!・・・」と鳴り響くキーボードに包まれてのエンディングでマサはキック、ベースにパンチ、ネック振り上げにジャンプと大忙しにバリエーションを提供。


マサによるMC
今後のライブ告知も含めて、演奏中とは違う和気あいあいの側面を覗かせる。
「皆さん、こんにちは!
小樽北運河サウンドエナジーは2度目のパープル・ブリンガーです!!
ごらんのとおりでディープ・パープルのコピーをやっています。
今日はですね、このバンド結成して19回目のライブということで、え~有名どころを満載でお届けしようと思いますが、ディープ・パープルは、昔のバンドだけに曲が長いんですよ。
なので、しゃべりは少なめでバンバンバンバンやっていこうと思います。
次の曲はあれです・・・・・いいですか!!??」


さりげない、チューニングタイムを経て・・・・出た!!
「SMOKE ON THE WATER」
(オカちゃんのTシャツに描かれている1972年発表のアルバム「マシンヘッド」に収録。
アメリカでは翌年の5月ビルボード・ホット100において4位を達成。
この曲に関するエピソードはすでに語りつくされた感あり)
リョゴは「クラップ・ユア・ハンド!」と手拍子を要求。
アッキーも追随して、両手を高々と掲げてそれに呼応する。
ハードロックを聞かない人でも、この曲は耳に馴染みがあることでしょう。
熱狂は頂点に達した感あり。
これぞ基本コンセプトに掲げていた、究極なるライブバンドのしたたかさ。
イントロのギターからドラムとキーボード、更にベースへと折り重なるような進軍には何度聞いても戦慄が走る。
ドラミングのオカズは、第3期以降でのフレーズで刺激的。
チャッカリとリョゴはオリジナルのギランではなく、グレン・ヒューズの節回しを導入してドスを効かせているね。
ちなみにパープルというバンドはカリスマのリッチー、キーボードの革命児ジョン、鋼の強靱なるボーカル、そして手数王ことぺイスにスポットライトが当たりがちだけど、ベースも中々に奥が深い。
よくよく突き詰めて聞いてみてくださいよ。
いぶし銀のようなフィンガリングが控えめながらも、そこかしこに這いずり回っているから。
悲しいかな、それはベースというパート上、宿命なのかもしれないけど
(クィーン、ツエッペリン、ザ・フーしかりだ)。
その最たる作品がこの曲。
まるで地響きのようなベース・ラインが、これでもかあというほど、ふんだんに導入されているんだから。
イエスのクリス・スクワイアとは別角度での解釈で、リッケンバッカーのトーンを生かしきった名演が山積みだ。
(室蘭のブルースベースマン、ヒラノくんも以前から興味津々だった)
エンディングでは「キーボード!アキ―!!」とリョゴは指差しで紹介。
それに反射的に対応したアッキーも、左腕を誇らしげに突き上げてソロを奏でる。
淡々とバッキングをつとめるオカちゃんとマサ。
締め括りは、怒涛のギターとキーボードによる熾烈を極めるソロ・リレー。
エモーショナルなシンちゃんのチョーキング。
アッキーは咄嗟にしつこいくらいの荘厳なる音数で応戦。
タメにタメを効かせて、突然のフィニッシュ・クラッシュ。


そのままの余韻を引きずりながらも、ナイスなタイミングでオカちゃんのスネアが控えめにロールされる。
「ラストです!
HIGHWAY STAR!!」
足元のドリンクを一飲みしたリョゴが、ダメ押しとばかり盛大に告げる。
この焦らし具合の加減も面白い。
ライブ・イン・ジャパンとスタジオバージョンを、程よくブレンドしてグイグイと牽引。
(1972年3月リリースのアルバム「マシン・ヘッド」トップに収録。
日本ではシングルもヒットした。
今までのライブでは、何故だか、イントロでトラブっていたけど、やっとまとまったよ!
この曲、今でもトミーが在籍する「蝦夷紫」のセットリストに組み込まれているそうです。
トミーの鬼門ともいえる曲。
で、リョゴは初めてライブで歌ったのがこの曲らしい。
自身のテーマソングのごとく、五臓六腑に染み込んでいるもんなあ。
フルスロットルにリョゴがパトカーのサイレンを高らかに演じる。
ここにきてまでも一体全体、何オクターブまで出るんだ!?
タフネス・ガイだね。
そのアグレッシブでエネルギッシュな様に、横に陣取るメンバーらも俄然刺激を受ける。
リハでリョゴが指摘していたシンコペーションも、自然に溶けんでいた。
オカちゃんが最近提案した半音下降最後の緊迫感最高のユニゾン突っ込みもバッチリ!
さあ、したたかで貫禄漲るキーボード・ソロには、風格さえ漂ってきた。
まあ、これもアッキー1流のチャームポイントの一つかい。
羨ましそうにヒコちゃんが「クラシック・ロックは、俺たちの青春そのものであり原点だね」と回想していたっけね
だから中盤部分における変態的なJ.S.バッハのコード進行は、何度聞いても感涙にむせんじゃうのさ。
バッハとジミヘンの融合。
この手合いは日本人の琴線を振るわせるのだ。
まるでギタリスト向けの教則本のよう。
その証拠に観客たちは、シンちゃんのギターソロで万雷の拍手を浴びせていたよ。
熱狂のあまり勢いよく最前列にまで雪崩れ込んできたオーディエンスたち
嬉しい限りだね。
レッドゾーンが振り切れたシンちゃんの、豪快なギターソロに熱視線が向けられる。
プレッシャーも何のその。
見事に跳ねのけ、大役をこなしてみせた。
誇らしげにギターを高く掲げる至福の瞬間。
マサもガップリヨツにシンちゃんと組み床へとひれ伏しながら大股開きで仰け反る
余力を振り絞っての、不敵なるリョゴ高音ヴォイスは全く衰え知らず。
オカちゃんのドラミングは信頼度高しのボトムライン。
安心して各自がプレイに専念できるというもの。
アッキーもシンちゃんも、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
マサは今年から導入した空中2段キックを炸裂
引っ張りに引っ張ったエンディングで堂々の爆発的なフィナーレを迎えた。


「WOW!!
ありがとうございました。
パープル・ブリンガーでした!!」
FINALEは完全燃焼で真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ。

会場後方に陣取る司会進行役の斉藤さんも興奮したままでマイクを手にアナウンス。
「ありがとうございました。
パープル・ブリンガーの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

お疲れ様でした!!!
19回目のライブも大団円!!
ステージ後、会場内で、方々からメンバー達は称賛を受けたそうです。
以前にオカちゃんは、ドラムの先輩でもあるセッキーから大賛辞をたまわり、モッチンからも「札幌のぺイス君」と呼ばれる始末さ。((´∀`*))
知らないお客様からも「良かったよ。
また来年も必ずこの会場に戻って来てね」と声をかけられ励まされたそうです。
しかも去年8月の小樽北運河サウンドエナジーで、オカちゃん&リョゴは全く知らない人からビールをご馳走になったそうだ。
次々に訪れてくる人々から写真撮影や握手攻め、お菓子のプレゼントと、しばらくオフステージは賑やかでしたなあ。
観光スポットとして有名な場所だけに外国人の方々もエキサイティングにエンジョイしていたようだ
シンちゃんは「ベリー・ホット!」と賛辞を受け
オカチャンも「サンキュー!」と握手を求められたそうだ
「ああ・・・国籍を聞けばよかった・・・ヨーロッパ方面の人たちかなあ・・・」と考察を巡らせていたよ((´∀`))
すでに次のライブに対する期待が、目いっぱいに膨らんでいるしなあ。
でも、これに甘んじることなく、今後も精進の日々に専念していこう。


ライブ後は、会場内にて討論会を繰り広げ、時の経つのも忘れてしまった。
あまりにもヒートアップし過ぎたね。


追記・・・・オカちゃんは「スピード・キング」「ブラックナイト」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」をメドレーで、トミーはホワイトスネイクの「バーン」「ストーム・ブリンガー」のスペシャル・ミックスをライブで演じたことがあるそうです。
リョゴは、ずっとヘヴィメタル系をたしなんでいる。
シンちゃんも若い頃はもっぱらパープルの虜、アッキーは正直な話、あるライブにおいてパープルを知りジョン・ロードにぞっこんとなり、マサは高校生の初ライブでパープルを夕張商工会館ホールなどでプレイ。
結局は各自、思い入れの強い別格バンドなのは間違いなし!!。


そんなわけでして、ライブのたび選曲や曲順、持ち時間に苦慮するという、贅沢なる嬉しい悲鳴にあえいでいるのだ((´∀`*))


追記・・・
このクオリティには自画自賛
我ながら素晴らしいね
でもスケジュールの都合がうまくかみ合わなくて前日久しぶりに1回きりのスタジオ・リハでした
セットリストを1回なぞったのみ
後はちょっと前にベトナム旅行したオカチャンのお土産を食して面白い話を盛りだくさんに聞いて和む
ほとんどの時間を「レイジー」につぎ込んでいるし・・・
なんという恐ろしい連中だ((´∀`))
リョゴちゃん、実は((´∀`))その後、オカちゃんに車で送られて夜勤に行った
朝の7時まで仕事
そして改めてオカチャン、シンちゃんと待ち合わせして車で小樽に乗り込んできた
札幌マラソン大会の時間とコースにぶつかってちょっと焦ったらしい
高速にのったから事なきを得て無事に到着

シンちゃんが名物ナルトのジャンボな唐揚げを買ってきてくれた
めちゃくちゃに美味しくて栄養満点!!
ご馳走様!!
トリ前のSTAが控えているから、おかげさまでエネルギーの補給もバッチリだったよん
((´∀`*))

****予定にない閃きが沸くこともあれば、事前に考えていたことがすっぽ抜けることもあるのがライブの醍醐味。
その積み重ねは永久なんだよね。
満足に満たされることなんてありえない・・・・。
ライブは生もの、水物。
何10回も繰り返してパーフェクトなリハでも、たった1回のライブでとちることはザラ。
だからこそ、一旦その魅力にハマったら抜け出せないのがライブなのさ。
これだけは断言できる・・・努力は決して裏切らない。
継続は力なり。
石の上にも3年。
快進撃はまだまだ続くよ!!****



さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、これからの長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ。
それぞれに目指す音楽は違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています。
トンボたちもたくさん青空を飛んでいて、秋の気配は、もうすぐそこにまでやってきていますね。
皆さん、ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時をリラックスしながら満喫していってください!!

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」














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VOL,215 夏の終わりの北運河サウンドエナジー13(とうがらしーず編)

2024-08-26 20:48:53 | Live Set List

まずはステージ上にセットされている機材類のご紹介をします。
キーボード用のアンプにローランドのJC-40。
ベース・アンプはご存じのハートキーシステムで、
410BASS module-2。
HEAD HA7000。
ドラムセットはご存知、茶色い光沢のシェルが美しいパール。
ギターアンプはマーシャルJCM-900とJC120の2台が用意されている。


会場内に流れる素敵なBGMはザ・ビートルズの「ヘルプ」。
ビージーズ「イン・ザ・モーニング」
グラス・ルーツ「今日を生きよう」
レインボウ「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
エルトン・ジョン「ユア・ソング」
そして、ハミルトン・ジョン・フランク&レイノルズで「恋のかけひき」
アキはボーカルや曲の雰囲気が布施明か尾崎紀世彦みたいだなあ、とほざいていたさ((´∀`*))
もっと勉強しなさいな!
もうこれだけで、気分は高揚するんだからねえ。


それでは景気よくライブレポートに突入と参りましょうか!

1、10:30~10:50
「とうがらしーず」
ジャンルは洋楽ロックで札幌から3年連続で5回目の参加
このバンドは近年このイベントでのみよく見るね
不思議と札幌では対バンしたことがないなあ・・・・


空模様は微妙なアンバイだけど・・・・。
とりあえず、雨を回避するべく各PAスピーカーをビニールでくるんで万全の体制を施す。

オープニングから極上の渋いバンドの登場。
もったいないくらいだ。
あのレッド・ホット・チリ・ぺッパーズのカバーだよ。
バンド名も捻りとユニークさが伺えてナイスだ!((´∀`*))
ボーカリストのレッチリに対するリスペクト精神に思わずニンマリ。
ドストレートなご本家のTシャツ・ロゴが神々しいもん。
(オカちゃんもこれには注目していたよ)
このバンド、センスの良さが伺えるセレクションにも思わず唸ってしまいした。


はい!
さてさて、男性若者集団4人組み
G&CHO・・・3トーンサンバースト・ボディカラーのフェンダー・テレスターを使用。
ローズ指板
帽子と白いレッチリTシャツ姿がなんまらとお似合いさ

カラフルなキャップを被ったBASS&CHO・・・クリーム・カラーのジャズ・ベースを使用。
ボディにはありとあらゆるステッカーが所狭しとベタベタ貼り付けられている。
ローズ指板。
当然、フリーを敬愛しているのだから徹底的にフィンガー・ピッキング・スタイル
黒いレッチリのTシャツを着用
首には暑さ対策のためか白いタオルを巻いている

白いTシャツに眼鏡とキャップのドラマーは黒スティックを使用。
チップはプラスティックの白。 
このシャツは渋いギブソンES-335が描かれている

眼鏡姿のリードヴォーカルは先述の白Tシャツ、そしてスニーカーも白で統一。
ジーンズもラフにはきこなす
足元には喉を潤すために麦茶のペットボトルをさりげなく置いていました
ストレート・マイク・スタンドでの熱唱


レッチリと聞くと、2015~16年に同じこの会場で見た「E子」を即座に思い出す。
もしかしたら同じメンバーでバンド名を改名したのかい!?
メンバー達に聞けば良かったよ。
だってレッチリは凄い人気があるけれども、カバーするのってめちゃくちゃに難しいからそうそういないんだよね。
(実際にいてもガッカリなクオリティだったりもするし・・・(´;ω;`)
だからこそ貴重な存在だ。
今後も要注目。
ぜひとも頑張ってくれい。
ずっと、応援するよ。
マサとオカちゃんは個人的にも、このバンドが見たくて、いち早く会場入りしたくらいなんだから。

あらら・・・ジョージさんも先月の浅草橋に引き続きご来場だ
ギブソンのTシャツをセレクションかい

STAで先月までプレイしてバカテクのスーパー・ギタリストの石やんもにこやかに元気いっぱい登場!!
彼はフェンダーの白いTシャツ
皆、ここぞとばかりにこだわりのファッションで決めまくっている
力がはいっていますなあ
よしよしと!!((´∀`))

我々世代にとっての音楽は世紀末(聖飢魔Ⅱではない)の頃、ちょっと退屈になっていたのですが、このレッチリは孤軍奮闘アグレッシブにロック界を牽引してきたアメリカのバンド
(オルタナティブ・ミクスチャー・ロックとでも申しましょうか)。


それらの曲を「とうがらしーず」は、ものともせずにオープニングアクトという重責をアッサリと乗り越えてのけた。
つくずく立派だよ。
ヤングパワー炸裂。
いいですねえ、青春を共にした野郎共で再度ロックするなんて。


最前列にウチワを手に応援していたギャル達に励まされつつも熱演を繰り広げていたよ。

前置きが大変長くなってしまいました。
早速いってみましょう!!

ステージの入れ替えにはたっぷりと10分が用意されている
・・・・(-_-;)
サウンドチェックをとうに終えてセッティングは完了しているので十分に余裕があります。

はい、さてさて、皆さま、準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持しての幕開け

賑やかでノリノリのBGMに導かれてワイヤレス・マイクを手にした斎藤氏がオープニングアクトを声高らかに紹介する((´∀`)ステージの後方テント内から)

「お待たせしました!
小樽北運河サウンドエナジー最終日の開演ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタです・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
熱中症にもご用心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
それではとうがらしーずの皆さんです
お楽しみください!!」

なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

「こんにちは!
一時コロナ禍で思うような活動ができなかったのですが、一昨年からちょくちょくとはじめています。
応援のほどよろしくお願いします!!」


オープニングは「ダニー・カリフォルニア」
おお!!
情け容赦なき掟破りの波状攻撃が火を噴いた
開始の狼煙はこれ。
開巻から惜しげもなくこれを取り上げるなんていう自信のあらわれでしょう
誇らしげに余裕と貫禄漲る極めつけのパフォーマンスを次から次へと展開
ダニーとは女の子の名前
このシングルは全米ビルボード・ホット100において9位を記録。
世界中で1位を記録した2006年5月10日リリースの9枚目9スタジオ・アルバム「スティディアム・アーケイディアム」に収録。
レッチリも現在に至るまでライブの1曲目に演奏している。
「バイ・ザ・ウェイ」から続く3部作の完結編
ドラムの爆音轟く中から、不気味なベース音が登場・・・・。
硬質なギターとスラップベースにラップ調のボーカルに乗り、ややメランコリックなコーラスがかぶさってくる曲作りはレッチリ流のメロディアスなミディアム・ポップソング。
まずはファンキービート炸裂にてのご挨拶だ。
正にパンク、ファンク、ラップにグランジ、オルタナ、ヘヴィーメタルを組み合わせユニークなサウンドを聞かせる彼等の真骨頂だけに勢い全開に突っ走りますよん。
何と言ってもこのジャンルの元祖だけにね。
とうがらしーずの爆発的な存在感も抜群だ。
魂の咆哮も含めて、もうありとあらゆることで目が点になっちゃうよん。((´∀`*))
ギター・ソロなんてジミヘンそのもののフレーズを奏ではじめるしね
最大のリスペクト精神が漲る一瞬だ
好感度も絶大だよ
そうとうにメンバー一丸となって鍛錬を積んだんだろうね。
一筋縄ではいかないご本家だけに・・・。
だって難しすぎるもんな。
だからこそ、皆大好きなんだけど手を出さないのでしょう
(だせないのかも・・・!?)
好きこそものの上手なれ、と昔の人はいいことを言ってた。
十分に臨場感が備わっているよ。
これで掴みはオーケーだ
オーディエンスのハートは頂いたも同然


と、ここで可愛いちびっ子たちがベーシストのほうにトコトコと歩み寄って声援というか・・・ジッと見つめている。
観客たちもそちらへと一挙に引き込まれてしまった。
もちろんベーシストも腰をかがめてちびっ子の前で熱演。
どうやらご子息らしいですよ
かっこいいパパはインパクト絶大だったことでしょう。
未来のフリーが誕生した瞬間だ。
女の子もしっかりと黒いレッチリTシャツを着ていたしね。
こんな小さいサイズが売っているんだ。
ライブ会場のグッズ!?
通販で入手したのかな?
とにもかくにもこれほど心強い援軍はいないでしょうね
リズムに合わせて一緒にピョンピョンと飛び跳ねているさまがとっても絵になる
微笑ましき光景
羨ましい限りさ


2曲目は「ルック・アラウンド」
2011年リリース。
グラミー賞にノミネートされたアルバム「アイム・ウィズ・ユー」に収録。(サード・シングル)
これまた手強いのが再び飛び出したよ。
歯切れのよいギターによるコードカッティングが爽快。
アタック連発のぶっちぎりサウンドを披露。
アレンジの妙もお見事の一語に尽きる。
凄まじすぎる。
こういうノリが難しく変幻自在なリズムワーク、一種独特な曲調も巧みにこなしてゆきます。
これもライブには欠かせない濃密で開放的な圧巻の重要なるチューン。
チョッパーをビシビシに決めまくるベーシストお父さんのフリーに対する拘り具合は半端ない。
フリー並みにパワフル。
徹底してなり切っているよ。
レッチリのパワフルな個性や影響力がそこかしこに滲み出ているし。
曲の感触や肌触りも忠実に再現されている。
一旦はまったら、もう抜け出せない魅力あふれるバンドなのです。


「サンキュー。
久しぶりのライブです。
僕等の青春レッチリを知っている人!!
(私を含めてけっこうな人達が挙手)。
イエー!
これ聞いてバーベキューやって海に行って盛り上がりましょう!
制限時間がギリギリなのであまり喋らないで進行していきたいと思います。
と、言ってるそばからグダグダしていますので、すかさず次にいきます!」


3曲目は「ブラック・サマー」
2022年リリースの12枚目アルバム「アンリミテッド・ラブ」に収録。
イントロでは哀愁のスローな旋律が強烈に響きわたる
(ちょっぴりだけどこれもジミヘンっぽい!?)。
ミディアムテンポで淡々と・・・・。
それに導かれて徐々に過激にヒートアップ。
猪突猛進一心不乱に突き進む。
おっと!
ギターソロはやっぱりジミヘンしてる((´∀`*))
オーストラリアで日照りが原因で起きたブラックサマーと呼ばれる大規模な山火事がテーマの曲。
鬱々とした気分の歌い出しから1分もするとバンド全体が雄大に動き出す熱い流れはアドレナリン噴出間違いなし。
鬱屈したフラストレーションを一気にぶち破って爆発的な疾走を繰り広げる。
ここでも愛息に手を振りながらプレイするベース・パパ。
まことに微笑ましき光景。
会場全体がホッコリと癒されるよね。

ここで・・・・一息入れてボーカリストがユニークなるメンバー紹介を展開
懇切丁寧に一人一人を指さしてのアナウンス
おっと!その最中にリュックを背負たチビッ子がベース正面のステージへと、トコトコ上がってきた!
((´∀`))
無事におろされて事なきを得たけどね
仲良しムードが伝わってくるシーン


4曲目は「ハイアー・グラウンド」
あらら・・・・演奏がストップ・・・・
「あれ!?スミマセン・・・・ミスりましたあ…‥やり直します」
ベーシストは軽くステップを踏んでノリノリ。
1989年8月リリースのアルバム「母乳」に収録。
同年4月にシングル発売
オリジナルはあのスティーヴィー・ワンダーの代表曲
歴史に残る1973年の名盤「インナーヴィジョンズ」に収録
こちらのほうは「ホット・ソウル・シングルス」において堂々1位を記録
歌詞の内容は「転生の問題」を扱っている
もう次々に出てくる曲は、全て彼らの世代ど真ん中直球。
ベースのノリノリなイントロからボーカルは渾身の雄叫び。
まくし立てるような爆発的ラップを織り交ぜつつも実験フレイヴァー満載。
色彩豊かなギターのアタッキーなフレーズが冴え渡る。
スムーズにフレットボード上を流れるフィンガリングはお見事の一語に尽きる
スピーディーでトリッキーなソロで遂に火を噴いた(サウンドでね)
コードのカッティングもうねりまくりの定番。
ピッキングがメチャクチャに個性的でグルーヴィー。
剛腕轟くパワフルなドラミングに導かれて、疾走感満点なエンディングに雪崩れ込む
冴え渡るスティックワークに言葉を失いそうだ
最早金縛り状態
お約束のレッチリ印満載のリズム・セクションにも心ウキウキ弾んでくるよ。
やっぱり、とうがらしーずもそうでなきゃあ。
「先ほど、緊張のあまりやらかしてしまいました・・・・。
皆さん、思いっきり飲んでいますかあ!!??
準備の方はできましたか!?
じゃあ、次は踊れる曲ですよ。
それでは最後・・・・・バイ・ザ・ウェイ!!」


遂に出た、至宝の王道路線!!
これをやらなきゃあ許されない。
トドメを指すがごとく一致団結しての爆音による一撃。
ステージを降りることは許されない。
2002年7月9日リリースの輝かしき同名アルバムに収録。
アイルランド、イギリス、イタリア、オーストラリア、オランダ、カナダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、ノルウェー、フィンランド、ベルギー、ポーランドで1位を記録!!
珠玉の脳天逆落としビートが吹き荒れる。
ファンクロックをニコニコ笑顔ではじき出しながら、スケールアップしていてウキウキ。
壮大なる迫力の音壁の存在も特筆すべき重要なポイント
地響き立ててうねりまくる唯一無二の不敵なウォーキング・ベース・ライン
そして特筆すべき点は阿吽の呼吸によるコーラスワークの充実だ。
ほろ苦く切ないメロウ感覚のニュアンスを踏襲しているところも印象的。
練り上げられたリアルな人間臭いヴァイブレーションの堂々たる凱旋歌。
そうこうしてるうちに我慢の限界に達したのか、続々とダンサーたちがステージ前方のフロアに飛び出してきた。
もう収拾がつかないほどのイモ洗い状態。
「ありがとうございました!!」
無事に大役を終えました


会場後方に陣取る司会進行役の斉藤さんも興奮したままでマイクを手にアナウンス。
「ありがとうございました。
応援の皆さん手つくりのウチワでラブ光線がいっぱいですね。
そうですか。
お子様の将来がとっても楽しみですね。
名ギタリストも夢ではないですね。
とうがらしーずの皆さんにもう一度盛大なる拍手をおねがいします!」
惜しみない歓声があちこちから飛び交う

完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。

真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
4人も後のイベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

・・・・((´∀`))

さて、様々なロック、ポップにと多彩なるジャンルのバンドが目白押しで、これからの長丁場、入れ替わり立ち代わりにエネルギッシュなプレイを披露してくれますよ。
それぞれに目指す音楽は違えど、拘り抜かれたポリシーは誠実に貫かれています。
トンボたちもたくさん青空を飛んでいて、秋の気配は、もうすぐそこにまでやってきていますね。
皆さん、ぜひとも最後の瞬間まで、このひと時をリラックスしながら満喫していってください!!

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場に流れるBGMは・・・・
トム・ジョーンズ「デライラ」













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