STAのメンバー達はマンション住まい組みと一戸建て組に分かれますが、さすがにここ数日の記録的豪雪を体験すると雪投げの心配がいらないマンション組が羨ましい・・・。
北海道音楽界の重鎮、ベーカー・ショップ・ブギと佐々木幸男氏のスペシャルコラボ・バンドのリハがSTA利用のスタジオで数回行われました。
さすが音楽活動歴数十年にわたる熟練のサウンドを耳にするたび、ただただ言葉にならずひれ伏すのみ、勉強になります。
スタジオ・ロビーには景気付けとばかりにマサ持ち込みCD「シカゴと23の誓い」が繰り返し流れています。
しばらくメンバー等と聞き入りつつもスタジオへ。
ほどよく冷えたトロンボーンを手に久しぶりにミツ参戦。
ああ、スライド・オイルが凍っている・・・・。
鉄壁のタツ&ミツによるホーン・セクションを堪能。
マサはベースを弾く際、ピックを使用するのですが何十年もそのピックを落としたことがありませんでした。
どんなに力強くハードにプレイしてもです。
ところが去年の夏あたりからよくポロポロとピックを落とすのです。
時にはピーンと弾き飛んでいきます(本番中にも)。
1番びっくりしたのは歌って弾いている時、いきなりピックが生き物のように指から暴れて(!)浮いたのですがスっと掴んで何事もないように演奏を続行したこと。
ほんの一瞬の出来事でしたがあれは見事だったなあ・・・ということをノブに話したら大きく頷いて「俺もだよ」
なんでも加齢とともに指の力の劣化に加えて皮膚から出る程よい滑り止め成分が少なくなってくるのだとか。
若かりし頃から乾燥肌気味だから指先に心地良いクリームを塗るとか、ピックにストッパーを施すなりの対応が必要なようです。
昔やっていた2本指立て伏せ(親指と人差し指)を復活させようかな?
そのノブはスケジュールの都合で1曲目演奏の途中からスタジオ入り。
中間部のギターソロに入るところからうまい具合に「ギュイーン!」と合流。
そのまま一気にエンディングまで持っていきました。
今月のライブはもちろん全曲シカゴをお届けします(これに異議を唱える者はもういないでしょう)。
新たなシカゴ課題曲が2曲。
ミツを加えてじっくりと何度か演奏しつつもどうもアチコチしっくりこない。
ミツはスコアを見つめつつ「さすがシカゴ、ジミーのホーンアレンジだ。でもこのあたりの流れがいやらしいなあ」の一言にタツが爆笑。
ケンは体力の温存が当面の課題だ。
なんといってもドラミングだけでもかなりの重労働なのにそこへボーカルもこなさなければならない。
さらには目まぐるしいくらいに次々に飛び出してくる決めのドラムソロ。
息もたえだえの体に水分の補給。
間髪入れずマサが「はい、さっきのは分割だったけど次、一気に3曲のメドレーぶっ通しでいきます!!」
マサ曰く「急がば回れ」風フィルインの導入部分もだいぶ様になってきた様子のインストパート。
各自がそうとうに鍛錬してきた模様。
もう一息だ。
シンもプレイが白熱しすぎたせいかサスティーン・ペダルが壊れちゃったみたい。
演奏の合間にシカゴの邦題に関するちょっとした討論会を開催。
ついでにジミー作の楽曲に関する裏話や、どうやって担当ボーカルを決定するのかとか、ジミー・パンコウの師匠はスタン・ケントンに在籍していたトロンボーン&アレンジ担当のビル氏だったこと、CTAの最新情報、デビフォス談で「シカゴはよくミーティングをする。ミーティングのためのミーティングまでやる」とかやら・・・・。
今回2回演奏したSE採用の楽曲はものの見事に気持ちいいくらいにバッチリとシンクロ。
でもやっぱり本番では危険だからやめておこうね(笑)、やってみたいなあ・・・という悪魔の甘い囁きもあるけど。
STAオリジナルのエンディングもほぼ固まったようだし、この勢いで「ホットタイム」に望みましょう。
大所帯バンドが相当数出演予定の上、かなりの賑やかなイベントになりそうですよ。