THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

春風駘蕩

2013-03-27 08:26:53 | リハーサル

23日(土)にはまた札幌ドームにオープン戦を見に行きました。

試合開始前,ホームベース上にてWBC帰国セレモニーで稲葉&中田選手に栗山監督から花束贈呈。

何といっても話題の中心は大物ルーキー大谷選手。

やっぱり大きい選手!そして未来の大器たる華やかさも兼ね備えていますね。

バッターボックスに立った時のフォームも美しい。

東京の知人はビッグエッグのバックネット裏にて大谷選手MAX157キロを見たそうです。

 

いよいよ50日ぶりのSTAライブが30日「ホットタイム」にて行われます。

しかも今年初の自主企画「LEBERATION」。

最終調整も順調に進んで、まずはオープニングナンバーをさらっとこなす(と、いきなりスネア・スナッピーのセルロイドがブチギレてスットン、スットン!!)。

半年前までは青筋立てて取り込んでいたこの曲も今では多少の余裕をもって演奏することができるまでになりました。

もちろんまだまだ改良の余地は山積みですが・・・(怪しい箇所が再び顔出ししてきたし)。

こういった気持ちの緩みがとんでもない事故を招くのです。

ミツいわく「この曲はSTAではとてもじゃあないが無理だと思ったよ」

マサ「たしかに一体どうなるかと思った。タツやシンがやってきて光明がさしてきた感じ」

シン「去年の今、まさかSTAで自分がこの曲を演奏しているなんて夢みたいだ!」

そのシンが曲中のアクセントとなるところにスっとピアノやオルガンサウンドを絡めてくれる箇所が最高に快感です(マサ&ミツ絶賛)

今回のライブでは前述したとおり2曲が新たに加わります。

もちろん1970年代のシカゴだよん。

ノブは歪みの具合とワウの感触、チョーキングもチェック。

勢いの良いケンによるカウントとフィルインからイントロ開始。

この曲はマサが熱望していたものでエンディングも回数を重ねていく度になかなかはまってきました。

やっぱり頭の中で思い巡らせているよりも実際に全員でやってみたほうが早道のようです。

マサはケンとの話し合いでエンディングのコーラスの割り振りと回数も決定。

そのケンは相変わらず大忙しでドラム、モニターやマイクのセッティング、録音準備。

ドラム、ボーカル、コーラス、そしてSEのスィッチON担当!

さあ、リハーサルでは効果絶大だったけど本番ではSEバッチりと中間にハマるかな!?スリル満点・・・と、この雰囲気を楽しんでいます。

マサとケンの交互に飛び出すボーカルはブレスのことでお互いに相当悩んでいたことを吐露。

息継ぎする場所をあやまるとダサくなるし(というかこの箇所ピーターは息継ぎしていないし、演奏フレーズはけっこう忙しいし、音はずっと高いし・・・)

そんな事柄もシンのピアノソロタイムでホッと癒されまする。

後半はびっしりと最大の課題曲に取り組み。

この1分たらずの第6楽章が一筋縄ではいかない。

タツやミツでさえも慎重に研究しているぐらいですから。

ジェームス・パンコウのこの頃の曲ってとにかく超個性的で実験的、そして程よいポップセンスが光ります。

ミツとマサも意見が一致しましたがシカゴの曲はその辺のロック野郎には到底生み出すことのできないもの。

やっぱり正式な音楽理論などを学んだミュージシャンはひと味もふた味も違います。

それプラス数多くのビッグバンドや大物プレイヤーに師事し若くして経験も積んで、ロックに限定せずあらゆるジャンルの音楽をむさぼるように聞き込んでもいます。

まあピーターやテリーのように独学でマスターしたメンバーもいますが「創造を生む最高の共同体」ですから全員がスクラム組んでグイグイと練り上げて数多くの名曲を完成させていったのでしょう。

そんな曲ばかりだからこちらとしても飲み込むまでに(体に染み込ませる)頭を抱えこむことの繰り返し。

そういう環境も実は一人一人が楽しんでいるのですが。

3曲メドレーは百面相のごとく目まぐるしいくらいにコロコロと表情を変えます。

リズムもユニゾン部分もあまりロックっぽくないし。

いい機会だからトレーニングも兼ねてトライしましょう。

ある場所なんか邪道だけれど「博打パート、ギャンブルパート」と命名しちゃいました。

あまりおすすめできることではないのですが。

長年一緒にやっているとスコア上には表すことのできないそのメンバーの癖や性格で次の間合い、タイミングを瞬時に読み込むことがある程度できるようになってきます。

「ああ、こいつはたぶんこうくるな、じゃあ俺はこの手でいくか」ってなあもんです。

そこまで行くためには妥協しないで、惰性で演奏を流さずにダメ出しで即座に演奏を停止、何度も何度もリフレイン。

おかげさまでみるみる固まってきていい感じになってきました。

それにしても体力の消耗が激しいステージになること請け合い。

 

「O,TONE誌」記事の影響はいまだに続いているようでミツもある方から声をかけられたそうです。

動画の2曲も人気ですが、シカゴヒット曲は当然としてもコアなこだわり曲にももっと注目してほしいですね。

興味のある方は「O.TONE」から「バンドやろうぜ」でSTAを覗いてみてください。

 

ミツが輸入シカゴ・スコア3冊を持参(この本にSTAは足を向けて寝れません、感謝)。

ノブが珍しく食い入るようにコードを追っています。

ノブがシカゴを好きになったきっかけの曲のイントロをギターで拾います。

続いてミツがホーンセクションのリフを吹きまくり、追ってシンがハモンドサウンドをとっさに披露。

はい!マサも大好物のこの曲を今年中には取り組ましょう!!とその場でお約束。(FRIDAY MUSIC収録記念ということで)

 

CTAもセカンドアルバムがめでたく完成の運びとなった模様。

シカゴの曲も(ダニー作のヒット曲、ただし日本ではカットされていません…)1曲セルフカバー。

ブラスセクションが吹き荒れて、ビル・チャンプリン親子がボーカル、ニック・レーンもトロンボーンで参加してしています。

 

休憩中にはユーミン&プロコル・ハルムの共演やロビン・トロワー、スティーブ・マリオット、ラヴィ・シャンカール、ノラ・ジョーンズ、エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、ジョニー・ウィンターと相変わらず音楽の話題テンコ盛り!!

 

それではシカゴ、ブラスロックをこよなく愛する皆様、STAを影ながら応援してくれる皆さま、30日に会いましょう。

 

 

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