最近、スタジオ近辺でいろいろな分野の著名人らと接する機会が多くすこぶる刺激を受けております。
やっぱり共通するのは、その佇まいといい自然体から発せられるなんとも言えないパワーやオーラには圧倒させられます。
何一つ語らずとも説得力あるムードはさすがですね。どう考えてもリスペクトできそうにもない輩を見すぎたせいもあるのでなおさらです。
今年になってからのSTAはシカゴ以外演奏していないことに先日気づきました。
そのことに異議を唱える者もいないしとても現状に満足です。
さて今月のライブももちろん全曲徹底的にシカゴをお送りする予定。
いつもにもまして過酷な楽曲揃いゆえ「STAって超ハードなアスリート並だね」。
ブラスセクションは毎度のこと、相当にきつい音域が休みなしに延々と続き(しかもハイノート連発!)ます。
ドラムもどんどんと難題が山積みになってきました。
ケンも試行錯誤の繰り返しでスタジオ入りの度にあの手この手の実験を試みます。
もちろん他のメンバーからも意見交換。
変拍子やらロール、難解なリズムが続々と飛び出してきて息も絶え絶え。
きついチェックが否応なしに繰り返される合間には水分の補給が欠かせませんね。
メンバー各自の傍らには楽器関連グッズのほかに好みのドリンクが用意されています。
これがとても重要なポイントを占めているのです。
アルコール&喫煙はタブー。
数人の愛煙家は休憩の合間にロビーで一服。
誰が取り決めたわけでもないのですがいつのまにかそういう形が出来上がってしまいました。
ケンの音響に対するこだわりがますますエスカレートしてきて倉庫からミキサーやモニター、配線を持ち込みとっかえひっかえ試しています。
音割れの原因を究明しようとしていたらタツがさりげなくモニターやミキサーのつまみやフェーダーの調整をして気持のよい抜けるようなサウンドを引き出しました。
こういうのって凝りだすと面白いよね。
シンの鍵盤音はキーボード用アンプ、PAの左右、スタジオ中央の設置されたモニター、楽器本体に付属している2発のスピーカーと合計6箇所から発せられています。う~~~ん、贅沢!!
タツは曲によっていつものようにマウスピースをまめにチェンジ。
肩慣らしに1曲目を演奏後、ノブが「ケンのドラム、とても風格がでてきて良い音出しているね」とお褒めの言葉。
照準は確実に「ホットタイム」に合わせているようです。
実際、30日のライブは周囲でもじわじわと盛り上がっているようで「O.TONE誌」効果絶大です。
マサ、ノブも記事のことで声を掛けられました。
今年初のSTA企画ライブはステージも客席も溢れ返りそうな予感。
各バンドが趣向を凝らして望む所存です。
STAもSEのさらなる発展ヴァージョンに挑戦してみようかな・・・・とムクムク思いはじめています。
スタジオでケンが編集&操作したSEで何度かトライしてみたらばっちりハマってきたもんね。
シンもキーボードを近々検診に出します。
そして新たにペダルを購入。
こいつはどこのメーカーでも使用が可能だそうで裏側の切り替えスイッチで選択するそうです。
とにもかくにも組曲3部作が今回の大きな課題なのは間違いありません。
分解して怪しいところ、いまいち納得のいかないところを重点的に検証。
約束事の再確認にスタミナ配分の考慮、フィルインにタムの導入、こだわりどころ満載。
今年はさらにマニアックなバンドになりつつあります。
それにしてもシンによるキーボード・ソロ第3弾はぐっとムードを変えて70年代のスティーヴィー・ワンダー風でやっぱり響きがよくって染み入りますねえ。