THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

I WILL

2014-01-15 03:34:32 | free form space

ミツはポール・マッカートニー来日公演を実体験、ロンドンにまで足を運んでビートルズゆかりのスポットを訪れて、CD音源はボックスで揃えて、夕張STA企画ライブにおいてはM&Mというボサノバ・プロジェクトを立ち上げて演奏。その際にはもちろんビートルズも取り上げていました。

そこは拘りのミツ、通が唸るポールの独壇場ともいえる隠れた名曲「アイ・ウィル」がそれです。通称ホワイトアルバム(2枚組)に収録されている別にヒット曲でもないのですが、妙に心に染みいる素朴なメロディ。(ベースラインが特に印象的)

天才ポールはこの時代、こういうことをサラッと当たり前のように創り上げたのでしょうね。マサとミツはよくビートルズ談義で盛り上がります。

そこで、数多くあるビートルズのトリビュート盤の中から「アイ・ウィル」を含んでいる物を洋楽・邦楽取り混ぜてご紹介します。

 

1995年発表「レイカ&ザ・ウェイターズ  レット・イット・ビー」ボーナス・トラック付きのサンプル盤12曲入り。「アイ・ウィル」は8曲目に収録。

あのピーター・バラカンも大絶賛、日系アメリカ人のボーカリスト、レイカをフユ―チャーしたブルース、フォーク、ジャズ色が濃厚のユニークな解釈が絶品。黒っぽいボーカルによるフレージングもセンス抜群、必聴。

 

1989から1992年までにレコーディングされた「ゴールデン・スランバー  高橋アキ」17曲入り

リンゴの切り絵による緑ジャケット

このアルバムは現代音楽界では知らぬ者のいない存在であるピアニスト高橋アキさんがビートルズをもとに世界中のピアニスト達に自由にアレンジ、演奏してほしいと依頼、結果「ハイパー・ビートルズ」というシリーズ企画が実現し、本盤はその中からの選りすぐりのベスト・セレクションです。「アイ・ウィル」は11曲目、谷川賢作がアレンジを手掛けています。ちなみに彼は、詩人・谷川俊太郎氏の御子息です。

前衛的な解釈による展開、原曲のイメージを損なわずにかつ冒険心に溢れたアヴァギャルドな奏法と楽しめます。ところどころに難解な個所もいくつか見受けられますがそうそうたる面々にはもうそれだけで聞き入ってしまします。

武満徹、ジョン・ケージ、谷川賢作、三枝成彰、羽田健太郎、坂本龍一・・・他が参加。

 

癒し系レーベルのウィンダム・ヒルからは1999年発表のアメリカ盤「ヒア・ゼア&エヴリーホエア」ザ・ソングス・オブ・ザ・ビートルズ  ア・ウィンダム・ヒル・コレクション13曲入り

「アイ・ウィル」はタック&パティが歌とギターを担当、2曲目に収録。

茶色のジャケットにはカブトムシやいろいろな昆虫が並んでいます。

 

1999年発表、日本が誇るビートルズのカバー・バンド、ザ・ビートルーズによる「エニシング・ニュー」12曲入り。

表ジャケットにはサージェント・ペッパーの目にも鮮やかな衣装に身を包んだメンバー4人によるショット。中ジャケットにはメンバー達の使用楽器などが詳細に記されていて、オタク心をくすぐる解説も充実、アビーロード風横断歩道フォトなど敬愛するビートルズに対するオマージュ満載。

「アイ・ウィル」は5曲目に収録。マウス・ベース、ギター・ボンゴも披露。原曲に隠された秘話も注目。

ビートルズ風オリジナルも納められています。

以前、国営放送テレビに彼らが出演した番組を見たことがあります(ルー大柴氏が司会進行)

あの時の「アイ・アム・ア・ウォラス」は釘付けになりましたね。解説者の人も「コレって本家もライブ演奏していない難解な曲だよね、びっくり」と述べていました。効果音、サイケデリック臭漂う雰囲気作りもいかしていかしていました。ミツもお気に入りだそう。

 

1993年発表「レゲエ・ビートルズ  ランチ・タイム」12曲入り

「アイ・ウィル」は最後に収録。このメンツが意外なのです。

ドラムはジェフ・ベックの「ブロー・バイ・ブロー」で一躍注目を集めたリチャード・ベイリー、ベースは達人、クマ・ハラダ、ボーカルはカール・ルイスという布陣。

 

最後はホワイト・アルバムEP風ジャケットの2001年発表「べイクド・アップル  ファブフォー・トリビュート」17曲収録。

豪華ポスター歌詞カードも充実、内外問わずビートルズをこよなく愛するミュージシャン達大集結といったところ。

ウィル・リー、河合我聞、沼澤孝、角田美紀、松原秀樹ETC・・・・

「アイ・ウィル」は最後に収録。

 

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2014STA始動

2014-01-15 01:47:29 | リハーサル

今年最初の活動は2月に開催される小樽・雪あかりの路ライブ・イベント説明会への出席。各バンドのリーダーが一堂に会しての顔合わせ&詳細報告&自己紹介。(PM1:00~)

この日は札幌も小樽もあいにくの豪雪でしたが多くの懐かしい方々と再会しました。

STAは5年連続の参加ですが、こういったミーティングが行われるのは初めてのこと。初参加の人達も交えて

改めて、各バンドに注意事項などが伝えられました。長年続けていくといろいろな諸問題が浮き彫りになってくるのでここいらでこういう会合を持つということは必要だと思います。もちろんラズベリーのリーダーHIKO、STAとライブ同日のトップに出演するBNPからもシン&ミキが参加しました。

説明会が行われた場所はエンペラーの地下にあるカモメ亭というライブホール。

ここはSTAが初めて雪あかりに出演した時の楽屋として使われていたスペースです。

とても広々としていてカウンター、ステージともども立派です。壁には北海道ゆかりの著名人パネルが説明文付きでずらっと展示されています。

2時からはvol,17お気楽ライブがあるとのことで、主催者のMR,Sからの招待でドリンクまでごちそうになってステージ観戦。ミキサーのミワ君には毎回小樽でお世話になっています。

 

そして今年初のSTAリハーサル。

6人が集結。岩見沢サムシング以来ですから丸々1か月ぶりですね。今年も雑念を振り払って遠慮なくシカゴ中心で展開していく所存です。

ブラス隊はダイスケがSTA卒業、ミツのみが合流。でも肝心のトロンボーンが外の寒さにやられてガチガチ状態。ほどよく冷え切っているのでステーブにしばらくあぶって解凍作業。持つ手も凍えてきます。マウスピースもうっかり口にあてると張り付いてしまい非常に危険です。オイルもガチガチにしばれついているし。北海道ならではのバンドマン泣かせの季節です。前日の小樽・説明会内容を伝達してからセッティング開始。

いきなりしょっぱなから過激にぶちかますのもなんだから、軽くバラードなどを。じっくりと何度も繰り返し煮詰めてみました。前回ライブでの反省点、弱点などもピックアップしてみながら「もう一度」

テンポ、強弱、メリハリ、コードの展開、バックとボーカルとの絡み、エンディングでの盛り上がりにおけるチェックポイント。

シンがハモンド、ピアノ、そしてオーケストレーションと大活躍。

そして新作ピアノソロを披露。ミツとマサはこれにニヤリと喜びの反応。「スティービー・ワンダーみたいだ!」

今までとはタイプの違う新たな局面を披露。

さあ、ここからは2部構成に突入。先月まではサムシング2ステージ分セットリストでスタジオ時間をフル活用していたので、今月からはちょっと余裕をもって取り組んでみました。

ヴィニーズ・バー、雪あかりの路の2つ分のライブ用に焦点を集中。相変わらずのハードな曲が羅列。

正月休暇でなまった部分、感覚を呼びさます意味でも刺激的なサウンドを体が浴していたのでしょう。皆、生き生きとしています。まあ、初歩的なミスもちらほら露呈していましたが、即解消。あっという間に正規のバンド体制が蘇りました。

今まで結構おざなりになっていたラフな個所も訂正、アンサンブルの微妙なズレも修正。

曲間では久しぶりに集まったメンバー達がシカゴのコアな話題に華が咲きすぎて一瞬リハーサルが中断の苦笑い・・・。BNPからミキさんがゲスト参加、ボーカル&パーカッションで加わってくれてしかもお土産までもらっちゃいました、ありがとう!!そんな和気あいあいムードの中での第1回STA2014スタジオ・リハーサルでした。

 

 

写真は小樽・カモメ亭。このステージ、BNPのメンバーは立ったことがありますが、STAは未だに未経験。

もう一枚の写真はミキさんからの九州土産。博多ボールペン、福岡限定サンリオ・マイメロディのハンカチ、金平糖、そしてゆるキャラ人気ナンバー1「クマモン」ストラップ。

右側に見えるのはケンがミツにプレゼントした愛するスワローズのタオル。

その下はミツが最近購入したシカゴ輸入1977ライブDVD。

 

 

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