1995年発表シカゴ渾身のジャズ・カバー作品集「ナイト&ディ~ビッグ・バンド(このアルバムは個人的にもお気に入り。それまでのバラード路線に食傷気味だったもので)」からのシングル・カット作。
このアルバムはマニアックな作品よりもスタンダードジャズに焦点をあてての選曲がとても爽やかでしたね。
「ムーンライト・セレナーデ」のオリジナルは1939年グレン・ミラー&ヒズ・オーケストラ。
作詞ミッチェル・パリッシュ、作曲グレン・ミラー。
シカゴは1997年にシングル化。
ロバート・ラムとジェイソン・シェフがボーカルを分け合い、アレンジはジミー・パンコウが担当しています。
なんとこの曲は当時の関西テレビ、フジテレビ系ドラマ「シングルス」の主題歌として取り上げられてその流れでのカットだったのです。もちろんマサとケンは毎週観ていましたよ。
天海祐希主演のトレンディー・ドラマ。
女性達が妊娠、出産に至るまでのドタバタストーリー。
その中にシカゴが流れていました。
ほとんどの人たちはもう、このドラマのことは記憶にないとおもいますがね。
改めて良い曲だなあ・・・としみじみ感じた次第。
同時収録作品は、こちらも超がつくほどに有名な「A列車で行こう」(原題:TAKE THE’A’TRAIN)
ビリー・ストレイホーンの作。
デューク・エリントン&ヒズ・オーケストラのテーマソング。
ボーカル&アレンジ共にロバート・ラム。
70年代、デューク・エリントンとシカゴが対面したあの「デューク・エリントン・ショー」は熱狂的ファンの間では今も語り草になっています。
デュークのバースディ特番でしたが、その中で唯一ロック界から参加したシカゴは「ジャンプ・フォー・ジョイ」を彼等流に鳥肌がたつほどカッコイイアレンジで迫力演奏してくれました。
さてこのシングル両曲共にブルース・フェアバーンがプロデュース。
歌詞、対訳、「ナイト&ディ」の広告付き。ジャケット両面にシカゴのメンバー全員が写っています。