THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

HUEY LEWIS&THE NEWS/TOP HORNS

2015-09-10 03:32:11 | free form space

1980年代の洋楽チャートを席巻した代表格といえばヒューイ・ルイス&ザ・ニュース。

ストレートでゴキゲンなアメリカンロック・サウンドの代名詞的バンドといったら彼らに尽きるでしょう。

数多くのヒット曲を生み出しましたが、ハスキーなリードヴォーカリスト、ヒューイは長年の下積み時代を経て成功を手にしています。

また彼は男気溢れる、義理と人情の塊のような人でもあり、才能溢れるブルース・ホーンズビー&ザ・レインジのデビューに手を貸したり、若かりし頃に組んでいたバンド、クローバーのメンバーを自身のバンドにゲストとして招き入れたり、楽曲提供してもらったりしていて、人望の厚さをうかがわせてくれます。

さて、タワー・オブ・パワーですが、ブラスロック・ブーム吹き荒れるタイミングでのデビュー時には常に話題の渦中にありましたが、そのブームも短命に終り、70年代後半にはパンク、ニューウェーブ、ディスコの波が押し寄せてきます。

同ジャンルのバンド達の多くは解散か尻すぼみの活動、もしくはディスコ、フュージョン、ファンク、ソウル、AOR,POPSなどに方向転換をして上手く舵取りをするバンドもいくつかみられましたが(シカゴはその中でも唯一乗り切った生き残り成功バンドでしょうね)、このTOPはどこのカテゴリーに分類するにもひじょうにやっかいなバンドでした。

ブラスロック?ファンク?ソウル?ディスコ??・・・・・

レコード店の棚に置かれる場合でも扱いに困る存在。

そうこうしているうちに、レコード契約を失い徐々に過去の存在となっていたのです。

サンフランシスコの同郷でもあるヒューイ・ルイスが、そんな瀕死状況の彼らに救いの手を差し伸べます。

以前からリスペクトしていた先輩バンドを自分のバンドのレコーディング、ツアー、さらにはビデオクリップにまで参加してもらうのです。

1985年のヒューイ・ルイス&ザ・ニュース来日公演にもTOPホーンズは同行します。

写真はその時のパンフレット内でのステージ写真、PVばかり収録のDVD(PINKケースのもの)、12インチレコード、EP,CDです(レンタル落ちや輸入&サンプル盤含む)。

TOPの300をゆうに超えるセッションの中でもダントツに有名なのがヒューイ・ルイス&ザ・ニュースです。TOPのメンバー達も「特に印象に残るセッション」と語っています。そして、この参加をきっかけにTOPもレコード契約を再度掴み取り見事大復活を遂げるわけです。

しかし、常にセッションにお呼ばれするのはほとんどがホーン隊(タワー・オブ・パワー・ホーンズと呼ばれていました)なので、他のパート担当メンバー達とはけっこう揉めたみたいです。

 

ちなみにシカゴとヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのジョイント来日公演も話題になりましたね。

タバコ、サングラスにオールバックの強面ベーシスト、マリオ・シポリナはバンド脱退後、ビル・チャンプリンのソロ・コンサートに参加。その模様はDVD発売されています。

コメント
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