小学生の頃、マンガ本の中で夏になるとよくストーリーに「林間学校」なるものが描かれていたんだけど、それって今だに未体験…。あれは北海道にはない行事なんだね。まあ、中学になると友人達とで海へキャンプに出かけたりしていたけど。
そのかわりに小学生の頃の楽しみだったのが「炊事遠足」!
これ、内地の人達は知らないらしいね。
なんてことなくて、名前の通り自然の中で料理する為に皆で遠足するというもの。
自然は周りにいっぱいあるから困らない。
で、今回、実家へ帰るついでに超久しぶりでその現場に寄ってみました。
不動の滝がその場所。
小学生の時にはやたらとデカくて恐ろしい滝に見えたんだけどなあ…(^^)。こじんまりとした滝だったけど美しい景観は今も変わらず。
残念ながら今は崖崩れの危険性があるため、滝壺には近づけず。
当時は農家のクラスメイトからリヤカーを借りて食材やら荷物を積んではるばるここにやって来ました。
カレーライスが上手く作れなくて女先生に教えてもらったり、ビニールに入れて滝に冷やしておいたフルーツジュースが流されて飲めなかったり、リヤカーに足を轢かれて怪我したり…と色々思い出したよ。
とにかく遊びながら食べたカレーライスは美味かったなあ🍛!
さてさて、今月のSTAライブのためにスタジオ入り。
もはや恒例となった小樽「浅草橋」イベントのために、2度のスタジオ・リハーサル。今回はその2回目です。
いつもは一番大きな部屋がSTA用なのですが、ここ最近のリハはメンバーの集まりが悪いので、もうひとつ小さい部屋に連続で変更しました。
これでもちょうどよく収まっっていて快適。
気分転換にももってこいなのでとても新鮮。
今回のライブは7人編成での出演ですが、スケジュールの都合がつかず、2度目のリハには残念ながらギターのコニタンとトランペットのシゲは欠席・・・・。
5人が集結。マサ、ヤス、ジュン、クニ、そしてタカです。
そうなのですよ!テナーサックスのタカがSTA加入後初の2月立て続けでライブ出演!これは一つの事件であります(笑)。
唯一の20代でもあるタカが加わる事で俄然と我々にも力が漲ってきますよ。
キーボードは相変わらずいませんが、大きな特徴はなんといってもSTAライブ至上初めてトロンボーンが不在・・・。
14年間活動してきて、こんなことはありませんでした。
まあ、152回もライブを重ねてきて、それ事態が今までになかったということのほうが奇跡的なことではありますが。
実際にはトロンボーン・レスのライブは2度あったのです。
でもそれは直前になって、トロンボーン・メンバーに仕事が入ってしまったため。
急いでメンバー補充をしなければなりませんが、今回は遂に間に合いませんでした。
でも強力な野郎どもが一致団結して、骨太なサウンドを形成。
トロンボーンの部分は、クニがフリューゲルホーンを使用して臨みます。
こんなロックバンドの編成も初チャレンジ。想像もつかないような音が響いてきたりして。
前もって決定済みのセットリストを、いつものように表に書き込んでマサが壁に貼り付け。
それにそってのリハーサル。
マサとヤスのリズム・セクションは常々密な打ち合わせを敢行しているので、益々呼吸があってきてスリリングにかっこいいグルーヴを発揮。
ヤスは例のレッド・ツエッペリン・カバー・バンドで、今月頭に南区屋外ライブを終えたばかりなのに疲れ知らずだね。
いやはやなんとも、大したもんだ。
マサがリズムを口づさんで、ヤスにアイコンタクト。
すかさずハイハットの刻みで応戦。
イントロがはじまったとたんに、ライブ・モードへ全員が突入だ。
また色々とヤスが実験を繰り広げています。
今度は何をやってくるのかなあ・・・なあんて最近思うようになってきたよ。
それがまた、全てにおいて鋭いフィルインの応酬だったり、ビーターキックでトリッキーなテクニックの鬩ぎ合いだったり、アヴァンギャルドなスティックワークだったりと様々。
決してオリジナルをただなぞるだけでは満足しないんだから、これも楽しみの一つだ。
エンディングのベルトーンですが、今回も編成や顔ぶれ、人数、使用楽器が違うので新たに打ち合わせ。
ジュンらがタカに再確認。
タカも手馴れたもので飲み込みも早い。一回の説明も余裕のスマイル。
それをマサの号令のもとで3度ほど抜粋。
完璧に纏め上げたよ。
そして先月のサウンド・クルーにてマサがタカと討論した結果、彼にはもっと出番を多くしようということに。
早速、この間クニがトロンボーン・ソロをフリューゲルホーンでこなしていた部分をタカにバトンタッチ。
スコアを手渡して初のトライ。タカ、良かったね。
「あとはじっくりと個人練習で纏め上げます」と心強い返事。
楽しみが倍増だ。なんたってタカは今までSTAでは「ピーターガン」のソロを1回吹いただけにとどまっていたのだからもったいない。
ナベさんは素晴らしいミュージシャンを紹介してくれたよ。大感謝だ。
今度のセットリストはオープニングとラストのヴォーjカルはマサで、それ以外はジュンに振り分けられているのも特徴。
ここ最近の流れとは毛色が異色。
そしてジュンがはじめて歌う曲も1曲追加。前々から演奏はしていて、時には仮歌を請け負っていたのでけっこう手馴れたもの。
1番と2番の歌に間奏がないので、一瞬戸惑ってはいましたが、それも場数を踏んできたので最早バッチリ。
今回クニとシゲはツイン・トランペットだけにとどまらず(ツインTPは実は1曲のみ)、それぞれにフリュゲルホーン、ミニ・ホルンなどにも持ち替えと大忙し。バリエーションが豊富。
本番では更に、マイクの付け替えとスコア準備作業もあるしね。
で、シゲの部分もクニは急遽トランペット代理プレイ。
先週返却忘れていたクニのパーカッション(ウィンドウチャイム、クラベス、シェイカー)もフル稼働で賑やかこの上ない。
大変だね。その辺の段取りもマサを交えて打ち合わせ。
更に新兵器と投入。なんとまあ、アゴゴベル!
通常は2連んんだけど、クニのものは3連。
どうしてもこの手の打楽器って人気はあるんだけれどもカウベルどまりで皆は満足してしまいがち。
ラテン系のイメージが強烈からなのか。
でも初期のシカゴは「ビギニングス」「アイムマン」などでもよく軽快に鳴り響いていたから、その辺を考慮してのクニが導入を図った次第。
ガンガンといきましょう!
MCやシンバル&ギターのソロで場繋ぎして、数十秒のうちに作業を終わらせるという仕組み。
ヤスは組曲の1楽章だけではなくメドレーでおさらいをしてきたらしく、叩く気満々!
まあ、それらは次回ライブのお楽しみということでとっておこうね!
ヤスは屋台骨としての責任感をいつも持っているからテンポに関して、ストイックなくらいに気を使います。
ことあるごとに「速い?遅い?ちょうどいい??」と気にかけている。
信頼しているから安心して大丈夫だよ。
それよりもヤスが叩き出す迫力あるビートに、いつもメンバー達は刺激を受けて発奮しているんだからねえ。
ブラス・セクションは、いつもより余計に疾走していて鳥肌モノ。
ジュンの的確なるアドヴァイスもメンバーらが頼りにしているところ。
特にバラードのようにじっくりとクリアに聞かせる曲などには、事細かな意見が飛び交う。
コーラスのパートはどんな感じで対応するかとか、オーケストレーションやキーボード、、トロンボーン、パーカッションが不在なのでバス・ドラム・リズムの絡みはどう対応するべきかとかね。
とっても勉強になる。
諸事情によって数年間お蔵入りしてたシカゴの曲も、晴れて復活!
ちょっと複雑な入り方なために、まずは何処からが導入部分なのかを把握。
これは4人が初演奏のために(コニタン、ヤス、タカ、シゲ。つまり半分以上のメンバー)一番重点を置いてジックリと取り組み。
まずはマサがイントロをタカに説明。ヤスにもタイミングの伝達。
シカゴはライブで倍の長さなのですが、STAはスタジオ音源をコピー。
決めのブレイクは、クニがタカに解説。それを即座にメモ。
ヤスはすでに手馴れたもの。
毎回のライブは当然のこと、スタジオ練習もレコーダーに記録しておいて予習してくるという真面目さ。
タカはテナー・サックスのフレーズが超難関らしいけれども、彼のことだからライブ当日までには見事克服してくれるでしょう。
なかなかにシビアな選曲ではありますが、今回のメンツならばなんとかいけると楽観的。
毎月のきついライブだけども、崖っぷちで乗り越え火事場の馬鹿力を発揮してここまできたのです。
小休止を挟んで後半リハでは、グッと濃密に取り掛かり。
一段と音が固まった。
マサはギターのイントロをベースにて再現プレイ。他のメンバー達も誰言うともなくいないメンバーのソロやリフなどをニンマリさらっとプレイしちゃって違和感を払拭してくれるのだから嬉しい限り。
単なる俺様気分のでしゃばりとは違ってしっかりとアンサンブルを重要視した体勢も高評価に値します。
プチリフォームしたスタジオゆえに音も若干良くなったようで、この部屋も悪くない。
と言うわけで、エアコンもフル稼働させて(天井に設置された首振り扇風機1台はヤスが独占で使用)、ドリンク補給しつつも熱いリハは延々と続く。
残り時間は、やはり危険度が大きい曲を再演。
とにもかくにも鬼門は2曲。
ここをクリアできれば、大船に乗ったつもりでいけちゃうでしょう。
大体の構図は引き締まりの様相を呈してきたので、どっさりと余った30分の残り時間は念には念をということでマサがちょっとしつこいくらいに抜粋バージョンでリフレイン。
ヤスのリクエストでメドレーをトレーニング。
ヤスはカウントのタイミングやら、グルーヴの責任を一手に担っているのだから責任重大。
皆で協力しあって完成にこぎつけなきゃあね。
もう野暮ったい事柄は一切排除できたから、常に鮮明なるサウンドしか飛び出さないよ。
しかし振り返るにSTAの強固なる音像は物凄い成長を遂げつつあります。手前味噌ではありますが。
ミスらしいミスが少ないから当然、不協和音もない。
たとえミスってもそれを逆手にとって、逆襲奏法に切り替えてくるしね。
なんといっても貫禄のロックが確立されたのが大きい。
ずっと理想を描いてきたシカゴの壁に、やっと数歩だけ届いたかな。
今後も様々なるニュー・プランを思い描いています。
STA、年に1度だけのハシゴライブでもある、マリンウェーヴ&小樽浅草橋イベントは15日の日曜日!
屋外だから大敵は雨・・・・。
入場無料で駐車場ありだから皆さん、気軽に遊びに来てね。飲食もできるよ。必ず極上のブラスロックをお届けしますよ。
追伸・・・・STAは生きのいいメンバーを常に募集中!皆さん、ヨロシクね!!