THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

北海道は記録的な真夏日続き・・・・・

2019-08-06 23:38:23 | リハーサル

連日、さすがの道産子たちもグロッキー状態です。(死語・・・笑)

異常なほどの暑さでダウンしています。

やっとここのところ、夜だけは微妙に空気がひんやりしてはきたけどね。

 

さあ、今月は短い北海道の夏を満喫するべく2度目の屋外ライブに向けてのスタジオ・リハーサルに突入だ。

2回の予約だったのだけど、例によって残念ながらフルメンバー集結は無理。

9人編成で本番に臨むところ、2回ともに7人でのリハとなります。

今回のメンバーの顔ぶれも入れ替わりがあり、マサ、ユミ、ジュン、クニ、ミキテイ、ヤス、ニシヤン、そしてクル&ダイちゃん!

ただし、1回目はギターとトロンボーンが体調不良にて欠席を余儀なくされました。

それでも皆元気一杯に集合。特にミキティとユミちゃんはもろに夏のファッションで涼しそう。

思わず2人は駐車場でお互いの服装に大喜びして体を撫で回しているし(笑)。

さあ、今回は色々と機材が多いので、その運搬作業だけでも一苦労。

大所帯で荷物多しとは賑やかなことですね。

それでもオーナーのご好意によって早々と入室。

クニは久し振りの合流だ。で、今回の目玉は、ニシやん!

そうなのですよ。斉藤氏が企画運営する小樽のライブイベントで度々タイバンでご一緒しているミュージシャン、その人。

リミックス、ミッドナイト・クライシスの2バンドで彼はベースを担当しているのです。

その都度、ニシやんがマサに話しかけてくれたのです。(名刺交換も)

聞くところによると、彼がロックに目覚めたのはシカゴ、ビートルズ、サンタナなどなど。

特にお兄さんが大好きだったシカゴには思い入れが強いとのこと。

1995年の札幌公演も、もちろん観にいったそうですよ(マサもケンも行ったよ)。

先月の浅草橋でもステージ裏でマサがヤスにニシやんを紹介。

その場で意気投合。

そんな流れで今回の合流となった次第。

但しニシやんは「シカゴⅦ」までがお気に入りなんだとか。

同世代だけに、その気持ちはよくわかるね。

彼はベース、ギター、とマルチにこなせるのだけど、今回はパーカッション担当で臨むこととなりました(初体験だそうです)

事前にマサとは幾度もやりとりを交わし意見調整済み。

音源も郵送してあるので、準備万端整いました。

マサが各メンバーらに、ニシやんを紹介。

「小樽運河プラザお気に入りライブ」での「ミッド・ナイト・クライシス」セッティング中にニシヤンが「長い夜」のリフをベースで弾いた件をマサが解説したら、「ああ~~ああ!」とミキティらは思い出してくれた。

とにかくマサがドッサリと持ち込んだパーカッションやスタンド類をニシやんが吟味。

マラカス、タンバリン、カウベルを中心に試行錯誤。

大体、構想どおりに固まったようだから、使用しないものはとりあえず廊下へ。

部屋のスペースが限られているからね。

いつものようにマサがセット・リストを壁に貼り出す。

ヤスは扇風機を回して、レコーダーをセット。

ジュンは新兵器のマウスピースをミキティに披露。

クニもトランペット、パーカッション、コーラスなどなどの役割を一手に担っているので大忙し。

ユミちゃんのミキサー操作はマサがお手伝い。

雑談しながら和気藹々とスタンバイオーケー。

2時間を休憩挟んでの2回通しリハ。

ニシやん、1回目はパーカションに専念。

で、後半はギター担当。

フェルナンデスの2ハムバッキング(ディマジオ)黒ストラトキャスター。

それにマルチエフェクターとクライベイビーを連結。

 

さあ、毎度おなじみの曲目にトライ。

イメージトレーニング風にマサが解説しながら、ユミちゃんにアイ・コンタクト・ゴーサイン、次いでヤスのハイハット。

「ここでアナウンスが入るよ。バンド名のコール。そしてカウント!」

ニシやんは初めてパーカッションを演奏するんだよ、と言っていたのに、的確に叩きまくっているからビックリ。リズムと強弱も正確。

なんたって複雑極まりない曲でも、ちゃんとごまかしたりせずにキッチリ、ブレイクまで合わせているし。

だって、中学生の頃から聞いていたから、体に曲が滲み込んでいるんだってさあ。

とにかく夢にまでみていたシカゴを演奏できたので幸せ一杯なんだって。

「楽しくてしかたない」とニシやんやユミ嬢が口にしてくれて、こちらまで嬉しくなってきたよ。

ニシやんは、知らない曲がない!と豪語。

知っているだけではなく、随所までこなしちゃうんだから驚きだ。

まさに筋金入りの猛者。

ユミちゃんも「ここで私が弾きまくっていい?」と手をあげた。

マサとジュンは「どんどんとやってよ!」と意気投合。

「ここで最初のMC。バックでBGM風にユミちゃんが弾いてくれたら効果倍増。次のタイトルは言う?言わない??」

ミキティ「言わない方がいい!!」

「そうか、じゃあ、頃合い見計らってユミちゃん、2曲目に行って!」「は~い!!」

どんどんとテコ入れしていって、バリエーションを膨らませていきます。

ニシやんはパーカッション類を手を替え、品を替えての大奮闘。

3曲目は今回のターニング・ポイント。

けっこうこれは初演奏のメンバーが多いので。

打ち合わせは特に念入りに。

ブラス・ロックの原点ソングなんだけど、ユミ嬢はこの曲を知ったのが「EW&F」だったというんだから衝撃。

ディスコ・クィーンの面目躍如。

そういう人には初めて会ったものでして(笑)

その世代だもんねえ。EW&Fはシングルヒットさせたしね。

ここでもマサがブレイク部分のフレーズに「ユミちゃんも弾いて!」とリクエスト。ここは今まで間延びしてパワーダウンしちゃうので悩みの種だった。本来はギターのみなんだけど、マサがベースで、ヤスがオリジナルではタンバリンのところをハイハットで厚みを維持していたのさ。とにもかくにも、ユミちゃんは何でもお願いしたら即座に弾きこなしてくれるんだから凄い!

イントロのカウント、エンディングでまた最初に戻るから、マサの4つカウントでブレイク・・・と伝達。一発でまとまった。

これはクル氏からの依頼で、クニが1テイク目を録音してSTAラインに流してくれました。

4曲目はニシやんがイスに座ってボンゴを叩いて演奏。専用のスタンドがないものでして。

カウベルがスタンドにうまく固定できないので、ヤスがスタジオに置かれているチューニングキーを手渡し。

ガッチリと締め付けて固定できたよ。ここでもユミ嬢のテクニカル・ソロで鮮烈なサウンドを構築。

浅草橋ライブでエンディングをミスった5曲目の件を反省して重点的に取り組み。

ハイになっちゃったら頭の中が真っ白になっちゃうものです。

3分足らずなんだけど、ホーン隊もコーラスもスタミナ切れちゃうほどにへヴィー。

ギターレスなので、イントロをベースが受け持つ曲に突入。ここでもユミ嬢が気持ち良さそうにソロを紡ぎ出す。とっても新鮮に響いてくる。

ここでもシカゴ・ライブ・バージョンのブラス・リフを話し合い。浅草橋ライブではここもギクシャクしたもので。あれだけ最後の最後まで念入りにやったのに・・・・。

もうこれでバッチリだろう。

時間通りに進行しているので小休止。

効率よくこなせていて素晴らしい。後半はニシやん、ギタリストに変身。

これが驚愕だった。

だってついこの間、一緒にやろうよ、と連絡を取り合った仲なのに、この日パーカッションとギターを全曲こなしているんだからね。

すごい才能だ。本人はいたって涼しい表情だけど。

フェンダー・ツイン・リバーブとエフェクター調整。久し振りにギターを弾く、と言っていたけど中々堂に入っていたよ。

何年も在籍していたのに、全然覚えられなかったメンバーもいたのに、変拍子、変態的な構成やコードもガンガンに弾いている。

テリー・キャスに関しても相当に精通しているニシやん。

とっても詳しい。マサやヤスと対等にシカゴ談義を繰り広げているんだから。

さりげなく難しいことをやっているテリーに対する評価も的確にツボを心得ていて震えがくるほどだ。

曲は知っているけれども、弾くのは初めて、という曲も無難に攻めてくる。

さっきはボンゴかカウベルかで迷っていたけど、今度はグルーヴィーなクライベイビーで攻撃的プレイ。

マサもミキティも「カッコイイ!」と思わず唸ってしまった。

極め付けはラストナンバー。

イントロのギター・リフ・ストロークを忠実にトーンまで再現。ここでもマサとヤスが目から鱗。

ニシやんも「この音を使っているんだよん」と実演。

ニシやん曰く「テリー・キャスのギターは先が読めない」とのこと。ジミヘン、ヴェンチャーズらの影響下にあることまで熟知しているんだからマニアック。

予備の曲も「キーは何?」とニシやん。

すかさずユミちゃんは「E♭!」

大満足のスタジオで、あっという間に終了でした。

完全燃焼だ。

ロビーに出てからも熱い討論会は止まらない。

次回のリハーサルはお盆中につき、月曜日ではなく木曜日となります。皆さん、お間違いの無き様。ご注意ください。ではまた来週。

熱中症にもご用心。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする