お盆休みがやってきたら、記録的な真夏日も多少は和らいだようだ。その代わりに台風が直撃。
その影響で、世界的にも有名な「石狩ライジング・サン」の初日が初めて中止になってしまった・・・・。
まあ、その台風も当初思っていたほど、酷い状況にはならず通過して、良かった。
で、STA今月のライブは恒例小樽の屋外イベント「北運河サウンド・エナジー」
このためのスタジオ・リハは2回。結局は全メンバー揃っての音出しは叶わず。これはいつものことだからもう慣れっこ。
その分、参加メンバー達で臨機応変に知恵を出し合って効率よく進行しました。
さて、その2回目のスタジオ入り。
お盆のために変則的な日程になってしまった。
おかげでメンバー達の曜日感覚も狂い気味。
長年月曜日の夜9時が定番だったので、調子がおかしくなってしまった??・・・・。
それでも6人が集結(本番では9人がフルメンバー)
マサ、ユミ、ミキティ、ヤス、ニシやん、ダイちゃんという布陣(G&TS&TPは休み)
ダイちゃんは今回のみのスタジオ参加(先週は、体調不良で欠席)。
ダイちゃん、1曲のトロンボーン・スコアがないとのことで、マサからスタジオで手渡し。
2部構成で、前回同様の流れで取り組む。
もう皆、手馴れたものだからひたすらにリラックス・モード。
早めにセッティングが完了したので、早速いっちゃおうかい!!??(ヤスもレコーダーSWをオン)
ニューフェイスのニシやん、そしてブランクありのダイちゃんに比重を置いた内容。
マサが状況を説明しながらいつものように、壁に張り出されたセット・リスト表に沿って演奏。
ユミちゃんのSE。
ヤスのハイハット刻み。
司会者のナレーションに伴って、バンド名のコールからカウント開始!
ユミちゃん&ミキティが、この日いないメンバーのソロパートを阿吽の呼吸で担当。
痒いところに手の届く配慮が、ただひたすらに嬉しいねえ。
しかもただ演奏するのではなく、立派に引き継いでくれているんだからね。
そしてニシやん。先週も感動したけど、今回も更に成長著しいのさ。
マサ、ヤスに匹敵するほどにシカゴに精通しているだけあって、細部にわたるパーカッションの味付けが心憎い。
ニシやんはベース、ギター以外にドラムもこなすそうだから、パーカッション初トライだといっていたけど堂に入っているわけだ。
さすがだ。その様を見ていてマサもヤスもウキウキ。
ノリが俄然変わってくるというものだ。
もうあれこれ打ち合わせすることも不要な感じ。エンディングのベルトーンもバッチリ。
MCにユミちゃんのバックピアノソロが絡む構成も遊び心満点。
理想とする形を告げると、涼しい顔してユミちゃんはサラッとこなしてくれる。
他の人だと「無茶振りだ」と叩かれそうな事柄でも、「やりたい、やらせて!」とノリノリ。
素晴らしい才能の持ち主だ。
心強い限りだね。
マサのトークからタイミングを見計らってピアノ・イントロに雪崩れ込み。
ダイちゃんも頑張っているよ。
ニシやんも手を替え、品を替えでパーカッション大奮闘。
タンバリン、カウベル、マラカス・・・・。
エンディングの残響音からメドレーで3曲目。
これが今回の鬼門だ。
それほど難しくもないし、短い曲だけど初演奏のメンバーが多いので重点的に念入りに。
ダイちゃんもミキティに色々と質問。スコアを手にしながら照らし合わせて小節数から問題点を割り出す。
それを察してマサが「もういちど、やってみよう!」
テイク2で納得。
「よし、次にいってみよう!」
これはジュンがいないのでカラオケ・バージョンで。
ニシやんはボンゴにトライ。
中々、気に入った音がヒットしないので苦慮しているニシやん。
一見シンプルだけど、奥の深い楽器だよね。
5曲目もカラオケ・バージョン。コーラスのみ。
先月事故ったエンディングも、今回は猛省してカッチリとまとまった。でも非常にキツイ曲だ、相変わらず・・・・。
6曲目はギター不在だから、ベースがリフのイントロをプレイ。
そしてギター・ソロもユミちゃんがプレイ。
それがすこぶる新鮮でアバンギャルドでジャジーなサウンドを醸し出していてゾクゾク。
ユミちゃんからのアイコンタクトから、マサがホーンセクションに掛け声を入れて後半部分へ雪崩れ込み。
どんな状態でもさらりと乗り越えちゃう凄い奴らばかりで頼もしい限りだ。
予備の曲もユミちゃんにソロをお願いしたら、嬉々としてこなしてくれました。彼女に苦手なものなんてないんじゃあないの?っていうくらいに何でも弾き倒しちゃうんだよ。
驚きの連続。
小休止の間には和気藹々と談笑。
さあ、後半戦に突入。
今度はニシやん、パーカッショニストからギタリストに変身。前回、フェルナンデスの黒ストラトキャスターだったのが、今回はギブソン黒レスポールだ(笑)。
そして一通りの楽曲を弾いてもらう。
感心しちゃうくらいにテリー・キャスのギター・スタイルを踏襲しているから唸っちゃうよ。
な、な、なんと、ニシやんは1995年のシカゴ札幌公演「厚生年金会館」を観ているのだ。
しかも前から3列目で涙したそうだ(もちろんマサも観にいってるよ)。
ビックリ。
お兄さんの影響で10代の頃、ビートルズ、サンタナ、そしてシカゴにはまったそうです。入り口がこの流れなんだから納得だ。
ギター・ソロも忠実に再現。ワウペダルもしっかりと導入。
一瞬入るリックもね。
あそこまでやっちゃう人ってあまりいない。
これだけの曲目を短期間でパーカッション、ギターで憶えてくるというのも尋常じゃあない。
これって凄い才能。
本人曰く、全然らしいけどね。
もう十分ですよ。
30分ほど時間が余ったのでダイちゃんにリクエスト。他のメンバーにもリクエスト。でも皆もう大丈夫みたい。
そうそう、ニシやんはいかが?とマサが振ったら何も言わずに「ロウダウン」のイントロを弾き出した。
そのまま、マサ、ヤスが追随。これ、何年ぶりにやったんだろうか?日本語バージョンでね。
マサがこの曲の解説を皆にしたら、ミキティは即座にオリジナル音源を検索。「これを是非ともやりたい!」と猛アピール。
お次も「ビギニングス」「フリー」やらが飛び出した。
他にも初期シカゴの話題で盛り上がり。
よくもまあ、さらっと弾き出すねえ。
ヤスがワクワクしているよ。
ラストにはヤスが威勢良く言い放った!
「ピーターガン!」
有無も言わさずに突入!
E一発で次々とソロバトル!
ダイちゃん、ミキティ、ニシやん、そしてユミちゃん!
これがヘンリーマンシーニの作品だと知ってユミちゃん、ビックリ!
ちなみにニシやんはEL&Pのバージョンでこれを知ったのだとか。
それにしてもこれほどにフリーフォームなSTAリハも珍しいなあ。
楽しかったなあ!気分サッパリ!
ニシやんはシカゴⅤの中の曲に思い入れがあるそうだ。(これはマサもヤスも同意見)
近日中に実現しようか。
まずは18日の日曜日。
天候は良好。
メンバー達の殆どは今回、土日にかけて色々なバンドを掛け持ちです。
体力の温存に心がけましょう。
それでは石造りの北運河公園噴水広場でお会いしましょう。入場無料。
STAは18バンド中13番目。
16:50分本番開始!!
一番美味しい時間帯に登場!!
待ってるよ!!
熱きブラス・ロックが炸裂。