THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL.189 friends live 66 in STARLIGHT(I SOUL SIBLINGS編)

2022-06-23 22:26:03 | Live Set List
3,I SOUL SIBLINGS
16:30~17:00
フレンズ・ライブ3番手に登場は、皆さんご存じの名物男「みやっち」率いるソウルバンドだ!
このバンドを見るのは初めてだけに、ひじょうに楽しみ。
ワクワク気分でのぞもうっと。
しかし、このミヤッチは会うたびにバンドがコロコロ違うのだ((´∀`*))
去年の7月はバイク客として「小樽・浅草橋オールディズナイト・イベント」に訪れていた。
その前は北運河サウンドエナジーで「松田聖子」のコピーバンド出演だった。
更にその前は「STA企画リブレーション」の白石区ピグステイにてゴージャスなる編成で分厚いサウンドを轟かせていたっけ。
これは今までの対バン中、最多人数だった。
中にはSTA初期のメンバーや顔なじみのミュージシャンも混じっていたりしてね。
「桃太郎」ライブでの打ち上げでも、メチャクチャに酔っぱらっていたねえ。
そんなわけでして、彼なりに虎視眈々と活動範囲を広げてマイペースで頑張っているようだ。
おっと、一度だけSTAライブにも参加したよ。
もう2度とごめんだ・・・・と漏らしていたけど・・・・((´∀`*))
その理由は言わずもがなだ。

で、今回のニュープロジェクト。
これでまたまた、みやっちの株は上がったに違いない。
だって、凄腕ミュージシャンやキュートでセクシーなシンガー(それもルックス&歌声共に個性の異なる実力派が2人も)を擁するいかした9人組だよ。
(中には見たことのあるメンバーもいたりして)
よくもまあ、これだけ贅沢で華麗なるバンドを結成したものだ。
彼の人脈は底なしなんだよん。
空恐ろしいくらいだ。
特にシンガーの2人は、みやっち自慢のお気に入り。
秘蔵っ子です。
マサがそれぞれに激励したら、ちゃんとこちらにも各自が挨拶にきてくれた。
今時の若者にしては礼儀正しい良い子達。
これでまたファンが激増しただろうね。
一瞬で虜になっちゃう。
みやっちも素晴らしい人材を得たね。

このバンドは名前が示すとおり、生粋のソウルバンド。
ストレートすぎるぐらいにソウルフルでグルーヴィー。
札幌での同系列でいうと、みやっちやヒコちゃん、マーカスワタナベ、ナカジー、だいちゃんらも在籍していた「マイ・ソウル電気楽団」(略して味噌田)を即座に思い浮かべる。
ヒロリンの強烈なボーカルとパフォーマンスが印象的だけど、こちらも全然負けちゃあいない。
新鮮なリフが吹き荒れるバリエーション豊富なホーンセクション。
センター・フロントの2人を全面的にフューチャーして頑張っていました。

開演前にオーディエンスの女性達からあちこちで「みやっち」コールが飛び交っている。
相変わらずの人気者だ。
羨ましいなあ・・・・。
誰が声を出しているのかは、わかっているけどね((´∀`*))

それではメンバーの構成を紹介します。
あいちゃん(VO)
ともをちゃん(CHO)
ヤエくん(G。ストラトキャスター。サンバーストのボディカラー。メイプル指板)
タケちゃん(BASS。な、な、なんと6弦だ。ナチュラルボディカラーが渋い。ローズ指板。イバニーズ)
サクPちゃん(DR)
マホちゃん(KB。2段構え)
アッキー(TP)
ユウスケくん(TP)
そして、とどめは・・・・みやっち(SAX)

DRのサクちゃんは縦横無尽なテクニシャン。
ジャンル不問で何でも楽々とこなす。
だからいつでも、あちこちから引っ張りだこ。
決して妥協を許さない徹底した厳しさは折り紙付き。
トミーとも単発のTMネットワーク・カバーバンドで小樽ライブに出演していたっけ(マサはバッチリと目撃した)
また、ツッツーの計らいで、この度、驚愕のバンド加入も決まった。
それは後ほど発表しますよ。
まだTOP・SECRETなので。

KBのマホちゃんは札幌界隈で長年活動しているアマチュアバンドサークルEGGの代表を務めています。
マサが彼女と会うのはゴールドストーン以来。
この日もわざわざご挨拶にきてくれました。
お互いの住居が近所なのですよ。

それでは極上の超スタンダード全5曲をお贈りしましょう!
当然、伝説的な女性シンガーの代表曲で一大網羅だよ。
瞬き厳禁。
息をもつかせぬ迫力の連続。

まずは1曲目「ROCK STEADY」
(1971年10月11日シングルでリリース。アルバム「ヤング・ギフティッド・アンド・ブラック」に収録。アメリカではビルボードR&Bにて最高2位を記録。作詞、作曲はアレサ自身のペンによるもの)
前もって言っておきます。
ここから3曲は立て続けにアレサ・フランクリン特集。
これは完全にあい&とものディーヴァ2人によるセレクションでしょう。
心底アレサをリスペクトしているのが、ビンビンとこちらサイドにまで伝わってきたよ。
これが大正解。
のっけから情け容赦なくグイグイと迫ってくる。
ドツボにハマるくらいに、ウットリするほど違和感なく溶け込んでいたよ。
はじまって1分たらずなのに、エキサイティングでムンムンだ。
濃厚なる音壁の渦に圧倒っされぱなし。
アイちゃん脅威のボーカルには、まるでアレサが憑依したような雰囲気。
凄まじいくらいに濃厚な魂の咆哮。
そしてトモちゃんのコーラスもバランスよく追随していて、こちらの熱唱もゾクゾクとしてくる。
この絶妙なるコンビネーションはドハマリだ。
満を持してホーンセクションが唸りをあげる。
悔しいくらいにラインのアレンジがかっこいいよ。
理想のサウンドを遂に手に入れたみやっちの誇らしげな表情が憎い。

「この曲はスカとレゲエの融合を試みた傑作でアレサの代表的な曲の一つです。
え~~、次いっていいです!?
THINK!!」
(1968年5月2日シングル・リリース。テーマは自由。フェミニスト賛歌としても評価されている。アルバム「アレサ・ナウ」に収録。アメリカではビルボードR&B最高チャート1位を3週にわたって記録した)
軽快なピアノタッチの音色が紡ぎだされて、アイちゃん十八番ともいえる代名詞の極めつけを、惜しげもなく序盤でご披露。

映画「ザ・ブルース・ブラザース」の名シーンでも豪快に歌われていたね。

これ一発で誰もがダイナマイト・ヴォイスこと、アイちゃんワールドの虜と化していったのでした。
みやっちのカリスマ性は当然として、トモちゃんによるゴスペル・タッチの疾走感溢れるコーラス・ワークも特筆モノ。
女性陣が交互に繰り広げるスピーディーな歌い回しが芸術的。
「フリーダム!」の連呼でアドレナリン噴出が止まらない。
このバンドがお目当てでやってきた観客もけっこういたようですが、誰もが口を揃えて「今回のステージもパーフェクト。魅力溢れるボーカル・スタイルと、鉄壁なるバックの演奏は非の打ち所無し」と太鼓判でした。

さてさて、派手派手過ぎるほどに連続する血湧き肉躍るショーは、より過激さを増幅。
これで掴みはばっちりとオーケー。

「サンキュー・・・・」と告げてアイちゃんクィーンはトモちゃんにMCを託し、お色直しのために舞台下手へと姿を消していった・・・・。
そりゃあそうだろうよ。
あれだけ汗飛び散らせてのパフォーマンスなんだからね。

「私たちのバンド名は・・・兄弟姉妹という意味なんです。
(これ、マサが前もってみやっちに尋ねたら彼は知らなかった…おいおい…(-_-;)
アレサはフリー・オブ・ソウルって言われてるんですってね。
うちのアイ・ソウル・アイちゃんも負けず劣らず、凄いんですよお。」
「ありがとう!じゃあ、次の曲へ行く前にメンバー紹介をします・・・」
と、一人一人を懇切丁寧、アイ嬢が愛情込めて紹介!!
バンドのチームワークや仲の良さがしみじみと伝わってくる和気藹々のひと時だ。
特にコーラス・ガールへ対して「綺麗で美しい声です!」と述べる箇所は申し分ないくらいに同感。

「じゃあ、次はビックリな曲でシットリ系のパワーバラード‥‥・ナチュラル・ウーマン」
(1967年9月7日シングル・リリース。アルバム「レディ・ソウル」に収録。R&Bチャートでは2位を記録)
センスの良いナイス・セレクション。
アレサがキャロル・キングをカバーしたんだよね。
益々、凄みを増してきたね。
バンドもそろそろ体が温まってきたのか、リラックスモードで熱を帯びてきた。
ここいら辺では、じっくりと腰を据えて聞き入るというのも一興。
味わい深く、何故だか涙腺が緩んできそうな癒しのドラマティック・ナンバー。
それもアイ&トモ嬢らによる説得力ある感情表現が豊富な証拠さ。
よくもまあ、次々と難しい曲を巧みにこなすね。
相当な自信と余裕と貫禄がなければトライできないよ。
チャレンジ精神が旺盛なんだね。
圧巻!!

「ありがとうございます。
素直な気持ちになれるとってもいい曲でした。
ちょっと、またスミマセン・・・・」と再び、アイちゃんが下手に下がる・・・・。
「うちの歌姫がコンディションを整えています。しばし、お待ちくださいね!」
「ごめんなさい・・・・シェリル・リンで・・・・・GOT TO BE REAL!!」
(1978年リリース。アルバム「シェリル・リン」に収録)
シェリルといえばこれ。
ディスコティックの決定版!
聞きごたえ十分でノリも最高さ。
いついかなる時に聞いても、妙な中毒性をもったモンスター級のアンセム。
アイ&トモのご両人は、気持ちよさそうに思い切り延び延びと歌唱。
しかし、彼女たちの声域は破格。
ドンドンとスケールが膨らむ一方。
一体全体、何オクターブまで出るの??!!
豪快なファンキーテイストにやられっぱなし。
腰を振り振りの堂々たるフォーメーションには、惚れ惚れしちゃうぞ。
バック陣の切れ味鋭いプレイも一段と光っているし。
いよいよ終盤に差し掛かってきただけに、余力を振り絞って頑張っていますよ。
誰もが、踊り狂いたくて全身ムズムズと疼いていることでしょうよ。
さあ、もう一息で終曲だ。

「サンキュー!それじゃあ、また何かしゃべっててね~~!!」
すかさずギターがさりげなくバッキングソロを奏でる。
ベース、キーボードと追随
「ちょっとここでお知らせがあります。アイ・ソウル・シブリングは8月にもライブがあります。また、見に来てください。」
「はい、戻ってきましたよ。
ヒコさん、今日は私たちを呼んでいただきましてありがとうございました。
ものすごく楽しいです。
これからもまだまだたくさんのバンドが出演しますよ。
次の曲でラストになるよ~~~~!!!
アイク&ティナ・ターナーで・・・・プラウド・メアリー!!」
(1971年のカバーバージョン。オリジナルとは構成が大幅に異なるけれども知名度は抜群。ポップチャートで4位を記録した)
ドラムスによるスティック4つ打ちカウント。

CCR永遠の金字塔「PROUD MARY」が飛び出すなんて、反則ギリギリ掟破りな締め括りだねえ。

官能的なミディアム・テンポをキープしながらも、次第にヒートアップの様相を呈する。
度肝を抜くピカイチの本編へと突入。
てっきり私はティナ・ターナーのバージョンだと思い込んでいたんだけど、実は一部テレビドラマ「グリー・キャスト」のテイクを参考にしたんだそうです。
こだわりどころが垣間見えてきますなあ。
ルチュちゃんも本領発揮とばかりにダンサーへと変身!
そりゃあ、そうでしょうよ。
彼女、この手のジャンルは大好物だもんねえ。((´∀`*))
いつまでも、ジッとしていられるわけがない。
アイちゃんがタイミング見計らった「キーボード、マホ!」の合図をキッカケに、躍動的なる鍵盤ソロへと誘う。
腰に手を添え片腕高々と振り上げた女性ボーカル2人が、リレー形式に歌い継ぎながらも観客を煽る箇所もスリリング!。
コール&レスポンスも鉄壁なる完成度を誇っていましたよ。
ディジー・ガレスピー・モデルのトランペットは見栄えも独特だけど、ハイノートヒットがここぞという場面で炸裂。
それまでは黙々とフィンガーピッキングに徹していたベーシストもオーバーアクション気味に自己主張。
バックのバンドも職人芸の域でグッと抑え気味に、かつエネルギッシュに持ちうる限りの力を振り絞って何度もリフレインでの大団円。

それにしてもいつ聞いても強烈無比なるパワフルでタフネスなミヤッチには脱帽。

「またお会いしましょう!」

 次回は是非とも、じんわり心に染み入る泣きの本格派バラードやブルースも聞いてみたいものですなあ。

最後は熱気冷めやらぬステージ上で、メンバー全員が談笑しながらもお片付けに専念だ。
なんたって人数が多いもんね。

おつかれさまでした。

****これでPART,3のライブ・レポートは終了!
神秘のベールを脱いだ、
ヘヴィーメタルの元祖ディープ・パープル・コピー「パープル・ブリンガー」編へと続くよ~!****

 








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