THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(収縮ちゅーぶ編)

2022-11-10 22:55:29 | Live Photo
ACT
2,14:10~14:40
「収縮ちゅーぶ」
早くもセカンドアクトの登場だ。
このバンド名を聞いたら誰でもピンとくるはずさ。
そうです、あのTUBEのカバーバンドです。
今までにも数多くのチューブコピーバンドは見てきたけれども、このバンドはちょっとレべチだった。
その圧倒的なる存在感に話題騒然。
出色の完成度!
いやはやなんとも御見それしました。

チューブと言えば真夏のバンドというのがお約束だ。
ちょっと季節外れ感もあるけど、冷え込んだ今時期に爽やかな灼熱の太陽を運び込んでくれるというのも一興。

ここでもミーちゃんは八面六臂の大活躍。
まずは司会進行役を終えてオープニングではリード・ボーカルを担当。
休む暇もなく、「収縮チューブ」では華麗なるコーラス&パーカッション・ガールに変身して魅了を思う存分に振りまいていたよ。
更にはこの日のオオトリバンドではキーボードまで弾きこなしちゃうんだから。
他にもダンサーを請け負ったりとマルチプレイヤーの面目躍如。
男顔負けなほどのアクティブさだ。
あの華奢な体のどこからこれだけのエネルギーが湧いてくるのか、マジにご指導ご鞭撻を仰ぎたいくらいだ。
ふやけた野郎どもは彼女の爪の垢でも煎じて飲みたまえ。

さてさて、バンドサイドからも賑やかなるメッセージが届いているよ。
「去年 夏のキャンプで急遽決まったバンドです♪
夏の定番ソングですが初冬でも十分に楽しめます!
少し前田感のあるボーカルに注目です((´∀`*))
よろしくお願いします!」

以前から噂には聞いていたんだけど、見るのは初めてだけに個人的にも興味津々。

メンバーの紹介をば・・・・・
毎度おなじみの連中も結構在籍しているよん。
巨漢ヴォーカルのダイちゃんは前田そっくりの図太いハイトーン・ストロング・ヴォイスを披露(アロハシャツでバッチリと決めてきた)
麗しのコーラスにディーヴァ・ミーちゃん(赤いムームーがチャーミングでお似合い)
常に歯切れのよいコードカッティングが冴えわたるギターは今ちゃん(真っ赤なボディ・カラーのストラトキャスターを持参。メイプル指板。ラージ型ヘッドはリバースタイプというところが中々にマニア泣かせですなあ。PUはHSH方式でマウント。ロックユニットを装着)
キーボードは再びキムキム(愛器のKORG を使用)
ベースがオーちゃん(5弦のジャズベースを使用。鮮やかなる紫のサンバーストボディカラー。メイプル指板。ドット・ポジションマークが光る仕様だ。手が込んでいてかっこいいなあ。ESP製品。フィンガーピッキングスタイルでブイブイとうねりまくる渋いフレーズで観客の視線を釘付け)
テクニカルないぶし銀ドラマーにはクボタくん(元ヴィニーズ・バー、現在はソリッドの店長としてSTAでもお世話になっています。)
グルービーなパーカッションはシミズくん(売れっ子の人気者だけにあちこちでひっぱりだこ。エッグサークルでのイベントでは司会進行やドラマーも担当。
この日はボンゴ、コンガ、シンバルにウインドウチャイムをセンス良く次々にこなしまくって迫力倍増に貢献)
パーカッション(タンバリンなど)&ダンサーはノリちゃん
そしてサーやんもスペシャル・ダンサーとして元気いっぱいに合流だ!
豪華絢爛な顔ぶれ。

そうとうに前置きが長くなっちゃったから、そろそろライブレポ―トの本編に突入しますか。

開巻から一気に振り幅が大きいよ
「シーズン・イン・ザ・サン」
もうこれだもんなあ・・・・ドツボにはまった。
チューブの代表作品が惜しげもなく序盤で飛び出してきた。
1986年4月21日に発売された3作目のシングル。
同名タイトルのアルバムに収録
ザ・ベストテンにて見事1位を獲得。
バンド名を「THE TUBE」から「TUBE」に改名後の第1弾シングル。
彼らにとってのターニングポイントともいうべき初の大ヒット曲。
崖っぷちに追い込まれての逆転打だっただけに、バンドはもとよりファンにとっても思い入れはヒトシオ。
売れて本当に良かったね。
しかしダイちゃんのなりきり度合いは超絶半端ない。
しつこいようだけど、前田の声に何から何までそっくり。
節回しから抑揚のつけ具合、エモーショナルな節回しに至るまで。
いやはや桁外れな才能溢れるダイちゃん・・・・・何とも御見それしました。
並みのシンガーとは雲泥の差。
あえて「北海道の前田君」と呼ばせてもらおう。
こんなのをモロに見せつけられちゃあ、誰一人として異議を唱える者なんて皆無でしょうよ。
そのくらいにクリソツさ。
道産子音楽界の奥の深さをまざまざと見せつけられた。
優れた人材がわんさかと活動しているんだよ。
キムキムのシンセサイザー・サウンド・ヴァリエーションも効果覿面で最高。
屋台骨をクールに支え続けるクボタくんの手数王風スティックワークは特筆もの。
シミズくんのラテン系パーカッションもアクティブに絡みついてくる。
もちろん妖艶なるコーラスガール達もセクシーにバックアップ。
息を飲む光景とはこのことだ。
ドラマティックすぎる幕開けは大成功。
琴線を存分に振るわせてくれたね。
一瞬で掴みはオーケー。

拍手喝采だ。
すでにエネルギッシュなお祭り気分にどっぷりと浸り切っちゃったさ。
メドレーで間髪入れずに・・・・
「夏を待ちきれなくて」
リズムコンビネーションがここでは肝。
通算16作目のシングル。
アルバム「浪漫の夏」に収録。
オリコン週間チャートでは堂々の初1位を記録。
総売り上げでは90万枚を記録。
ハワイでのレコーディング作品。
紅白初出場でこの曲を熱唱。
黄金期の大傑作パワーバラード。
ここではちょっぴり翳りのあるメロディーラインが甘く切なく心に訴えかけてくる。
表現力豊かなダイちゃんは、その辺のところも懇切丁寧上手に歌いこなす。
恐るべしだ。
心底TUBEをリスペクトしているのが、ヒシヒシとこちらサイドにまで痛いほど伝わってくる。
職人肌のミュージシャン揃いのバック陣は安定感も秀でている。
だから安心して歌唱にも専念できるというもの。
羨ましいほどに贅沢過ぎる集合体だ。

「ありがとうございます。
皆さん、こんにちは。
我々はチューブのコピーバンドをやっています。
今日のエイベッツ・バンドカーニバルに出演できることを、全員が楽しみにしていました。
もう少し、喋ろうと思っていたんだけど、あまり時間もないのでサクサクと進行していきたいと思います。」
ダイちゃんは一生懸命に歌い込んでいたものだから、もうすでに全身汗でびっしょり。
大袈裟ではなく、脳天から湯気が出るほどの勢いだよ。((´∀`*))
ステージの最前列に陣取った熱烈なるファン達は、キラキラと光るタンバリンや団扇を振って絶えず声援を送り続けている。
心強い応援団たちが付いているからね。
「さよならイエスタディ」
13作目のシングル。
1991年7月1日に発売。
アルバム「TUBESTⅡ」に収録。
オリコン週間チャートでは3位を記録。
ミーちゃんはいつの間にか、アゴゴベルを手にして要所要所で打ち鳴らしてる。
もう全然我慢ができなくなってしまったアベさんは、おもむろに立ちあがってダンスに興じる。
やはりこうでなきゃあねえ。
サッポロ界隈の名物男、真骨頂。
大人しく振る舞われちゃあ寂しいってもんだ。
エキゾチックな構成が漲るゾクゾクムード満載の悩ましき悩殺ソング。
ギターが奏でるフレーズが美味しいところを独り占め。
憎い効果を発揮。
シミズくんとクボタくんの叩き出す賑やかな打楽器の音像の波がこれでもかあ、というくらいにうねりまくっている。
ここぞいうブレイク・パートで、ミーちゃん渾身のアゴゴベル一撃がバッチリと鳴った!
う~~~ん・・・・南国に行ってみたいなあ・・・と単純明快なる自分に気付いた次第さ。
踊り子たちも腰振りながら官能的に迫ってくるよ。
キムキムもいい仕事をこなしているね。
転調後のヴォーカルも難なくこなしちゃう、したたかなるダイちゃんには脱帽だ。

「ありがとうございます。
汗で服がびちょびちょだあ・・・・・((´∀`*))
ずっとノリノリな曲調できたので、ここいらでゆったり目の曲をお届けしましょう・・・・・・
十年先のラブ・ストーリー・・・・」
ここでは、こだわりも垣間見せてくれた。
この曲はシングルカットされておらず、ファンの間では隠れた名曲の誉れ高い傑作だ。
1991年5月29日に発売されたアルバム「湘南」のラストに収録。
アルバムはオリコンチャートでは最高3位を記録。
夏に関わるありとあらゆる題材がふんだんに盛り込まれている。
イントロではミディアムなビートに乗って泣きのピッキング・ハーモニクスをはじくギター。
チョーキングの1音に至るまで完コピ。
壮大なるスケールの展開が感動をいやが上にも呼び込む大作。
ここではじっくりと聞き入ってプレイヤーたちが奏でる熱い饗宴の誘いに酔いしれてみるのも一興。
実はチューブの演奏技術ってピカイチの腕前なんだよ。
だから長年にわたり第一線で人気を維持できているわけだ。

彩も鮮やかなメンバー達の衣装も統一感があって、多分事細やかに話あった結果なんだろうなあ・・・と思いを巡らせてみる。

「ありがとうございます!
はやいもので残り2曲となりました・・・・
焦らされて熱帯」
終局が近づいてきたのでアップテンポに攻めてきたね。
これはチューブ初のDVDシングル。
2005年8月に発表。
アルバム「TUBE 」からのリカット曲。
デビュー20周年を迎えたベテランならではの遊び心が魅力。
エッジの鋭いリフから、強引なまでに燃えたぎる怪しき誘惑に立ち眩みしそうな超絶にヘヴィーなチューン。
「はい!
皆さんも見様見真似で駆け抜けていきましょうかね。
ダンスしたい方、どうぞ遠慮なく入ってもらってもいいですよ。」
ステージの左右に位置する女性ダンサー2人がド派手なポーズで豪快に踊りはじめた。
衝撃のサプライズ。
ミーちゃんはお茶目で可愛らしいピアニカを手に音色を吹き鳴らす。
もう辺り一帯はダンスホールのごとく熱気がムンムンでカオス状態だ。
ダイちゃんは一向に喉が衰えることもなく、それどころかギヤがもう一段上がった感あり。
レッドゾーン振り切れちゃった。
こんな強靱な喉が欲しいよ~~~!羨ましいなあ・・・・。
エンディングでのポーズもカッコよく決まった!!息もぴったり。
演奏と歌と踊りにとリハーサルでは、一切の妥協を許すこともなく大変だったんだろうなあ。
よほどの愛がないと、ここまでは没頭できないよね。

さあ、もう泣いても笑っても最後だよ。
「あー夏休み!」
何という郷愁を誘うセンチメンタルなタイトルだろうか・・・・。
11枚目のシングル。
1990年5月21日に発売。
アルバム「N・A・T・S・U」に収録。
オリコン週間チャートでは最高10位を記録。
この曲は曰く付き。
リリースに際してプロデューサーとの間に確執が勃発して解散の危機にまで発展したんだそう・・・・。
結果は見ての通り。
音楽雑誌「CD&DLでーた」内の「夏ソングランキング」では1位を獲得してもいるのだ。
長戸プロデューサーの先見の明、神っていて素晴らしいねえ。
これこそプロフェッショナル。
一歩選択を誤っていたらばどうなっていたことやら・・・・・・。

ミーコちゃんはピアニカから、今度はギロに持ち替えた。
なんでもかんでもサラッとこなしちゃうスーパーレディ。
チャレンジ精神が旺盛なんだね。
この姿がまた堂に入っているよ。
余力を振り絞って全員で爆発だ!
だってステージ後方の垂れ幕にも「バンド・エクスプロージョン」って書かれているではないか!!
バンドは全員が一丸となって完全燃焼を狙う目論見だ。
火花散る攻防はテンションもマックス。
各パートが負けじと熾烈にしのぎを削っている。
ワイルドにストレートにアヴァンギャルドにロックンロール!!
凄まじいの一言に尽きるなあ。
下手に近づいたら火傷しちゃうぞ。
ダイちゃんは客に向かってマイクを差し出してコール&レスポンスを要求。
もちろん待ってましたとばかり、それに呼応する観客たち。
「せーの~~あ~~夏休み~~はい、どうぞ!!」
「オーケー!!」
スポットライトも激しく点滅を繰り返しながら、派手なカラーで散りばめられている。
フィナーレにふさわしき光景。
心地よき疲労感が襲ってくる。
これこそ究極の快感・・・・。
だからライブって一度体現したらやめられない・・・・。
病みつきになっちゃうもんねえ。
満足のゆくまで暴れたかい!!

パンパンパンッ!!とクラッカーも炸裂。
多めに3連発のサーヴィス。
「ありがとうございました!!」

ミーちゃんはオオトリでキーボード・プレイが控えている。
それ以外にもやることがいっぱいだ。

仲間たちも彼女をサポートするべく役割を分担しての協力。
美しき友情だ。
ファイト!!
まだまだ先は長いぞ。
とりあえずは、お疲れさまでした!!















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VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(hanamii編)

2022-11-10 00:04:27 | Live Photo
ACT
1,13:30~12:00
hanamii(昭和歌謡)

はい、それでは予定よりも相当に前置きが長くなってしまったので、ここらでそろそろ本編に突入だ。
まずはスポットライトを一身に浴びマイクを手にした歌姫のミーちゃんが中央に歩み寄ってこの日のライブイベントに対する注意事項(マスク着用、手の消毒、アルコールや会場内での飲食や声出し禁止などなど・・・)、
そして華やかなる開演を告げます!

「それではハナミーの皆さんです!どうぞよろしくお願いします!!」

それまでは最高主催者として奔走していたミーちゃんが、この瞬間から華麗なるミュージシャンに変身!
でも3バンド掛け持ちの1つ目だというのだから恐れ入っちゃう。

さてさて、その名が示す通りに、華やかこの上ないハナミーなるバンド。
活動歴は相当なものだ。
かくいう私もこのバンドを見るのは確か手元に残る記録によると2018年5月20日の「小樽運河プラザ歴史紀行音楽きこう」以来だ。
でも久しぶり感が全くない・・・。
何故かというとミーちゃんというスーパーレディは膨大なるバンドに所属、もしくは率いているため、しょっちゅう対バンしているから((´∀`*))
この日の3バンドなんてほんの氷山の一角だ。
まさに男顔負けなほどのアクティブさ。
最近はヘヴィメタルにまで着手。
椎名林檎、ディスコ、ハードロック、アコースティック・バラード、森高千里、アニソン、J-POP、ニューミュージック・・・・とキリのないほどに貪欲。
更には自らライブの企画も数多く手がけている。
STAも何度もお世話になっているしね。
まだまだその底知れない触手は広がる一方。
恐るべし・・・。
そういうわけでして、この日のハナミーはタイトルにも記したとおりに泣く子も黙る王道の昭和歌謡路線を踏襲。
超がつくほどの誰も知るスタンダード・ナンバーが目白押し。
だってハナミー自体が歌もの中心に、ライブの度コンセプトを替えて挑んでくるんだよ。
カメレオンのようなバンドさ。
いざ蓋を開けてみたらば総勢13人編成!。
オープニング・アクトだなんてもったいないくらいのゴージャスさ。

メッセージが届いているので紹介
「2010年より活動スタート。
結成11年になるHANAMII(はなみい)です。
お祭り盛り上げ隊として、地域のお祭りを中心にヒットソングカバーバンドとして活動しています。
エイベッツでは、VOミイコの好きな曲=AIKO・ドリカム・スパーフライ・ディスコナンバー等で演奏してきましたが・・・今回は歌謡曲の黄金時代!アイドル編としてお届けします。
メンバー13名!
ホーン隊入りで豪華絢爛にオープニングを飾れるように・・・・頑張ります!」とのこと。

早速メンバーの紹介をば・・・・
ヴォーカルは当然ミーちゃん。
コーラス・ガールはあゆ嬢
キーボードはいつでもどこでも人気者の売れっ子キムキム(愛器のクロノスはもはや彼のトレードマークと化したかのように一体化の様相を呈していた)
共にマスク姿のツイン・ギターはアツシくん(オレンジサンバーストのポールリードスミスを使用)とマクリン(フェンダーのジャズマスター・サンバーストを使用。アームバー付き)
ベース&コーラスはジュンくん(5弦のブラウン・ボディカラーのワーウィックが渋い光沢を放つ)
ドラムはお馴染みのグラニューくん
ホーンセクションは4管編成
ツイントランペットは、な、な、なんとSTAのマッキー&エンちゃん!
アルト・サックスのQooくんとトロンボーンのマユ嬢はこの日ファンクバンドとの掛け持ちだ。
パーカッションのヨシキはSTAでもドラマーを担当したことがある引っ張りだこのナイスガイ!(マスクを着用)
そしてパーカッション(サンプリングされている和楽器の音を効果的に演出。鼓、拍子木)&コーラス&ダンサーのハヤト君はもっちんともバンドを結成していて大活躍中。

どうです、素敵な顔ぶれって嘘ではないでしょう。
この早々たる面々を従えたミーちゃんがフロントセンターに陣取って歌い紡ぎます。
「お待たせしました。歌は世につれ、世は歌につれ・・・・お馴染みの曲オンパレードと参りましょう。」

しょっぱなから思いっきり軽快にぶちかましてくれた。
「学園天国」だもん。
いきなり元気をいっぱいもらったよ。
ありがとうね。
今の暗くよどんだ世の中にカウンターパンチを爽快にぶちかましてくれた。
憎らしいほどの選曲さ。
知らない人なんていないよね。
オリジナルは1974年3月5日に発売されたフィンガー5の4枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
とにかく文句なしに大ヒットした。
当時は日本のジャクソン5と言われたものだ。
累計売上は105万枚を記録。
阿久悠・作詞、井上忠夫・作曲だもん。
沖縄からやってきた彼らはモンスター級に衝撃的だった。
今でも鮮明に記憶している。
で、ミーちゃんが今回掲げているテーマに沿って、ここでは小泉今日子のカバーを参考にしている。
ミーちゃんにはうってつけのお似合いアイドル・ソング。
可愛いキョンキョンのシングルは1989年11月1日発売。
アルバム「ナツメロ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高3位。
歌のトップテンでは見事1位を獲得!
累計出荷枚数は50万枚。
アレンジを野村のヨッチャンが担当している。
イントロの「ヘイヘイヘイ~~♪」から観客のハートをミーちゃんは鷲掴み。
コール&レスポンス。
ドラムのバックビートもグルービーにうねっている。
さりげなく絡みついてくるベースのソロライン。
タイトでストレートなリズムセクションが的確に支え続ける。
ギターのコードカッティング・リフも鋭く切り込んでくる。
全体を覆うようにキーボードサウンドが包み込む。
それらを一手に束ねるチャーミングなミーちゃんの神々しい事と言ったらもうたまりません。
あっという間のエンディングで「サンキュー!!💛」

「こんにちは~!
ハナミーです。
最近は色々なジャンルを歌ってみたりしていますが、今日は昭和歌謡アイドルをお贈りしたいと思います。
私は英語が苦手なんです・・・・(´;ω;`)
でも来年は頑張って英語を勉強してディスコに再びチャレンジしたいと思います」
熱い声援にこたえて手を振るミーちゃん。
サービス満点のスマイル全開。
「なんてったってアイドル」
またもやキョンキョンの代表作。
OKだよ!!
1985年11月21日に発売された17枚目のシングル。
アルバム「今日子の清く楽しく美しく」に収録。
ゴールデンコンビの秋元康・作詞、筒美京平・作曲。
オリコン&ザ・トップテン共に1位を獲得!
累計出荷枚数は42万枚。
ドラマティックな序盤といい、一転しての軽やかなステップを踏みながらメロディを紡ぐアンサンブルといい雰囲気作りもバッチリ。
これほどあけっぴろげなアイドル宣言チューンを、堂々とナチュラルに歌いこなせる道産子レディシンガーはミーちゃんしかいないだろう。
そう考えると誇らしき貴重なカリスマ的存在だ。
「YEAH!YEAH!!」
ヨシキの打ち鳴らされるカウベルが着実なるアクセントを構築している。
もうお客さん達は居ても立ってもいられないといったご様子。
最前列の中央には熱心なる猛烈応援団が絶え間なくエールを送っている。
手作りの団扇も目立っているよ。
タップリと愛情込められているのが、こちらサイドにまでヒシヒシと伝わってくる。

「次はハナミーのレトロ演歌コーナー。
あの石川さゆりさんもデビュー時はアイドルだったのですよ(余談ですが・・・・マサは18歳の時に追分から苫小牧まで彼女と同じ車両に乗ったことがあった。
すれ違い様に微笑まれたんだけど、テレビよりも数倍メンコかった!!)
・・・・・天城越え」
これは反則技だ。
こう出てきたかい!?
嬉しい裏切り行為。
流れとしては秀逸だね。
ど真ん中のアイドル連発から、濃厚なる演歌の花道へと誘うなんて・・・・もう好きにして頂戴!!
1986年7月21日に発売。
意外にもオリコンチャートでは最高46位。
ミーちゃんも言ってたけど石川さゆりさんは可愛くて歌も上手いのに、同時期にデビューした同世代「花の中三トリオ」の陰に追いやられた感じであまり売れていなかった・・・。
そうとうにつらい時代・・・・。
でも必死に歯を食いしばって地道なレッスンを重ね方向転換もはかり、遂に演歌界で花開く。
今ではベテラン女性演歌歌手の揺ぎ無き代表格だもんね。
この曲って長年カラオケの定番のわりに、見事歌い切る人って見たことがない。
そのくらいに難攻不落な手強き1曲だ。
よほどの自信と余裕がなければ取り組むことなんて不可能。
自殺行為だ。
自爆必至・・・・。
それをミーちゃんは、いともあっさりと魂とコブシを込めて最初から最後までエモーショナルにこなしていました。
女の情念の籠った歌詞を懇切丁寧に涼しい表情でね・・・・。
負けじとツイン・リード・ギターの調べが虚空を切り裂くように咽び泣いていた・・・。
天晴だ。
ここでは、それまで踊り狂っていた観客たちも、じっくりと聞き入りながら酔いしれていたよ。
そしてハヤトくんの奏でる電子パーカッションが壮大なる音像を築いていた。
思いっきりタメの効いた拍子木、鼓が会場中に轟き渡る。
こんな曲を演奏するところなんて、やはりハナミーは只者集団ではない。
許容量が半端ない。

「ありがとうございます。
次の曲ではエンちゃん、マッキーのトランペットがハイノートをヒットして、キムキムのキーボードにも頑張ってサンバ感を醸し出してもらいますよ。
・・・・・ミ・アモーレ!!」
おお!!今度は中森明菜で攻めてくるのかい!
11枚目のシングル。
1985年3月8日リリース。
アルバム「D404ME」に収録。
オリコン&ザ・トップテン共に1位を記録!
明菜絶頂期の一撃だ。
エスニック調なアレンジが冴えわたっているね。
クールな嘶きトランペットも高らかに吠えまくっていたよ。
静かに淡々と始まる例の明菜節もパーフェクト。
低く押さえ気味のセクシーな歌い出しといい、屋台骨をがっしりと支える猛者たちといい、申し分のない響きが心地よい。
この手のムードメーカーはキムキムの真骨頂だな。
お手のものでしょう。
こういう味わいはそこいらにゴロゴロと転がっている若造バンド達には決して醸し出せない。
コロコロと曲調が変わるセットリストゆえに一切だれることのない流れだ。
どれ、次には何が飛び出してくるのかな!?
期待にワクワク、ドキドキ。


「それでは次の曲。
コーラスのアユちゃん、パーカッションのハヤトくんと3人で歌ったり踊ったりしたいと思います。
・・・・・・年下の男の子」(キャンディーズ初のヒット曲。これで初の紅白出場を果たした)
ランちゃん、スーちゃん、ミキチャン・・・・キラキラしていたよね。
1975年2月21日に発売された5枚目のシングル。
同名アルバムに収録。
累計50万枚を売り上げた。
オリコンチャートでは最高9位を記録。
尚、それまでスーがリードボーカルだったポジションをこの曲で初めてランに託して以降、ほぼ定着する。
キャンディーズは永遠に輝く最高のアイドルトリオだ。
ここではハヤトくんは両手に花状態。
三位一体型で振り付けもバッチリ。
この日のために、かなり練習したんだろうなあ・・・・・と言う痕跡があちこちに垣間見えた。
ちょっとでもテレがあっちゃあ台無し。
真面目なメンバー達は一生懸命にパフォーマンス。
腰に手を添えてグルグルしてヒラヒラ。
「HAW~~HAW♪」
ホーンセクションの全員も同じ振付をしているではないか。
ヨシキのパーカッションは、痒いところに手の届く采配。
タンバリンからウインドウチャイムへと、ありとあらゆる秘密兵器を要所要所に注ぎ込んでくる憎い奴。
バリエーションの膨らませ方にセンスが光る。

「男性のメンバー入りのキャンディーズもいいものでしょう!((´∀`*))」
ミーちゃん、ここでドリンクをグッと一飲み。
「松田聖子ちゃんのファンクラブに入っていました!
・・・・裸足の季節!」
記念すべき聖子ちゃんのデビュー曲。
1980年4月1日に発売。
アルバム「スコール」に収録。
ザ・ベストテンでは11位を記録。
何故だか甘酸っぱく、ほろ苦い青春時代が蘇る。
まだあどけなさの残る初々しい彼女はブリブリぶりっ子なんて言われていたものだ。
元祖ぶりっ子も、今ではアイドル界において別格だ。
女の子たちはこぞって聖子ちゃんカットで勘違いしていたしなあ((´∀`*))
しかし、改めて思うにミーちゃんは何でも器用にこなして自分のものにする才能があるね。
「好きこそものの上手馴れ」とは昔の人はうまい事言ったもんだ。
それにミーちゃんはどんな曲を歌っている時でも、心からハッピーモードに浸りきっている。
これが一番大切なところだよ。
初心忘れるべからず。
いついかなる時でもミーちゃんは新鮮な息吹を振りまいている。
だからこそ、聞き手のハートへ確実に刺さるものがあるんだね。
ヨシキ君、渾身のボンゴ乱れ打ちに追随するかのように、Qooくんのジャジーなアルトサックス・ソロがブローされた後を引き継いで、トロンボーンもさりげなくソロを披露して花を添える。
おっと、そうこうしているうちに終わりに近づいてきたようだ。

ここでハタと気が付いた。
ホーン隊全員が白の衣装で統一されていたことを。
なるほど、芸が細かいなあ。
「そろそろハナミーのことを好きになってくれた頃だと思うけど、残念ながら次で最後の曲となりました・・・」
「えええ~~~!!??」
「再び聖子ちゃんで・・・・・・夏の扉」
ラストソングにはもってこいだね。
正直、季節外れだけど問題なしに満足だよん。
1981年4月21日リリース。
5枚目のシングル。
アルバム「シルエット」に収録。
オリコン週間チャートでは1位を記録。
チューリップの財津和夫さんが作曲だ。
しかし聖子ちゃんって名曲揃い。
他のアイドルとは一線を画すほど。
ハッキリ言って次元が違うな。
お約束の駆け引きもちゃんと用意されていますよ。
皆さん、ご一緒に「フレッシュ!フレッシュ!!フレッシュ!!!」
ブレスも含めて、なりきりの度合いが惚れ惚れするほど。
ステージの全員がはっちゃけて強引なまでの弾けようだ。
余力を振り絞っての熱演。
ギターの2人も交互に火花散るほどの白熱ソロバトルを繰り広げる。
本当にもう終わっちゃうのかよ。
夢のようなミーちゃんワールド、終演の時が訪れた・・・・。
パンパンッ!!とクラッカーが天井高くまで綺麗に炸裂して素敵なハナミー・ショーを祝福しているかのようでした。

「アイドル・ミーコでした~!!」
ちなみにパーカッションのヨシキ君はミーちゃん曰く「親衛隊」なんだそう((´∀`*))

お疲れさまでした・・・・って、ミーちゃんは後2バンドあるんだよね!
ワーカホリックだ。
キムキム、相変わらずお前もかあ!!((´∀`*))
エンちゃん、マッキーもSTAのためにエネルギーを摂っておいてくれい!
Qoo&マユ嬢もファンカホリックが控えておりまする。

ライブの醍醐味を全身に浴びるほど体験させていただきました。
なんだかんだ言いながらも日本って平和な国だなあ・・・と痛感した次第。

まだまだ先は長いぞ!明るいぞ!
お楽しみがいっぱいだ!!
ヨロシク!!














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