THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(S・T・A編PART,4)

2022-11-17 18:23:47 | Live Set List
残響音が不気味に支配するその様を引き摺る様に

「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)・・・・まだまだ外は明るいけどね・・・・・・極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー! 松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」 (EDIT VER)

マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから

「ガガガガガーン!」

アッキー、みゆき、ファニー、カツ、マッツ、エンちゃん、マッキー、そしてマサらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

「会場後ろの方も一緒に!!HEY! HEY!」

驚いたことにメンバー全員がそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。

その上、しきりに楽器を振っている。

いつの間にかアッキーは伝家の宝刀とばかり、パーカッションを手にシェイクしながら元気一杯に飛び跳ねているではないか。

ギターも、これ以上ないほど過激に攻め立てる。

マサも一緒にメインリフを弾き始めると、モッチンも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い! (この曲でマサはシンセ・ブラス・スコアをアキに送付した。
初代TBコイズミくんの採譜)

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

パープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんいわく「ギタリストは上手いし、いい音を出しているね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。

この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

各メンバー達も負けじと大奮闘。

なるほど心強き存在感。

ツッツーのリードボーカルにマサ&アッキーを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた。

ミユキを筆頭に拳を突き出すタイミングも絶妙。

アッキーも、セクシーポーズでエキサイティングなプレイを披露しての挑発。
礼儀正しく優しいルチュも、アッキーの超絶技巧な鍵盤さばきをスターライトで称賛していた。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」
観客たちも「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱(声出しなしで拳を突き上げる)。

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャで、どこもかしこも必死の形相です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサは仰け反って、オーディエンス達とコミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにてニシヤンの足元で両膝つき、気迫のフォーメーション絡みを続行。

ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときチョーキング・ソロで埋めつくすほどに我を忘れ、ギターの鬼と化し、それに呼応しています。

でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!

ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。

締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前(本家のソロをほぼそのままに再現。 これも究極のフィンガリングで完成形とみた。 オフステージの時にマサは西やんに言った。
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。
そう言われた西やんもまんざらではない様子)。

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊全員が吹き込む。

トドメはツッツーのきっついハイノートで息の根を止める。

ウォルター顔負けなサックスで対等に渡り合うマッツ&ミユキ。

パワフルなウッドウインズが在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは控えめでキャピキャピ((´∀`*))な彼らも、いざステージに立つと存在感を放っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、みんな

マサがベースのネックを観客方向に突き出す。
再びモッチンのところまで駆け寄ってバスドラムに足をのせて煽りまくり、シンバル連続キック攻撃。
更にはツッツーのところへも訪れて一緒に爆笑ダンシング。

恍惚の領域に到達したのではないか!?

これもライブでなければ味わえないハプニングのシーンだ。

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。

どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。

我々にも皆目見当がつきません。

まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴ならではの持ち味のひとつだね。
やはり役者が違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!? と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーにと希望提出しておきました。 無理難題な注文だよなあ・・・・・・・・・笑)。

プレイしている我々でさえも、震えがくるほどの高評価を下したくなる。

エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。

ベースギターを肩からはずして、頭上高々に掲げるポーズ。

いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、去年の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?

もう制御がきかない。

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。

ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。

「カリフォルニア・ジャム」かあ、ここは!!??

さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし・・・・当たり前だよ(爆笑)

とどめはベースをマシンガンに見たてての抱きかかえ連射攻撃。
最前列に陣取ったカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。

ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワンギュワーン!」。
小樽では可愛い弟分のサッサが「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた。
これは快挙だ!

極めつけのフィニッシュは片足上げて思いっきり床に振り下ろした。

「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

というわけでしてノリが最高!

やはりライブはこうでなきゃあね。

正真正銘のライブバンド面目躍如だ。

疾風のごとき出来事で恍惚状態。 (初見の人々は誰もが度肝を抜かれたようだよ。 まあ、その内に慣れるさ・・・笑)

心地よき疲労感が全身をじわじわと襲ってくる。

「ありがとうございました!またいつか会いましょう!!」

身体がやっとほぐれてきたところで、時間切れの完全燃焼。

アッという間の幕切れで、30分が過ぎ去った・・・・・


万雷の拍手が鳴りやみません・・・・・・なんという夢心地な空間であろうか。
いい汗かいたね。
 なんとかかんとか無事に終えることができました
十分に満足してもらえたかな!!?? ・・・・・YES I CAN!!
すぐにでもまた、ここのライブのために戻ってきたいよ。 ((´∀`*))
しっかりと約束しておこう。
それまでしばらくは、このワクワク感をとっておこうよ。
痺れるような極上のかっこいい曲をたくさん用意しておきますよ。 

何の悔いも残さずに・・・・「I'T ONLY BRASS ROCK・・・・・」

こんな偉大なるライブイベントに立ち会えて光栄の極み。

その後は、いかした対バン、至れり尽くせりのスタッフ、賑やかに華やいでいたオーディエンスらと談笑会。
後ろ髪を引かれながらも、キリがないので頃合いを見計らってのお別れだ。
話したいことは山ほどあるんだけどね。
それは次の機会にとっておこう。
またの再会を誓い合う。

追記・・・男性陣は皆で力仕事。
ステージの後かたずけ。
手慣れたものさ。
強力しあってあっという間に終了。
ここでミーちゃんがステージ上で全員に感謝の言葉を述べてお開き。

帰路も車中ではライブの話題で和気あいあい。
生涯にわたって忘れられない遠征となりました。
サンキュー、エヴリバディ!
江別は最高だぜ!!

12号線よ、今夜もありがとう(^^♪


VERY SPECIAL THANKS TO・・・K’S SOUND&STAFF&MII-CHAN&HIROSAN&FUMIOKUN&KYONKYON&TAKKEY&KAZUKUN&HINUMCCARTNEY&LOVEGUN&SIMIZUKUN&MARICHAN&IKU&KEI&FRIED CHICKEN&RICE BALL&OOLONG TEA&THROAT LOZENGE&SAKAKIBARAKUN&POCKET TISSUE&MASK&RALSE&CHICAGO V&SEKKIE&MIKIMIKI&BEANS RICE CRACKER&YOSHIKI&TEN GALLON HAT&ROUTE 12!!!

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VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(S・T・A編PART,3)

2022-11-17 18:23:47 | Live Set List
その後に控えしは、

「 フリー!!!(邦題は、自由になりたい)」

モッチン怒涛のフィルインから、図太く延々とドラム音が不気味に爆発。
強烈なドラムロールを目印に、マサがモニターぎりぎりまで駆け出してきて「1・2・3--!!」
 実験的要素満載なチャレンジ・ソング。
実はこのイントロのドラミングは、トリス・インボーデンによるもの。
あまり深く考えないで、目印代わりに説明を兼ねてマサがモッチンに聞かせたライブバージョン。
「おお!これは、かっこいいねえ。いかにもスタジオ・ミュージシャンが叩きそうなオカズ!」
これをサラッと最初のスタジオ・リハで再現してくれたものだから、改めてモッチンの実力を痛感した次第さ。
素直にリスペクトしちゃうよ。
だって、今までにこの難攻不落で癖のあるフレーズをプレイしたドラマーは一人もいなかったんだから・・・。
感動モノさ。
去年の4月18日(日)、小樽3階ビール園ライブ・イベント以来のお披露目。
その時は悲惨だったから封印していたんだけど、今回のバージョンは手前みそながらも最高傑作な仕上がりだったと思う。

さてさて、2分ちょっとの曲なんだけど、その間をメンバー全員が全力疾走するような息継ぎ不可の難曲に突入。

 世の若者達の悩める想いが交錯するストーリーを多分に含んだ不穏な展開が秀逸。

 マサとバックコーラス(ツッツー&アキ)とのコントラストがソウルフルなる様相をも呈しています。

喉が張り裂けんばかりの泥臭い雄叫びリフレイン。

時折ファンキーでゴスペルチックな合いの手でも、魂の絶叫を重ねる。

 厳かなる重量級なタッチで、ベース&ギターがストレート且つごく控えめに奏でられます。

 疾風のごとく耳をつんざくホーンの狭間に、変態チックなリズムの鬩ぎ合い!

イントロ、エンディング、そして中間部分における変則的な流れは西やんの真骨頂。

何度もマサと意見を交わす。
完全パートスコアをマサが送ると西やんがコードを把握。
これにて光明が見えてきた。

ラインで数度のやりとりでマサのベースフレーズに修正箇所を施す。
これでパーフェクト。
西やんの切れ味鋭い采配で見事に問題をクリアした。

大した男だぜ、西やんは。

それにつけても本家シカゴの手強さには舌を巻いちゃうね。

ブラス隊含めて全員が残響音を轟かせる中、あっという間にエンディング。
息も絶え絶え・・・・

ラフだけれども、ワイルドこの上ないね。
今度機会があれば、本家本元のヒステリックなる長尺ライブ・バージョンにも挑んでみたいなあ。

ちょっと間をおいて、会場から「凄い!!」と声援が飛んできた。



MCはマサから・・・・・。
「どうです、皆さん、楽しんでいますか!!?
・・・・ってあまり大きな声を出しちゃあダメなんだよね(笑)
でも手拍子ならばいくら叩いてもオーケー!
早いものでもう残すところは2曲となりました・・・・
じゃあ、これからもう一曲、ダメ押しとばかりにモノ凄い濃厚なのをぶっ放してみせますのでどうぞよろしく!!
毎回、STAは色々なタイプの曲を用意していますが、シカゴの強力なるライバルバンドで、ちょっとノリのいい過酷この上ない曲をお送りしたいと思います。
・・・・シカゴときたからには、このバンドをやらないわけにはいきません。
ブラスロック界における重要なるターニング・ポイントと言われているもの。
それでは、俺たちSTAなりのアレンジで勇猛果敢にプレイ。
このメンバー達でなければ実現不可能と言われた強烈な、ディスコでも人気だったという、これもわずか3分足らずのすこぶる燃費の悪い過激な曲。
日本歌謡界にも多大なる影響を与えたよ。
ブラック・ビスケッツ風(爆笑)リフ一発で皆さん、わかってくれると思いますよ(これにざわめく会場内)。
ツッツーが情熱的に思いの丈を込めて歌います
・・・・燃え上がってください(と、ここでオーディエンスの方を指差すと皆が大きく手でリアクション・・・・)。
皆、聞いてね! ・・・・・邦題は黒い炎・・・・チェイスで・・・・・GET IT ON~~!!!」 

焦らしに焦らされたオーディエンスが待ってました! とばかりに色めきだつ。
すこぶるアグレッシブな燃える闘魂がメラメラ!!
モッチンによるカウントで・・・「1・2・3~!」(カウントは多数決で半分の長さになった)

会場内の熱気は沸点に達した感あり。
脳天がカッカと炎上しているようだ。
歌詞の内容は卑猥そのものだけど、火傷しそうなくらいのヴォイス攻め。
このようなやさぐれたボーカル・スタイルのツッツーを聞けるのも貴重。
ハードロックも歌いこなせる器用なシンガーには脱帽だ。
さりげない仕草が板についてるね。
ほぼ1か月をこれらに費やしていた。
だから熟考に次ぐ熟考で逞しく鍛え上げている。
それもツッツーにかかったら全く問題なし。 (密かに和田アキ子さんのテイクを参考までに聞き込んできたらしいよ!
なるほど、わかってらっしゃるね。 )
マサは後方にて、とびっきりのアクションを絶え間なく繰り広げている。
ステージ狭しと前後左右、壇上までをも休みなく駆け巡る理想のエンターティナー。
キーボードの後方を闊歩、更にはバスドラムにまで飛んで行って足を乗せてリズムに合わせて煽りまくる。
モッチンと目くばせしてニヤリ。
時にはステージ前で待機しているアベさん&カズくんにもベース・ネックを突き出して煽りをかます。
ベースのボディにパンチをかませたり、指板を逆手にプレイ。
調子に乗りすぎて珍しくもピックを落としてしまった・・・・・仕方ないから滅多にやらない苦手なフィンガーピッキングに即行でチェンジ。
それに感化されたのかSTAのメンバー勢も、積極的に観客へ向けてMORE,MOREと要求。
マサ折り紙つきの、ニシヤンによる隠し味的ジャジーなWOWOWペダルがこれまた秀逸。 (名器VOXを使用)
ニシヤンはアドリブをこなしながらも真骨頂。
全編にわたって捲くし立てるように掻き鳴らされるストロークも絶妙なるスパイスだ。
ジャズのエッセンスをふんだんに含んだ超絶技巧なギター・バッキングがドライブしていて光っている。

アキは、どや顔での素敵なソロや、休むこともなく極めつけ振り上げたお手てをダイナミックに鍵盤へと振り下ろしてのデンジャラスなグリッサンド連発(ちょくちょく指に怪我を負うのがタマに傷)
輝かしきスーパーレディだ。

普段はポーカーフェイスな佇まいのカツも、適材適所、要所要所でしのぎを削るかのように攻め立ててくる。
ここでも絶え間ない位に、益々の活況を繰り広げています。

マサは調子にのりすぎて足元に設置されていたドリンクを、途中でステージ床に倒してしまった・・・・。

その一挙手一投足全てがものの見事、様になっている。

けたたましきホーンセクションは、バック陣も腰を抜かすほどの威力を確立している。

メイナードファーガソンか、はたまた本家ビルチェイスを彷彿とさせる超絶悶絶なるハイノートヒッター。
以前ファニーいわく「ライブの度にこの曲を取り上げているバンドはそうそういないよ」とのこと。
よくよく考えてみたらば、それは言えてるね。

シンセブラスとホーン・セクション6管編成ともなると当然ながら厚みが段違い(オリジナルはトランペット4本なもので・・・)。

後半のダメ押しに至っては、レッドゾーン振り切れギリギリで命がけ。

マッツが必死に会得した転調箇所と、ランニングラインでガッチリと埋め尽くしたマサの捌き方も惚れ惚れするほど。

ミユキを筆頭にホーンが競い合ってピッチを上げるところなんか、ぶっ倒れるんじゃないか? と、これには心配になってしまったよ。
突き抜け感が尋常ではない。
やはり群を抜いてる。

ミユキ、お得意のヒステリックなるブローも効果覿面。
ここへきてもスパイスがピリリと効いていて、燻し銀の光沢を放っていたのでした。
スタミナ消耗率が激しい・・・・わかってもらえたでしょう。
体力の温存が課題だね、ここでも・・・・。

ツッツーちゃん、入魂のシャウトが神がかっている。

感無量の極致。

想像していた以上、期待を遥かに超越したボーカルワークには観客も「かっこいい!」と絶賛していたくらいだ。

細かな節回しや絶妙のイントネーション、骨っぽい歌いっぷりには関心しながらも腰を抜かすほど。

ニュー・フェイスのモッチンも、一種独特なるSTAワールドに今更ながらずっしりと手ごたえを感じているはず。

それだけにやりがいがあり、一度味をしめたら脱出不可能なジャンルでもあります。

なるほど・・・と世界観がガラッと変化するのです。

以前マッキーちゃん曰く「スポーツジムに通っているようだ」とのこと。

なるほど、ユニークでうまい表現をするもんだねえ。

決めのエンディング目印では更なる進化を遂げたモッチンが、目一杯にタメをきかせてフロアタムにてのブレイク。
マサとのリズムコンビネーションも、ピッタリで絶好調。

ブラス隊含めて全員が残響音を轟かせる中、息も絶え絶えな暴れん坊。
必死の形相で、血管ぶち切れ寸前まで吹き続ける。
燃え盛る炎で焼き尽くされて、真っ白な灰になったかな・・・?

まあ、いずれにしても、一丸となっての勇壮なるハードロック直撃弾逆落としは鮮やかだなあ!
マサとツッツーとでトコトンまで追求して究極の総決算で固め、わかりやすく仕上がった。
全員が安心して取り組むことができ、快感だ。

「この曲、誰か知ってるかなあ?」
観客から「知ってるよ!わかるよ!」
「あらら、怒られてしまったあ!(笑)」
メンバー達も大爆笑!
「かなり古い曲なのに、知ってる人がいてとても嬉しいです!
もう一度盛大なる拍手を世界のツッツーに贈ってくれ! よろしく! (笑)」
ツッツーも手を振りながら満足げ。
ひじょうにいい汗をかいたね。
爽やかな表情にそれらが集約されている。
添付された写真を見てもらえればそれも一目瞭然。

短期間でよくぞここまで成し遂げたものだ。
もう自分のものとして吸収しつくした感あり。
正直な話、歌い足りなかったそうだけど、今後のためにも、まあ肩慣らしということで。
これで終わりではなく、今後もっともっと面白いコラボレーションを策略中!

皆さん、彼が現在所属しているカバーバンド「ビア・プリーズ」でも堪能して頂戴な。
これを見た観客たちは大げさではなくラッキーだ(実際、その後の反響にこちらサイドがマジ驚愕したくらい。
この曲はいつの間にかゲスト専用になっちゃったけど、それだけに数多くの男女問わずシンガーを招いてきました。
その中でも1,2を競う完成度とハマリ具合だった。
これに異論を唱える人はまずいないでしょうね)。
ミーちゃんもこの曲の難しさは身をもってご存じだけに「あの早口でまくしたる歌詞の歌い回しにはビックリしたよ」と驚愕していたよ。


****さあ、残すところ、あとわずか1曲(((´∀`*))! ・・・余力を振り絞ってフィナーレに突入します。

もう少しの間、お付き合いくださいな。
極上のブラスロックワールドは果てしなく続くよ。

もう泣いても笑っても正真正銘、お約束の展開であれが最後に飛び出しますよ!

覚悟のうえでご用心。
ぜひとも心してね。 ****


****白熱のライブ・レポートはPART、4へと続く・・・・・!!!!****

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VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(S・T・A編PART,2)

2022-11-17 17:21:14 | Live Set List
***アッキー長年のお友達でもある「そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「去年、アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。
正にその通りだ。****

さあ、さっそく2曲目はメドレー。

マニアならば思わずニンマリだ。
皆、すでに全身汗まみれながらも、気持ちがよさそう。

 去年、スタジオリハ時にマサがふと閃いた。

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね、ってさあ。
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す。
トークも交えてね。
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ。
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ。
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん。

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨。
スタジオではまあまあの出来だった。
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良。
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない。
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね。
その場の空気感で進行。
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう。
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが機転を効かせて見事にクリア。
かえって効果が倍増したよ。

「それでは、トップに吹き荒れる初期シカゴのブラスロックをお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・。

(不敵な笑みを浮かべつつも)特に人気の高い曲をやります。
あれ!?どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、うってつけの曲をやるよ!・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」

と言った途端にアッキー親分(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))が寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!

後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。
ありがたいことに大正解だよん!

 (オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くとミュージシャン冥利に尽きるね。
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ。)

シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
マサがアキちゃんの方向へ向き直った瞬間、絶妙のシンコペーションを基調としたあまりにも超有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)。

当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキーちゃん。
いつも艶やかなる着こなしのアキちゃん真骨頂。
(彼女の根性の入り方は半端ない。メイクもバッチリと施し、アメリカ製のデニム・テンガロンハットと全身を黒ファッションで統一しているではないか!すでに立派なロッカー然としている・・・・本当はこの日ムズイからテンガロンハットを被らない、と直前にぐずっていた。結局は被ったけど。だからバチが当たって鍵盤のパーツがトラブったんだよ((´∀`*)))

こんな素敵な曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました。

なんたって長年キーボード不在だったんだからね。

当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。

ところが機転を効かせたニシヤンが、ギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた。

半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。

もはや手慣れたもんだよ。

これはこれで、斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。

西やんもこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇る心持ちだったことでしょうねえ。

加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。

感心しきりだった。

それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。

その結果がここに結実したんだよ。

文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ。

大役を果たしたね。

涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。
この感動がずっと欲しかったのさ。
本物だ。(近年は本家のロバートラムさんがショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。これが生命線なんだから。シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。
サビにも奥の深い部分が垣間見えます。
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

モッチンは特にこの曲でのドラミングが冴えわたっていた。
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。

西やんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。

この曲に対する思い入れがすこぶる強いアベさんも、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!

腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている人も発見。

会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?

数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。

ステージ手前では、ある女性が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。

西やんも時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らす。

笑みを湛えたアキちゃんは目の前の観客達の笑顔にもすこぶる癒されたそうですよ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。

まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。

愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

ツッツーが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。

他のミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングのハミングに至るまでマサのアイディアが見事に実を結んだ(これもスタジオ入りしてみっちりと真面目にトレーニングしたもんね。過去にここまでこだわって突めた人は皆無だ。今後ももっともっと煮詰めまくろう!!)。

歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ。
この度はマサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカルを現実のものとした。
ツッツーと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてからスタジオでプレイ。
すると一発で思いが噛み合って大成功。
皆も感服していたよ。
今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「WOWOWOW~!!」マサ渾身のハーモニー。
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト。
丁々発止に完奏。
普段はホノボノと佇んでいるツッツーではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね。

カツは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
STA往年のOBでもある中ちゃんは写真を見て「カツのプレイスタイルがジミー・パンコウを彷彿とするね。これにタンクトップだったら更にポイント追加!」と評していた。
これって最大の賛辞。

肩の力も抜けてきて爽やかな疲労感がかえって心地よい。


「今日はいつものライブよりも異質な内容になりますが、これはこれでいい機会だし激レアだとおもいますよ。
良い機会だから、ここからは、普段、あまりメインでやらない曲達で占めてみたいと思います。

それではブルースブラザースを骨太に2連発でお届けしたいと思います。
(ドッと沸き起こる歓声が嬉しいなあ!!)
と言ってもブルース・ブラザースってカヴァーばかりなんだよね・・・・」

マサのタイトル・コールでまずは「アイ・キャント・ターン・ユー・ルーズ」(今もテレビの車CMソングなどでお馴染み)

間髪入れずにモッチンの的確なるカウントで開始する曲ですが、疾風のごとき光速ナンバーが登場。
これはアキのリクエストに、マサが応じた復活セレクション。

1分ちょいであっという間の2コードリフというシンプルな曲なんだけど、毎回噛み合わないヘロへロのバッキングに嫌気がさしてしまったので、マサが長らく封印していたという曰くつきの一品。
実はこのドラミングのスピードは地味ながらも過酷なのだ。
まあ、もっちんにかかれば、鼻歌混じりに軽くこなしちゃうけどね((´∀`*))

現在の他の連中も「あらよっと!」というノリで、初音合わせからサッと再現してくれる。
何でもかんでも緻密に当たり前のようにね。
何だったんだろうか、あの頃は・・・・・。

そしてソウルフルでアヴァンギャルドなテナーサックス・ソロが、満を持してはじまります。(ブルースブラザースのライブバージョンではダン・アイクロイドによる捲くし立てるような早口ナレーション)
戸惑うことだらけなはずが、マッツによる吹き込み具合はどうでしょう!
信じられないくらいのブロー加減だ。
与えられた小節数でビッチリと猛アピール。
スタジオ・リハでは要所要所で皆からアドバイスを受けて、みるみるうちに成長を遂げた一世一代の見せ場。
モッチンとの目配せでフィルインへ連結もバッチリ・・・・。
それに次いで、ホーン隊がバトンを受け継ぐ。
どうですか・・・・このコンビネーションの妙!
不思議なことに自然と浮かれてきちゃうでしょう。
おみそれしました、極上のクール過ぎるエンターテイナー真骨頂だ!


「この熱気が冷めないうち、間髪入れずにすぐいくよ。
次もブラスロックではない曲。
シカゴもデビュー前からずっとライブで取り上げていたソウルのスタンダードナンバー。
日本公演ではいまだにプレイしていないので、ブートでしか聞く事が出来なかったのですが、50周年記念としてやっとオフィシャルライブ音源として日の目をみたのです。
そこで是非STAでもやりたいなあ、とファニーに一昨年末にかけあってみたら、正月に2時間ほどでブラススコアを書きあげてくれたのです。
そんなわけでして後はトントン拍子に事が運んで、2020年3月8日の日曜日、白石区ピグスティーにて初披露となりました。
STA数年ぶりのニューレパートリーだった・・・・。
オリジナルはエディフロイドですが、ブルースブラザーズのバージョンで!
本日が5度目の・・・・・・・ノック・オン・ウッド!」
再びモッチンのスティック4カウント。
マサもツッツーも感無量です。
練りに練り込んで、洗練されてきたわけだからね。
確かにストレート、シンプルな3分程の曲だし、ボーカルがメインだけあってグルーヴィー。
少ないコードで淡々と進行する構成ながらも、全員一体化した音の壁が絶品。
大した事故も無く最終コードへ。
エンディングの目印を請け負うツッツーは責任重大。
オリジナルのライブバージョンを聞き込んで、「なるほど・・・・ボーカルのオールライト!HEY!!だね」
マサとツッツーでトコトンまで追求して究極の総決算で固めた。
よりわかりやすくなって、タイトに仕上がった。
全員が安心して取り組むことができ、快感だ。
「エンディングではギターがチョーキングを12回しつこいくらいに引っ張るんだよね。」とモッチンがニシヤンへ問う。
当然、その通りに2人がユニゾンで合わせた。(モッチンいわく、ドラムが一番厄介な曲だとのこと・・・・)
マサはジミヘンの「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」のリフをサービス挿入。
「この曲を俺は伝説のブルースギタリスト、バディガイをペニーレインで見た時に演奏していたのを聞いて以来、いつかやりたいなあ、と思っていただけにこれは快挙だ!」とコメント。


****さあ!このライブ・レポートも遂に後半戦へと突入だ!!
名残惜しいところだけど、思う存分に堪能して頂戴な。
いくぜい!!****

「どうだい!!
この場にはピッタリだと思うんだけどなあ。
折り返し点となりました。
じゃあここで以前も大好評だったので、調子にのってサーヴィス・タイムと参りましょうか(笑)。」
「ええっ!?何のサービスタイム??」
「まだ明るい!!(爆笑)」
「何を言おうとしているのか忘れちゃいそうだあ!!

STAのブラス・ロック追求という基本コンセプトから外れるので、受けるのわかっていても、あまりこういうタイプの曲はやらないんだけど・・・・頑固なもので」
「えええ!!???」

「これだとディスコバンドと勘違いされちゃうからね。
そこで期間限定でディスコ・ナンバーを1曲、お送りしたいと思います(イエ-ツ!!の歓声)
でも、やるからには皆さんも一緒に演出してください。
歌って踊って!!
これ3分で終わっちゃうよ」
「ハヤッ!!」
「マイアミ・サウンド・マシーンの先輩でもある伝説のKC&THE SUNSHINE BANDといえば?・・・・・」
(観客席から)「THAT’S THE WAY!!(笑)」
「正解!!THAT’S THE WAY!・・・・・1・2・3~イエイ!」(ミキサー・スタッフがリバーヴをがっつりとかけてくれた!)

突発的にマサが連動してモッチンと共に渾身のカウント。

もうこの曲は下手な屁理屈なんか一切抜き。

各自で自由気ままに腰を振っています。

ミユキちゃんもオーバーアクション気味に悩殺フィーヴァー。
マサが事前にアドヴァイスしておいたのさ「プレイしながら踊ってね!」と。

だってSTA史上最も、全身で音楽を表現するプレイヤーなんだもん。
この手の曲ではじけないなんて、勿体無いでしょうよ。

ファニーもカツもエンちゃんもマッキーもマッツも、思い思いのアタックにてフル稼働。
11人体制による、うねるようなラテン系のグルーブという贅沢極まりない編成は、まるでサンタナを見ているようです。

モッチンの歯切れ良い、控え目なるバッキングがそそるねえ。
彼が醸し出す多種多様なる打楽器の音壁が肝だよね。
マサが両膝つくと、シャッター・チャンスを狙っていたカメラマン達が見逃すはずもなく即座に激写。
ヒヌマッカートニーやカズがマサの前に陣取り決めのポーズを要求。

ステージ後方のフロアはすでにダンスクラブと化している。
バンドと客が熱を放射し合って、見る見るうちに一体化。
その中心で常に陣取るのはもちろんツッツー。
セクシーヴォイス部門担当の彼のこと、水を得た魚のように場面場面で色々な顔をちらつかせてもくれます。
客も一緒に歌っています。
皆、ヘトヘトなはずなのにね。
喉が張り裂けそうなほどだよ。
だから今回はより慎重にトライ・・・・。
エネルギーの配分も考えて。
ツッツーが高々と掲げた右手振り下ろしを全員が注視。
エンディングはばっちりと完了だ!(今年小樽・浅草橋・屋外ライブ7月16日の土曜日に演奏した時は、トラブってるメンバーもいたけどね・・・・)
ああ、リベンジ作戦完遂で気分もスッキリしたあ!!

マサはペットボトルの水を一飲みしてから「これでいいんだよ。
滅多に取り上げないから、スペシャルヴァージョンでおおくりしました。
皆さん、満足してくれてますか?」
「イエ~ッ!!」
「サンキュー!ツッツーに盛大なる拍手を・・・・!!
この歌詞って、私はあのやり方が好き!アハアハ・・・を繰り返すんだよね!!」
もちろんドッと爆笑で、拍手の波。

堂々たる物腰でブラス隊の前に佇むツッツーも、手を振りその声援へこたえる。
一部のツッツー・ファンらは「怪しいチャイナ・マフィア」と呼んでいた。
もちろん愛情込めた表現でね。
言い得て妙だ。
これは今年7月の小樽・浅草橋オールディズ・ナイトと同一の衣装で、よく似合っている。
見るからにインパクトは絶大だねえ。
俺も一着、欲しいくらいさ((´∀`*))。

アキちゃんもマッキーもホッとしたのか満面の笑みを浮かべている。
ツッツーから懇願されていたコーラスという大役を果たし終えたからね。
これでなんまらと気が楽になったことでしょう(一部のメンバーらは納得がいかなかったようで、またすぐにでもこの曲にチャレンジしたいそうです)
全身から発せられるオーラが神々しくって眩しいくらいさ。


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VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(S・T・A編PART,1)

2022-11-17 15:57:25 | Live Set List

ACT
4,15:30~16:00
SAPPORO TRANSIT AUTHORTY
(BRASS ROCK)

さてさて、長い間、本当にお待たせしちゃったね。
満を持していよいよあなたのSTAライブ・レポートの時間となりました((´∀`*))
ここからはタップリと濃厚な内容でおおくりしますね。
まあ、毎度のことではありますが・・・(-_-;)
覚悟はいいかい!?
まずは時の流れを大幅に戻しちゃいましょう!!
LET'S GO
よろしくね~~!!

我々STAが江別のライブに出演したのは数年前の江別市民会館以来だけど、この「えぽあホール」は、な、な、なんと11年ぶり!
しかも3度目の参加。
江別市は札幌の隣町だけど、大きくて立派なホールが2つも所有しているんだよね。
アクセスも万全だし言うことなしだ。
でも、もうほとんどこのイベントに絡むことはないとあきらめかけていたら、歌姫ミーちゃんからこの度直々にお誘いを受けたわけだ。
まさに光栄の至り。
もちろん2つ返事での即答。
だからこそ力も漲るというわけだ。
エイベッツめがけて特別仕様でのぞみましたよ。


でもねえ・・・・正直な話、またまたコロナの感染数が増大しているから入場者数の激減、キャンセルバンドの発生、もしかしたら開催自体も危ぶまれるかと危惧していたのさ。
いざ蓋を開けてみたらば、そんなことは取り越し苦労だったみたいだけどね。

そうとなりゃあ、ミュージシャンとしては、パフォーマンスに集中しての完全燃焼しかないもんね。

結果ですか・・・・
もちろん大盛況のうちに無事終了しましたよ。
音響、照明、機材、スタッフ、オーディエンス、対バンなどなど、今までの中でも出色の出来栄えで超盛り上がりました。
良かった、良かった。
これもひとえにミーちゃんの人徳のなせるわざ。
感謝感激雨あられだ。



当日は快晴・・・・でも気温は低い。
身を差すような寒さ・・・・。

しかもバンドのリハーサルは朝9時15分からの開始。
ロッカーにとっては真夜中の時間帯。
それでも眠い目をこすりつつ、会場入りしてコンスタントに皆さん、真面目にタイムテーブルをこなしていきました。
ステージスタッフ、ミキサーの方も迅速な対応で好感度高し(皆、若い!華奢な女の子もいるしね)。
逐一、丁寧にチェックしてくれて大助かりさ。
プロフェッショナルの鑑。
各バンド大体20分のリハ時間が用意されていたから、じっくりと音固めに専念できた。
これはでかい。


和気藹々と和みつつ、ちゃんとその後も楽屋入りしてウオーミングアップしているもん。
入り組んだ会場ゆえに、ちょっとあちこちと散策してみたら、迷っちゃうほど複雑だ。
でも至れり尽くせり。
ゆったりと過ごせて快適だ。
STAの楽屋はステージからかなり遠い。
隣は「稲葉美紀DEAR FRIENDS」だから、お互いにちょくちょく出入りしていた。
メンバーが近道を発見!
他のバンドの楽屋を通ればステージがすぐだ!
これは便利!!
モッチンはバレーレッスン用のバーなんかをいじって遊んでいた。
そこのバンドにご挨拶して何度か素通りしていたら、そこは土足厳禁だということが発覚!
スリッパが置かれた!!
ブーツを脱ぐのが至難の技ゆえに近道は諦めて受付ロビーを通るようにした・・・(´;ω;`)
でもまあ、トイレもそばにあるし、良かった。


注意事項・・・・
ステージにはドリンク持ち込みオーケー。
ホール内の飲食は禁止。
楽屋の飲食はオーケーだけど、アルコールは禁止。


あっという間に、全体での打ち合わせだ。
フィナーレの曲にも取り掛かる。
これも恒例の儀式((´∀`*))
期待度アップでワクワク。
アニソンマニアの真骨頂!
また新しい世界に踏み込んでしまったわい。(前回はヘイ・ジュードだったけど、今回のほうが最終局面のノリを考慮したら断然に正解だ)


お昼になったので一端、腹ごしらえ。
この会場はJR駅から歩いてすぐだし、目の前にショッピングモールもあるから便利。
無料パーキングもあるしね。


各バンドから役割も分担して協力を仰ぐ。
受付、写真撮影係、ステージ機材の後片づけから運搬まで。


殺し屋ミーちゃん入魂のフライヤーとパンフレットも素晴らしい。
(表紙のシルエットはクィーンのフレディ・マーキュリーなのは一目瞭然!
さり気ないセンスの良さに思わずニンマリ。
これにはマサ以外、誰も気が付かなったみたいだけど・・・・)
バンドへのリサーチもばっちりだ。
このくらいまで、やってくれる主催者ってなかなかいないよ。


「第69回 江別市民文化祭 今年も魅せます 熱い文化の心」
バンドフォーPROJECT代表 ミーちゃんからのメッセージを締め括りに添えます。
「エイベッツ・バンド・カーニバルへようこそ!
今年で22回目を迎えるエイベッツは、江別市文化協会のジャズロック部門に位置するイベントです。
素晴らしいえぽあホールにて、素敵なアーティストが江別を元気にする、江別市民のためのイベントです。
今年も音楽を楽しむ多彩なミュージシャンが参加してくれました。
感染対策も考慮しながら開催いたします。
音楽のすばらしさを一緒に感じていただけたら嬉しいです。
エイベッツを楽しみましょう!」

楽屋に飛び込んできたメンバーが開口一番に言い放った。
「すでに客席が埋まりはじめているよ~~!」
おお!嬉しいことだね。
ちゃんとアルコール消毒に検温も済ませての入場体制。
客席も一定間隔で着席。
立ち上がって踊るのは自由(アベさん、良かったね!!)
ただし、声出しは厳禁・・・・

やる気満々に漲っているよ。
万全の体制は整った。

STA本番の時間がやってきた。
広い、綺麗、何から何までゴージャスこの上ない状態。
アドレナリンがいやが上にも噴出。
楽器を手にしたメンバー11人が薄暗い袖に集結。
ポジションによって上手、下手に分かれた。
ドラムセットの後方は危険故に通過は厳禁。
ステージを覗いてみるとどこだけは別世界。
その輝く空間に早く飛び込みたいよ。
それではそろそろ参りましょうか!
ARE YOU READY!!


***SET LIST ***
1,INTRODUCTION・・・CHICAGO
2,SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
3,I CAN'T TURN YOU LOOSE(お前をはなさない)・・・THE BLUES BROTHERS
4,KNOCK ON WOOD・・・THE BLUES BROTHERS
5,THAT'S THE WAY・・・KC&THE SUNSHINE BAND
6,FREE(自由になりたい)・・・CHICAGO
7,GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE
8,25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO


***MEMBER***
MASA・・・B VO CHO
AKI・・・KB PER CHO
NISHIYAN・・・G
FUNNY・・・TP
MOCCHIN・・・DR
KATSU・・・TB
MIYUKI・・・AS
MATTSU・・・TS
ENCHAN・・・TP PER
MAKKEY・・・TP PER CHO
TUTTSUE・・・VO CHO PER


「シュガーレス」のライブが終了。
意気揚々と引き上げてくるメンバーたちにねぎらいの声をかける
「お疲れ様!!」
ほどよくステージも温まっているようだ。
STAの時間帯は最もおいしいところ。
セットアップには10分が用意されている。
ステージ上には各ポジションにスタッフ達が待機している。
事前に申し込んでいた内容にそって迅速丁寧に対応してくれるから進行もスムーズ。
ドラム、キーボード、ホーン・セクションは専用の台が用意されていて見栄えも抜群。
バックドロップには例の巨大な垂れ幕。
マサはリハの時点でスタッフの許可を得てベース&ボーカル用のワイヤレス・システムはアンプ上に置かせてもらった。
だから時間の節約もできた。

てっきり司会をミーちゃんかタッキーが担当するものと勝手に思い込んでいたんだけど、それはなし。
キョンキョンは「タッキーは結婚式や催し物でよく司会を依頼されているから今度、お願いしてみたら!?
やってくれると思うよ」
と助言。
多分、来年からはタッキーがマイクを手に舞台の袖に待機する姿を見ることができることでしょう((´∀`*))

マサがメンバーの一人一人から再度了解をとり、ミキサー・スタッフへとお返しのアイコンタクト。

よっしゃあ!
全てが万全な態勢に。
マサが最終のゴーサインを、ミキサー&スタッフに送る。
神々しいスポットライトがSTA全体に当たる。
 それでは遠慮なくいくぜい!

 まずはアキ嬢がプログレッシブでスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる

(彼女は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!頼もしい。
このミステリアスなるSEも事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

マサがすかさずもっちん&ニシヤンに手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らって、ステージ下手(ベースアンプの前)から落ち着き払った声で華々しくナレーションを告げる。

「ハーイ!たいへん長らくお待たせいたしました。
いよいよはじまりますよ!
今か今かとお待ちかねの皆さん。そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参りますよ。
ド迫力の大所帯バンドが登場。
皆さんのお手元にあるパンフレットにも書かれているとおり、何とエイベッツでのライブは11年ぶり3度目!
北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
それではヨロシクお願いします!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)

波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この人数だけにマジで勢いが桁違い。

プレイしている我々でさえ、不覚にも自分たちの音に俄然エキサイトしてしまった!

オフステージはクールなモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに変身するのです。
如実にドラミングの随所からその成果が現れていますよ。!
マサからの丁々発止なフェイントに、刺激を受けている御様子。

イントロの爆音が飛び出した途端に、オーディエンス達がいっせいにステージ方向を注視しはじめた。

その中には、対バンもだけど、噂を聞いて駆けつけた、ここの常連組が参戦。

手拍子や写真撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリとあわせてくれますねえ・・・と上から目線で失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。

メンバー一同が、愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。
何故だか、いつまでも飽きがこないのさ。
その中でもツッツーのリードボーカルは、この日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
相当にこなれてきた感あり。
さては猛特訓してきたのか!?
「本番ではバッチリと決めるぜ!」と事前に宣言していただけのことはある。

出色の出来と自画自賛しちゃいますよ。
特筆すべき点は誰が何と言ってもモッチンの存在だ。
彼がいるといないとでは雲泥の差。
頼もしき男。
打楽器による味付けがアーティスティック。
正確無比なる波及効果が半端ない。

訳あって無謀にも直前にバリトンからアルトにチェンジしたミユキちゃんも、必死の形相で追随((´∀`*))。

しかしメンバー全員あの少ないリハ期間で、よくもまあここまでガッチリと固めたものだ。

各自は多くを語らないけれどね。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく挑みかかる。
(実は最初のこのポージングで、貼り付けていた虎の巻がビリビリに破れてしまった。
そこのところは、どうにかこうにか切り抜けたけどね)
この度、せっかく変則的な編成になったんだからと、欲をかいて実験要素も含ませてみた。
それに感化されたのか、全員がアグレッシブなアクションを巻き起こす。

ニシヤンの計算されつくした独特なるシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく(この最新秘密兵器のギターは謎多き怪しい貴重なる高級品。
コンディションも良好な光沢を放っていますが、本人は詳細を決して語らず・・・・)

看板ともいえる贅沢過ぎる6管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。

下手からは、キーボードが遠慮なしに手を変え品を変えての音壁を構築しながら進撃展開。
会場をまるごと覆いつくすかのような、変幻自在の音色。
なんという高揚感であろうか。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??((´∀`*))

さあ、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

先月の反省点は見事にクリア。

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。

デリケートなシンバルが奏でる残響音の余韻で、幻想的なトーンを漂わせる。

切り込み隊長はいきなりカツによる、やや食い気味なトロンボーン・ソロ。
 彼はスタジオリハ1回きりだったから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。
さすがの達人だからこそ成し得る技。
何事もなかったかのように、涼しく振舞っていたよ(アキ嬢による縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。

ここがカツの凄いところ。
真横でその様を聞いていたホーン隊が、心底感銘を受けていたほどだ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!

能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。

ねえ、カツよ!(スタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。
すさまじき探求心。)

水先案内人に扮したアキちゃんは、それまでとは一転して柔らかなピアノ・タッチでの橋渡し。

マサによる流麗なる美しきオクターブベースに導かれての場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが猛然と先導しつつ、お次はファニーによるトランペット・ソロだ!
時折ヒステリックなハイノートなどもクールにヒットしてニンマリ。
マサが後に「滅茶苦茶に感動した」と伝えたら「いい楽器に替えたからね」とご謙遜。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面で・・・・・ホーン・セクションの音色が揺らめく中、鳥肌が立ちっぱなしだ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。

なにやら恐ろしいくらいにモノ凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

西やんは臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。

そして第3の男、その西やんのワイルドなギターが火を噴いた。

オーディエンスに向かって「もっともっと!」とジェスチャーで煽り続ける。
足元のスペースが気持ちいいくらいに広がっているので伸び伸びと暴れている。
いきなり過激なハーモニクスを導入部分に最前列へ一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
ただひたすらにエキセントリック(とセンターに陣取っていたツッツーが評していたよ)。
序盤はテリー・キャスに敬意を表して、ラインを再現。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。
身をのけぞらせてイナバウアー・ポーズ。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
陶酔の表情も程よくゆがむ。
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。
そして遂にテリー・キャスのギター・ソロをほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまでね。

極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

いつもは沈着冷静なるモッチンも、ノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。
大歓声が沸く中で、すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ(ここの機材を絶賛していた)。

エンディングにおけるベルトーンも、アキちゃん渾身の1音を筆頭にニシヤンへと見事な連携で繋がった。

更にはミユキ嬢からホーンセクションへと渡る流れへ。

ここで繰り出した西やん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。
これぞまさしくロックの原石。
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。

マサが右手を頭上に掲げてピート・タウンジェント風にグルグルと何度も素早く回転。(前方の女性客も真似して腕を回していたよ)

メンバー達と呼吸合わせて、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えてジャンプ一閃フィニッシュ。
いい加減コロナ禍の日々続きに、マサは、その鬱憤をステージングに注ぎ込んだ。
思う存分、叩きつけるようにね。
 
以前、STAのある女性メンバーいわく「マサと西やんは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていました。
ミーちゃんからのメッセージでは
「STAのライブを見ていたお客さんが、プロみたい・・・と絶賛していました」とのこと。
恐ろしく強烈だったもんなあ。・・・・・
ツッツー曰く「プロみたい・・・・う~~む、いい響きだなあ・・・((´∀`*))」とご満悦。

万雷の拍手を全身に浴びる・・・・・・




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VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(FINALE編)

2022-11-17 03:27:27 | Live Set List
アンクル・キャッツのライブが無事盛大に終了。
お疲れ様でした・・・と言いたいところだけども、まだまだ熱いステージは終わらない。
エイベッツ恒例のフィナーレソングに突入。
懐かしい企画だよね。
STAが11年前に出演した際には、確か「ヘイジュード」「スタンド・バイ・ミー」とかだった。
じっくりと進行する超絶なスタンダードも魅力だけど今回はとびっきりの趣向が凝らされていた。
それはアニメ・ソングの血沸き肉躍る人気曲「ペガサス幻想」だ!

この曲が事前に提示された時、正直な話、メンバー間では戸惑いが起こった・・・。
だって世代的によくわからないんだもんなあ。
もっちん、マサ、ニシヤンなんてすでに大人だったもん。
「ウルトラマン」「スーパージェッター」「鉄人28号」とからならばいつでも歌詞カードなしで歌えるのに‥‥(-_-;)
まあ、それはともかく、頑張るしかない。
ただ一人、気を吐いているメンバーがいた。
アキ大将だ!(もっちんが密かに命名((´∀`*))
彼女はもろにど真ん中世代だけに燃えている。
これはもうズバリ、担当が決定した瞬間だ。

当日、一通り、バンド達のリハが終了した後に、このFINALEの説明と軽いリハ。
バンドメンバーの立ち位置確認と歌唱リレーの打ち合わせ。

そして本番だ!
ミーちゃんが各バンド名をコール。
続々とステージに現れるメンバー達。
下手のテーブル上にはちゃんとバンドのプレートが用意されている。
あらら・・・・?アキの姿がない・・・・!?
マサ、そしてプレートを手にしたエンちゃんが登場。
マッキーは後方に立ってるから手前に呼び寄せる。
やっと遅れてアキが駆け込んできた。
マイクを忘れているぞ、全くもう・・・・。

さあ、盛大に演奏が始まった。
やっぱり締め括りは派手にいったほうが最高だ。
演奏は引き続きアンクル・キャットが請け負う。
実はこの曲、彼らの十八番なのさ。
だからフミオ君が中心となってシャウト。
さすが手慣れたものだ。
プレートを高く掲げるメンバー、歌詞のバトンを手渡されて気持ちよさそうにボーカルを受け持つメンバー、コーラスで盛り上がるメンバー、踊り狂うメンバー、ニコニコと佇むメンバー、写真撮影を担当するメンバー、ジャンプしたり決めのアクションを繰り広げるメンバー・・・・・と様々んさ様相を呈している。

ギター・ソロを繰り広げるヒロさんをマサが手招きで誘導。
すかさずモニターを飛び越えて最前列に陣取ったヒロさん。
めちゃ弾きまくりのポーズ。
それに絡みつくマサ。
ギュイーン!かっこいい!
ロック・パフォーマンスは、こうでなきゃあねえ。
元のポジションに戻ったヒロさんのギター・ケーブルを丁寧に整理するマサ。
トラブル防止のため、これ最低限のマナー。

各シンガーたちの個性も様々・・・・・。
妖艶でセクシーな人。
可愛らしい声で一生懸命に歌う人。
必死に歌詞カードを持ちながら目で追う人。
絶え間なく手拍子を打つ人。
お手製デザインの内輪を振りまくる人。
キャラクターになり切って陶酔している人。
意外にもテクニカルな喉を披露する人。
アキも満面の笑みを浮かべてめっちゃ頑張っていた!!。

あっという間に夢のようなひと時は過ぎ去った。
アキは「YEAH!!YEAH!! 」の連発。

客席からファニー、もっちん、ニシヤンらが上がってきた。
「やあやあ、面白かったよ!!」
((´∀`*))

泣いても笑ってもこれで全てがTHE END
あれだけブーブーと文句を言っていたアキが、人一倍楽しかったらしいよ。((´∀`*))
皆の表情も満足感に満たされている。
結果良ければ全てヨシ!!
大団円だ!!



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