THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,197 雪明りの路オールディズライブ15 小樽市公会堂 大ホール(ベビースターラーメンズ編)

2023-03-03 18:26:55 | Live Set List




会場内で賑やかに響き渡っているBGMは・・・・・
ビートルズ「オクトパス・ガーデン」
「アクロバス・ザ・ユニバース」等・・・・。

4,2:45~3:10
「ベビースターラーメンズ」
何と、初出演のバンド。
めちゃくちゃに楽しみだね。
彼らからメッセージが届いております。
「旭川で活動するロック&ブルースバンドです。
古き良きあの頃に、皆で帰りまSHOW TIME!!」
ねっ、なんまらアットホームでユニークな基本コンセプトでしょう。
期待に胸もワクワクモードへと突入。

マサの隣テーブル席に陣取っていたこのバンド。
ライブ後の頃合いを見計らって、ちらっとインタビューさせていただきました。
まずは遠路はるばるの道中に感謝の意を示す。
(この日の旭川はものすごい吹雪だそう・・・・)
こんなに素敵なバンドが旭川にいたなんて。
北海道が雄大で、だだっ広いことの証明だ。
このように今だに知らないけど、凄腕のバンドが地方都市にゴロゴロブイブイと活躍しているのでしょう。
これだから道産子ミュージシャンの世界は奥が深い。
また一つ輪ができた瞬間さ。

男女混合の6人編成。
全員が黒いサングラス姿で統一するという潔さが、見るからにかっこいい。
ドラマー
ギター&コーラス(ギブソンの赤い335を使用)
男女のツインボーカル(女性はタンバリンも兼任)
ベース(フェンダーのジャズベースを愛用。
ボディカラーはブラウン。ルーズ指板)
キーボードは女性で、コーラスと白いタンバリンも打ち鳴らして頑張っていました。

さあ、サウンドチェックも順調に済ませて、いよいよ本編開始さ!!
まずは例によってこのイベント主催者でもある最高責任者サイトウ氏からアナウンスが入る。

「熱く輝いていた’70,’80,’90を彩る邦楽、洋楽を一緒に口ずさめるよう一生懸命に歌います。
応援のほどをよろしくお願いいたします!」

開巻から一発、コミカルなド迫力の雄たけび
「いくぞ!みんなあ!!
ベビー・スター・ラーメンズ!!
小樽公会堂!!~~~イイね((´∀`*))」
そうなのです。
オープニング・ナンバーは景気付けとばかり、クレイジー・ケン・バンドの大ヒット曲で「タイガー&ドラゴン」が元気いっぱいに飛び出した。
5枚目のシングルで2002年12月4日発売。
同名テレビドラマのテーマソングとしてもすでに有名。
album「ソウル・パンチ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング17位を記録。
横山剣が「和田アキ子」に歌って欲しくて作曲しただけあって、アッコ姉ちゃんがあたかも歌っているような雰囲気満載。
その後、本当にアッコ姉ちゃんが横山剣プロデュースで歌うことが実現した!
大サビの「俺の」という印象的なフレーズのリフレイン。
これってレコーディング・エンジニアが確認のために何度も繰り返してたら、それを聞いた横山が「それいい!」と閃いて採用したという産物。(ウイキペディアより)
郷愁を誘う昭和流行歌の強烈なテイストが、プンプンと漂っている。
温故知新。
このバンドも本家に負けないくらい、ドスの効いたボーカルが絶品だ。
多少強面で超個性的なイメージのルックスだけど、オフステージではとっても礼儀正しきダンディーな方なのですよ。
やっぱり、横山剣のオシャレなルックスとファッションも意識しているのかな!?・・・・
序盤から遠慮なくノリノリの魅力的なステージング・スタイルで、すでに熱気がムンムン。
コロナも豪雪も、思いっきりぶっ飛ばせ~~という勢い!。

間髪入れずにメドレーで、同じくクレイジー・ケン・バンドのハードなリズムセクションとリフがウネリまくる「香港グランプリ」
2002年リリースのアルバム「GT」に収録。
同年7月10日発売のシングル。
華やかな香港の街並みを想像させてくれる。
益々、熱量は沸騰する。
レッドゾーンを振り切ったかのよう。
男性シンガーが軽やかにくるりとターンを決めた。
ギターのワウペダル奏法も、ミステリアスに光っているね。
他の演奏の方もさすがに筋金入りで、クオリティは本格派。
タイトでグルーヴィーでキャッチーでストレートなロックサウンド・カラーを、がっしりと醸し出している。
非情にマニアックでゴージャスなアレンジワークも、遊び心を加味しつつインパクトは絶大さ。
常にフロント・センターに男女のシンガーが陣取って、自由奔放な振り付けも交えつつ、フォーメーション要素もバッチリ。
そうとう、この日のため、念入りにリハーサルを重ねてきたのでしょう。
努力は決して裏切らないというもの。
それが見事に花開いた瞬間だ。

ステージ最前列に集った熱烈なる応援団も絶えず声援を送り続けて歓迎ムードに包まれている。
ワイルドなアクションを交えていたライブ時から一転して穏やかなるMCに移行
「先ほど、ご紹介にあずかりました、我々ここでは新人のベビー・スター・ラーメンズです。
実はうちのギタリスト・タケダくんは小樽・入船出身なのですよ!!」
これですっかりと身内感覚で打ち解けちゃった会場全体。
掴みはバッチリとオーケー。
上手く持っていくものだ。
なるほど、このタイミングは至極勉強になる。
「そんなご縁もありまして、彼の友達も来ているよ!」
「お帰り~~!」
「そして、私と同い年の従弟も小樽に住んでいるんです。
子供の頃、春休みにはよく1週間ほど遊びに来ていました。
そんなわけで、皆、激励に駆けつけてくれています。
盛りあがっていきましょう!
リンダ・ロンシュタッドで‥‥‥イッツ・ソー・イージー!」
リードボーカルを女性へ、軽快にバトンタッチ。
この曲はバディ・ホリーらが作った曲で、1958年にザ・クリケッツがシングル化するもヒットには至らなかった・・・・・。
でも、この日のバンドが参考にしているのは誰の目にも明らかで、リンダのシングル・ヴァージョンでしょう。
album「夢はひとつだけ」に収録。
1977年9月20日リリース。
ビルボード・ホット100ではトップ5に入った。
リンダに迫るほどに嫌味もなく、チャーミングな歌唱力がジャスト・フィットしているよ。
男顔負けなパンチの効いたSTRONGヴォイスを、これでもかあというほどに惜しげもなく聞かせてくれました。
絞り出すようなエモーショナルトーンも格別。
エキゾチックで可愛らしくも、妖艶なるルックスが、良く映えていますよ。
けたたましく生き生きと鳴り響くカウベルのアクセント・ビートも効果覿面。
切れ味も鋭いホンキートンク調のスタンダードを堪能できるとは思わなかったから、衝撃を受けたさ。
追記・・・残念なことにリンダ嬢は1990年代から闘病し、2011年頃には引退・・・・2013年パーキンソン病であることが公表されました・・・・( ノД`)
もしかしたら敬愛するリンダへのオマージュの意味も含まれているのかな。

お次も圧巻だったよ。
何とジャパニーズ・ブルース・ナンバーで渋く迫ってきた。
心憎い配慮に感謝。
ザ・バンド往年の金字塔シングル「ウエイト」を、驚いたことに故・石田長生さんの作詞した日本語で歌うという拘り具合に狂喜乱舞状態。
伝説のザ・バンドが1968年8月8日に発表した曲で、アルバム「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」に収録。
ビルボード・ホット100では最高チャート63位を記録。
ギタリスト、ロビー・ロバートソンの作品。
1969年7月公開の映画「イージー・ライダー」にも使用された。
「その重荷」と直訳できる、掴みどころのない歌詞の主軸になる内容は聖書からの引用が多い。
どうやら聖書をおちょくっているような罰当たりソングらしいですよ…(-_-;)
ロック的に捉えれば「厄介な荷物なんかおろしてしまって気楽に生きていこうぜ!」みたいなニュアンスです。
石田さんの歌詞もそれにならって、鳥肌が立つほどにクール。
かつての過酷な「ツアー生活」を取り込んだとのこと。
BAHOでもその才能は、遺憾なく発揮されていました。
そんなことも含めてこのベビー・・・・バンドは、嬉々としながらも名調子でエンジョイ。
ドンドンと感情が高ぶった流れで、男性ボーカルからキーボードの麗しきレディ、次いでコケティッシュな女性リードボーカル、更にはギターのタケくんへと歌い継ぐという豪華さ。
「ウィー・アー・ベビー・スター・ラーメンズ・フローム・アサヒカワ!!♪」
このステージ最大の見せ場だ。
ちょっぴりと切なく響き渡る趣向の凝らし方が、程よい温盛も感じ冴えわたっている。


ここで男性ボーカルが愛情と友情をたっぷりと込めて、懇切丁寧にメンバー達を紹介する。
ギターは先述どおりにタケくん、ドラムスはリーダーのヒデキくん、ベースはヒデカズくん、キーボードはトモチン(彼女もビックリするくらいにボーカルが上手い!!そのことは本人にも伝えたら喜んでいたよ。ボーカリストが多いということはバンドにとって大きな強み)、リードボーカルはキュートなミカ嬢。

バスドラの連打が轟いて巨大なる音像を構築。
「お~い!もうこんな時間になっちゃった・・・・
最後・・・・皆さん、お名残り惜しいですがそろそろお別れです。」
脳天のヒューズがスパークで爆発しちゃった。
前曲、石田さんの盟友、忌野清志郎が率いた偉大なるRCサクセションのアンセム「雨上がりの夜空に」で締めくくるという憎い配慮。
1980年1月21日に発売された9枚目のシングル。
2長調。
album「EPLP」に収録。
栄光のRCは・・・この曲がキッカケでブレイクした。
「みんな、盛り上がってくれ!
オーケー、カモン!!」
やっぱりラストはこのスタンダード曲で決まりだよね。
これをやらあきゃあ引き下がれない。
観客も許してくれない。
ドッと最前列にまで詰め寄る観衆は、拳を天井に向け突き上げての大合唱。
シャープでルーズなイントロのギター・カッティング。
粋な姿のボーカルは、やや斜に構えての熱唱。
後半のボーカルは故郷に錦を飾るべくタケちゃんに花道を譲る。
美しきパートナーシップ。
エンディングではクラッカーが上空へ連発で炸裂。
豪快に「パンパン!!」

「ありがとうございました」の大団円となりました。

****フィナーレは華やかに、汗びっしょりの完全燃焼。
心地よい疲労感に包まれても大満足。
本当にお疲れさまでした
ちなみに、このバンド名の由来が、とっても妙に気になるなあ・・・・今度機会があれば尋ねてみたいものだ。
****
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日も晴天なり   朝ドラ  原日出子

2023-03-03 17:39:00 | free form space
朝ドラの再放送「本日も晴天なり」を、今回初めて見ている。
日本初の女子アナ、ルポライターを経て作家になるまでの昭和の女性を描いたストーリー!
原日出子さんが、とても素敵だ!

本日は長男がビートルズ大好きすぎて、大音量でステレオを鳴らし両親がビックリする回。
ビートルズのポスターがあちこちに貼られた部屋で、「ヤアヤアヤア」が流れるんだけど、手にしているジャケットは「ヘルプ」なのはご愛嬌ですね^_^。
なんと赤盤がターンテーブルに回っていた。

「エレキが凄いロック音楽革命家のビートルズが、武道館に来るから行ってもいい?」
と、興奮気味の息子。
原日出子さん演じる母親が「武道とかのスポーツをやる会場でコンサートなんかやっていいの?」
明日の展開も楽しみだ!

そうそう、「ヒヨッコ」でもビートルズ来日絡みで、同じような話があったね!
あれもめちゃ面白かったあ🎶‼️
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする