THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL、198 FUN☆FUN☆LIVE36 小樽GOLDSTONE(GEEBEL編)

2023-03-18 15:15:34 | Live Set List




3,17:00~17:30
「GEEBEL」
3番手も初めて見るよ。
ありそうでいて中々いない、貴重なるドリーム・カム・トウルーのコピーバンド。
こいつは嬉しい事だねえ。
本家本元の吉田美和嬢は、北海道が生んだ最高のシンガー&コンポーザーだ。
(元メンバーの西川隆宏氏も道産子)
そういうわけでして、3連続で珠玉のジャパニーズ・ミュージックを思う存分に堪能。
もちろん、女性シンガーを全面にフューチャーしているんだけど、どの歌姫も個性的で素敵だ。
で、ここのメンバーの中にも、顔なじみがチラホラと散見するのだ((´∀`*))

主催者のミーちゃん曰く「はじけて踊れるバンドを中心に集めた」と豪語しているだけあって、ずっと踊れて一緒に歌えノリノリに楽しめるよ。
やっぱり、万人受けするのはこの手のジャンルに限るね。
誰もが知っている大ヒット曲のオンパレードを,次々に繰り出されたらたまりませんもん。
作戦勝ち・・・・というよりも、演者たちが一番エンジョイしている。
その時の表情を見たらば一目瞭然。
最初から最後までずっと、元気漲るステージングには脱帽です。
一瞬たりともダレることなんてなく、ハイ・テンション。
素晴らしいひと時を共有させていただきました。

メンバーの構成をば・・・・
ヴォーカルはリエ嬢
ギターはショウヨウ君(使用ギターは目にも鮮やかで渋いゴールド・ボディカラー。ローズ指板。TEXASの白いヨットパーカー姿)
ベースはタケくん(フェンダーのジャズ・べ―スヲ使用。ボディカラーはキャンディ・アップルレッド。ローズ指板。サングラス&キャップを装着)
キーボードはユナ嬢(ローランド07を使用)
ドラムはツカサくん
コーラス&パーカッションにアユミ嬢(カウベルなど)
以上の6名編成。

リエちゃんはトップに出演した「暴れ百恵」で、キーボードとコーラスを担当してもいた。
才色兼備の持ち主。
以前にはSTAでも、数回ライブ共演して歌ったのだよ。


2バンドがアッという間に終了。
タイムテーブルの進行も順調。
ほどよくステージも温まってきたし、集客もバッチリ。
誰も彼もがリラックスしながら、この空間で思い思いに和んでいます。
極上の名曲ばかりを6曲お届けします。

セットアップとサウンドチェックが完了。
準備万端に整いました。
それでは早速、ドリカム・ワールドに浸りきっちゃいましょう。
どの曲も軽快で親しみやすいメロディが特徴なんだけど、実は色々と複雑で難しいアレンジなんだよん!

「こんばんは!
ジーベルです!
今日はよろしくお願いいたします!
・・・・・LAT43°」
ツカサくんによる、けたたましきスティック・カウントが打ち鳴らされた。
意味深なタイトルを冠した、マニアックな超初期曲からのスタート。
「北緯43度」の意味。
札幌市の緯度を表す(ウイキペディアより)
これは渋くてマニアックなセレクション。
この辺の拘り具合が、そこいらによく見かけるドリカム・コピバンとは一線を画すところ。
遠距離恋愛が歌詞のテーマで、通受けするのは間違いなし。
1989年11月22日にリリースされた4枚目のシングル。
album「ラブ・ゴーズ・オン・・・」に収録。
オリコンチャートでは最高ランキング74位を記録。
やや長めのイントロに導かれて満面の笑みを浮かべ、ボーカルのリエちゃんが華麗に登場!
歌っている姿が、とっても嬉しそうで気持ち良いくらいだ。
伸び伸びとどこまでも冴えわたる歌声が、半端なく爽やかすぎる。
ちょっぴりと切ない内容だけに、表現力が求められる。
上手いだけでは許されない難曲。
これをものの見事に歌いこなしていて天晴だ。

そのままの流れでメドレーに突入。
「アイズ・トウ・ミー」
1991年4月25日にリリースされた9枚目のシングル。
album「MILLION KISSES」に収録。
オリコンチャートでは見事に初の1位を獲得した!
74万枚のセールスを記録。
これで遂に人気を決定づけた。
この曲のファンは多い。
最初にくるサビの部分が印象的で、もうそれだけでインパクトを与えるのには十分だ。
軽やかなリズムにのって、自然と踊りながらの歌唱がとっても見栄えがいい。
さりげない振り付けだけでも目を引くこと請け合い。
バックをつとめるメンバー達の的確なるプレイも聴きどころ。
寸分の狂いもないグルーヴィーなビートも絶品さ。
安定感抜群なアンサンブルにも唸るものがある。
いぶし銀のテクニックを惜しげもなく次々と披露。
しかし、フロント・センターに陣どるセクシーなリエ嬢をフューチャーすることは怠らない。


「ありがとうございます。
改めまして、よろしくお願いします。
このバンドは去年の結成です。
さっき、数えたのですが・・・・今日でちょうどライブ本数は10回目を迎えました。
今までずっとハイぺ―スで活動してきましたが、記念すべき10回目がゴールドストーンだなんて幸せです。
主催者のミーコさん、ありがとうございます!
私たちは、もうお分かりでしょうが・・・・ドリカムのカバーバンドです。
今、演奏したのは古目の曲ばかり・・・・。
知っている人も知らない人も、一緒に盛り上がってください…と言っておきながらも、次にお送りする曲・・・・・ちょっとわかりずらいかも・・・・?!((´∀`*))
・・・・・笑顔の行方」
1990年2月10日リリース。
5枚目のシングル。
album「ワンダー3」に収録。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
中村正人の作曲がシングルでは初、ドリカムがテレビドラマ「卒業」のタイアップも初、そして初のオリコンチャートトップテン入りとなった記念すべき曲。
44,6万枚を記録した堂々たるヒット曲。
奇妙なコード進行が、実に風変りでひじょうに凝っている。
キーFとB♭、Dの間でひたすらに転調を繰り返す。
キーそれぞれのパートで、決して主和音で落ち着かないのだ。
「♪同じ笑顔はできなくても」の「も」のコードDで一瞬落ち着きかけるが、すぐにせわしなくFに転調する。
「C⇒G7⇒C」・・・これは音楽の授業前、先生がピアノで弾く「起立・礼・着席」のコード進行。
この場合のキーはもちろんCで、主和音もC。
だからこそ、最後の主和音Cで生徒は落ち着いて座る雰囲気になるのだ。
その落ち着いて座る雰囲気がこの曲はない。
最後に「♪今ならもっと」で、ようやくFという主和音におちつくがそれも一瞬。
その後もフラフラとコードが変わっていく。
これは、かのビーチボーイズの名盤「ペット・サウンズ」に見られる手法。
「ルート(コードの根音)に向かうことを執拗に避け続けるベースライン」。
ビーチボーイズ、ドリカム共にベーシストが作曲という共通項にも思わずニンマリ。
ベーシストならではの「下から目線」の繊細なるコード感覚。
後半ではコーラスガールのアユミ嬢を、全面に思いっきりクローズアップ。
リエちゃん達もすっかりとリラックスしていて、眩しいほどに余裕と貫禄さえ感じちゃうよ。
しっくりと微笑ましき光景が会場全体を包み込んでいる。


再びメドレー・・・。
ツカサ君のドラムによるテクニカルなリズムから、流麗なるキーボード・サウンドに導かれて・・・・・
「うれしい!楽しい!大好き!」
1989年リリースのセカンド・アルバム「ラブ・ゴーオンオン・・・(180万枚以上の売り上げ)」1曲目に収録。
同年9月1日発売、3枚目のシングル。
カラオケなどで今も歌い継がれているドリカムの懐かしき代表曲。
映画やコマーシャルソングにも採用された。
突き抜けるほどハッピーな気分に満ち溢れた、オシャレでピースフルなライブ定番のラブソング。
イントロから愛を叫ぶようなハイテンションマックス状態。
恋しい乙女は無敵とばかりにキラキラ・キュンキュン・ドキドキ・モードが全開!!
極めつけの直球ど真ん中リアルな決定打が後半戦において遂に放たれた。
クオリティの高さに驚かされる。
リエちゃん&アユミ嬢による息の合ったコンビネーションが素晴らしい。
正に阿吽の呼吸で観客のハートを一挙に掴んじゃう、圧倒的なるパワーにはタジタジさ・・・・。
コール&レスポンスで益々ヒートアップ。
大合唱は延々に続く。
ボルテージは急激に上昇する。
圧倒的なリエちゃんのボーカルとコケティッシュなルックスによって更なる飛躍を遂げたこの曲は、オリジナルに肉迫するほど憎いくらいエモーショナルでチャーミング。


すっかりと、リエちゃんも饒舌になってきた。
「ありがとうございます。
私たちもこの曲が大好きです。
ここでライブの告知をさせてください。
5月27日の大安、ホットタイムに出させていただきます。
(拍手が沸き起こる)
残り2曲となりました・・・・これ以降はMCがないので、私個人的にはホッ
としています((´∀`*))
次の曲は・・・・・その先へ・・・・」
グッと新し目の曲になったね。
2009年9月9日リリースの45作目シングル。
album「ラブ・セントラル」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング3位を記録。
「救命病棟24時の主題歌シリーズ第4弾。
珍しくもシリアスな内容の歌詞では、様々な葛藤が描かれているけれど、ポジティブなナンバー。
惜しみない勇気を与えてくれますよ。
リエちゃんは疲れて下手るどころか、張りのある伸びやかなる声は一向に衰え知らず。
それどころか、どんどんと色艶が増しているではないか。
恐るべし驚異のリエちゃん。
一体全体、どのような喉をしているんだい!?

「次の曲でラストです・・・・今日は日曜日だけどね・・・・・決戦は金曜日!!」
1992年9月19日リリースの11枚目シングルで、初のミリオンセラー作品。
累計売上枚数300万枚を超えたalbum「ザ・スインギング・スター」に収録。
オリコン週間チャートでは3週連続1位を記録!
お約束の金字塔でフィナーレを迎えることとなった。
もうこれしかないよね。
極めつけの決定版をやらないわけにはいかない。
絶対にステージを降りることは許されない。
ハイハットによるタイトな刻みからスタート。
このいかしたグルーヴィーなリフ、どこかで聞いたことがあるアレンジだなあ・・・・と思ったら、アース・ウインド&ファイアー「レッツ・グルーブ」とシェリル・リン「ゴット・トウ・ビー・リアル」が元ネタだ!!
単純すぎるほどに少ない循環コード進行。
はじめて聴いた時は、思わず言葉を失ってしまうほどにセンセーショナルだった。
中村氏は無類のR&B好きでEW&Fの大ファン。
よってこれはパクリなんかじゃあなくて、偉大なるオマージュ。
だって、良いとこ取りした上に、独自の路線でエッセンスを注入し前ノリなオリジナルとして完成させているではないか。
だからこど、ちょっぴりディスコティックなフィーリングもブレンド。
その匙加減が絶妙。
新たな音楽を追求するべく進化の歩みは留まることを知らない。
リエちゃん、余力を振り絞って一種独特なるコブシ回しやフェイク、アドリブまでをも披露しての熱唱。
アユミ嬢も絶品のハーモニー・コントロールを発揮しつつ、黒っぽいゴスペル調の味わいをも醸し出す表現力には感服。
キーボードによるイキイキとした抜群なバリエーションにも、思わず釘付けで聞き入ってしまったわい。
バックを黙々と巧みに務め上げるバンドマン達も、有り余る才能とセンスを次々と堅実に繰り出してくる。

「ありがとうございました!
ジーベルでした。
また会いましょう!!」
ステージには熱気mの余韻と共に心地よい風が吹き抜けていきました・・・・。

****本当にお疲れさまでした。
特にリエちゃんは2ステージを成し遂げた。
全身、汗まみれになりながらも満足そうな表情を浮かべたメンバー達は、そのまま楽屋へと引き上げていきました・・・・。****

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