THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,205 HOT TIME~LIVE LIVE LIVE (BLACK★LIST編)

2023-10-30 16:14:07 | Live Set List
バンドの入れ替え時間中は常に例の白スクリーンがおろされてステージが見えなくなります。
でもその間、80年代の洋楽が中心にMVが流されています。
正にMTV世代のドツボ映像が満載。
カイリー・ミノーグ、ベリンダ・カーライル、シンディ・ローパー、スイング・アウト・シスターなどが次々と登場だ!
その時代に青春を送った人たちにとっては感涙ものだね。

4、19:00~19:30
ど真ん中という美味しい時間帯に控えしバンドは・・・・
「BLACK★LIST」

こちらも地元・札幌からの登場!

といってもSTA界隈ではすでにおなじみの連中だ。
以前、STA企画の「リブレーション」に何度も出演してくれているもんね。
(コロナの影響で近年は中止になっちゃったけど・・・・)
それでも、去年5月15日(日)のスターライト以来だね。

早速会場でヴォーカリストの伊達男マオ君があいさつに駆けつけてくれたよ。

相変わらずのナイスガイだ。

冷え込みが厳しい中での薄着・・・・本人はいつでも熱き情熱が煮えたぎっているから大丈夫なのだ!!

正直な話、ここは深夜向けなバンドだけに、問答無用のバービー節を披露。

全くもって4番手のポジションなんてもったいないなあ。

それはともかくも、いよいよサヤ譲はソプラノサックスが欲しい・・・・という願望がむくむくと湧き上がってきたようですが、それが去年遂に今回実現したのでした。
これは大事件だ!!
(実がこれの奏法はミキティ、ジュン、八巻君、クニらSTAに在籍していた管楽器プレイヤーたちから教わったそうだ。
特にミキティからはB型のヒーロー、長嶋方式で指導を受けたらしい。
これには悪いけれど爆笑しちゃった。
マオちゃん、たいしたものだ。
好きこそものの上手なれを地でいく勢い)


そして、マオくんはアニソンバンドの「バロック・ワークス」、パープルブリンガーのシンちゃん&オカちゃん、村上トリオのミサトちゃんらと「僕のグラフィティ」でもバリバリに活動中なのだ。
ワーカホリックだね。
心底、バンド、音楽が大好きな証拠さ。
今後の動向も楽しみだよ。


マサにとっては可愛い弟分が在籍している男女混合の6人組「ブラック・リスト」。
このバンド名を聞いてピンときた方は、相当のJ-POP通ですな。

そうなのですよ。
伝説のバンド「バービーボーイズ」のアルバムタイトルから命名したトリビュート・バンドなのだ。

前々から噂には聞いていたのだけれども、もうすでにライブを観るのは今回が5度目。

というか、まだ結成してそれほど経っていないのでしょう。

それで、このクオリティーを確立しているなんて驚愕だ。
(この日のトップバッター、イトシノトシオくんはバービーのアルバム、ブラックリストを当時購入して聞きまくっていたそう。
だから狂喜乱舞してガン見でエンジョイしていたよ。
微笑ましい光景さ!((´∀`*))

特筆すべき点・・・・私が今まで彼らのライブを見続けてきた中で、お世辞抜きにもこの日がダントツに良かった。
一番の完成度を誇っていた。
急激に成長した兆しを目撃した。
継続は力なり。
地道に頑張ってきた甲斐があったね。
マオくんいわく、メンバーを大幅に入れ替えたからね、と不敵な笑みを浮かべていたのが印象深かったねえ!)

 
それではメンバーの構成をば・・・・・皆、頼りがいのある顔見知りばかりだ。

イマミチトモタカ役を一身に担ったスペシャル・ギタリストのマンボ!(コーラスも兼任)。
そうです!
生粋のスーパーミュージシャンとは彼のことだ((´∀`*))
だからこそ、ステージ映えすることは約束されたようなもの。
使用するギターは、往年のヒット機種で黒ボディカラーの「フェンダー・ストラトキャスター」。
な、な、なんとラージヘッドをリバースにしているこだわり具合が、すでに只者ではない。
メイプル指板という仕様。
黒のサングラスとフェンダー布製ストラップもポイント高し。

前回までのライブを見てきた人達から「なんかしばらく見ないうちに、バンドのイメージがずいぶんと変わったね(笑)」とのコメントをいただきました。
なんもさあ、それを言ったらSTAなんてどうなるのさあ・・・((´∀`*))
毎月、入れ替わりが確実にあるバンドなんだから。
STA同様にブラックリストも現実的に大きな飛躍を遂げた。

人気者で超売れっ子のマオくんは、このバンドを猛アピールしているだけに、今後のステップアップに益々期待したいものだ。

驚いたことにチャーミングな女性キーボーディストのメグさんが、前回に引き続きのプレイ(ローランドを使用)。
マサはステージサイドで彼女から丁重なるご挨拶をされて照れちゃった・・・・(-_-;)。
眼鏡がとってもお似合い。

更にエンリケ役でベースを担当しているのは、ご存知アンクル・キャッツの元気印ムッちゃんではないかあ!(加入には2つ返事でオーケーだったそうだよ。
中々にアクティブで粋な男だね!)
今回STAでフクさんが参加しているので「ごめんね・・・リーダーをお借りして」とマサが伝えたらバカ受けしていたさ。
多方面にて引っ張りだこの彼。
嬉しいことに、最近益々髪を伸ばし始めたムッちゃんなのでした
(愛器ミュージックマンのスティングレイでプレイ。
ナチュラルボディにローズ指板。
コーラスも兼任。
彼がオーナーを務める、ミューズカフェも御ひいきにしてね。
ライブ終了後は、そのミューズ・カフェTshirtに、チャッカリと着替えていたよん。)

ドラマーの小沼氏役には眼鏡姿のユウジ君。

コンタ役はマオ君。
(ソプラノサックスも、当然のごとく堂々と吹きまくり!)
ツンツンの茶髪スタイルまでパーフェクト!
バッチリ黒いサングラスに真っ黒な革ジャン姿といういつものいでたち。
シャツも靴もパンツにいたるまで潔いくらいの黒ずくめ。
すこぶる似合ってるよ。

最後に妖艶なる杏子嬢のポジションに陣取るのはファッションリーダー歌姫SA-YA嬢。
眼にもまばゆき黒ドレス、赤い手袋とネックレス、赤ベルトとブーツを基調とした煌びやかなる着こなし。
セクシーな露出度全開で、ファン・サーヴィスもしっかり怠らないところはさすがだ!

全員の衣装が、黒を基本コンセプトにしているところもかっこいいよ。
SA-YA以外のメンバー達は「ブラック・リスト」のオリジナル黒ユニフォームを着こんでいる。
このコスチュームはベーシストのムッチャンがデザイン制作した力作!!
背中には本家のサイン入りという中々に手の込んだ一品。
彼の本業でもあるのだ。
色々と手に職を持っている人って強みだよね(アンクル・キャッツは同様にお揃いの黄色いロゴTシャツ姿なのもお馴染み)。

力の入れ具合が超絶にナイス。

以前に見たライブから数曲を入れ替えてきた(直前にもマオくんから数曲の変更申請あり・・・・妥協なき拘り具合が半端ない)。

一体全体、どれだけの持ち曲があるんだあ!?
引き出しが多い証拠だね。
アイデアも豊富で、底なしの様相を呈している。

練りに練って頑固一徹真剣に貫き通す心意気。
決して、そんじょそこいらにゴロゴロとのさばっている、ユルユルなバンド感覚には陥らない。

真面目に徹して考察したアイディアが随所に垣間見れるよ。

バービーに対する愛情たっぷりの思い入れが、ふつふつと滲み出ている。

ちなみに、マサからのライブ出演の誘いに快諾してくれたマオくん。
しかも、それだけにとどまらず、先ほど出演した「SWEAT EMTION」も紹介してくれて助かったよ。
サンキュー!!

それでは熱くスタート!!

緊張感漂う中、いきなり闇を切り裂くようにハイトーンヴォイスが轟き渡る。

「女狐ON THE RUN」(2007年リリースのアルバム蜂~コンプリートシングルより)

ブラック・リストのゴージャスなるショーは開巻早々にヒートアップするのです。

景気づけとばかりに盛大なるロックンロール・ダンシング。

「イエーッ!」
イントロが流れたとたんにファン達がドッと最前列に詰め掛けた。
あらら!!??・・・ノリノリな対バン達の姿も見えるよ。
彼ら曰く心底敬愛するバンドなんだそうだ。
終了後には熱烈的なるバービー・トークをマサも浴びせられたよ。
トシオさんももちろんで、会場の中央で釘付け。
今のミュージシャンとしてのトシオさんがあるのも、ある面ではバービーボーイズのおかげなんだそう。
というわけでして、バービーフリークは膨大なのだ。

このバンドの楽曲コンセプトは、男女の危うい駆け引き模様を極限にまでクールかつスタイリッシュに表現すること。
その取り組み手法は見事に成功しているでしょう。

バービーボーイズのカバーバンドはそうそういないから、貴重な存在。
実際に対バンのレディシンガーも、絶えず真剣な視線を注いで熱中していたよ。
今後もガッツリと頑張って欲しいね。
そしてマオ君が天井高くにまで掲げながら吹き込んだ秘密兵器「ソプラノサックス」。
堂に入っていたよ。
満を持して隠し玉登場の瞬間さ。
正面に陣取ったオーディエンス達もそのプレイスタイルに思いっきり指差しアクションを決める。
(曲によってはシンセサイザーのサックス音で代用しているのだ!
便利な世の中だね。
一聴しただけだと素人には判別が不可能だもん)

交互に歌い次がれる男女のボーカルが効果覿面だ。
華麗に舞うサーヤ嬢と、ソプラノサックスが咽び泣くマオ君のコントラスが絵になる。

「WOWOWOW~!!」
何度もリズムにのってタイミングよく腕を振り上げるご両人。

紡ぎ出されるラブストーリーの心理描写が、細部にわたって計算されつくしている。

歌詞やバッキング・プレイの随所にまでね。

観客と共に指による「キツネ」を掲げるのは恒例のパターン。

早速、電飾付きのネオン・タンバリンを豪快に高々と掲げて打ち鳴らしている観客も出現。

このタイトルはグラムロックバンド「スィート」のヒット曲「フォックス・オン・ザ・ラン」に対するオマージュなのは、火を見るよりも明らかだ。

どことなく切なくデンジャラスなムードが蔓延していてすこぶるご機嫌だ。
激しいアクションを繰り広げるムッチャンは、安定感抜群なベースでグルーヴィーに響き渡るラインを描く。
これで掴みは一気にオーケー。
会場の空気を一瞬で鷲掴みだ。

もうこうなったら、下手な屁理屈なんか無視して、皆でブラック★リスト・ワールドに思いっきり浸りきりましょう。

 早くも大入り、満員御礼だ!

「ありがとうございます。
皆さん、改めましてブラック・リストです、こんばんわ。
いいですねえ~。
今日はこちらの企画に出演させていただき感謝しております。
素敵なステージだなあ・・・・((´∀`*))
さっきの曲展開めちゃいやらしい!!
自分でセットリストを決めたりなんかしているのですが、もう2曲目にして結構息があがっています(笑)
意外にもバービーボーイズの歌って、相当にきついのですよ。

・・・・・・それでは次の曲・・・・・・
離れろよ」
1986年10月5日にリリースした3枚目のオリジナルアルバム「サードブレイク」の1曲目に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング7位を記録した。
これは初めて聞いたなあ。
心に染み入る良い曲だねえ。
残念ながらシングルカットはされていなんだけど隠れた名曲としてファンの間では人気がある。
グッと渋いところをついてきたねえ。
非常にマニアックだ。
そんなわけでして、ブラック・リストのショーはドンドンとヘヴィーに盛り上がるのです。
マンボくんは、前へせり出しながらも唐突に歪みまくりのギターリフが唸りを上げて猛然と襲い掛かってくる。
ミディアムテンポのコードカッティングで、グイグイと絶妙に迫ってくる。
「イエーッ!」
怪しきムード満載だ。
バービーの曲って歌詞もタイトルも一種独特なんだけど、その辺の魅力をうまく料理して自分たちの中に導入するストーリー仕立て手腕はお見事の一語に尽きる。
2人の男女リードヴォーカルがドラマティックに繰る華麗な歌絵巻。
SA-YA嬢は意外なことにあがり症とのこと。
・・‥可愛そう・・・・
心中お察し申し上げます。
でもねえ、そんなこと、あのステージングを見る限りでは微塵も感じなかったんだけどなあ。
信じられないよ。
狂おしいほどに身をよじりながらも、視線を客に流している時なんて中々堂に入ったもの。
トシオサンも絶賛していたものだ。
「女性シンガーの方はいい雰囲気が出ているねえ」とのこと。
トリッキーなギターソロもかっこいい。
ストレートでタイトでシンプルなリズムセクションも、スムーズにバックアップを図る。
抜群に光り輝く仕事をしている点は感動的なくらいだ。

「先日、知っている人もいるだろうけど、MCで適当なことを言ってぶん投げっぱなしにしています。( ´艸`)
昨日もホットタイムのスクランブルエッグ・イベントに別バンドで出演した際、僕らは市役所にいると嘘をついたのですが、その後あるお客さんから、どこの階にいるんですか?
僕も〇階にいますよ!・・・とか話しかけられた。」
「可愛そう・・・・」
「ひどい・・・」

「((´∀`*))というわけでして、このご時世、皆さんも心折れることなく思いっきりはじけまくっちゃいましょう!!
本日のライブハウス用に久しぶりにちょっとチョイスしてみました・・・・・負けるもんか
(上手い!!MCの流れとしてはお手本のようなもの)」
1986年4月2日にリリースした5枚目のシングル。
album「フリービー」の2曲目に収録。
週間オリコンチャートは最高ランキング47位を記録した代表作。
ギターによる、クセモノっぽい複雑なるアルペジオのイントロから疾走感満点。
目一杯スピーディーに駆け巡る。
ユウジちゃんもムッちゃんも、ただひたすらバッキングに徹していて好感度高くよしよしだ。
コンタによるソプラノ・サックスはシンセサイザーが大奮闘。
それに呼応するかのごとく、切れ味鋭いギターソロも絶品。
フロントセンターのシンガー達とのコントラストも清々しいくらいにバッチリだ。
ひたすらに神々しきオーラを発するSAーYA嬢は、ここでも誘惑するような怪しくも悩ましげな目つきでオーディエンスをノックアウトする。
オーディエンスも、ノリノリでネオン・スティックを振り続ける。
マオ君は脳天のヒューズはとうの昔にスパークしちゃったご様子((´∀`*))
マオくんがステージ上から突き出したマイクに向かって一緒に掛け合い。
コール&レスポンス、なるほど、わかってらっしゃるねえ。
阿吽の呼吸で意気投合のタイミングが上手い。
究極なる一体化のパフォーマンス。
コロナやインフルエンザに「負けるもんか」と言わんばかり、アグレッシブに突き抜ける。
確かにこんなぶっ飛びソングをぶちかまされた日にゃあ、アドレナリンの噴出を止めることなんて無理ってなあもんさ。
本家バービー並みに十分いけてるよ。

「うちのギターは顔で弾くタイプ。
先ほどのポーキーは顔で歌う人です((´∀`*))
今日のバンマスさん達に捧げる歌です。
聞いてください・・・・ごめんなさい(爆笑)」
1987年9月9日にリリースした4枚目のオリジナル・album「リッスン!バービーボーイズ4(オリコン週間では2位を記録)」の4曲目に収録。
同年の12月の2日に9枚目のシングルとしてカットもされた。
オリコン週間チャートでは最高53位を記録。
マオくんによる景気のいいヴォーカルからいきなりの幕開け。
サーヤ嬢も時には悩殺系でしっとり、時には男顔負けなくらいパワフルなる歌声で追随。
このコンビネーションが最高だ。
勢いが一味違うね。
序盤の音像ひとつとっても明らかに、数段成長した痕跡が伺い知れます。
と同時に気を抜く暇もなく、まずは下手に控えめに陣取るメグ嬢、堂々たるキーボードソロを軽快に展開。
これ名刺代わりね。
更にマンボ君の、トレブリーなギターワークも自己主張し続ける。
景気づけとばかりに,盛大なるロックンロール・ダンシングがはじまった。
グチャグチャに,一気呵成のお祭り気分で鬩ぎ合い。
皆、一緒に弾けて暴れちゃえ。
全身が疼いてきちゃうほどに、誰もがヘヴィーなビートの虜。
抑揚をふんだんに盛り込みつつも、エネルギッシュにシャウトだ。
ボーカルの御両人は歌うだけでもエネルギーの消耗率が激しいはずなのに、常に動き回って観客を煽りまくるから感心しちゃうよ。
情け容赦なきエキサイティングの応酬は止まらない。
羨ましいほど、熱狂のシーンはまだまだ収まりそうにない。
しかし、正直な話、ここまでソプラノサックスを吹きこなすとは衝撃的だ。
貫禄と余裕綽々な振る舞いにしばし見惚れる。

「サ~ヤ~!
笑顔可愛い~!」
彼女の悩まし気な仕草や振り付けに、心境著しい未来の姿を想像してみてくださいな。
「ハーイ!!ゴメンネ~!次にいくからいい~~!?(笑)」
観客が我慢できなくなったのか、奇声をあげ続ける。
「シーッ」となだめつつも・・・・「うちはコミックバンドじゃあない(笑)
皆さん、お元気ですか((´∀`*))
準備の方に入っちゃってください。
もしよかったら、歌いたい方はこちらにいらっしゃい。
メンバーも随時レンタルしています!!(爆笑)

若い人たちと対バンを組むと、彼らはバービーボーイズを知らないから、さっきの曲ってオリジナルですか!?ってよく聞かれる。
もう説明をするのが面倒くさいから、そうだよって言っちゃうのさ((´∀`*))
だから何曲かはオリジナルになっている。
多分わかっちゃあいないはず。
その後、彼らがバービーボーイズの演奏するところを見たら、ああ!?ブラックリストの曲を演奏してる!?って思っちゃうのかなあ。

そんなわけでして、バービー・ボーイズを知っている人も知らない人も、皆でのってくれい!!
じゃあ、残り2曲・・・せっかくだから踊れる曲でいきます!!!
お客さんからのリクエストで・・・・目を閉じておいでよ・・・・・」
(1989年リリースのアルバム√5に収録.。11枚目のシングル)
再び豪快無比なる4カウントで、トドメの一撃が会場内に炸裂だあ!
メンバー一同汗ビッショリで、一生懸命にパフォーマンスを繰り広げる。
ここではマンボくんのギター・ピッキングに先導されて、ハードテンポで重量感タップリの演出。
グッとパーティムードに切り替えて、下手な理屈抜きにゴージャスなるエクスタシー狙いの配曲だね。
注目すべき点は、痛快なくらいに歯切れの良いバック・プレイヤー達の貢献ぶり。
忠実にリスペクト込め、愛情ほとばしり出るくらい楽曲の再現に余力を振り絞って尽くしています。
マオくん、震えがくるほどに魂込めての絶叫。
素晴らしいくらいコンタにソックリ。
マンボくん筋金入りのギターソロも、咽び泣く表現力で真骨頂。
マオくんの爽快にハスキーで伸びやかなボーカルと、女性にしか成し得ない訴えかけてくるように愁いを含んだサーヤ嬢のエクスタシー・ボーカルとの男女交互のせめぎあいとバランス感覚が絶品。
ただひたすらに、印象的な「OHOHOH~~!!」が繰り返されるので、嫌が上にも血液が滾ってきちゃうよ。
それでいて、しっかりとした甘い旋律で、観客のハートを射止めてくれるんだから憎い限りだ。
巧みにこなす2人のボーカルに、迂闊にも聞き入ってしまった。
リレー形式に組み立てられた、ユニークでコロコロと変化する構成やアレンジの妙にも目を見張るものがあります。


「ありがとうございます((´∀`*))」
バービーボーイズは自分達のやりたい曲とヒット曲がバラバラで、これは皆さん知っているだろう・・・・とカラオケに行ってランキングを調べてみたらランキング外・・・・・(泣)。
この間、若者たちに、何の曲を演奏しているんですか?と聞かれたから、バービーボーイズって知ってる?って返事したら、知らない・・・、だってさあ・・・。
知らないなら聞くんじゃあねえよ、ってな気分。
じゃあ、最近椎名林檎が歌ってるバービーの〇〇って曲は知ってる?
ええ!!?、、もしかしたら、その曲を作ったんですか?
もう面倒臭いから、そうだよ、と答えたさあ!!((´∀`*))
その次のラストソングならば皆も知っているはずです!
バービーボーイズといえばやっぱりこれだと思います。
極めつけの一発!!・・・・・・・・C'M'ON・LET'S・GO!」

1988年リリースのアルバム「BLACK LIST」に収録。

ハイハットによる4カウントが打ち鳴らされる。
終局にはうってつけ。
珠玉の名曲。
これは決定版だ。
なんて素敵な永遠の血沸き肉躍る傑作ナンバー。

SA-YA嬢はここでも、背中を観客席に向けてお誘いのポージング。
妖艶にスポットライトを全身に浴びて、浮かび上がる。

マオくんとのボーカルによるせめぎあいの妙。
情熱ほとばしる構図は圧巻だ。

照明もそれに連動するかのようにサイケデリックな点滅を繰り返す。

マシンガン・トークのように飛び出す歌詞。
歌に登場する女性って相当に気性の荒い、それでいて出会った男どもを即座に虜にしちゃうような小悪魔なんだろうな。

男のほうは散々に振り回されても決して抜け出せない、恋に溺れやすいちょっと情けなくも愛すべきキャラクター・・・・ってなあとこかな?
曲中には、さりげなくメンバー紹介を差し込むスマートな手際の良さ。
仲の良さが伺いしれるね。

リズムセクションの力強いビート・アクセントも痺れる。
よりアグレッシブに届けてくれる。
そこに絡みつくギターによるフィンガリングが、程よきエナジーを醸し出している。
引きこまれるほどにアーティスティックだ。
この辺のフォーメーションなんかも、そうとうにリハーサルを重ねてきたんだろうなあ。
フロント中央シンガーの2人が理想的に映える。
客席からも絶えず盛大な歓声が飛び交っています。


「今日はどうもありがとうございました。
またどこかで、僕達の姿を見かけたら気軽に声をかけてくださいね。
まだまだこの後のライブも楽しんでいって!」

参りました。
御見逸れしました。
これからも要注目だ。

テーブル席にて和みながらの会話も尽きない御様子。
SA-YA譲はようやくリラックスタイムに入れたようで、その後は出演バンドのサウンドにのってニコニコしながら興じていましたよ。
オフステージでは極々おしとやかなるレディ。
先ほどまでの女豹のような佇まいは完全に封印だ!

マオくんは数年前に「ズラン・ズラン」も出演していた「STA企画ピグスティ」でのライブイベントにも来てくれたことを教えてくれたよ。
嬉しいなあ。

 
****はい、ここが中間戦。
一旦ライブ・レポートを終了します。
さあ怒涛の終盤戦だ。
引き続き、後編でもおなじみの連中が目白押し。
それではまたね!!
是非とも、お楽しみに!!!****








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