****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****
はい!
さてさて皆さま
早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているBGMはシカゴ&EWFのジョイント・ライブ映像で「ダイアログ」だ!!
5、20:45~21:15
「めんどぅーさ」
(ファンクロック)
4人編成のいかした奴らさ
実はありそうでいて中々ないのがこのジャンル
そりゃあ中途半端で自己満足なユルユルっぽい連中どもは存在するけれどもこのバンド、そんなのとは一味も二味も違う
(はっきりと申しまして日本人には苦手な分野なのですなあ
好きとやるとじゃあ大違い)
生で目撃した私が言うんだから間違いはないでしょう
もうねえ、一瞬でぶっ飛んでしまったよん
ここ日本にもこんなテクニカルなバンドがいたんだあ、なんてね
会場にいたオーディエンスたちも同意見でしょう
皆、即座に引き込まれてしまって虜状態
まんまとやられちゃったさ
ヤバいくらいに貴重でカッコよかった
ダンスナンバーも盛りだくさん
(近々サックスが合流予定だとのこと・・・・内緒だよ)
飛び入りも大歓迎とのこと
札幌界隈の音楽シーンの奥深さには感服した次第
だって、このタイプのバンドがまだまだゴマンと虎視眈々チャンスを窺って来るべきその時を狙っているんだから
空恐ろしい限りでもあり、ゾクゾクと楽しみでもあります
「めんどぅーさ」を見るのは初めてなのですがいざ蓋を開けてみたらば、なあんだ全員顔見知りだったさ
それでは早速リーダーから熱いメッセージが届いているので、ここに堂々と公開してみようっと!
「少ない音数、ノリ、歌、まだ足りない私ですが回を重ねる度に少しずつ良くなってる・・・はず((´∀`))
パウロ、・メンドーサ・カヴァーを、めっちゃ楽しいメンバーと、めっちゃ楽しい楽曲で少しいつもとは毛色の違う音をお届けしたいなあ☺
飲みましょう(^_-)-☆
酔っぱらいすぎないように弾けまくりますので(-_-;)
どうぞよろしくお願いします<m(__)m>」
何をご謙遜・・・
もう半端ないくらいの衝撃でした
強引なくらいにグイグイとこちらサイドを引きこむ力量は匠の技
既に多方面において話題を振りまいているのもそれの証明でもあるのだ
今後の成長と活躍を想像しただけで期待に胸もワクワクときめいてくる
各自がキャリアも豊富だけに引出しの多さで余裕と貫禄漲るパフォーマンスを繰り広げてくれた
これならば至極安心だ
大船に乗った気分に浸りきって酔いしれてくれたまえよ
(たまに勘違いしている残念組もいることにはいるけれども・・・・)
さあ、さっそくメンバーの紹介といきましょうか。
と言っても、古くからの知り合いなんだけどね・・・・((´∀`*))。
ドラム・・・紅一点のウメちゃん
この美女がいざセットに鎮座して繰り広げる豪快な男顔負けのスティックワークには毎度のことながら舌を巻いちゃう
ヤワな野郎どもが束になって挑んできても一瞬で消し飛ばされちゃうほどの勢いあるパワフルなドラミングは必見、必聴
ロングヘアを振り乱しながらのプレイは数多く拝見しているんだけどそのたびに違うバンドなんだよね
一体全体幾つのバンドに籍を置いているんだい?
今度機会があったら尋ねてみよう
不敵な面構えでクールにビートを刻み続けていたと思ったらオフステージでは、静かにはにかんだ笑顔が素敵で印象的でした
ベース&VO・・・ハンチングと眼鏡姿がお似合いのミーちゃん
ミュージックマンのスティングレイをフィンガーピッキングでブイブイ唸らせて弾きこむ姿は最早職人芸の領域だ
サンバーストのボディカラー
メイプル指板
マサが楽屋口で取材したところベースは8本ほど所有しているとのこと
彼は他にもあの名物男ヒコちゃんが率いるオフ・コースのカヴァーバンド「オフ・ショア」、米米クラブのカヴァーバンド「粉粉クラブ」のメンバーでもある
つまりはノンジャンルで何でもござれの心憎い男なのだ
粉粉クラブでは全身をヒョウ柄衣装に包んでの熱演
プレシジョン・ベースのボディはペイントやステッカーがド派手にベタベタ
キーボード・・・眼鏡の伊達男キムキムは唯一椅子に座ってのプレイ・スタイル
彼は大体市内のライブイベントには出演するほどの掛け持ち人間
STAにも一時加入していたっけね
その節はお世話になりました
使用楽器は赤いNORD
最近はこれがお気に入りのようさ
ボーカル&ギター・・・ズマッチ
愛器ポール・リード・スミスはレアで綺麗なボディーカラーのグレー
黒Tシャツの胸には水色で鮮やかなアルファベット「HOT TIME 」と描かれてて神々しい
ちゃっかりと宣伝マンも請け負っているし
彼はパープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんとは懇意の仲
ズマッチはTOTOのカバーバンド「セヴンス・ワン」、イングヴェイ・マルムスティーンのカヴァーバンド「.J」の元シンガー。
現在はラットのカヴァーバンドメンバーとしても気を吐いてます(スィート・チーター)
是非とも見てみたいバンドの一つ
他にもいくつか在籍している人気者の超絶売れっ子ミュージシャン
そして江別で美味しいと大評判の蕎麦屋「神楽坂」も経営している二刀流
因みにステージの入れ替えとサウンドチェックには15分が用意されている
でももう10分ほど押してるし・・・・(-_-;)
はい、さてさて、皆さん、しっかりとついてきていますか。
準備万端整いましたよ。
それでは前置きがとっても長くなったので、そろそろ「めんどぅーさ」のライブ・レポート開始と参りましょうか。
心して臨め!
瞬き厳禁!!
ズマッチがステージ上でマイクを手に自ら盛大なるアナウンスを声高らかに告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!
前面を幅広く覆う白いスクリーンが徐々に上昇して「めんどぅーさ」が現れた
いよっ、待ってました
「IF YOU COME TO PARTY」から威勢よく開始
1996年2月25日発表のアルバム「11PM」の1曲目に収録
これは日本でのデビューアルバム
ちなみにパウロ・メンドーサはスウェーデンのソロ・アーティスト
オープニングナンバーから一切遠慮なく情け無用の号砲が豪快に放たれた
エナジー一杯に貴重なファンク・ロックショーの幕開け
もうこれ一発で観客たちの度肝を一気に貫いた
硬軟織り交ぜたヘヴィーこの上なき快感にまみれた
軽い新鮮なるショックを受けちゃった
ハモンドの響きといいキレッキレで早速めっちゃ気に入ったよ
ブレイクの連発で掴みはバッチリとオーケーさ
開巻から矢継ぎ早の艦砲射撃に心酔する。
序盤戦にこれほどふさわしいスピードチューンはないでしょう
全身全霊を込めた魂の咆哮が熱烈にほとばしる
ドライブするギターが文句なしに轟きわたる
ザクザクと切り刻むカッティングも痺れるねえ
全身にグイグイとメガトン級のグルーブが情け容赦なく押し寄せてくる
メンバー全員が絶え間なくアクションを繰り広げる
すでにエネルギッシュなギター・ソロのプレイで汗だくだ
一切の手抜き無しに動き回る
そのフォーメーションが自然体で不覚にも見入ってしまった
言葉を失うほどに阿吽の呼吸の流れがお見事の一言に尽きる
一体全体どこに目を配れば良いのやらと嬉しい悲鳴が漏れる始末
アレンジワークも素晴らしい
まずはご挨拶替わりといったところか
矢継ぎ早にお約束の定番をメドレーで
極上の歪みが絶妙なギターから、すこぶる爆音ドラムによるイントロ
究極の「U GOT 2 BELIEVE」が繰り出された
2017年リリースの同名アルバムに収録
・・・・絶え間なく頭を振り続けるキムキムはウネリまくりでしたたか
別人みたいで渋いなあ・・・・
いつもは黙々と鍵盤を操るタイプなのに。
アドリブだらけだから非常に弾きやすいのだとか(キムキム談)
ストレートすぎるハードで豪快無比なる波状攻撃がほとばしる。
そこに絡みつくようなリズム・セクション相棒のベース・ミーちゃんが、怪しげな重いメロディを刻む。
それと共にタイトなアクセントを、梅ちゃんがスネアへ小刻みに叩きつける。
一丸となって、ありとあらゆるテクニックを最大限の武器としたパフォーマンスが火を噴き続ける。
それに負けじと追い打ちをかけるがごとく、鋭いミュート・バッキングを注入するズマッチ。
ヘヴィーな唸りを上げ続ける
一聴しただけで往年のサイケデリックな影響と判断した。
おいおい、ドンドンと数段ギアが上がっていないかい!?
さすが、百洗練磨の猛者集団だけに、客の心を手中に収めるのもお茶の子さいさい。
カリスマ軍団にこちらサイドは、すでにお手上げ状態さ。
強引なまでの采配に、いつの間にか引き込まれている自分に気づいた時にはすでに手遅れ。
誰もが一瞬で金縛り状態。
ガツンと彼らの術中にはまるという算段だ。
4人の新たな顔を垣間見た
これも多分氷山の一角なんだろうなあ
一体全体どれだけの引き出しを所持しているんだい・・・・?
この手のジャンルでは偉大なる先輩格のレッド・ホット・チリ・ペッパーズと比較するとレッチリよりもこちらのほうがより黒っぽい
まあ好みの問題だけど、レッチリのコピーバンドはウジャウジャいるけどメンドゥーサの知名度は残念ながら低い・・・
ズマッチはMCも兼任
「メンドゥーサでございます
先ほどのバンドは怒髪天がマイナーと申しておりました
ならば我々は地下深くに潜り込んだ存在・・・・
いつもはマシンガン・トークなのですが今日は曲数を増やしてMCは短めにいこうと思います
あまり喋らないつもり。
それでは、ちょっと静かな曲を2曲おおくりします
・・・・ブラザー・・・・」
1996年8月1日リリースの名アルバム「クロスオーバー」の5曲目に収録
タメとフェイクが絶妙なソウルフル・ナンバー
それまでの迫力満点に渦巻く場面から一転してカウントに導かれて厳かなる粋な曲調へ雪崩れ込む
ブルージーなナチュラルトーンのギターによるいぶし銀のストロークがイントロ
ロマンティックなミディアム・バラード
このバンドの一筋縄ではいかないところがここでも発揮
どうしても甘ったるいだけの曲調には発展していかない
どこかしらに儚げな余韻を漂わせる旋律がおのずと琴線を震わせてくる
一切のぜい肉を排しコンパクトにまとめ上げられたエモーショナルな展開は大成功
咽び泣くチョーキングをふんだんに盛り込んだ渾身のフレーズ。
隠し味としてのハイハットによるヒットとリムショットが、実をいうと、大きな肝なのだ。
極控えめな演出を図るバンドの面々も懇切丁寧に仕上げ不敵な厚みを増してきているねえ。
鋼の涙腺も、徐々に潤んできて決壊しそうなほど。
幻想的なストーリーと共に、ドンドンとヒートアップ。
そのジャジーな表現力と歌唱力で、新たに虜になったオーディエンスも多いのでは。
言葉の一言一言がグサグサと突き刺さってくる
王道路線のハード系はもちろんのこと、メロディアスなヘヴィーネス系など何でも己のモノとして消化吸収し、巧みに取り込む、圧倒的な柔軟性とチームワークに脱帽
中盤では遂に出ましたミーちゃんの隠し玉
フロントセンターにスッと歩み寄ってのベースソロが炸裂
最早職人芸の領域に達した感あり
言葉を失うほどに聞き入り目が点になっちゃった
ガっとやや腰を落とし気味に、濃厚なる音像を紡ぎだすシーンを見つめていると遥か彼方へとトリップしそう。
締め括りはエレピが壮大なる音色を奏でて華麗にフィニッシュ
「失敗した・・・・
ギターのボリュームが半分ぐらいにセットしたままだった・・・(´;ω;`)
それはともかくも、もう俺喋ってもいいかな?
一応リーダーなんだけど大丈夫?
ちょっとだけ我々の告知をさせてください
5月25日、恵庭ジャンクションに出演します
その時にスペシャル・ゲストとしてサックスの方が来てくれる予定なので。
宇宙の人ですよ((´∀`))
よろしくお願いいたします
時間的にまだいけるかな・・・・?
・・・・DOGGYSTILE」
明らかにジミ・ヘンドリックスの影響がでかいのでは・・・・?
スティーヴィー・レイ・ヴォーン亡き後も前途洋々かもよ。
スケールのでっかいモンスター級なチューンが飛び出した
これは快挙だ
一度でもハマったら病みつきになることを保証するよ
こんな音楽と出会わせてくれたことに感謝するぜ
大好物の世界観
温故知新のテイストも漂っているしね
円熟味を増した渾身のシャウトを連発するズマッチには、ときめきを隠せない。
余裕綽綽に目いっぱい声を震わせる。
妥協しないで突き進む意気込みがここに丸ごと集約されているかのようだ
迫力で飲み込まれてしまいそう
最新の照明機材からもド派手にライト点滅を繰り返す。
ライブの本質をまざまざと突き付けられちゃった。
能書きばかり垂れ流している頭でっかちな輩どもに、本物の生き様として真っ向から提示してやりたいくらいだ。
なめて挑んできたりしたら大火傷をこうむるよ。
ご用心と言っておこう。
起承転結の盛大なるセットリストも絶妙。
硬軟取り混ぜた巧妙なるアクトショーに、誰もが骨抜きになるほどやられたね。
ズマッチ
「パウロ・メンドーサってご存じでしょうか?
おお!
意外にも知っている方がいるんだね
我々のバンドは結成して約1年になります
でもね、リーダーの私以外パウロ・メンドーサを知らなかったのですよ
ずっとやりたかったのでとりあえず音源を皆に渡したらいいよと言ってくれたんですよ!」
ミーちゃん
「リーダーは江別市で神楽坂という蕎麦屋を経営しているので、3,4か月に一回程度食べに行くんです。
するとエビの天ぷらをサービスしてくれるんですよ((´∀`))」
慌てふためくズマッチ(-_-;)
「それをここで言ったら皆がサービス目当てでやって来るよ
それはリーダーからのオファーがあった人のみということで・・・・どうかひとつ。
まあ、とりあえずは店の宣伝をありがとうございます((´∀`))
あと20年は頑張って蕎麦を打ち続けるつもりです
さあ、気を取り直して。
いきます
・・・・ジャスト・イン・ケース!」
こちらも1996年7月25日リリースのアルバム「クロスオーバー」の3曲目に収録
官能的なワウペダルが縦横無尽にドライブする
自然とレニー・クラヴィッツが脳裏をかすめた
やや引っかかるような一種独特なる紙一重のリフの組み立て方が一筋縄ではいかない
よくもまあこんな奏法を発想できるものだ
天才肌の人って根本的に想像力が別格なんだろう
虎視眈々と彩られる音壁も未知数
何から何までもがとってもハイクオリティこの上ない
しかし今更ながら思うに器用な連中だ
エンディングではズマッチがボリューム奏法で気持ちよさそうに嬉々として演じ続けてるよ
何という空恐ろしい奴ら。
「メンバーの紹介をしたいと思います。」
一人一人に対し、愛を込めてのゆるゆるアピール。
仲の良さが、こちらサイドにまでヒシヒシと伝わってくる地獄の軍団((´∀`))。
「落ち込んではいないんだけど、もう曲がないのですよ‥‥(´;ω;`)
ちょっと新しくスローな曲なんかも仕込んでみたいなあ
でもあれをやったらあとがないね
今日はありがとうございました
皆さん、手拍子をよろしくお願いいたします
ラストです・・・・IF YOU WANT MY LOVE!!」
こちらも1993年リリースのアルバム「ディファレント・フェイゼス」に収録
強引なまで軽快にスイングするパートは圧巻だ
もう本当にこの曲で終わりなのかい
残念でならないよ
スモークもモクモクと漂いはじめた
一体化してのクレイジー集団があっちこちに勃発
メンバー達も演奏で殴りあいの喧嘩をしているかのよう
4人が4人ともテンションマックス
起承転結の模範みたいな進行
痒いところに手の届くリックが沸き起こる
キムキムなんてすっかりとハイ気分でいっちゃったようだ・・・・
余力を振り絞った、渾身の高音シャウトは全くの衰え知らず。
厳然としたダイナミズムと、アグレッシブなる絶唱はパーフェクト。
この日のライブイベントにメガトン・クラスな彩を添えている。
ロックンロール・モンスターの、エッセンスを忠実に継承している。
研ぎ澄まされた衝撃と、途方もないスケールは説得力が濃密。
ウメちゃんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
まだまだ自己主張し足りないわよ、とでも言いたげ。
ライブの本質をまざまざと突き付けられちゃった。
ふやけた井の中のバンドマンやお山のミュージシャンどもに本物のお手本として提示してやりたいくらいだ。
そんなピーマンどもは何人束になって挑んできても一蹴だ
笑止千万のご用心と告げておこう。
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディングで、堂々のフィナーレを迎えた。
「WOW!!
ありがとうございました。
めんどぅーさでした!!」
真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ秘密兵器を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。
****お疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
4人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても勉強熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))