THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,211 LIVE LIVE LIVE~HOTTIME(太陽ほえーるズ編)

2024-04-14 21:22:12 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているBGMはシカゴ&EWFのジョイント・ライブ映像で「ダイアログ」だ!!


6、21:30~22:00
時間の経過は早いものでもうトリ前だ
オール・インスト・・・・といってもフュージョン系ではありません・・・・って、もうこのバンド名を見たら一目瞭然(笑)

堂々「太陽ほえーるズ」の登場
太陽にほえろのカヴァーバンド・・・・ってそのままじゃんかあ!!((´∀`))
そうです、あの伝説のテレビ刑事ドラマの挿入曲を徹頭徹尾再現に勤しむ、というのが基本コンセプト。

超がつくほどの個性派集団。

ありそうでなかったよね、この手のバンドって
だからこそ貴重なる存在を誇示しているのだ
(主題歌を演奏するバンドはいくつか見かけたことがあるけれども、全曲網羅なんて快挙の一言だ)。

オリジナルは井上尭之バンド。

補足ながら井上さんは晩年隣町の小樽に在住していたのですよ。

これはけっこうローカルニュースで取り上げられていたからご存じの方も多いのでは。

ちなみに私は1981年、井上尭之さんの裏方仕事を担当していて渋谷公会堂の貴重なるライブも拝見させていただきました。
サンプルの新譜までいただいちゃったし。

もちろんキーボードはザ・スパイダース時代の盟友、大野克夫さんでした。

「太陽にほえろ」初期の井上バンドのベーシストはザ・タイガースのサリーこと岸辺一徳さん(当時はおさみ名義)でしたね。

GSミュージシャンたちがまだまだ日本のロックシーン第一線で活躍していた華やかなりし時代だ。

このバンドは開場前にサウンドチェックがあった
その間、マサはメンバー達と色々と談笑した
なんと彼等は世代的にマサと近いためにシカゴで大盛り上がり
「やっぱり初期のころは最高だよねえ
楽しみだ」とのこと
よくぞ、わかってらっしゃるねえ
嬉しい限りさ
そんな和気藹々の雰囲気から一転いざ音出しともなると真剣そのもの
逐一事細かに確認を繰り返す
さすがだなあ・・・と舌を巻いた

非常にユニークな試みに興味津々だっただけに、個人的にもこの日が来るのを楽しみにしていました。
でもねえ、実のところ、私がこのバンドを見るのは2回目なのだ
1回目は2021年7月18日の日曜
場所は小樽浅草橋屋外特設ステージライブイベントにて
その時はトップバッターだった
間に合うように駆け付けた次第
あの時はメンバーにサイババことヒーロ・スタンレーが在籍していた
泣く子も黙る「ラブガン」「マジック・カプセル」「ズラン・ズラン」「ブラック・リスト」などなどあげていたらきりがないほど数多くのバンドに在籍してた猛者
彼がこのバンドを結成時にホーンセクションがいない・・・とちょくちょく相談をうけていた
STAも管楽器が常に不足していたから全くといっていいほど力にはなれなかったんだけどね
その後、STAの企画ライブにも積極的に参加希望していたんだけど・・・・
彼は函館に転勤になった
そしてパンデミック・・・・。
このバンドからはサイババはじめ、一気に4人ものメンバーが脱退したそうだ
瀕死の状態に陥るもここに奇跡の復活劇を果たした
おめでとうの言葉を贈ろう
良かったなあ
しかも紆余曲折を経て、正直な話以前よりも数段スケールアップされているではないかあ

それではさっそくツワモノ・プロジェクト5人組を紹介しますね。

白いマスクとブラーの黒いTシャツ、ニット帽姿のベースはシュウ
(中ボス・・・リーダー。
唯一のオリジナルメンバー
メタリックブルーボディカラーの愛器でもあるジャズベースを使用。
ローズ指板。
リハを見ていたトモちゃんは「ARB,ユニコーンのEBIみたい」とポツリ語っていた
なるほどなあ・・・・・

ギターは・・・・黒いハットと眼鏡姿のホッキー2
レスポール・ジュニアのバーニーを使用
ボディカラーは赤
ローズ指板

キーボード・・・シュガー
椅子に座ってKORGでのプレイスタイル

そして紅一点のミキティ!
頭のサングラスがなんまらオシャレ
ソプラノサックスを担当
管楽器は孤軍奮闘
久しぶりだなあ
STAをはじめエロティカ・ヘヴン、Yープロジェクト、エゴイズム・ラッピンなどなどあちこちから引っ張りだこの人気者
ドンドンと知名度を拡大してもうジャンルの壁なんて軽く超越するほどの勢い
そんじょそこいらにゴロゴロと転がっている野郎どもんなんて足元にも及ないほどだ
でも本業はオーケストラなんだけどね
彼女のルーツでもある
それに関しては一切ブレてはいない
立派なことだ
この日も元気いっぱいに気を吐いていました
パワフルレディとはミキティの事
、特筆すべきは・・・・頭のてっぺんからつま先に至るまで、いつまでもド派手なルックスでド派手だしなあ
応援団も大挙して最前列に駆けつけてきていたよ
それは先のエロティカ・ヘヴンのメンバー達
テクゾウくんにテッチャン・・・・
鬼に金棒だね
あれだけ揃っていたら心強いことでしょう
ちなみに今話題沸騰中の深夜テレビショッピング「夢グループ」
あの名物社長の横で悩まし気に色っぽい声を出している専属美人歌手の保科ユリ嬢
全然ブレイクしていない頃からマサはミキティが似ていると言っていた
最近エロティカ・ヘヴンのステージネタに起用していましたよ
先見の明があるでしょう・・・・えっへん((´∀`))

最後に千手観音のドラマー・・・黒い帽子と眼鏡がよくお似合いのHALくん

エロティカ・ヘヴンのVOテッチャンと太陽ホエールズのベース・シュウ君が白石003でバンドを組んでいるそうで、その流れからミキティの加入をはじめ新たな「太陽ほえーるズ」が誕生したのだそうだ
美しき友情ストーリー

ステージの入れ替えとサウンドチェックには15分が用意されている
でももう10分ほど押してるし・・・・(-_-;)

はい、さてさて、皆さん、しっかりとついてきていますか。
準備万端整いましたよ。

それでは前置きがとっても長くなったので、そろそろ「太陽ほえーるズ」のライブ・レポートと参りましょうか。
心して臨め!
瞬き厳禁!!

シュウ君がステージ上でマイクを手に自ら盛大なるアナウンスを声高らかに告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

前面を幅広く覆う白いスクリーンが徐々に上昇して「太陽ほえーるズ」が現れた
いよっ、待ってました
ご存じのように小曲ばかりを用意しているので、目まぐるしく展開していきますよ。
息つく島もあたえてくれない
だから曲数が滅茶苦茶に多い…悪しからず・・・(-_-;)

あまりにも有名な「メインテーマ」から威勢よく開始
オープニングナンバーから一切遠慮なく情け無用の号砲が豪快に放たれた
エナジー一杯に貴重なショーの幕開け
もうこれ一発で観客たちの度肝を一気に貫いた
エキサイティングなイントロ一発で脳天もスパーク。
ミキティのソプラノ・サックスが主旋律で吠えまくる。
ハモンドが渋く響く。
ドラムビートが暴れまくり、ギターが切れ味鋭く迫る。
ベースサウンドが唸りをあげる。
硬軟織り交ぜたヘヴィーこの上なき快感にまみれた
軽い新鮮なるショックを受けちゃった
ハモンドの響きといいキレッキレで早速めっちゃ気に入ったよ
ブレイクの連発で掴みはバッチリとオーケーさ
開巻から矢継ぎ早の艦砲射撃に心酔する。
序盤戦にこれほどふさわしいスピードチューンはないでしょう
全身全霊を込めたスピリットが熱烈にほとばしる
ドライブするギターが文句なしに轟きわたる
ザクザクと切り刻むカッティングもナイスなフィーリング
全身にグイグイとメガトン級のグルーブが容赦なく押し寄せてくる
メンバー全員が絶え間なくアクションを繰り広げる
すでにエネルギッシュなギター・ソロのプレイで汗だくだ
一切の手抜き無しに動き回る
そのフォーメーションが自然体で不覚にも見入ってしまった
言葉を失うほどお見事の一言に尽きる
一体全体どこに目を配れば良いのやらと嬉しい悲鳴が漏れる始末
アレンジワークも素晴らしい
まずはご挨拶替わりといったところか
お約束だね
血沸き肉躍る現象とはこのこと。
実際に演じてる本人たちもウキウキ気分に浸っているんだろうなあ。
会場中も目を丸くして食い入るように聞き入るのは当然でしょう。
1970年代に青春を送った人たちならば知らない人はいないであろう爆発的な永遠の名曲。
いついかなる時にでも口ずさめるし。
そうこうしてるうち、ジャンジャンカジャ~~ン・・・・・とコードストロークであっという間に終了。
もっと聞いていたいよ。
当然のごとく拍手喝采

シュウ君がMCも兼任する
「ありがとうございます
次々とメンバーが脱退して一時は存続が危ぶまれた太陽ほえーるズです
今の曲を知らない方はいらっしゃいますか・・・??」
「知ってるよ!!((´∀`))」
「ああ、よかったですよ
それではメドレーで劇中の歌をお送りしたいと思います」

間髪入れずに「サスペンスⅯ2」が2曲目
短い曲が続々と飛び出してくるよ。
でもどの曲も耳になじみのあるものばかりだ。
キーボード、ベース、ギターによるユニゾン
阿吽の呼吸でタイミングもピッタリ
寸分の狂いもない進行に鳥肌が立つ
タイトでストレートでシンプルでワイルド過ぎる
自然とスリリングな情景が脳裏をよぎる。
既にテンションはマックス状態で凄まじい衝撃が走りまくる
どれもこれも傑作ばかりだよね。
井上尭之バンド、恐るべし才能の塊だ。
時代の先駆者だけに、もっと高く評価されるべき。

3曲目は「追跡のテーマ」
ベースのリフがここでは肝だ
テクニカルでラフなフィンガリングが冴え渡る
自慢じゃあないけれども私はこのドラマのビデオやサントラCD、LP、EP,書籍を所持しております。
ついつい秘蔵の棚から引っ張り出してしまったくらいさ。
ああ、こんなところにも影響力が絶大だ。
私が単純なだけかい(笑)
しかしよくもまあここまでコピーしたものだ。
よほどのコアなマニアか、徹底的した愛好家なんだね。
感心しきり。
息を飲むほど曲調がコロコロと変化する様に思わずニンマリ。

4曲目「サスペンスⅯ1」
1分足らずの手に汗握る曲。
タイトルが示すとおりにサスペンスタッチ満載。
ここでも静かなイントロからハイハット刻みにのってワウペダルを踏み込むホッキー2くん。
演出効果にはもってこいの隠し玉。
ソプラノ・サックスによるエモーショナルな表現が飛びっきり上手い。
ハモンドオルガンがジワジワと絡みつき、バッキングが不気味なビートを奏でる。
もうこの辺に来た時点でオーディエンス達は金縛りで「太陽ほえーるズ」ワールドにすっかりと引き込まれていました。

5曲目「過去の事件簿」
バックビートにのったキーボードが主役。
ミキティもここいら辺に達したらようやく体もほどよくほぐれてきたようでリラックス・モードへと怒涛の突入
ギターがすこぶるシリアスなムードを描いていていい仕事をしてますなあ
控えめに淡々と進行するトラックなんだけど、どこを切り取ってもメチャクチャ理屈抜きにかっこよくって痺れちゃうなあ。
尾行シーンに流れる曲なんだから賑やかでうるさいのはNG。
納得!!
ジャジーで大人っぽいサウンドに酔いしれてみるというのも一興
バンドの真骨頂だ。

6曲目「謎は霧の中」
ここでは再度ソプラノ・サックスのソロを前面にフューチャー。
音階が徐々に下降するパートの反復。
よくできた至上のアレンジだな。
まさしくプロ中のプロのお仕事。
昔のテレビドラマ映像や音楽って使い捨て扱いだったらしく、単なる一過性の消耗品としてしか見られていなかった。
だからどこの誰がいつどこで演奏したとかも詳細なる記録がほとんど残っていないんだとか。
今では信じられないよね。
それは芸術に対する冒涜だ。
会場のあちこちから「これ知ってる」「聞いたことがある」と囁き声が聞こえる
口笛もピーピーと吹き鳴らされて興奮を更に煽ってくる(これはハガくんだな)

7曲目「行動のテーマ」
一転しての躍動感に満ちたパワーソング。
アップテンポのリズム、ソプラノ・サックスとキーボードが奏でる主旋律が交差する中間部分が巧妙に構築されていたよ。
一瞬たりとも気の抜けないパーフェクトを誇るプレイ。
高らかに歌い上げるキーボードのメロディが高揚感をいやが上にも煽ってくる。
程よい計測タイムが心憎いばかり。

「ありがとうございます
前半が終了しました
皆さんの頭の中にはどんなシーンが蘇ってきたでしょうか?・・・・・
それではここでメンバーの紹介をしたいと思います。」
一人一人に対し、愛を込めてのゆるゆるアピール。
メンバー達の所属部から「大曲署員」と言う芸の細やかさ
ミキティは婦警さんかい
関根恵子のシンコか、長谷直美のマミーかいな((´∀`))
「ドラマーは他の署から多忙の中を応援に駆けつけてくれました((´∀`))」
仲の良さが、こちらサイドにまでヒシヒシと伝わってくる地獄の軍団((´∀`))。

シュウ君のMC
「それでは後半戦に参りたいと思います
8曲目は・・・・・・・怒りのテーマ」
更にスピードを増して挑みかかってくるよ。
手に汗握る攻防が展開されていく。
ここでは火花散るせめぎ合いが聞きどころ。
延々と繰り出されるソロワークへ突入。
突然のブレイクも効果絶大で鳥肌もの。
決めるところはバッチリと決めるのですよ。
絶妙のタイミングでヘヴィーこの上ないドラムフィルまで飛び出してきた。
ワウワウペダルの変化に富んだコードが素晴らしい。

9曲目「希望のテーマ」
ミディアムテンポで流れるちょっぴり切なくもの悲しい曲。
サックスがそれをより膨らませるべく咽び泣く。
後半は美しくもかすかな光が見えてきそうなパートにたどり着き終了。
とにかくありとあらゆる箇所がとっても勉強になるよね。
硬軟織り交ぜたテクニック、アレンジ、表現力、しかもあれだけ限られた短い時間内でそれらすべてを凝縮しなければならないわ。
前例のない時代、よくこれだけの作品群を具現化してくれたね。
ある意味では国宝級の輝きを永遠に放っている。

10曲目は甘く優しい、ピアノバラード・・・・「幸福のテーマ」
幻想的でハッピーテイスト満載な、まさしく一服の清涼飲料水のひと時
グロッケン風な懐かしいトーンが何故だか郷愁を誘う
それまでテレビドラマの挿入曲は専属の音楽家やミュージシャンたちがプレイするのが当たり前だった。
それをマカロニ刑事として抜擢されたショーケンがGS時代の仲間たちを起用することを提案。
当初難色を示していたテレビ局サイド。
ところがいざ蓋をあけてみたらば大当たりの快挙。
ドラマシーンと音楽が見事に連動しているもんね。
ロックミュージシャン達が映像音楽の世界に進出するきっかけともなった記念すべき作品なのだ。
現代では当たり前のことなんだけど・・・。
今は亡きショーケンがこの世界の歴史をあっさりと塗り替えたんだ。
ドラマBGM界にロックが殴り込みをかけた先駆けだ
貢献度が絶大だね

11曲目「イエー!・・・・青春のテーマ」
トランペットが高らかにファンファーレ風なメインラインを吹き込むんだけど、ここではシンセサイザーがそこを担う。
ブラスロックバンドがそそりそうなパワーチューン。
的確にバックを支え続けるリズムセクションの跳ね具合も安定感抜群。
カリスマ・ホッキー2のギターも縁の下の力持ちストロークで自己主張。
バトンを手渡したハモンドオルガンとの鬩ぎあいも余裕の表情でこなすなんて只者ではない。
抑揚ある感覚のつけ方もツボを心得ていますなあ。
シュウくんのカールコード接続をマサはシッカリと見逃さなかった・・・((´∀`))
しかしあの時代で井上堯之バンドの楽曲クオリティは半端ない確信犯だ

12曲目に差し掛かってきた
ハイハットカウントから「衝撃のテーマ」に雪崩れ込み
残り時間もごくわずか
いよいよもって佳境に差し掛かってきた。
もっとも過激でヘヴィーなナンバーが飛び出してきた。
問答無用のハードロック独壇場。
しかも雷鳴の如きドラムソロが全面にフューチャーされながらも、リフの洪水が情け容赦なく挑んでくる様はアドレナリンほとばしる瞬間だ。
手数王の真骨頂
テレビドラマにこのような曲が普通に起用されたなんて革新的だよね。
実験的要素がふんだんに盛り込まれているよ。
今聞いても全く古臭く聞こえないんだから。
逆に現代の若者たちに程よい刺激を与えているところも垣間見えている。

13曲目「愛のテーマ」
ギターによるアルペジオが牽引。
メインテーマのスローバージョン
女帝ミキティのソプラノサックスがとことんまでに訴えかけるほどブローで迫ってきます。
役割分担が適材適所でふんだんに発揮されていて感服しちゃうほどだ。
しっかりとメンバー達の見せ場がセットリスト中あちこちに用意されている。
多分、一切の妥協を排除して練りに練り上げた結果なのでしょう。
遊び心も盛り込まれていて微笑ましい。

「エンディング」
クレイジーな集団があっちこちに勃発
メンバー達も演奏で殴りあいの喧嘩をしているかのよう
起承転結の模範みたいな進行
痒いところに手の届くリックが沸き起こる
ミキティなんてすっかりとハイ気分でいっちゃったようだ・・・・
余力を振り絞った、渾身の高音サックスは全くの衰え知らず。
厳然としたダイナミズムと、アグレッシブでヒステリックなノートはパーフェクト。
この日のライブイベントにメガトン・クラスな彩を添えている。
ロックンロール・モンスター級の、エッセンスを忠実に継承。
研ぎ澄まされた衝撃と、途方もないスケールは説得力が濃密。
ハルくんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
まだまだ自己主張し足りないぜい、とでも言いたげ。
ライブの本質をまざまざと突き付けられちゃった。
ふやけた井の中のバンドマンやお山のミュージシャンどもに本物のお手本として提示してやりたいくらいだ。
そんなピーマンどもは何人束になって挑んできても一蹴だ
笑止千万のご用心と告げておこう。

「次回の予告です
ススキノのファンステージで再びドラムのハルさんをお迎えします
もしよろしければ遊びにきてください
インスタグラムもやっていますよ
それでは最後に短い曲をやって終わりたいと思います
今日はありがとうございました!!」
メインテーマのショートバージョンで幕引き
イントロでホッキー2がアイコンタクトを送る
トドメとばかり一気呵成に観客を狙い撃ち。
強引なまで軽快にスイングするパートは圧巻だ
もう本当にこの曲で終わりなのかい
残念でならないよ
スモークもモクモクと漂いはじめた
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディングで、堂々のフィナーレを迎えた。

「WOW!!」
真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ秘密兵器を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンド。

****お疲れ様でした!!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
膨大な賛辞をたまわりつつ上機嫌。
5人も長丁場のイベントを堪能していましたよ。
とっても勉強熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))


これにて終了の大団円でした。

多少のトラブルはあったけど、ニューメンバー達のステージとは思えないほどに完成度の高いパフォーマンスでしたよ。

今後の成長を温かく見守っていきましょう。

だってこんなにもユニークで難しいバンドってそうそういないよ。
これだけの壮大なるプログラムを組む作業は大変だったと思うよ
あれだけのレパートリーを30分にまとめ上げるんだからね
ふんだんにリスペクトも込めて。
あちこちに血と汗と涙の結晶が散りばめられている。
努力は決して裏切らないということを身をもって実証してくれた

そこいらじゅうにゴロゴロ転がっているユルユルバンドとは一線を画すこだわりをずっと貫いてほしいものだ。

 
仕掛人シュウ君はこの次、また何をやらかしてくれるのかな!?
一体全体どれほどの引き出しをもっているのだろうか・・・?
いやはやなんとも、素敵な空間を堪能させてもらったわい
しばらく余韻に浸っていよう

 ****オオトリのライブレポートは後ほど・・・・・・
沖縄テイスト満載だからよろしくね****


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Chicago いかした彼女  along comes a woman

2024-04-14 08:33:07 | CHICAGO
Chicago最大のヒットアルバム「Chicago17」
プロデューサーはもちろんデビットフォスターだ
彼曰く「ちょっとオーバープロデュースだった…」と反省の弁を述べてはいたけど文句無しに素晴らしい内容
彼にとっても正に黄金期

ゲストミュージシャンも超豪華

妥協なく厳選されただけに当然一切捨て曲は無し

11年ぶりに実現した1984年4度目の感動の来日公演
まだ未発表だったステイ・ザ・ナイトは正直な話なんとなく野暮ったいアレンジ展開でファンの間でも不評だった
ところがアルバムからのファーストシングルとして改めて聞いたステイ・ザ・ナイトにビックリ
あまりにも洗練されたサウンド
さすがですなあ
因みにこの曲をはじめ17からは4枚もの大ヒットが生まれた

この「いかした彼女」は第四弾シングル
シングルを聞いたらイントロから斬新なリミックスが施されていて良い意味でぶっ飛びましたよ
ギターのカッティングが特にカッコイイ

時代はMTV全盛期だけにChicagoもプロモーションビデオを数多く製作
この曲のPVも中々に凝った力作
主役はピーター
全編白黒画像で序盤はインディジョーンズ、後半はカサブランカへのオマージュがふんだんに盛り込まれている
Chicagoはクラブバンドメンバーとしての出演
ピーターはオーナー役だからウッドベースのプレイヤーは別人だ

ところがこの後ピーターはChicagoを正式に脱退
実質的にはピーター在籍時のラストシングルとなってしまった…
(あのUSAフォー・アフリカのアルバムにChicagoが提供した未発表曲グッド・フォー・ナッシングが正式なラスト音源)
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chicago with the notre dame marching band/the greatest halftime show DVD

2024-04-14 07:25:17 | CHICAGO
これは門外不出の一枚
Chicagoが2006年アメリカンフットボールハーフタイムショーでノートルダムマーチングバンドと共演した際の貴重な作品
インタビュー、リハーサル、ラジオ番組出演なども含む
例の壮大なるフォーメーションであのChicagoロゴや曲に合わせて25or6to4 文字までをも描く
さすがだなあ
観てみたい
このDVDはアメリカ盤としてライノからリリースしているからブートではありませんよ

この後Chicagoはメンバーチェンジを経てノートルダムマーチングバンドと5年前にも再共演が実現しています
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