robert lamm TIME CHILL a retrospective CD

アメリカが世界に誇る国民的ロックバンド、シカゴ を１９６７年の結成から５０年にわたり常に先頭で牽引してきた中心メンバー、ロバートラムは良質なソロアルバムを７０年代から数多く発表してきました。
それらをまとめたベストアルバムを数年前から企画。遂に今年の6月2日リリースされました。タイトルは、
「TIME CHILL a retrospective」
日本未発売ですが…。
15曲入り。うち5曲は未発表曲というのがファンにとってはとても嬉しい！
ただ残念なのは契約の関係なのか初期作品数枚や、ライブアルバムからの曲が収録されていない事。
しかし賛否別れたボサノバのアルバム、ベックリー ラム ウィルソンによる伝説プロジェクト「ライク ア ブラザー」からの選曲は特筆すべき点。
もちろんシカゴ のメンバー達も客演していますよ。
楽曲内容はシカゴ にとって合わないものや、クラブ系、打ち込みサウンド、ロバート自身がプライベートでリラックスしてやりたいモノを自由気ままにセレクトしました感あり。
でもさすがロバート。
ビッシリと詰め込まれボビーミュージックは永遠に不滅の極上メロディばかり。
面白いところではシカゴ のブラスロック名曲「一体、現実を把握している者はいるだろうか？」のお洒落なリミックスバージョンや、ボビーヘブのスタンダード「サニー」を取り上げている事。(共に未発表)
ロバートラムのスィートボイスを聞いていると、いつまでも貪欲で勉強熱心、真面目でロマンチストなんだなあ、なんて思えてきちゃいます。
あちこちに実験的な要素をサラッとまぶしながらも、単なるAOR盤に終始する事なく唯一無二の才能を本人も楽しんでいるよう。
だって初期シカゴ のあらゆるジャンルの名曲のほとんどを生み出したのはロバートラムなんですからね。当たり前と言えば当たり前。
ミスター シカゴ はロバートラム‼️