シカゴ19は完成度の高い楽曲が数多く収録されていますが、そこからの第2弾シングルが「ルック・アウェイ」
1988年レコーディング、同年の9月24日リリース。3:59(CHR MIX)
作者はまた外部のライターを起用。ヒットメーカーのダイアン・ウォーレンが担当しています。
プロデュースはロン・ネヴィソン。
「19」からは5曲のシングルヒットが生まれていますが、この曲はシカゴにとって3曲目の全米ナンバー1(12月10日)に輝きました。
しかも2週連続ですよ。
更には1989年の年間総合チャートにおいても1位を獲得。
バンドにとって最も成功したシングルとなりました。
それまでのソフトロック路線から、パワーバラードにシフトチェンジ。
この頃のシカゴはアルバムセールスにはちょっと陰りが出てきていましたが、ことシングルに関しましては、チャートアクション的に黄金期真っ只中。
相変わらずホーンセクションは抑え目の展開ではありますが、リードボーカルのビル・チャンプリンが表現力豊かに切々と切なくも女々しい男心を力強く歌い上げています。
ハイノートリードボーカリスト(ピーターセテラ)ではない曲での1位はこれが初。
歌詞の内容は、別れた恋人から新しい恋人ができた!との連絡が届き、それを受けた男の複雑な心境を綴っています。
作者ダイアンの友人が実際に経験したエピソードが元ネタだそうです。
ちなみに1995年の札幌公演ではビルがアンプラグドでこの曲を披露。
しかし、彼が脱退した後のシカゴではあまりコンサートでは取り上げられなくなりました、残念・・・。
プロモーション・ビデオも、もちろん製作されています。
写真のEPはアメリカ盤。
ジャケットは「19」そのままのデザインを使用。
B面も「19」から「COME IN FROM THE NIGHT」
4:39
プロデュースはチャス・サンフォード。
作者はビル・チャンプリンとブルース・ガイチ。
ブルースはマドンナ「ラ・イスラ・ボニータ」の大ヒットで名を上げた実力派ギタリスト。ソロアルバムも多数発表。
シカゴのジャズ・スタンダード・カバー・アルバム「ナイト&ディ」でも大きく貢献。
ピーターのステージでも重要な役割を担っています。
もちろん、来日公演にも必ず帯同しています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます