ロウダウンの日本語バージョンを紹介しましたが、シカゴ・サイドからの強い要望により第2弾の日本語シングルが発表されました。
それがデビュー曲の再発売に連動しての特別企画「クエスチョンズ67&68」(3:28)
ブラス・ロック全盛期のシカゴが人気最高潮の時に吹き込まれた、こちらのシングルも当時、かなりの話題になりました。
訳詩は片桐和子さん。
数多くの作詞も手がけている方ですが、もっとも有名な曲といえばヘドバ&ダビデの「ナオミの夢」でしょう。
「クエスチョンズ・・・」が初シングルの際には不発に終わりました。(1969年7月3日、全米71位。B面はリッスン)
再リリースに伴いB面は「空想の色(5:01)」に差し替え、1971年9月16日、全米24位に上るスマッシュ・ヒットとなりました。
「長い夜」と並び、初期シカゴの代名詞とも言える名曲であります。
この曲でシカゴをダイレクトに知り虜になったロック小僧は計り知れず(この私もその中の一人。連日ガンガンにラジオで流れて洋楽ヒットチャートにでも暴れまわっていました)。
なんといってもこの1971年はシカゴ初来日の年。
日本独自のシングル「流血の日」を1月にリリース、この「Q67&68日本語」まで実にこの年、7枚ものEPを発売しています(日本のみ)
それだけ絶大な人気を誇っていたという証でもありますね。
ちなみに「ロウダウン」の日本語は丸々歌われていますが「Q67&68」の日本語のEPは2番目をカットしています。(イントロもカット)
でもちゃんと歌詞カードには2番も書き込みされていて*マーク付きで「この部分はレコードでは歌われていません」の注釈入り。
その後、日本独占企画盤ベスト「ハート・オブ・シカゴ」で遂に初CD化されました。
LPには一度もスタジオ・テイクは収録されていませんが「ライブ・イン・ジャパン」でピーターがたどたどしい日本語で歌っている微笑ましい音源を聞くことができます。
我等STAでもシカゴに敬意を込めてライブでは必ず英語と日本語の歌詞を織り交ぜて披露しています。
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