ガンガンにロックばかり聞きまくっていた頃、ある女性からスタイルカウンシルを教えてもらった
「あのジャムのポールウェラーが結成したバンドだろう」
でも単純な俺は途端に気に入ってしまった!
こんなオシャレな洋楽もいいね、と。
すると今度は彼女のフェヴァリットアルバム「チェットベイカー・シングス」を勧められた
これ一枚でそれまでの激しい鬩ぎ合いアドリブ合戦JAZZのイメージが一転した
マイルス並みに少ない音数で直感的に吹き込まれる抒情的なトランペット
アンニュイで中性的な囁き型のボーカル
因みにマイルスとチェットは仲良しだったらしい
チェットはほとんど理論を知らなく感覚で表現しても尚マイルスらを凌ぐ人気を獲得
「お○まの歌声」と言われたら大激怒したそうだ
更に「JAZZ界のジェームズディーン」と言われただけに超イケメン
でもね、当時のJAZZミュージシャン達に付き纏ったドラッグにチェットも初期の段階から蝕まれていた
度重なる逮捕で、既にチェットはジャンキーとして有名だったらしい
遂に来日公演も実現した矢先、自ら命を絶ってしまう
晩年は年齢以上にやつれていたもんなあ…
孤高の天才の末路は悲しい経過に
チェットを教えてくれた女性と共に死を悼んだ
このDVDは謎の死を遂げた伝説のJAZZプレイヤー、チェット最期の数日間に焦点を絞った野心作
代表作品が次々に流れる中、ほぼ夜のノワールな映像世界で網羅
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