世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

みんなそう

2010年01月03日 | 苦境
暇で暇で、

お客さんがサッパリで、


売り上げが落ちてしまって・・・。



そう言うと、


「みんなそうですよ」


と、決まって返事が返ってくる。



これは、励ましなのか慰めなのか。


だからどうだというのか。



みんなそうだから、イイじゃないですか。

みんなそうだから仕方がない。

お宅ばっかり贅沢言うんじゃないですよ。


そのすべてを内包している決まり言葉、かもしれない。





そうなんだ、

ナ~ンダ、うちだけじゃなかったんだ。

みーんなそうなら、仕方がないナ~。


そう言って(思って)安心する?

または、諦める?



どことなく、ホッとする。

これが、農耕民族の性(さが)なんだろう。



だけど、これでは何の回答にもなっていない。

どこにも解決策がナイ。



それは困りましたね、

何とかしないといけませんね。


どうしますか?


などとは絶対に聞かない。




「儲かりまっか?」

「ボチボチでんな(儲かっていることを表す常套句)」

大阪でも聞かなくなったという。

今では懐かしい会話風景、

もう、死語になってしまったのか。




赤字決算、みんなで出せば怖くない?

だが、潰れるときは一人きり。


儲け話には乗っても、

貧乏話には関わりたくはないのが人情だろう。



世間は冷たく、

経営者とは孤独なものよ。

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