世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

最高齢のゲスト

2011年07月19日 | 仕事
今まで宿泊にこられたお客様の中では


87歳が最高だった。




それは


「ドゥリーミン カントリー」 の宿泊者だった。




今回は



「ドゥリーミン カントリー」 でなく



「フリートーク」 のお客さまだ。





御歳91歳の男性のお客様が来られた。



しかも


たった一人で。




歩いて。



介添えもなしに。




矍鑠(かくしゃく)としておられる。





「フリートーク」 のことを


人から聞いて



わざわざ来てくださったそうだ。





そして


ナント

英語で、


訥々としゃべる。




もちろん日本人である。






さらに

驚くことに


数日前


シンガポール旅行から帰ったばかりという。





そのシンガポールの旅での出来事、



そして



文化や慣習の違いに驚嘆されたことを

英語で説明してくださった。




とぎれとぎれの英語だったが


その語り口の感覚が


新鮮で

若々しい。




「旅は健康と若さの源」


というボクの持論を


証明しているかのようだ。






実に

うれしそうにしゃべられる


ご老人の話を聞きながら


ボクは



30年後の自分の姿を想像していた。





もし


生きているなら




こうして旅を続けているだろう。


そして


得意げに、


嬉しげに


楽しげに


旅の話を語って聞かせているだろう。








それは不思議な光景だった。



そのご老人は



まるで30年先の未来からやってきた



自分ではないかとさえ


ボクに思わせたからだ。





アー、

これだけでも


「フリートーク」 をオープンした意味があった。




「出会いの場」、


「新しい世界への入り口」




の役割をしっかり果たせていることを実感する。