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世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

日本人からアジア人へ

2013年01月16日 | 国際
あなたは何人(なにじん)ですか?

と聞かれたら何と答えますか?


日本人だったら、日本人と答えるでしょう。

国単位で答えるとそうなる。

だが、世界を地域に分けた時、どうなるか。


アメリカ人といえばアメリカ合衆国をさすが

広範囲には北米、中米、ァリブ諸国、南米を含めて彼らはすべてアメリカ人といえるかもしれない。

中米以南は正確にはラテンアメリカ人だが。


もう少しわかりやすいのは、

ヨーロッパ人という場合だろう。

大体40か国ほどある。


あるいは、アフリカ人という場合もそうだ。

アフリカには50か国以上がある。


アジアはどうだろう、40か国ある。

東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジアを全部含める。


サッカーのワールドカップのアジア予選(43か国)を考えるとうなずけるだろう。

これには旧ソ連も入っている。


ちなみにFIFA(国際サッカー連盟)に加入している国・地域数は208だ。




日本人がヨーロッパ人とかアフリカ人とか十把一絡げに言うように、

アメリカ人やヨーロッパ人から見ると日本人はアジア人の範疇に入る。


肌の色からも、白人、黒人、黄色人種と分ける。



――――――――――――――――――――――――――

これからなるべく日本人は、アジア人という意識を持って考えるべきだ。


日本という小さな殻から抜け出して、

もっと広範囲に視野を広げて物事を解釈すべき時代に入っている。


つまり、アジアの一員として物事を見れば

違ったか角度からいろんな可能性が見えてくるはずだ。





             アジア地図


フィリピンで手に入れたアジアマップを見ていると

アジアって横にだだっ広いナーって思えてくる。

そして、日本はいつだって東の端。


マレーシアの元首相マハティールは、

”Look East” と言って日本を見習ってきた。

残念だが、今の日本にその面影はない、という。


今、日本は "Look West" といってもかつての欧米のことではなく、

韓国をはじめとする急成長を遂げるアジア諸国に謙虚に学ばなければならない。


――――――――――――――――――――――――――


日本人という代わりに

九州人とか熊本人という場合もある。

ローカル色を強く打ち出す時だ。


熊本人を日本人、

九州人を東アジア人、

日本人をアジア人と考えたらどうか。



それだけでも意識が変わり、視野が広がる。


そして、近い将来、我々はすべて「地球人」と名乗るのが当たり前になるだろう。



【補足】

今日からの安倍首相はベトナム・タイ・インドネシア3カ国を歴訪する。


これは、安倍政権の東南アジア重視の姿勢の表れである。

当然、米国のアジア太平洋重視戦略を補完し、

中国に対するバランサー的役割を担う意味を持つ。


それ以前に、麻生太郎副総理のミャンマー訪問、

岸田文雄外相のフィリピンなど4カ国歴訪は済まされている。


訪米日程の遅れという事情があったにせよ、

アジアの雄(?)である日本の首相が

最初の外遊先に東南アジアを選んだのは賢明な選択といえる。


同時に

安倍政権の波状的な東南アジア外交は、オバマ米政権のそれをほうふつさせ、

米国と足並みをそろえ中国に対処する意思の表れに他ならない。





【参考資料】


世界の国の地域別国数



the countries of the world(196)

  1 2 3 4 5 6 7
地域 アジア 大洋州 アフリカ 欧州 旧ソ連 北中米 南米 Total  


40 14 54 41 12 23 12 196



《白人:35%》
65億人×35%=約22億7500万人

《黄色人種:25%》
65億人×25%=約16億2500万人

《黒人25%》
同上なので、約16.25億人

《ヒスパニック・ネイティブアメリカン(インディアン等)》15%
65億人×15%=約9億7500万人