【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【転載と私見】訂正版:新型肺炎はカナダで作られた?2つの有力説を検証してわかった生物兵器説より恐ろしい事態=高島康司著

2020-02-25 21:47:51 | 転載と私見

❶ 拡散する疑惑。生物兵器説が出回ることで得するのは誰なのか…?

『「コロナウイルス Made in China」?』


新型コロナウイルスによる感染の拡大が止まらない。全世界での感染者数は2万600人を超え、前日の約1万7,000人から増えた。厚生労働省は4日、日本国内で確認された新型コロナウイルスの感染症例が新たに3人増え、計23人になったと発表した(※原稿執筆時点:2020年2月6日)。一方、2月4日、「世界保健機関(WHO)」の緊急委員会の疫学者は、684人が新型ウイルス感染から回復したと述べた。「WHO」によれば、新型ウイルスによる死者は少なくとも560人に達したという。現在、重症例は13.6%、致死率は2.1%だ。1918年から19年に流行し、全世界で5000万人が死亡したとされる「スペインかぜ」とほぼ同じ致死率だ。そうしたなか、各地で中国人、ひいては東洋人全般に対する差別的言動が広がっている。新型コロナウイルスにかこつけて、中国人、ひいては東洋人全般に対する差別的行為だ。ドイツでは、大手誌「シュピーゲル」が、真っ赤なケープにガスマスクを身につけた東洋人男性の写真と「コロナウイルス Made in China」というタイトルの扇情的なカバーを使用し、グローバリゼーションの進展による中国人旅行客の拡大が、蔓延の背景にあると主張した。

❷ 世界経済に深刻なダメージ

他方、経済への影響も深刻だ。ほぼ世界中が日々、同ウイルスの影響を痛感している。航空便の運航は停止され、サプライチェーンは混乱。需要の減退と物価の下落は、東南アジアや南米などの新興市場の経済成長の押し下げ圧力になると予想される。春節の連休は通常1週間だが、今年は帰省ラッシュによる感染拡大を回避するために3日間延長されて2日までとなっていた。そのため名目上は各企業とも3日から営業を再開する予定だったが、ほぼ全ての地域では少なくとも9日まで休暇が延長されており、学校や大学の再開はさらに遅くなる見通しだ。感染の中心になっている武漢は、中国の製造業の中心地のひとつで、特に自動車産業やIT関連産業が集積している。こうした産業のグローバルなサプライチェーンの中核になっているのが武漢だ。ウイルス蔓延による春節休暇の延長で工場が一斉に休業しているため、韓国や日本の自動車産業でも影響が出ている。部品調達が困難になりつつある。エコノミストの予測によると、中国の2020年のGDP成長率が最終的に2019年の6%とさほど変わらなかったとしても、第1四半期の成長率は大幅に下落するだろうという。下手をすると4%台後半の成長率もあり得るとしている。

これが、2020年の世界経済を大きく減速させる最大の要因になる可能性すら指摘されている。

❸専門家の証言

こうした情報だが、これは他の専門家によっても同じような内容が確認されているので、信頼できる情報としてすごい勢いで拡散している。
その専門家とは、フランシス・ボイル博士だ。ボイル博士はイリノイ大学法学部の教授で、生物兵器を禁止した1989年の「生物兵器反テロ法」をまとめた人物のひとりだ。ボイル博士によると、中国は間違いなく生物兵器を開発しており、「WHO」もそれを知っていることは私は分かっているという。さらに、カナダの「国立微生物学研究所(NML)」からコロナウイルスが武漢に運ばれて使われたという情報もおそらく事実だろうとした。
ネットラジオのインタビューでボイル博士はこのように発言したため、中国のエージェントである邱香果博士とそのチームによって新型コロナウイルスが「武漢ウイルス研究所」に運ばれたという情報は信憑性を増し、すごい勢いで拡散している。

❹ 果たしてこの情報は本当か?

先のカイル・バスがこの情報を投稿した後、陰謀系も含め、あらゆる情報を紹介している「ゼロヘッジ」に紹介された。その後、さらに詳しい情報が加えられ、インドを中心とした地政学のオンラインメディア、「グレートゲームインディア(GreatGameIndia)」でまとまった記事となり、さらに拡散した。このサイトはインドが地域覇権国となることを主張するナショナリスティックなサイトだ。パキスタンと中国に対する敵愾心が強い。
筆者はこの情報の信憑性を知りたかったので、調べて見た。そうしたときに頼りになるのが、「ファクトチェックドットオルグ」というサイトだ。ここは中立の立場から、拡散している情報を片っ端から調べるサイトだ。メールなどでソースを取材し、情報の信憑性を確認している。新型コロナウイルスがカナダから武漢に中国人科学者の手によって運ばれたという情報もチェックの対象になっていた。
まず分かったことは、カナダの「国立微生物学研究所(NML)」に聞いてみたところ、邱香果博士は解任されておらず、同研究所に在籍しているという事実だった。
ただ、「王立カナダ騎馬警察」に確認したところ、邱香果博士を取り調べたことはあるという。だが理由はプライバシーにかかわる私的なもので、コロナウイルスとはまったく関係がないということだった。
さらに「国立微生物学研究所(NML)」から武漢にコロナウイルスが邱香果博士の手によって運ばれた件だが、たしかに2019年8月に「カナダ国営放送」は、「国立微生物学研究所(NML)」から北京の研究所にエボラウイルスとヘニパウイルスの2つが、3月に輸送されたことを報じた。ただこの輸送には、邱香果博士はまったくかかわっていなかった。これは、カナダ保健当局の規制を順守した合法的な輸送だった。
また「カナダ放送協会」の報道によると、邱香果博士は著名なウイルス学者なので、「武漢ウイルス研究所」をはじめ、「中国科学院」、「天心大学」、「中国医学科学院」、「北京理工大学」、さらに「中国ウイルス学会」や「WHO」の主催する国際会議で講演を行っているという。
どうもこれが実際に起こったことのようだ。
これを見ると、カイル・バスがツイートで拡散した情報は、邱香果博士が私的な理由で「王立カナダ騎馬警察」の取り調べたを受けたこと、そして「国立微生物学研究所(NML)」が北京の研究所にエボラウイルスなどを送ったこと、さらに邱香果博士が「武漢ウイルス研究所」で講演をしたことという、相互に関係がない3つの出来事を一緒にして「創作されたストーリー」であったことになる。
これを拡散したカイル・バスは、スティーブン・バノンと行動をともにする徹底した反中国活動家の一人だし、この情報の拡散に貢献した「グレートゲームインディア」も、中国に敵愾心を燃やすインドナショナリズムのメディアだ。
そのように見ると、新型コロナウイルスは中国の生物兵器であるに違いないという強い思い込みから、3つの出来事を一緒くたんにしたシナリオができあがり、それが拡散したものと思われる。

❺ 拡散する疑惑

そうした状況で、あいかわらずネットでは新型コロナウイルスの起源に関する疑惑が拡散している。さすがに当メルマガで前回ご紹介したビル・ゲイツ犯人説のような根拠が怪しい説は消え去ったものの、それとは異なる説が拡散している。
それらには、具体的な根拠となる事実があるように見えるものもいくつかある。
今回はそうしたもので、比較的に信用されているものを2つ紹介する。それらはすでに日本でも有名ブロクなどで紹介されているので、知っている読者も多いかもしれないが、この記事では、そうした情報の根拠を確かめるファクトチェックを行うことにする。
意外な事実が見えてくる。

❻ 新型コロナウイルスは人工的に組成?

最初は、今回の新型コロナウイルスが人工的に組成された可能性を示唆した論文の発表である。
1月30日、現在武漢をはじめ感染が拡大している新型コロナウイルスから、自然界には通常存在し得ない「不自然な組成」を発見したとの論文が、プレプリントサーバ「bioRxiv」に投稿された。投稿したのは、インド、ニューデリーの研究者らである。以下が論文の題名だ。
「Uncanny similarity of unique inserts in the 2019-nCoV spike protein to HIV-1 gp120 and Gag」
普通、科学論文が発表される場合、同じ分野の研究者による査読が条件となるが、「bioRxiv」サーバーは、生化学の分野で査読される以前の、いわば未完成の論文を自由に投稿できるサーバーだ。「コールドスプリング・ハーバー研究所」という機関が運営しており、科学的な発見をすぐに発表できるサイトとして活用されている。
この論文によると、現在流行している新型コロナウイルスを、同じ祖先をもつ「SARS」のコロナウイルスと比較すると、他のコロナウイルスには存在しない4種のアミノ酸残基の配列が見られたという。普通、短期間でこのような突然変異は見られないという。そして、この変異した配列が、人に感染した際のウイルスの生存率と感染力を増大させ、また、宿主の範囲も増やした可能性もあるとも指摘した。
そして、この論文が注目されたのは、この変異した配列が、「ヒト免疫不全症候群(HIV)」と一致していたということだった。論文の著者は、これは「自然界で偶然、起こるとは考えにくい」と述べ、今回の新型コロナウイルスが、実は人工的に組成された可能性があることを匂わせた。

❼ 批判と論文の撤去

前回の記事でも紹介したように、今回の新型コロナウイルスは中国が開発した生物兵器ではないのかとの疑念があったため、この論文はそれを裏付けるものとして受け取られ、一気に拡散した。
しかし、これが科学論文であったため、多くの医学者や研究者から批判があった。
そうした批判には研究の手法に疑問を呈したもののほか、たとえ「ヒト免疫不全症候群(HIV)」と一致した4種のアミノ酸残基の配列があったとしても、これが自然な突然変異ではないと結論づける根拠はまったく提示されていないという批判が多かった。
つまり、突然変異ではないことが証明されていないので、意図的に作られたかもしれないという論文の主張は成立しないということだ。
論文の思わぬ拡散とこうした批判を受け、2月2日、論文の著者はこれをサーバーから撤去した。また、ジャワハルラルネルー大学分子医学特別センター准教授のアナンド・ランガナタン氏は、中国が新型コロナウイルスの組成に関与していたのではないかとするコメントをツイッターにしたが、これも削除した。
こうした経緯で論文とツイートが削除されたので、論文の信憑性にも疑問が出ている。
しかし、この未証明の論文の拡散は止まっておらず、あたかも新型コロナウイルスが中国の生物兵器であることの動かぬ証拠としてネットでは拡散している。

❽ 否定はできないが、証拠も不十分

筆者は、新型コロナウイルスが生物兵器である可能性は否定できないと思っている。しかし、この論文だけではその証拠としては十分ではないだろう。
事実、「bioRxiv」サーバーには現在多くの新型コロナウイルスに関する論文のが投稿されているものの、それらは査読を受けていないので、なんらかの結論が出たものと解釈したり、臨床実践などに用いたり、メディア等で取り上げるべきではないという注意喚起が、同サーバーではなされている。
やはり感染者の広がりのパターンを見ると、野生動物の肉などを売っていた「武漢海鮮市場」から感染は拡大している。また、コウモリが持つコロナウイルスと今回のウイルスが96%一致していることから、コウモリから感染して「武漢海鮮市場」で売られていた野生動物が感染源になった可能性が一番大きいようだ。

❾ 新型コロナウイルスはカナダから運ばれた?

次に、いますごい勢いで拡散しているのが、今回の新型コロナウイルスはカナダの研究所から中国のエージェントによって武漢に運ばれ、リークされたものであるという情報だ。
これは、有名なヘッジファンドのマネージャーで、日本国債の先物売りを仕掛けながらも何度も失敗しているカイル・バスという人物の行ったツイートが情報源だ。
ちなみにカイル・バスは、ホワイトハウスの元主席戦略官であったスティーブ・バノン、そして中国の不動産王でいま中国の反政府活動を主導しているマイルス・クワークと一緒に、中国共産党を打倒する運動を中国国外から行っている。
その情報によると、今回の新型コロナウイルスは、カナダ、ウィニペッグにある「国立微生物学研究所(NML)」から「武漢ウイルス研究所(正式名称は「中国科学院武漢防毒研究所」)」に中国のエージェントと思われる人物によって運ばれ、そこからウイルスが漏洩したとする情報だ。
2012年にサウジアラビアで「MERS」の感染の拡大があった。2013年にカナダの「国立微生物学研究所(NML)」は、オランダの研究機関から研究用としてこのコロナウイルスを分けてもらった。その後、「国立微生物学研究所(NML)」では数年にわたりこのコロナウイルスの培養と研究が行われた。
しかし、2019年3月、コロナウイルスは何物かの手によって運び出され、「武漢ウイルス研究所」に送られた。運び出した人物は、邱香果博士(Dr. Xiangguo Qiu)とその夫でやはりウイルス学者の成克定博士(Keding Chang)であった。
ちなみに邱香果博士は、同研究所の「ワクチン開発と抗ウイルス治療部門」の責任者である。邱香果博士は、2017年から18年の1年間で少なくとも5回、「武漢ウイルス研究所」を訪れている。こうした経緯で運ばれた新型コロナウイルスが、意図的にか、またはなんらかの事故で武漢で漏洩して、いま感染を広げているという。
中国共産党は、生物兵器の開発のみならず、これを脳科学、スーパーコンピューター、そしてAIなど最先端技術と融合する新技術を開発している。2016年に「中央軍事委員会」は、こうした新しいコンセプトの技術開発のプロジェクトに資金を提供している。邱香果博士とその夫、そして彼らと協力した数名の中国人科学者は、生物兵器の開発を急ぐ中国政府のエージェントであるのではないかという。
現在、邱香果博士とその夫は「王立カナダ騎馬警察(カナダの警察)」によって逮捕されている。「ワクチン開発と抗ウイルス治療部門」の責任者を解任され、また、「国立微生物学研究所(NML)」も解雇された。

❿ これは生物兵器か?もっと驚くべき事態

では、こうした情報が否定されたのであれば、新型コロナウイルスはやはり自然に発生したもので、生物兵器ではないと断言することはできるのだろうか?
筆者はそうは思わない。中国が作ったにせよ、アメリカが作って中国に仕掛けたものであるにせよ、はっきりした証拠はないものの、やはりこれが兵器である可能性は、まだ完全には否定できないように思う。
ただ、いまネットで拡散している情報には、はっきりした根拠がないというだけだ。
しかし、このように情報をファクトチェックしながら追うと、生物兵器説よりももっと恐るべき事態が進行しているのが見えてくる。
おそらく、今回の新型コロナウイルスの蔓延で、現代の社会機構の一部が根本的に変化してしまう可能性がある。これは次回に書くことにする。(MONEY VOICE)

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【私見】
 新型ウイルスによる肺炎は、容易ならざる状態を呈している。ここでは、医学的、医療政策など危機的事態に立ち向かうスタンスから、「なぜこのような不自然な異常なウイルス蔓延に至ったのか?」の一点に絞って、評論を転載した。
 もとより医学的に素人の私に、これが断定的な結論だ、というような言説はわからない。いくつもの見解にひとつひとつ庶民として、素朴な疑問を解いていきたい。そのような考えが転載の動機である。


沖縄県夏の県議選~会派別・地域別一覧~及び補足記事   櫻井 智志

2020-02-21 18:51:27 | 政治・文化・社会評論
【序】
 沖縄県の県議会議員選挙が、5月29日告示、6月7日投票で実施される。この選挙では、金城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力が確かな議席数を確保することが重要である。
 以下に現在の県議の実際を、会派別・地域別で整理して参考になるよう沖縄県議会の公式発表をもとに提示したい。

写真:しんぶん赤旗記事「とぐち県議事務所開き 沖縄県議選 新基地断念へさらに 赤嶺氏が訴え」転載


【第一部】会派別

❶沖縄・自民党(14議席)
➀大浜 一郎/石垣市 
➁具志堅 透/国頭郡 
➂座喜味 一幸/宮古島市 
④座波 一/島尻・南城市
⑤島袋 大/豊見城市 
⑥新垣 新/糸満市 
➆末松 文信/名護市  
➇照屋守之/うるま市
➈中川 京貴/中頭郡
➉仲田 弘毅/うるま市
⑪西銘 啓史郎/那覇市・南部離島
⑫花城 大輔/沖縄市
⑬又吉 清義/宜野湾市
⑭山川 典二/那覇市・南部離島

❷社民・社大・結連合 (11議席)
➀大城 一馬/島尻・南城市
➁亀濱 玲子/宮古市
➂狩又 信子/那覇市・南部離島
④崎山 嗣幸/那覇市・南部離島
⑤新里 米吉(議長)/中頭郡
⑥次呂久 成崇/石垣市
➆照屋 大河/うるま市
➇当山 勝利/浦添市
➈仲宗根 悟/中頭郡
➉比嘉 京子/那覇市・南部離島
⑪宮城 一郎/宜野湾市

❸おきなわ ( 8 )
➀赤嶺 昇(副議長)/浦添市
➁新垣 光栄/中頭郡
➂新垣 清涼/宜野湾市
④上原 正次/糸満市
⑤親川 敬/名護市
⑥瑞慶覧 功/中頭郡
➆平良 昭一/国頭郡
➇玉城 満/沖縄市

❹日本共産党 ( 6 )
➀嘉陽 宗儀/沖縄市
➁瀬長 美佐雄/豊見城市
➂玉城 武光/島尻・南城市
④渡久地 修/那覇市・南部離島
⑤西銘 純恵/浦添市
⑥比嘉 瑞己/那覇市・南部離島

❺公明党 ( 4 )
➀糸洲 朝則/那覇市・南部離島
➁上原 章/那覇市・南部離島
➂金城 勉/沖縄市
④金城 泰邦/浦添市

❻無所属の会 ( 2 )
➀大城 憲幸/島尻・南城市
②當間 盛夫/那覇市・南部離島

❼無所属(1)
➀山内 末子/うるま市

【第二部】地域別
❶名護市2
➀おきなわ
②沖縄・自民党

❷うるま市4
➀社民・社大・結連合
②沖縄・自民党
➂沖縄・自民党
④無所属

❸沖縄市4
➀日本共産党 嘉陽 宗儀
②公明党
➂おきなわ
④沖縄・自民党

❹宜野湾市
➀おきなわ
②沖縄・自民党
➂社民・社大・結連合

❺浦添市4
➀おきなわ
②公明党
➂社民・社大・結連合
④日本共産党 西銘 純恵

❻沖縄・南部離島10
➀公明党
②公明党
➂社民・社大・結連合
④社民・社大・結連合
⑤無所属の会
⑥日本共産党 渡久地 修
⑦沖縄・自民党
⑧社民・社大・結連合
➈日本共産党 比嘉 瑞己
➉沖縄・自民党

❼豊見城市2
➀沖縄・自民党
②日本共産党 瀬長 美佐雄

❽島尻・南城市4
➀社民・社大・結連合
②無所属の会
➂沖縄・自民党
④日本共産党 玉城 武光

❾糸満市2
➀おきなわ
②沖縄・自民党

❿宮古島市2
➀社民・社大・結連合
②沖縄・自民党

⓫石垣市2
➀沖縄・自民党
②社民・社大・結連合

⓬国頭群2
➀沖縄・自民党
②おきなわ

⓭中頭郡5
➀おきなわ
②社民・社大・結連合
➂おきなわ
④沖縄・自民党
⑤社民・社大・結連合
 
Ⅲ:2020年の現状 琉球新報(以下は有料記事部分は掲載していません)
オール沖縄 衆院候補者選考 政党間で駆け引き激化 2区と4区、作業長期化も
2020年1月6日 10:47
 今年の冒頭あるいは東京五輪後の衆院解散がささやかれる中、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力は2019年内に結論を出せず、週明け6日以降、候補者選考を再開する。選考では、社民や共産、立民、県議会会派のおきなわなどの間での駆け引きは激しさを増しており、今後の情勢次第では政党間や党内の関係にも影を落としそうだ。さらに、立民が呼び掛けている国民民主と社民との合流を巡っても、6月の県議選に向けて影響が出始めており、「オール沖縄」勢力は立民を中心に新たな局面を迎えている。

Ⅳ:地域政党「おきなわ」~沖縄タイムスが報道した「おきなわ」の様子
沖縄タイムス+プラス ニュース
沖縄県知事選:与党会派おきなわ、翁長氏再選へ新グループ 経済界など再結集狙う
2018年5月14日 07:42
 沖縄県議会与党会派の「おきなわ」が、今秋実施予定の知事選で翁長雄志氏の再選を目指し、保守中道の市町村議員や企業などで構成する新たなグループを月内に立ち上げることが13日までに分かった。翁長氏支援を表明している金秀、かりゆしの両グループも賛同しており、革新系や労働組合との連携により、翁長氏再選に向けた体制の再構築を図るのが狙いだ。
 グループの名称は「翁長知事を支える政治・経済懇話会」で、翁長氏を支持する企業や保守中道を中心とした県議や市町村議員、市町村長らで構成する。
 金秀、かりゆしは、県民投票の考え方の違いや特定の政党色が強くなったことを理由に、政党や労組、企業、市民団体などでつくる「オール沖縄会議」から離脱している。懇話会は、こうした企業などの「受け皿」となり、翁長氏再選へ向けた勢力の再結集を図る狙いがある。関係者によると、入院中の翁長氏も歓迎の意思を示しているという。
 13日には沖縄市内で初会合を開き、金秀、かりゆしや沖縄ハム総合食品など約15社のほか、一部の市町村長や市町村議員ら計50人超が参加。関係者によると、4年前の知事選で翁長氏を支援しなかった企業も加わっているという。富川盛武、謝花喜一郎両副知事も出席した。27日に結成総会を開き、正式に会を発足させる予定だ。
 懇話会では、知事選に向けた翁長氏の経済政策なども検討する方針で、引き続き中小企業などに参加を呼び掛けるという。
 一方、膵臓の腫瘍摘出手術を受けた翁長氏は20日の週に退院し、検査結果を発表する予定で現在まで知事選への態度は明らかにしていない。検査結果により2期目出馬が白紙になれば、人選は不透明になる。県政与党や労働組合などでつくる「調整会議」は翁長氏の擁立を前提に知事選への準備を進めている。(政経部・大野亨恭)

【結びにかえて】
 「オール沖縄と野党共闘」、「政権構想と衆院選」、2つの軸がクロスしている。あくまで沖縄県民の民意をもとに政治運動が展開されねばならない。保守革新を問わず、沖縄の歴史と県民の意思をふまえぬものとなってしまうと、それは沖縄に決してプラスとはならない。
 沖縄県民にとって、本土の運動が戦前からの勇気ある闘いをふまえた支援とならなければならない。














カネ目当てと習近平への忖度で新型肺炎を蔓延させた安倍政権の愚

2020-02-20 23:07:41 | 転載
2020.02.13 2002 by 北野幸伯『ロシア政治経済ジャーナル』まぐまぐニュースより転載


娘が成田で新型コロナウィールスに感染?~ニュージーランド在住読者さんの貴重なメール
毎日ニュースを見ると、トップは「新型コロナウィールス」の話ですね。この件について、ニュージーランド在住読者さんから興味深いメールをいただきました。ご紹介させていただきます。

北野さんこんにちは。新型コロナウィルス、大変な騒ぎですね。安倍総理はまだ、中国からの航空便を動かしていますね。



私は1月22日に成田を発ち、23日に自宅のあるNZオークランドに戻りました。成田ではもちろん、マスクもしていましたし、アルコール消毒液で頻回に手先を消毒しました。暑がる子供たちをなだめ、絶対に鼻を出さないようにさせていました。



その後、感染者数はうなぎ上り、報道も過熱気味なのかもしれませんが、マスクは効果がない、涙腺から感染する、今回のコロナウィルスは武漢の生物兵器の研究所からもれたウィルスだ、HIVウィルスが埋め込まれているので、抗体ができない…などなど、どれを信じて何を信じないほうがいいのか…と訳が分かりません。



そんな中、帰国後10日目、娘が急に発熱をしました。38度2分…。大パニックです。これはもう、成田で感染したんだ!調べてみると、私たちが乗った飛行機の搭乗口のすぐそばが武漢行の搭乗口でほぼ同時刻の出発。NZ帰国後、子供のお友達とあったりしていたので、その子たちを濃厚接触者してしまった!悔やんでも悔やみきれない思いで救急に行くと、救急の受付のナースたちはみなマスクなし。救急に来ている人たちはみんな裸足…。ギャップに苦しみました。



病院で熱をはかってもらうと、なんと娘は平熱。感染しているかどうか、調べてほしい!と懇願したのですがNZでは検査ができずに、オーストラリアまで検体をださなければならず結果が出るまでに2週間かかるとのこと(インフルの検査も1週間以上かかります)。「そんなこんなしているうちに、帰国して2週間経っちゃうでしょ?」と感染症対策のナースにいなされ「学校も症状がまったくないのだったらいってもいいわよ。日本から帰ってきたんでしょ?」…といわれ、安心はできないけれど、帰宅の途につきました。幸い、帰国後2週間経過した今も、発熱も咳の症状もありません。



今のところはNZで感染者は確認されていません。公衆衛生上、ここの緊急外来での様子はゆるく感じられますが、それでも、NZはすぐに中国全土からの外国人の渡航を禁止していますし、子供たちも中国から帰国して2週間と、中国からの来客と接触して2週間は学校に来ることは禁じられています。政府がイニシアチブをもって、感染が疑われる人と国民との接触を絶っています。



日本人は勤勉で真面目です。こんな事態でも通勤電車にのらなければならない人がほとんどでしょうし、ならば、政府はそういう真面目な納税者を守ることが一番に大切なのではないでしょうか?



今はクルーズ船の寄港で爆発的に感染者数を増やしてしまっている日本ですが(乗客の方たちにはお気の毒な話です)、これが、特別なクルーズ船だけではなく、ふつうの空港を使う事によっても起こりうることということと認識すべきだと思います。



そして、そこからの2次感染、3次感染…。そんなことが起きてしまったら、オリンピックも開催なんてできません。誰も日本に観光にこようなんて考えなくなります。折角、日本の各観光関係者の必死の努力で日本のおもてなし精神をアピールし外国人旅行客も増えてきました。中国からの外国人の来日を封鎖することで、一時的には観光者数は減らしても、そのさらに先を見て、今すべきことを安倍総理に考えてほしいと思います。…といっても、春節はもう終わっちゃいましたけれどね~…。



一日も早くこの感染拡大が収束して、全世界の患者様たちが回復されることとクルーズ船で今、長い長い不安な時間を過ごされている方たちに感染の被害が及ばず一日も早く本土の土を踏めるよう、心から祈っています。北野さんもご家族の皆様も、どうぞお体お大切に!私も家族、特に子供たちや親への感染がないように目を光らせます!



ちびたちの母


ちびたちの母さまの娘さんは、幸い感染していなかったそうです。

なぜ私は、このメールを紹介しようと思ったのでしょうか?いくつかとても大切なことが書いてあるからです。


今のところはNZで感染者は確認されていません。公衆衛生上、ここの緊急外来での様子はゆるく感じられますが、それでも、NZはすぐに中国全土からの外国人の渡航を禁止していますし

NZで感染者が出ていない。それは、NZが「すぐに中国全土からの外国人の渡航を禁止した」からでしょう。なぜ、NZ政府にはそんなことができたのでしょうか?

政府はそういう真面目な納税者を守ることが一番に大切なのではないでしょうか?

そのとおりですね。NZ政府は、「国民の命を守ることが最優先課題」であることを理解している。一方日本政府は、「中国人の渡航を禁止すれば、金が儲からなくなって困るよな」「中国人の渡航を禁止すれば中国政府が怒るだろう。そしたら習近平は、訪日してくれなくなるのではないか」とか、「最重要でないものを上位におくこと」で国内の感染者を増やしているのです。

今はクルーズ船の寄港で爆発的に感染者数を増やしてしまっている日本ですが(乗客の方たちにはお気の毒な話です)、これが、特別なクルーズ船だけではなく、ふつうの空港を使う事によっても起こりうることということと認識すべきだと思います。

まさに。クルーズを閉鎖しても、飛行機からバンバン感染者が入ってきたら、まったく意味ないですね。


そして、そこからの2次感染、3次感染…。そんなことが起きてしまったら、オリンピックも開催なんてできません。


まさに。政府は、目先の金儲け、中国への忖度などを重視することで、オリンピック、パラリンピック開催すら危うくしていることに気づくべきです。だいぶ遅くなってしまいましたが、今日にでも「中国からの渡航禁止」「中国への渡航禁止」を決断していただきたいと思います。そして、中国から日本に戻りたい方は、「2週間隔離されること」を条件に、政府がチャーター機で、帰国させればいいでしょう。昨日までのことはどうしようもありませんが、今日何をするかが大事です。

転載と私見『衆院選へ共通政策づくり議論加速 4野党、市民連合と確認』

2020-02-20 08:32:10 | 転載と私見
2020年2月19日 19時19分


 立憲民主など野党4党の幹事長、書記局長らは19日、安全保障関連法廃止を訴えるグループ「市民連合」と東京都内で会合を開き、次期衆院選に向けて共通政策づくりの議論を加速させる方針を確認した。会合開催は昨年11月以来。

 立民の福山哲郎幹事長は「安倍政権に代わる選択肢を提示する責任がある。行動に移し、うねりをつくる段階に来ている」と強調。4党が競合しない小選挙区については、協力して選挙準備を始めることも提案した。会合後、記者団には「選挙はいつあるか分からない。速度を上げなければいけない」と語った。

 参加したのは立民、国民、共産、社民の4党。

(共同)
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私見

 以上の記事は東京新聞デジタル版。新聞は、少し内容が違う。
「れいわ新選組」の記述が皆無。前回、今回と都合がつかず欠席、とある。
私は「市民と野党の本気の共闘」を主張する日本共産党と、京都市長選や参院選でも共闘したれいわ新選組に共感をもつ。
前回の都知事選でも、旧民進党はいきあたりばったりで、宇都宮健児氏の共産党への不信感を一気に高めた。
立民党は、立党のときの日本共産党が自党候補を全面的におろして立民フイーバーで躍進したことをすっかり忘れている。もとの民進党に逆戻りしている。
「市民と野党の本気の共闘」を共産党以外で考えているのはれいわ新選組だ。
また緑の党、新社会党はよびかけられもしていない。

この枠組みでも政権へつながる衆院選へ一歩踏み出したことは、意義はある。同時に各政党の実際をよく見ることだ。

東京新聞社説『首相懇親会疑惑 言い逃れはもう無理だ』

2020-02-19 20:31:11 | 転載
2020年2月19日

(櫻井私見*社説中に、
「政治資金規正法、また有権者への寄付など公職選挙法違反も疑われる」とある。これが政治的常識というものだろう。)


 「桜を見る会」前夜に安倍晋三後援会が開いた懇親会を巡る疑惑が一段と深まっている。会場となったホテルが、従来の首相答弁を否定する見解を野党に示した。言い逃れはもう無理ではないか。

 新たに明らかになったのは、首相後援会が二〇一三年以降七年連続して開催している桜を見る会「前夜祭」のうち、三回が開かれたANAインターコンチネンタルホテル東京(港区)の宴会対応だ。

 立憲民主党の辻元清美衆院議員の問い合わせに対し、どんな宴会であろうと、主催者には見積書や明細書を発行する▽代金は主催者からまとめて支払ってもらう▽宛名が空欄のままの領収書は発行しない-と文書で回答した。

 首相は従来、ホテルとの契約主体は参加者個人で、事務所職員が一人五千円の会費を便宜的に会場で集めて即座にホテルに納入、ホテルには宛名のない領収書を用意してもらい各人に渡したと主張。後援会の収支はなく、政治資金収支報告書に記載がないとの指摘は当たらないとしてきた。

 明細書は発行されておらず、領収書も既に個人に渡したとして、開示を拒否し続けている。

 十七日の衆院予算委員会で追及を受けた首相は、ANAホテルに確認した結果として「辻元氏には一般論で答えたもの」と答弁。自身の懇親会は例外扱いだったとの趣旨の反論を展開したが、報道各社の取材にホテル側は、一般論であったとしても例外扱いはないと再度回答した。誰がどう聞いても、首相の説明には分がない。

 そもそも、最大八百人もの宴会が参加者との個人契約で行われる訳がない。首相は焼き肉店で開く会費制の懇親会と同じと言うが、その場合でも必ず幹事はいる。民法の専門家は、宴会の日時を予約し、料理や料金を確認する幹事が店との契約者になると解説する。首相の懇親会では、後援会が代金を精算するのが当然ではないか。

 政治資金規正法、また有権者への寄付など公職選挙法違反も疑われる事案だ。野党は首相に反論の裏付けとなる文書の提出を求め、国会は一時、空転した。この際、与野党は協力してホテルの担当者を参考人として国会に招致し、契約主体や会費納入などの論争に決着をつけたらどうか。

 全国の弁護士や法学者は先週、刑事告発を視野に桜を見る会の疑惑を追及する会を結成した。法治国家を率いる首相なら告発を受ける前に真実を語り、政治の信頼回復に努めるべきだ。