伊勢崎教授は冒頭に、25日に韓国と北朝鮮、国連軍司令部の3者が進めていた板門店の共同警備区域(JSA)の非武装化が42年ぶりに実現したことを紹介。一方で、現在休戦中の朝鮮戦争に対応するために、日本と国連との間には今も「朝鮮国連軍地位協定」があり、在日米軍司令部のある横田基地に「朝鮮国連軍後方司令部」が存在することを指摘し、「もし北朝鮮が開戦しても、わが国には開戦の決定権もない。勝手に決められて、自動的に交戦国になってしまう。そんな国は世界中で日本以外に存在しない」と警告した。さらに、アメリカが持つ125の地位協定の中で「日本ほど主権度の低い国はない」として、国際人道法の視点や、他国の事例と比較しながらその異常性を列挙。日米地位協定を正常化する必要性を強調した。
https://bit.ly/3fr3SII
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朝鮮国連軍(正確には多国籍軍)は、アメリカ軍 を中心に18か国の軍隊から構成され、、、
国連軍地位協定にもとづき、 在日アメリカ軍基地のうち、座間、横須賀、佐世保、 横田、嘉手納、普天間、ホワイトビーチの各基地は アメリカ軍基地であると同時に、国連軍基地でもあ るのだ。 朝鮮国連軍の存在は日本にとって二つの点で影 響があるとみなされてきた。
第一に、国連軍として 行動する在日アメリカ軍の朝鮮半島への直接戦闘 行動は、日米安保条約における「事前協議制度」の 対象外になるとされてきたことである。在日アメリ カ軍の直接戦闘行動は、安保改定時の1960年1 月に日米両政府間で取り決められた「岸=ハーター 交換公文」にもとづき、核兵器の持ち込みと同様、 日本政府との事前協議の対象となる。しかし、この 時日米両政府間で合意され、長らくその存在が伏せ られてきた「朝鮮議事録」(外務省の調査でその存 在が確認されたのは2010年)は、在日アメリカ 軍の行動がアメリカ軍としてではなく、国連軍とし ての行動であれば、これを日本政府との事前協議に かける必要はないとしていた。
第二に、在日国連軍基地の使用は、アメリカ軍以 外にも開かれているということである。国連軍地位 協定にもとづき、在日国連軍基地は上記の11か国 の軍隊が使用することができることになっている。 休戦協定が破れて朝鮮戦争が再開された場合には、 これら諸国の来援兵力の受け皿となる。ちなみに事 前協議は日米安保条約に付随する制度であり、アメ リカ軍以外の在日国連軍には適用されないが、朝鮮 戦争が再開された場合におけるアメリカ軍以外の 在日国連軍の役割は「国連軍地位協定についての合 意された公式議事録」に定められているように兵站 支援に限られ、直接戦闘行動はそもそも想定されて いない。
https://bit.ly/3u42f7Z
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「自由であるためには、すべての人が非常に大きなものを要求されます。自由には責任が伴います。成長する気のない人や、自分の役割を果たす気のない人は、そう考えただけでぞっとするでしょう。」
エレノア・ルーズベルト(国連のアメリカ合衆国代表)
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1945年にフランクリン・ルーズベルトが亡くなった後、後任のハリー・トルーマン大統領は、1946年にエレノアを国連の米国代表に指名しました。エレノアは人権委員会の委員長として、世界人権宣言の作成を推進しました。同宣言を国連総会に提出した際に、エレノアは次のような言葉を添えました。
「私たちは今、国際連合の命運と人類の命運に関わる重大な出来事の出発点に立っています。恐らくこの宣言は、あらゆる国の人々にとっての国際的なマグナ・カルタ(大憲章)となるでしょう。」
トルーマン大統領は、エレノアの生涯にわたる人道上の功績を称えて「世界のファースト・レディー」と呼びました。エレノアは、この宣言に定められた権利が承認され、実施されるようになるために、その生涯の最後に至るまで働き続けました。エレノアの言葉とその業績は、数多くの国の憲法やさらに進歩した国際法の体系に反映されており、世界中の人々の権利を保護する力となって今なお受け継がれているのです。
「あなた自身が本当に正しいと感じることをするのです ― なぜなら、いずれにせよあなたは批判されるでしょうから。何かをすれば非難され、何かをしなければ非難されるのです。」 エレノア・ルーズベルト
https://bit.ly/31BlLME
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キュロス大王の円筒(紀元前 539年)
キュロス大王が定めた人権の法令は、焼き粘土の円柱にアッカド語で刻まれました。
キュロス大王は、紀元前539年にバビロンの奴隷を解放した、ペルシャで最初の王です。
紀元前539年、古代ペルシャの最初の王、キュロス大王の軍団がバビロンの都市を占領しました。しかし、キュロスが次に取った措置は、人類にとって大きな前進となるものだったのです。キュロスは奴隷を解放し、すべての人民には自分の宗教を選ぶ権利があると宣言し、さまざまな民族を平等に扱うことを決めました。これら
の宣言は、くさび形文字で粘土板の円柱に記録されました。
現在では「キュロス大王の円柱」として知られているこの古文書は、今でも世界最初の人権憲章として認められています。これは国際連合の6つの公式言語に翻訳されており、世界人権宣言に挙げられている最初の4つの権利は、この古文書の条項に沿ったものです。
人権の普及
人権という概念は、バビロンからすぐにインドやギリシャに伝わり、最終的にはローマにまで広がりました。ローマで生まれたのが「自然法」という概念です。これは、人々が一定の不文律に従って生きる傾向があるという観察から生まれました。そのため、ローマの法律は、物事の自然なあり方から論理的に導き出された考えに基づいていました。
マグナ・カルタ(1215年)、権利請願(1628年)、アメリカ合衆国憲法(1787年)、フランス人間と市民の権利の宣言(1789年)、アメリカ合衆国権利章典(1791年)といった個人の権利を主張する文書は、現代の人権に関するさまざまな文書の先駆けとなったものです。
https://www.humanrights.jp/what-are-human-rights/brief-history/
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入学式も卒業式もムダ。3月4月すべての儀式が日本人を不幸にする
・・・
とにかく、こうした一連のバカバカしさというのは、日本の学校や職場が「メンバーシップ」型、あるいは「ネバネバした共同体」としてのカルチャーを引きずっているからです。そして、そのことが、生産性の低下、幸福度の低下、そして国際競争力の喪失を招いています。結果的にその集団全体を不幸にしているわけです。
まず教育です。学校は常に「入試で基礎スキルを足切り」して行き、下の学校の最大の目標は「上の学校の入試(もしくは就職試験)に受かるため」という位置づけが、まずオワコンです。そうではなくて、高校なら高校の履修内容で、その成績を評価することで大学に行けるし、大学はしっかり学んで、その成果により学位が出る、その学位の質で就職が決まる、世界の常識はそうなっています。
その結果として、金融工学を学んだ学生、バイオを学んだ学生、税務会計を学んだ学生はそのスキルを評価されて、専門職としての雇用を得ます。そして、大学で学んだことが即戦力になるべきです。
また、そのような専門性の上に職歴が乗っかれば、労働市場で競争力が出ますから、仕事のレベルアップを狙って転職し、そこで給与も良い条件を退き出すことができます。その全体において、個人は採用する企業と対等であり、社畜として転勤に甘んじたり、単身赴任したりということもありません。
そして、そうした方法の方が、全体が成長し、個人や家族の満足度や幸福度は上がり、上がらないまでも理不尽な屈折はなく、そして社会も企業も国も産業も、変化しながら持続することができます。
日本の場合は、終身雇用の非専門職によるネバネバした共同体が、企業の意思決定勢力であり同時に守旧派勢力として君臨しており、その貴族的であり同時に奴隷的でもある特権階級に入るための「受験競争」があるという制度が長く続いてきました。
その特徴を象徴するものが、この3月から4月に共同体を出たり入ったりする際の儀式であり、その一連の儀式のナンセンスが、この共同体システムの崩壊を示しているわけです。にもかかわらず、実は崩壊しているにも関わらずそのゾンビのような実態に気づくことなく、相変わらず訓示をしたり、辞令交付をしたり、コロナ禍の下でも歓送迎会を深夜までやったりしているわけです。
とにかく、この年度替わりの忙しさの中に、とりわけ卒業、入学、入社といった共同体がらみの出入りの儀式の中に、本当に人を感動させるコンテンツが入っているのか、その儀式の意味合いが本当に経済や社会を発展させるものなのか、コロナ禍ということも併せて考えてみる時期だと思うのです。
https://bit.ly/3ft1MrK
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原子力規制委員会はこのほど、東京電力柏崎刈羽原子力発電所に対してレッドカードを突きつけました。
「原子力規制委員会は24日の定例会で、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)のテロ対策設備の不備が長期間続いていた問題に法令違反があったとして、東電に原子炉等規制法に基づき、同原発内の核燃料の移動を禁じる是正措置命令を出す方針を決めた。事実上、同原発を運転禁止状態にする。今後、東電に弁明の機会を与えた後に正式決定する。(中略)
テロ対策設備の不備は、規制委の2月下旬の検査で判明。20年3月~21年2月、侵入検知装置が16カ所で故障し、うち10カ所は代わりの対応も不十分で、侵入を検知できない状態が30日間を超えて続いていた。規制委は、セキュリティー上『最も深刻な事態』とし、追加検査などが終わるまでは、東電が優先して再稼働を目指す7号機について、原子炉起動に関する審査をストップする方針を示している」(3月24日付東京新聞)
https://bit.ly/39tgdYW
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経営の方向性を巡って創業家の潮田洋一郎氏と対立してCEOを解任されたのが2018年10月末。その後、2019年6月の株主総会を経てCEOに復帰してから、組織の在り方を変えてきました。階層を減らすなど組織の構造をシンプルにしてきたほか、40歳以上の社員を対象に希望退職プログラムも実施しました。これまで瀬戸さんは、人員構成などLIXILが抱える組織の課題をたびたび指摘してきましたが、解決のめどは立ってきましたか。
・・・
よく「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」と言いますが、インクルージョンが目的で、ダイバーシティは手段ですよね。組織が多様性を持つことで、誰もが「自分は組織の一員だからがんばろう」という気持ちになるのがD&Iです。その中で特に大切なのが、人口の半分を占める女性がもっと管理職になって、経営に参加できるようにすることだと考えています。
はっきり言って、何のために女性がもっと経営に参加しなければならないのかというと、「もうけるため」です、、、
商品を開発、デザインして、作って売るという意思決定の中心にいるのはほとんどが男性です。社内で商品やサービスの会議をしていて、「女性の視点を入れよう」と言っても、その場に女性がいないことも多い。それでいいのでしょうか。
今、LIXILの管理職で女性は5.9%しかいません。この状況を変えていくには、かなりいろいろなことをしていかなければなりません。
https://bit.ly/3u6yxyZ
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群馬大学大学院医学系研究科 総合外科学講座 肝胆膵外科 調 憲 教授
祖父は日本が朝鮮を統治していた時代に朝鮮の医師や学生、そして患者さんに人間として真摯に向かいあい、その教育に力を尽くしたのであろうと思います。そうでなくては京城帝国大学の祖父のことを80年以上の歳月を経て韓国の皆さんが記憶しているわけがありません。時代は変わり、現在の日本と韓国の関係は必ずしも良好とは言えません。祖父の死後30年近くの年月が経ってしまいましたが、そのような中でも祖父が京城帝国大学に奉職してから80年を経ても祖父のことが伝えられていることに深く感動し、またそのことを誇りに思いました。
そして、相手がどのような立場の人でも、外科医として、大学の教育職についている者として、私はもう一度襟を正して診療と教育に力を尽くさねばならないと感じています。
https://bit.ly/3ubp6ye
坂の上の雲の先に【祖父 調 来助のこと】
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聖書はもういらない
なんとなく言いたいことは予想できるが、ちょっと気になる。
「人間を幸せにするのは神様ではありません。人間を幸せにできるのは人間です。」(本文より)
様々な固定観念から解き放たれたときに、新たに見えてくる世界
その起源から現在に至るまで長らく世界中に影響を与え続けている聖書。キリスト教の歴史をひもときながら、聖書がどのように人の心をとらえ、支配してきたのか、その過程と構造の解明を試みる書。
真の魂の救済とはどういうものか。喪失の悲劇から人間の弱さを理解したときに、人生はより豊かな広がりを見せる――。
目次
まえがき
第一部 聖書の支配
キリスト教の影響力
聖書の誕生
イエスの教え
パウロの福音
排他的な愛
エンドレスの感謝
神のみこころ
クリスチャンとノンクリスチャン
刷り込み
ある牧師の死
珠玉の「愛の章」
フィルターをかけられる
愛とは
ヨブの試練
安息日
閉鎖的な教会
韓国の教会
インターネット時代の聖書
三位一体とは
カトリックとプロテスタント
キリスト教会の反ユダヤ主義
十字軍
異端審問
魔女狩り
免罪符と宗教改革
人権思想の誕生
第二部 マインドコントロールが解けた
罪意識からの解放
事実は小説より奇なり
教会ごっこ
固定観念
バランス
神に人生を委ねるとは
喜びの消えた人生
人間の愛とキリストの愛
喜びこそ、生きる力
第三部 事実は小説より奇なり
第四部 喪失
あとがき
■著者紹介
野原 花子(のはら はなこ)
1958年生まれ、四国出身。
幼い時から、クリスチャンの母親の影響で地元のプロテスタント教会で信仰教育を受け、聖書的価値観から離れて生きることは生涯ないであろうと考え、高校3年時に洗礼を受ける。結婚後、12年間韓国で暮らす。その後、帰国、関東へ移る。
https://bit.ly/31vrp39
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令和3年3月28日 統 合 幕 僚 監 部
各国参謀長等による共同声明について
統合幕僚長山崎幸二陸将は、令和3年3月28日(日)(日本時間)、ミャンマーで生起している事態に対す
る平和的な解決を求めて、以下の共同声明を発出することと致しました。
(声明仮訳)
ミャンマーにおける同国軍による暴力行為を非難する各国参謀長等による共同声明以下は、オーストラリア連邦、カナダ、ドイツ連邦共和国、ギリシャ共和国、イタリア共和国、日本国、デンマーク王国、オランダ王国、ニュージーランド、大韓民国、イギリス及びアメリカ合衆国の参謀長等による共同声明である。参謀長等として、我々はミャンマー国軍と関連する治安機関による非武装の民間人に対する軍事力の行使を非難する。およそプロフェッショナルな軍隊は、行動の国際基準に従うべきであり、自らの国民
を害するのではなく保護する責任を有する。我々はミャンマー国軍が暴力を止め、その行動によって失ったミャンマーの人々に対する敬意と信頼を回復するために努力することを強く求める。
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学生証を本名に変えるのに1年
在日コリアン学生が直面した壁
駒沢大学を3月下旬に卒業した在日コリアンの兪在浩(ユ・ジェホ)さんは学生証などに記載される氏名を通称の日本名から本名に変更しようとした際、約1年かかりました。
毎日新聞2021年3月27日
駒沢大学を3月下旬に卒業した在日コリアンの兪在浩(ユ・ジェホ)さん(23)が、学生証などに記載される氏名を通称の日本名から本名に変更しようとした際、「通称名の中途変更を認めない」とする書類に署名していたことを理由に拒まれた。兪さんは大学側と交渉し、約1年後に本名に変更できたが、「ここまで時間と労力がかかること自体、在日朝鮮人としての尊厳を踏みにじられているように感じた」と訴える。
【後藤由耶/写真映像報道センター、塩田彩/統合デジタル取材センター】
「中途変更は認めない」という書類に署名したが……
兪さんは2016年4月に入学した。日本名で入学関係書類を提出したところ、本名と異なることに気づいた大学の教務部から「通称名使用願」を出すよう促され、署名・押印して提出した。21年度の入学生向けの「手引」には「外国籍の方で、住民票に記載されている通称名の使用を希望する場合は、入学後に通称名使用の届け出が必要」と記されている。「使用願」にはこう書かれていた。
<在学中は一貫して通称名を使用することとし、中途において変更することは認めない>
<通称名を使用することによって本人に不利益が生じたとしても、本学は一切その責を負わない>
兪さんは高校まで日本の学校に通い、日本名で暮らしてきたが、友人に本名を明かしにくく、もどかしい思いをしたこともあり、大学では本名で生活しようと思っていた。ただ、日本名に抵抗があったわけではなく、「書類上だけなら構わない」と考えたという。
だが、ゼミの自己紹介などで本名を名乗り、友人からも本名で呼ばれる中で、自分を表すのは本名だと実感するようになった。在日コリアンの学生団体に所属し、日本による朝鮮半島の植民地支配や在日コリアンの歴史を学んだ。「朝鮮人として誇りを持って生きたい」。そんな思いが芽生え、持ち歩く学生証に日本名が記載されていることを苦痛に感じるようになった。
本名に戻すための書類で「おわび」
17年5月、兪さんは教務部の窓口に「学生証の記載を本名に変えたい」と申し出たが、職員から「使用願」を理由に変更はできないと告げられた。大学の学生向け相談窓口にも相談したが、民族問題には対応できないと言われたという。
諦められず、同年7月、ゼミの担当教授や朝鮮語の授業を担当する在日コリアンの教授に相談。教授らが仲介する形で10月に副学長と面談した。その結果、大学側は兪さんに「本名使用願」を出すよう求めた。「ひな型」として示された書類の最後には、こう書かれていた。
<『通称名使用願』提出時においては『中途において変更することは認めない。』という条項を承諾していたにもかかわらず、2年後にこうしたお願いをすることについては深くお詫(わ)び申し上げます>
兪さんは18年3月、この「ひな型」に自身と父親の署名・押印をした上で提出。大学は翌4月、学生証など書類上の本名使用を認めた。本名に変えたいと申し出てから11カ月かかったことになる。
兪さんは「名前の選択一つでここまでしなくてはならないこと自体が、在日朝鮮人としての尊厳を踏みにじられているように思います」と語る。また、「本名使用願」の「おわび」の一文についてはこう振り返る。「早く変えたいと思って署名してしまったけれど、今はすごく屈辱的に感じます」
通称名使用をスムーズにやめられる大学も
学生の通称使用に届け出を必要とするケースは他大学でもある。外国籍だけでなく、性別違和を抱えていたり結婚で姓が変わったりした学生を対象にする大学もある。
例えば九州大学では「大学が作成する複数の書類で通称名を使用するため、事務の混乱が起きないよう書類提出を求めている」(学生支援課)という。ただ、九州大では「中止届」を出すことで通称名使用をやめることが可能だ。学生支援課は「学生が通称使用をやめたいと思ったときに、スムーズにやめられるよう設けてい
る」と説明する。東京都立大など他の複数の大学にも同様の制度がある。
駒沢大によれば、駒沢大に中止届はなく、通称名使用願を出した学生については「原則として在学中の変更は認めていない」(教務部学籍係)という。
ルーツ誇れる生き方尊重を
龍谷大の寺川史朗教授(憲法学)は「自分のアイデンティティーを決定づける名前を自分で決めることは自己決定権として憲法で保障されている」と指摘し、今回の駒沢大の対応についてはこう批判する。「事務手続きの混乱を避けるために一定のルールを設けることは否定しませんが、『在学中の変更は認めない』という運用は学生の自己決定権を阻害しかねず、見直すべきです」
在日コリアンの通称名に詳しい大阪市立大の伊地知紀子教授(社会学)は「戦後も日本社会での差別は根本的に改善されておらず、在日コリアンは創氏改名が続いているかのように日本名を使わざるを得ない現状がある」と話す。
朝鮮人に日本風の氏名を名乗らせた創氏改名は、日本の植民地支配下の朝鮮半島で1940年に施行された。伊地知教授は「おわび」を盛り込んだ書類提出を駒沢大が提案したことを厳しく批判する。「植民地支配をした加害者側が被害者に『私が悪かった』と言わせているのと同じ。人権侵害であり、言語道断です」
「適切な対応をとらせていただいている」
在日コリアンの本名使用に関しては、大府教育委員会が「本人のアイデンティティーの確立にかかわる」として「児童・生徒が自らの誇りと自覚を高め、本名を使用できるよう指導に努めること」とする生徒指導指針を掲げている。伊地知教授は「在日コリアン学生が自らのルーツを誇れる生き方をしようと選択したとき、その選択を尊重することが教育機関の使命」とも語る。
寺川教授や伊地知教授が指摘するような憲法や人権上の問題についてどう考えているのか、責任者の見解を示すよう駒沢大広報課に取材を申し込んだが、「学校法人駒澤大学としては、諸事情を勘案しながら適切な対応をとらせていただいております」という回答のみがメールで送られてきた。
記事にも実名を出すことを決心
兪さんは当初、匿名を条件に今回の取材に応じた。ネット上での中傷や攻撃を懸念したからだが、取材を受ける中で「自分が獲得した本名をきちんと出したい」と思い直し、実名を出すことを決心した。兪さんは23日に卒業した。卒業証書は本名で受け取る。今後は在日コリアン学生の支援に携わるという。「自分のように、
自分が何者かを知りたい同胞学生は多いと思う。ルーツを共に学び、朝鮮人として自信を持って生きることが
できるように支えたい」と語った。
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べてるの家、早坂潔さんからの手紙
ミスターべてる、こと早坂潔(はやさか・きよし)さん
@北海道浦河町から葉書が届きました
~~~~~~~~
前略お元気ですか
今回の行事どうもありがとうございます
風の人、土のひと、どうもありがとうございます
関さん今度えを書きましょう
伝えてください
色平さんも身体に気つけてください
人生いろいろな事があるけど今、生きている事が、かんしゃです
本当にありがとう
べてるの家・販売部長 早坂潔
~~~~~~~~~
「べてる語録」
べてるに染まれば商売繁盛 偏見差別大歓迎
場の力を信じる 昇る人生から降りる人生へ
弱さを絆に 三度の飯よりミーティング
公私混同大歓迎 苦労を取り戻す
病気に助けられる 安心してサボれる職場づくり
それで順調 幻聴から「幻聴さん」へ
弱さの情報公開 自分でつけよう自分の病気
リハビリテーションからコミュニケーション そのまんまがいいみたい
べてるの家の無責任体制 利益のないところを大切に
やすらぎへのお手伝い 勝手に直すな自分の病気
べてるに来れば病気がでる 幻聴鑑定団「いい病気してますねぇ」
手を動かすより口を動かせ 過疎も捨てたもんじゃない
友だちの出来る病気、分裂病 冷たい風がふいてきたら暖かくして返そう
_________________________________________________
「浦河べてるの家」とは、精神障害をかかえた人たちの有限会社・社会福祉法人の名称。北海道浦河町で、共同作業所・共同住居・通所授産施設などを運営しており、事業に参加している人たちの総数は100人を超える。
==
第7回ヘルシー・ソサエティ賞・受賞スピーチ
(2011年3月2日@帝国ホテル)
ご紹介いただき、ありがとうございます
私の病院は、「協同組合」が運営しています
農民が、自ら出資して病院を建てた、ということは、「農民が医師を雇っている」ということです
若月俊一院長の「予防は治療に勝る」という実践でも有名です
======
家族5人で10年間暮らした南相木村に、国道も鉄道もありません
村民のうち65歳以上が、なんと40%
そして今、日本の農山村につづき、日本の「都市の高齢化」が進行中です
ケアのあり方、ひとりぐらしの激増、住まいや交通手段、街づくりなど、問題が噴出します
このような事態、多文化共生を目指すグローバル社会で、歴史上初めて
しかも最大速度、最大規模での高齢化となって、世界の注目の的です
図らずも、「地球人類の近未来」を垣間見る、そんな村での生活となりました
お隣の韓国・台湾を加え、「大東亜共栄圏」ならぬ「大東亜共”老”圏」、
という笑えないお話もございます
======
ここで、詩を読みます
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
ぶよぶよのからだにたくさんきこみ
意欲もなく体力もなくいつもブツブツ不満を言っている
毎日塾に追われ、テレビに吸い付いて遊ばず、朝からあくびをし
集会があれば貧血をおこし、あらゆることを自分のためだけ考えて
あれっ、私のことになってしまった、、、
======
村で働いて、周囲の方々が「心持ち」である、一方、
都会育ちの自分が、心貧しい人間だ、と感じました
「おたがいさま、おかげさまで」あるいはまた、「金持ちより、心持ち」
「すきなひとと、すきなところで、くらしつづけたい」
おだやかな山村に、毎年、百数十人の医学生・看護学生が実習に来ました
村人もまた、孫のような若者たちに、よろこんで、「おしん」の時代の
苦労ばなし、「雨ニモマケズ」の体験を語っていました
======
最後に申し上げます
日本の宝、「国民皆保険」は、今年、誕生50年の節目
選挙では、全政党が、「皆保険堅持」を訴えています
======
財政赤字、国保の未納・滞納、そして「無保険者」の増加
そんな内なる危機に加え、外からは、「経済連携協定」や
医療ツーリズムなど「市場原理主義」の圧力
内外2つの大波で、皆保険が崩壊の危機に瀕していること、とても心配です
======
一部の人々の「ぬけがけ」が貴重な制度資本を崩壊させます
世界の人々があこがれるジャパン・ブランド「皆保険」、ぜひ、持続可能な
制度設計につき、 皆さま、よろしくご高配くださいますよう
南相木村のみなさま、角道さま、そして厚生連・佐久病院の仲間たち、
ありがとうございました
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https://bit.ly/3fr3SII
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朝鮮国連軍(正確には多国籍軍)は、アメリカ軍 を中心に18か国の軍隊から構成され、、、
国連軍地位協定にもとづき、 在日アメリカ軍基地のうち、座間、横須賀、佐世保、 横田、嘉手納、普天間、ホワイトビーチの各基地は アメリカ軍基地であると同時に、国連軍基地でもあ るのだ。 朝鮮国連軍の存在は日本にとって二つの点で影 響があるとみなされてきた。
第一に、国連軍として 行動する在日アメリカ軍の朝鮮半島への直接戦闘 行動は、日米安保条約における「事前協議制度」の 対象外になるとされてきたことである。在日アメリ カ軍の直接戦闘行動は、安保改定時の1960年1 月に日米両政府間で取り決められた「岸=ハーター 交換公文」にもとづき、核兵器の持ち込みと同様、 日本政府との事前協議の対象となる。しかし、この 時日米両政府間で合意され、長らくその存在が伏せ られてきた「朝鮮議事録」(外務省の調査でその存 在が確認されたのは2010年)は、在日アメリカ 軍の行動がアメリカ軍としてではなく、国連軍とし ての行動であれば、これを日本政府との事前協議に かける必要はないとしていた。
第二に、在日国連軍基地の使用は、アメリカ軍以 外にも開かれているということである。国連軍地位 協定にもとづき、在日国連軍基地は上記の11か国 の軍隊が使用することができることになっている。 休戦協定が破れて朝鮮戦争が再開された場合には、 これら諸国の来援兵力の受け皿となる。ちなみに事 前協議は日米安保条約に付随する制度であり、アメ リカ軍以外の在日国連軍には適用されないが、朝鮮 戦争が再開された場合におけるアメリカ軍以外の 在日国連軍の役割は「国連軍地位協定についての合 意された公式議事録」に定められているように兵站 支援に限られ、直接戦闘行動はそもそも想定されて いない。
https://bit.ly/3u42f7Z
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「自由であるためには、すべての人が非常に大きなものを要求されます。自由には責任が伴います。成長する気のない人や、自分の役割を果たす気のない人は、そう考えただけでぞっとするでしょう。」
エレノア・ルーズベルト(国連のアメリカ合衆国代表)
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1945年にフランクリン・ルーズベルトが亡くなった後、後任のハリー・トルーマン大統領は、1946年にエレノアを国連の米国代表に指名しました。エレノアは人権委員会の委員長として、世界人権宣言の作成を推進しました。同宣言を国連総会に提出した際に、エレノアは次のような言葉を添えました。
「私たちは今、国際連合の命運と人類の命運に関わる重大な出来事の出発点に立っています。恐らくこの宣言は、あらゆる国の人々にとっての国際的なマグナ・カルタ(大憲章)となるでしょう。」
トルーマン大統領は、エレノアの生涯にわたる人道上の功績を称えて「世界のファースト・レディー」と呼びました。エレノアは、この宣言に定められた権利が承認され、実施されるようになるために、その生涯の最後に至るまで働き続けました。エレノアの言葉とその業績は、数多くの国の憲法やさらに進歩した国際法の体系に反映されており、世界中の人々の権利を保護する力となって今なお受け継がれているのです。
「あなた自身が本当に正しいと感じることをするのです ― なぜなら、いずれにせよあなたは批判されるでしょうから。何かをすれば非難され、何かをしなければ非難されるのです。」 エレノア・ルーズベルト
https://bit.ly/31BlLME
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キュロス大王の円筒(紀元前 539年)
キュロス大王が定めた人権の法令は、焼き粘土の円柱にアッカド語で刻まれました。
キュロス大王は、紀元前539年にバビロンの奴隷を解放した、ペルシャで最初の王です。
紀元前539年、古代ペルシャの最初の王、キュロス大王の軍団がバビロンの都市を占領しました。しかし、キュロスが次に取った措置は、人類にとって大きな前進となるものだったのです。キュロスは奴隷を解放し、すべての人民には自分の宗教を選ぶ権利があると宣言し、さまざまな民族を平等に扱うことを決めました。これら
の宣言は、くさび形文字で粘土板の円柱に記録されました。
現在では「キュロス大王の円柱」として知られているこの古文書は、今でも世界最初の人権憲章として認められています。これは国際連合の6つの公式言語に翻訳されており、世界人権宣言に挙げられている最初の4つの権利は、この古文書の条項に沿ったものです。
人権の普及
人権という概念は、バビロンからすぐにインドやギリシャに伝わり、最終的にはローマにまで広がりました。ローマで生まれたのが「自然法」という概念です。これは、人々が一定の不文律に従って生きる傾向があるという観察から生まれました。そのため、ローマの法律は、物事の自然なあり方から論理的に導き出された考えに基づいていました。
マグナ・カルタ(1215年)、権利請願(1628年)、アメリカ合衆国憲法(1787年)、フランス人間と市民の権利の宣言(1789年)、アメリカ合衆国権利章典(1791年)といった個人の権利を主張する文書は、現代の人権に関するさまざまな文書の先駆けとなったものです。
https://www.humanrights.jp/what-are-human-rights/brief-history/
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入学式も卒業式もムダ。3月4月すべての儀式が日本人を不幸にする
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とにかく、こうした一連のバカバカしさというのは、日本の学校や職場が「メンバーシップ」型、あるいは「ネバネバした共同体」としてのカルチャーを引きずっているからです。そして、そのことが、生産性の低下、幸福度の低下、そして国際競争力の喪失を招いています。結果的にその集団全体を不幸にしているわけです。
まず教育です。学校は常に「入試で基礎スキルを足切り」して行き、下の学校の最大の目標は「上の学校の入試(もしくは就職試験)に受かるため」という位置づけが、まずオワコンです。そうではなくて、高校なら高校の履修内容で、その成績を評価することで大学に行けるし、大学はしっかり学んで、その成果により学位が出る、その学位の質で就職が決まる、世界の常識はそうなっています。
その結果として、金融工学を学んだ学生、バイオを学んだ学生、税務会計を学んだ学生はそのスキルを評価されて、専門職としての雇用を得ます。そして、大学で学んだことが即戦力になるべきです。
また、そのような専門性の上に職歴が乗っかれば、労働市場で競争力が出ますから、仕事のレベルアップを狙って転職し、そこで給与も良い条件を退き出すことができます。その全体において、個人は採用する企業と対等であり、社畜として転勤に甘んじたり、単身赴任したりということもありません。
そして、そうした方法の方が、全体が成長し、個人や家族の満足度や幸福度は上がり、上がらないまでも理不尽な屈折はなく、そして社会も企業も国も産業も、変化しながら持続することができます。
日本の場合は、終身雇用の非専門職によるネバネバした共同体が、企業の意思決定勢力であり同時に守旧派勢力として君臨しており、その貴族的であり同時に奴隷的でもある特権階級に入るための「受験競争」があるという制度が長く続いてきました。
その特徴を象徴するものが、この3月から4月に共同体を出たり入ったりする際の儀式であり、その一連の儀式のナンセンスが、この共同体システムの崩壊を示しているわけです。にもかかわらず、実は崩壊しているにも関わらずそのゾンビのような実態に気づくことなく、相変わらず訓示をしたり、辞令交付をしたり、コロナ禍の下でも歓送迎会を深夜までやったりしているわけです。
とにかく、この年度替わりの忙しさの中に、とりわけ卒業、入学、入社といった共同体がらみの出入りの儀式の中に、本当に人を感動させるコンテンツが入っているのか、その儀式の意味合いが本当に経済や社会を発展させるものなのか、コロナ禍ということも併せて考えてみる時期だと思うのです。
https://bit.ly/3ft1MrK
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原子力規制委員会はこのほど、東京電力柏崎刈羽原子力発電所に対してレッドカードを突きつけました。
「原子力規制委員会は24日の定例会で、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)のテロ対策設備の不備が長期間続いていた問題に法令違反があったとして、東電に原子炉等規制法に基づき、同原発内の核燃料の移動を禁じる是正措置命令を出す方針を決めた。事実上、同原発を運転禁止状態にする。今後、東電に弁明の機会を与えた後に正式決定する。(中略)
テロ対策設備の不備は、規制委の2月下旬の検査で判明。20年3月~21年2月、侵入検知装置が16カ所で故障し、うち10カ所は代わりの対応も不十分で、侵入を検知できない状態が30日間を超えて続いていた。規制委は、セキュリティー上『最も深刻な事態』とし、追加検査などが終わるまでは、東電が優先して再稼働を目指す7号機について、原子炉起動に関する審査をストップする方針を示している」(3月24日付東京新聞)
https://bit.ly/39tgdYW
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経営の方向性を巡って創業家の潮田洋一郎氏と対立してCEOを解任されたのが2018年10月末。その後、2019年6月の株主総会を経てCEOに復帰してから、組織の在り方を変えてきました。階層を減らすなど組織の構造をシンプルにしてきたほか、40歳以上の社員を対象に希望退職プログラムも実施しました。これまで瀬戸さんは、人員構成などLIXILが抱える組織の課題をたびたび指摘してきましたが、解決のめどは立ってきましたか。
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よく「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」と言いますが、インクルージョンが目的で、ダイバーシティは手段ですよね。組織が多様性を持つことで、誰もが「自分は組織の一員だからがんばろう」という気持ちになるのがD&Iです。その中で特に大切なのが、人口の半分を占める女性がもっと管理職になって、経営に参加できるようにすることだと考えています。
はっきり言って、何のために女性がもっと経営に参加しなければならないのかというと、「もうけるため」です、、、
商品を開発、デザインして、作って売るという意思決定の中心にいるのはほとんどが男性です。社内で商品やサービスの会議をしていて、「女性の視点を入れよう」と言っても、その場に女性がいないことも多い。それでいいのでしょうか。
今、LIXILの管理職で女性は5.9%しかいません。この状況を変えていくには、かなりいろいろなことをしていかなければなりません。
https://bit.ly/3u6yxyZ
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群馬大学大学院医学系研究科 総合外科学講座 肝胆膵外科 調 憲 教授
祖父は日本が朝鮮を統治していた時代に朝鮮の医師や学生、そして患者さんに人間として真摯に向かいあい、その教育に力を尽くしたのであろうと思います。そうでなくては京城帝国大学の祖父のことを80年以上の歳月を経て韓国の皆さんが記憶しているわけがありません。時代は変わり、現在の日本と韓国の関係は必ずしも良好とは言えません。祖父の死後30年近くの年月が経ってしまいましたが、そのような中でも祖父が京城帝国大学に奉職してから80年を経ても祖父のことが伝えられていることに深く感動し、またそのことを誇りに思いました。
そして、相手がどのような立場の人でも、外科医として、大学の教育職についている者として、私はもう一度襟を正して診療と教育に力を尽くさねばならないと感じています。
https://bit.ly/3ubp6ye
坂の上の雲の先に【祖父 調 来助のこと】
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聖書はもういらない
なんとなく言いたいことは予想できるが、ちょっと気になる。
「人間を幸せにするのは神様ではありません。人間を幸せにできるのは人間です。」(本文より)
様々な固定観念から解き放たれたときに、新たに見えてくる世界
その起源から現在に至るまで長らく世界中に影響を与え続けている聖書。キリスト教の歴史をひもときながら、聖書がどのように人の心をとらえ、支配してきたのか、その過程と構造の解明を試みる書。
真の魂の救済とはどういうものか。喪失の悲劇から人間の弱さを理解したときに、人生はより豊かな広がりを見せる――。
目次
まえがき
第一部 聖書の支配
キリスト教の影響力
聖書の誕生
イエスの教え
パウロの福音
排他的な愛
エンドレスの感謝
神のみこころ
クリスチャンとノンクリスチャン
刷り込み
ある牧師の死
珠玉の「愛の章」
フィルターをかけられる
愛とは
ヨブの試練
安息日
閉鎖的な教会
韓国の教会
インターネット時代の聖書
三位一体とは
カトリックとプロテスタント
キリスト教会の反ユダヤ主義
十字軍
異端審問
魔女狩り
免罪符と宗教改革
人権思想の誕生
第二部 マインドコントロールが解けた
罪意識からの解放
事実は小説より奇なり
教会ごっこ
固定観念
バランス
神に人生を委ねるとは
喜びの消えた人生
人間の愛とキリストの愛
喜びこそ、生きる力
第三部 事実は小説より奇なり
第四部 喪失
あとがき
■著者紹介
野原 花子(のはら はなこ)
1958年生まれ、四国出身。
幼い時から、クリスチャンの母親の影響で地元のプロテスタント教会で信仰教育を受け、聖書的価値観から離れて生きることは生涯ないであろうと考え、高校3年時に洗礼を受ける。結婚後、12年間韓国で暮らす。その後、帰国、関東へ移る。
https://bit.ly/31vrp39
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令和3年3月28日 統 合 幕 僚 監 部
各国参謀長等による共同声明について
統合幕僚長山崎幸二陸将は、令和3年3月28日(日)(日本時間)、ミャンマーで生起している事態に対す
る平和的な解決を求めて、以下の共同声明を発出することと致しました。
(声明仮訳)
ミャンマーにおける同国軍による暴力行為を非難する各国参謀長等による共同声明以下は、オーストラリア連邦、カナダ、ドイツ連邦共和国、ギリシャ共和国、イタリア共和国、日本国、デンマーク王国、オランダ王国、ニュージーランド、大韓民国、イギリス及びアメリカ合衆国の参謀長等による共同声明である。参謀長等として、我々はミャンマー国軍と関連する治安機関による非武装の民間人に対する軍事力の行使を非難する。およそプロフェッショナルな軍隊は、行動の国際基準に従うべきであり、自らの国民
を害するのではなく保護する責任を有する。我々はミャンマー国軍が暴力を止め、その行動によって失ったミャンマーの人々に対する敬意と信頼を回復するために努力することを強く求める。
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学生証を本名に変えるのに1年
在日コリアン学生が直面した壁
駒沢大学を3月下旬に卒業した在日コリアンの兪在浩(ユ・ジェホ)さんは学生証などに記載される氏名を通称の日本名から本名に変更しようとした際、約1年かかりました。
毎日新聞2021年3月27日
駒沢大学を3月下旬に卒業した在日コリアンの兪在浩(ユ・ジェホ)さん(23)が、学生証などに記載される氏名を通称の日本名から本名に変更しようとした際、「通称名の中途変更を認めない」とする書類に署名していたことを理由に拒まれた。兪さんは大学側と交渉し、約1年後に本名に変更できたが、「ここまで時間と労力がかかること自体、在日朝鮮人としての尊厳を踏みにじられているように感じた」と訴える。
【後藤由耶/写真映像報道センター、塩田彩/統合デジタル取材センター】
「中途変更は認めない」という書類に署名したが……
兪さんは2016年4月に入学した。日本名で入学関係書類を提出したところ、本名と異なることに気づいた大学の教務部から「通称名使用願」を出すよう促され、署名・押印して提出した。21年度の入学生向けの「手引」には「外国籍の方で、住民票に記載されている通称名の使用を希望する場合は、入学後に通称名使用の届け出が必要」と記されている。「使用願」にはこう書かれていた。
<在学中は一貫して通称名を使用することとし、中途において変更することは認めない>
<通称名を使用することによって本人に不利益が生じたとしても、本学は一切その責を負わない>
兪さんは高校まで日本の学校に通い、日本名で暮らしてきたが、友人に本名を明かしにくく、もどかしい思いをしたこともあり、大学では本名で生活しようと思っていた。ただ、日本名に抵抗があったわけではなく、「書類上だけなら構わない」と考えたという。
だが、ゼミの自己紹介などで本名を名乗り、友人からも本名で呼ばれる中で、自分を表すのは本名だと実感するようになった。在日コリアンの学生団体に所属し、日本による朝鮮半島の植民地支配や在日コリアンの歴史を学んだ。「朝鮮人として誇りを持って生きたい」。そんな思いが芽生え、持ち歩く学生証に日本名が記載されていることを苦痛に感じるようになった。
本名に戻すための書類で「おわび」
17年5月、兪さんは教務部の窓口に「学生証の記載を本名に変えたい」と申し出たが、職員から「使用願」を理由に変更はできないと告げられた。大学の学生向け相談窓口にも相談したが、民族問題には対応できないと言われたという。
諦められず、同年7月、ゼミの担当教授や朝鮮語の授業を担当する在日コリアンの教授に相談。教授らが仲介する形で10月に副学長と面談した。その結果、大学側は兪さんに「本名使用願」を出すよう求めた。「ひな型」として示された書類の最後には、こう書かれていた。
<『通称名使用願』提出時においては『中途において変更することは認めない。』という条項を承諾していたにもかかわらず、2年後にこうしたお願いをすることについては深くお詫(わ)び申し上げます>
兪さんは18年3月、この「ひな型」に自身と父親の署名・押印をした上で提出。大学は翌4月、学生証など書類上の本名使用を認めた。本名に変えたいと申し出てから11カ月かかったことになる。
兪さんは「名前の選択一つでここまでしなくてはならないこと自体が、在日朝鮮人としての尊厳を踏みにじられているように思います」と語る。また、「本名使用願」の「おわび」の一文についてはこう振り返る。「早く変えたいと思って署名してしまったけれど、今はすごく屈辱的に感じます」
通称名使用をスムーズにやめられる大学も
学生の通称使用に届け出を必要とするケースは他大学でもある。外国籍だけでなく、性別違和を抱えていたり結婚で姓が変わったりした学生を対象にする大学もある。
例えば九州大学では「大学が作成する複数の書類で通称名を使用するため、事務の混乱が起きないよう書類提出を求めている」(学生支援課)という。ただ、九州大では「中止届」を出すことで通称名使用をやめることが可能だ。学生支援課は「学生が通称使用をやめたいと思ったときに、スムーズにやめられるよう設けてい
る」と説明する。東京都立大など他の複数の大学にも同様の制度がある。
駒沢大によれば、駒沢大に中止届はなく、通称名使用願を出した学生については「原則として在学中の変更は認めていない」(教務部学籍係)という。
ルーツ誇れる生き方尊重を
龍谷大の寺川史朗教授(憲法学)は「自分のアイデンティティーを決定づける名前を自分で決めることは自己決定権として憲法で保障されている」と指摘し、今回の駒沢大の対応についてはこう批判する。「事務手続きの混乱を避けるために一定のルールを設けることは否定しませんが、『在学中の変更は認めない』という運用は学生の自己決定権を阻害しかねず、見直すべきです」
在日コリアンの通称名に詳しい大阪市立大の伊地知紀子教授(社会学)は「戦後も日本社会での差別は根本的に改善されておらず、在日コリアンは創氏改名が続いているかのように日本名を使わざるを得ない現状がある」と話す。
朝鮮人に日本風の氏名を名乗らせた創氏改名は、日本の植民地支配下の朝鮮半島で1940年に施行された。伊地知教授は「おわび」を盛り込んだ書類提出を駒沢大が提案したことを厳しく批判する。「植民地支配をした加害者側が被害者に『私が悪かった』と言わせているのと同じ。人権侵害であり、言語道断です」
「適切な対応をとらせていただいている」
在日コリアンの本名使用に関しては、大府教育委員会が「本人のアイデンティティーの確立にかかわる」として「児童・生徒が自らの誇りと自覚を高め、本名を使用できるよう指導に努めること」とする生徒指導指針を掲げている。伊地知教授は「在日コリアン学生が自らのルーツを誇れる生き方をしようと選択したとき、その選択を尊重することが教育機関の使命」とも語る。
寺川教授や伊地知教授が指摘するような憲法や人権上の問題についてどう考えているのか、責任者の見解を示すよう駒沢大広報課に取材を申し込んだが、「学校法人駒澤大学としては、諸事情を勘案しながら適切な対応をとらせていただいております」という回答のみがメールで送られてきた。
記事にも実名を出すことを決心
兪さんは当初、匿名を条件に今回の取材に応じた。ネット上での中傷や攻撃を懸念したからだが、取材を受ける中で「自分が獲得した本名をきちんと出したい」と思い直し、実名を出すことを決心した。兪さんは23日に卒業した。卒業証書は本名で受け取る。今後は在日コリアン学生の支援に携わるという。「自分のように、
自分が何者かを知りたい同胞学生は多いと思う。ルーツを共に学び、朝鮮人として自信を持って生きることが
できるように支えたい」と語った。
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べてるの家、早坂潔さんからの手紙
ミスターべてる、こと早坂潔(はやさか・きよし)さん
@北海道浦河町から葉書が届きました
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前略お元気ですか
今回の行事どうもありがとうございます
風の人、土のひと、どうもありがとうございます
関さん今度えを書きましょう
伝えてください
色平さんも身体に気つけてください
人生いろいろな事があるけど今、生きている事が、かんしゃです
本当にありがとう
べてるの家・販売部長 早坂潔
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「べてる語録」
べてるに染まれば商売繁盛 偏見差別大歓迎
場の力を信じる 昇る人生から降りる人生へ
弱さを絆に 三度の飯よりミーティング
公私混同大歓迎 苦労を取り戻す
病気に助けられる 安心してサボれる職場づくり
それで順調 幻聴から「幻聴さん」へ
弱さの情報公開 自分でつけよう自分の病気
リハビリテーションからコミュニケーション そのまんまがいいみたい
べてるの家の無責任体制 利益のないところを大切に
やすらぎへのお手伝い 勝手に直すな自分の病気
べてるに来れば病気がでる 幻聴鑑定団「いい病気してますねぇ」
手を動かすより口を動かせ 過疎も捨てたもんじゃない
友だちの出来る病気、分裂病 冷たい風がふいてきたら暖かくして返そう
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「浦河べてるの家」とは、精神障害をかかえた人たちの有限会社・社会福祉法人の名称。北海道浦河町で、共同作業所・共同住居・通所授産施設などを運営しており、事業に参加している人たちの総数は100人を超える。
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第7回ヘルシー・ソサエティ賞・受賞スピーチ
(2011年3月2日@帝国ホテル)
ご紹介いただき、ありがとうございます
私の病院は、「協同組合」が運営しています
農民が、自ら出資して病院を建てた、ということは、「農民が医師を雇っている」ということです
若月俊一院長の「予防は治療に勝る」という実践でも有名です
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家族5人で10年間暮らした南相木村に、国道も鉄道もありません
村民のうち65歳以上が、なんと40%
そして今、日本の農山村につづき、日本の「都市の高齢化」が進行中です
ケアのあり方、ひとりぐらしの激増、住まいや交通手段、街づくりなど、問題が噴出します
このような事態、多文化共生を目指すグローバル社会で、歴史上初めて
しかも最大速度、最大規模での高齢化となって、世界の注目の的です
図らずも、「地球人類の近未来」を垣間見る、そんな村での生活となりました
お隣の韓国・台湾を加え、「大東亜共栄圏」ならぬ「大東亜共”老”圏」、
という笑えないお話もございます
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ここで、詩を読みます
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
ぶよぶよのからだにたくさんきこみ
意欲もなく体力もなくいつもブツブツ不満を言っている
毎日塾に追われ、テレビに吸い付いて遊ばず、朝からあくびをし
集会があれば貧血をおこし、あらゆることを自分のためだけ考えて
あれっ、私のことになってしまった、、、
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村で働いて、周囲の方々が「心持ち」である、一方、
都会育ちの自分が、心貧しい人間だ、と感じました
「おたがいさま、おかげさまで」あるいはまた、「金持ちより、心持ち」
「すきなひとと、すきなところで、くらしつづけたい」
おだやかな山村に、毎年、百数十人の医学生・看護学生が実習に来ました
村人もまた、孫のような若者たちに、よろこんで、「おしん」の時代の
苦労ばなし、「雨ニモマケズ」の体験を語っていました
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最後に申し上げます
日本の宝、「国民皆保険」は、今年、誕生50年の節目
選挙では、全政党が、「皆保険堅持」を訴えています
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財政赤字、国保の未納・滞納、そして「無保険者」の増加
そんな内なる危機に加え、外からは、「経済連携協定」や
医療ツーリズムなど「市場原理主義」の圧力
内外2つの大波で、皆保険が崩壊の危機に瀕していること、とても心配です
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一部の人々の「ぬけがけ」が貴重な制度資本を崩壊させます
世界の人々があこがれるジャパン・ブランド「皆保険」、ぜひ、持続可能な
制度設計につき、 皆さま、よろしくご高配くださいますよう
南相木村のみなさま、角道さま、そして厚生連・佐久病院の仲間たち、
ありがとうございました
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