【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

再掲【永岡浩一さんからの通信】J-WAVE JAM THE WORLD-UP CLOSE(2022/5/31)

2022-05-31 22:26:56 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】
J-WAVE JAM THE WORLD-UP CLOSE(2022/5/31) 青木理&牛山健一 外国人労働者問題、長野県でのケースから、農家、零細工場は外国人労働者なしに成り立たず、しかしウィシュマさん事件のように人権は認められない中では日本人の人権も認められず、そして外国人と共存して多様性を認めないと民主主義は破綻することを語る


 永岡です、アマゾンミュージック配信のJAM THE WORLDのUP CLOSE、火曜日のニューススーパーバイザーはラジオジャーナリズム界の首位打者、ジャーナリストの青木理さんでした(https://music.amazon.co.jp/podcasts/8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41/jam-the-world---up-close?returnFromLogin=1& )。概略書き起こしします。

 安倍元総理の桜を見る会にサントリーの巨額提供、朝日にも載ったものの、赤旗の記事のコピーに等しく唖然、朝日に乗った意味はあるものの、テレビはほとんど報じていません。しかし、コンビニでパンひとつ万引きして逮捕されても安倍氏の「氏」はついたままの日本は、独裁国家です!…と思ったら、文化放送の西川文野さんのラジオで青木さんこのサントリー利益供与について、モリカケ桜、安倍一強で検察も何もせず、森友事件、赤木俊夫さん自殺、雅子さんに青木さん取材、お金欲しさの裁判ではなく認諾+賠償金は税金、安倍氏、金ならやる、命だけは助けてくれ、しかし佐川氏の証人も拒否されて、雅子さんの記者会見でいつまでやっているのだと問われて、俊夫さんは唯一の家族、真相解明まで終わらない、青木さん、安倍氏はいつになったら真相を話して外からかぎのかかる別荘に入るのか、安倍氏の「氏」がついたままだと雅子さんは報われない+サントリーのデタラメ「我々メディアが安倍氏に「氏」を取れと言うべき」、政権が「氏」を外さないならメディアが追及すべき、刑事記録を解明した赤旗日曜版、東京、朝日の戦いに市民は続き、選挙でこんなデタラメを許したら、嘘をついても許されるとなったら一億ラ全員赤木俊夫さん、ニュースのラッシュだが、政権のアホさを許すな、バービーさんもニュースラッシュで忘れさせていると説かれて、青木さん、参院選でアホに投票するなと説かれました。

 そして、これの書き起こしをしていたら、泊原発に運転差し止め判決がありました。これは明日以降ラジオに注目します!



 テーマは長野県での外国人労働者問題、信濃毎日の記者がこれを取材、明石書店から5色のメビウス(https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784750353166 )を出版、デスクの牛山健一さんが出られました。青木さんの故郷の長野県での意欲的な企画、長野県は野菜栽培、外国人労働者なしでやれず、コロナ禍のこの問題、青木さんも評価されてJCJ大賞も取り、牛山さんは東京支社に今おられて、信濃毎日で25年記者、報道部長、蓼科の茅野市が出身、この企画、信濃毎日の企画、2021年1~6月に長期連載、84回!も連載、巨大なルポ、牛山さんデスク、記者は選任含めて5人、取材時間は2020年9月に開始、2カ月で5人態勢、連載後も記事を出して、5つ色のメビウスはキャンペーンもあり、若手の記者が頑張り社内でも評価されてジャーナリストの本領発揮。

 そして、この本、編集局長が前書き、コロナで、東京などから移住、しかし経済力に恵まれた人より外国人が深刻であり、取材をするとキラキラ移住の近くでしんどい人が多数いるのを知り、外国人だけでなく、コロナで苦しみ、命の分岐点にいる人の取材、日本人、外国人を問わずだが、コロナは外国人労働者にきつく、在留資格を取っても労働は言葉の壁もあり、しっかりしたルポのため外国人取材を綿密にして、外国人労働者にテーマを絞った。

 5つ色のメビウスの意味は、当初日本人も取材して、しかし日本人と外国人は表裏一体、5色=様々、多様+長野五輪を意図して世界、メビウスは表が裏、無限の記号に意味を込めて多様な人と、分断と対局なものが日本を平和にする意味、外国人とともに生きるであり、青木さんも長野出身、外国人労働者は、東京など大都市より少ないが、割合だと長野は20番目、平均的、人口200万、外国人25000人、企業が登録しているのは20000人、2014年と比較してそれは倍になり、当局の把握でのデータ。200万人で外国人は100人に一人、出稼ぎであり、青木さん、川上村は1000mのもの、高原野菜を作り、本もそこからであり、こういう労働は外国人なしでできないと下村さん説かれて、農業だけでなく製造業も外国人に頼り、大規模な労働。そして諏訪湖だとエプソンもあり、精密機械、金型など、中小、零細(町工場)でも技能実習生もたくさんいる。

 技能実習生、留学生もいて、長野県小諸市、農業で外国人労働者が酷使されて雷に打たれてなくなり、この事故が取材のきっかけ、8月に事故、下村さんひっかかっていたものもあり、当時は日本人が都会から長野に来ていたとみていたが、外国人労働者を見ないといけないと思い、雷雨の激しい中で農作業は長野だとあり得ず、親に言われてせず、しかし外国人はどうして落雷にやられたか、それはひっかかり。本でも当日記録的な雷雨、58ミリの大雨警報+雷注意報、外に人間がいたらダメ、タイ、スリランカの労働者がしかし外で労働。しかし日本の雇用主はその後取材に応じず、警察に聞けであり、下村さん、現地に通い大変、連載開始が迫り、外国人労働者の証言で何とか再現、亡くなられた外国人労働者は、観光ビザのオーバーステイ、当局だと不法滞在(この言葉、下村さん嫌い)だが、外国人は人権無視+不法滞在で弱みを使ってのアングラ労働が落雷事故になった!青木さん、他に技能実習生でも大変だと問われて、下村さん、2020年春のコロナで国は入国、帰国ダメとして、大阪の会社が長野に230人も違法に送り込み、見ず知らず、SNSでしかつながらずのものが一緒に住んでストレス、DVに近い傷害事件があり、帰れない、職もない人を長野県に大量に送り込んでいた。

 大規模農業、製造業は外国人労働者なしで回らず、外国人で日本人の雇用を奪うではなく、景気の良しあしに関わらず、日本人が働きたがらないものがあり、レタスは午前1時2時から、製造業は町工場、技能実習ではなく、数人の職場で大変。雇用する側から見たら転職困難、地方には、日本人の働かない職場でこの制度は有力だと取材で把握できた。

 しかし、少子高齢化、外国人労働者になしで地方も成り立たず、長野県でも多様化はあり、1990年の入管法があり、日系ブラジル人はその頃から入り、日系ブラジル人が長野を支えて、日系人が実習生に日本語教室を地域ボランティアでやり、面倒見はとてもいい、先輩の外国籍の皆さん、実習生の若者の相談役になり、公民館で日本語教室に、安曇野で高校生ボランティア、他では高齢者が教えていて、ブラジル人や高校生、高齢者が外国人を支えて、その点はいいが、労働には問題。

 さらに、牛久の入管も牛山さん取材、入管制度、外国人労働者をどう受け入れるか、この問題と入管は切り離せず、オーバーステイだと彼らは行政が怖く役所に行けず、経済、生産に貢献しているのに人権はちゃんとケアされず行政サービスは受けられず、コロナで、感染者はオーバーステイでも入院、ワクチンで来ても、収容施設は彼らにとって刑務所と同じ、下村さんの連載時にウィシュマさんの事件があり、オーバーステイは人権が認められず、しかし外国人を認めないと日本社会は成り立たないのに差別はこの国を崩壊させる。ウィシュマさん事件は、保護されるべき外国人の人権蹂躙、入管は外国人を叩きだす施設、これを放置したら日本人の人権も否定される。

 しかし、中小企業、農家は外国人労働者なしで全国的に成り立たないのに、人権蹂躙、パワハラされて、まるで奴隷制度が21世紀にあり、しかし日本人と外国人が同じ人権で共存しないとダメ、できている地域もあり、牛山さんはコロナ禍+言葉の壁もあるのに、長く日本におられる外国人も協力してくれて、実習生を受け入れる団体にもこれではいけないと思う人もいて、そういう人たちとコラボして出来た。本に出る役場の幹部は青木さんの同級生で、それは意味があり、牛山さん記事を書いて最初怒られたが、しかしそれを機にコミュニケーションができて、劣悪なものは一部でも許されない、多様性を認めないと民主主義は成り立たず、オーバーステイでも、ちゃんと在留資格を認めて共存できないと、人権社会は成り立たず、そしてそれを目指す人もいる。メディアも批判されるが、このような地域づくりに役立つものもできたと牛山さん締めくくられて、青木さん、外国人労働者、入管、人権問題について、奴隷労働は否定されるべき、隣人として共存できたら地域社会を活性化させて有意義であると締めくくられました。

 日本人(と大きな主語では問題ですが)はヨーロッパ、アメリカの人間にはひれ伏し、他方アジア、途上国だと尊大になる差別の好きな面があり、その典型が在日の方へのヘイトスピーチ、それらは民主主義を否定するもの、言うまでもなく差別は人権と民主主義の対極にあるもの、それをゴリ押しする自民・公明・維新を野放しにしたらこの国は潰れます。私・永岡は神戸の中華街・南京町のファンで昨年来、週末はここの馴染みの店でお昼食べて、多くの観光客が中国の皆さんの料理を堪能するのは希望だと思います(その後でブックオフに日中戦争だというクズ本を見て失笑します)。これも拡散してください、以上、青木さん、牛山さんのお話でした。


芝田進午・貞子夫妻と「平和のためのコンサート」

2022-05-31 21:23:05 | 政治・文化・社会評論
芝田進午・貞子夫妻と「平和のためのコンサート」


【序】
 コロナで途絶えていた「平和のためのコンサート」が21回目を開催する知らせをもらった。そうか、この空白はコロナ禍によるものなのだ。まず第21回目の具体的な中身を記す。そのあとに関連する考察を記す。なお芝田貞子さんは、故人芝田進午氏の妻としてずっとコンサートを内側から支え、進午氏が亡くなられてから以降はコンサートの主催者としてもご活躍されてきた。


【Ⅰ】 第21回平和のためのコンサート

2022年(核時代77年)


主催 平和のためのコンサート実行委員会
後援 アンサンブル・ローゼ
   ストップ・ザ・バイオハザード国立感染所の安全性を考える会
   バイオハザード予防市民センター
日時 2022年6月11日(土)午後2時開演(午後1時半開場)
料金 2,000円(全席自由)
会場 牛込箪笥(うしごめたんす)区民ホール
   都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅A1出口徒歩0分
   東京メトロ東西線 神楽坂駅2番出口徒歩10分
お問い合わせ TEL/FAX 03-3209-9666 芝田様方

プログラム
第一部 「折り鶴のとぶ日」
     語りと音楽による「つるのとぶ日」河原田ヤスケ アンサンブル・ローゼ
 末廣和史
      ヴァイオリン独奏  信田恭子 ピアノ末廣和史
       重唱   アンサンブル・ローゼ
(池田孝子・斎藤みどり・高橋順子・渡辺裕子・芝田貞子・
 嶋田美佐子・山田恵子)
        ピアノ 末廣和史

第二部  テノール独唱 狭間 壮 ピアノ はざま ゆか4曲他
      会場の皆さまとご一緒に

司会  長岡幸子




【Ⅱ】20回目の『平和のためのコンサート』で気づいた重要な問題提起

Ⅰ:第20回コンサート概要
 2019年6月8日。新宿区の牛込箪笥区民ホールで行われた第20回平和のためのコンサートは会場満員の観客と、出演アーチストの演奏歌唱が一体化して、20周年を飾るにふさわしいコンサートであった。


例年第一部の講演が、20周年を記念した企画となっていた。今回は「平和への祈り」という主題に特化して、【語りと音楽による「あの星はぼく」被爆二世の死】を訴えていた。詩:名越操さん、作曲:木下航二さん、編曲:腰塚賢二さんの作品である。河原田ヤスケ氏の語りとアンサンブル・ローゼによる歌唱(ピアノ伴奏末廣和史さん)によって表現されていた。


第二部。信田恭子さんのヴァィオリン独奏やロシア文学に造詣の深い伊東一郎氏の独唱(ピアノ伴奏:児玉さや佳さん)、アンサンブル・ローゼによる重唱(末廣和史ピアノ・信田恭子ヴァイオリン)、その他どれも芸術的に磨かれた内容だった。

私は入場していただいたプログラムを読み、鈴木武仁氏の寄稿文にはっとした。


Ⅱ:「平和のためのコンサート」と重要な市民運動
*転載
~第20回 平和のためのコンサート~によせて

      ストップ・ザ・バイオハザード

      国立感染研究所の安全性を考える会会長

                    鈴木武仁



 このコンサートは、芝田進午・貞子ご夫妻を初め、平和と安全を求める市民による裁判闘争、即ち国立感染症研究所の品川庁舎から現在の戸山庁舎への移転に伴うバイオハザード(生物災害)を防ぐ裁判闘争の支援を目的として始められました。



 以後、私たち「国立感染研究所の安全性を考える会」及びその前身である「予研=感染研裁判の会」は、これまで1989年から30年にわたる予研=感染研再移転要求運動を展開してきました。



 この運動の支援を目的に、2001年4月7日、東京信愛教会を会場に「予研=感染研裁判と新井秀雄さん支援コンサート」(180名)を開始し、2004年6月、名称を「支援コンサート」から「平和のためのコンサート」に一新、牛込箪笥区民ホール(400名)に会場を移し、今回第20回を迎えることができました。

 

 その間、オウム真理教サリン事件、阪神淡路大震災、東日本大震災とそれに伴う福島第一原発事故が発生したとはいえ、感染研が、人命に及ぶような大事故を起こさずに過ごせましたのは、皆様方の市民的監視とご支援があったがゆえと理解しております。ここに心より感謝を申しあげます。



 この鈴木氏の中にある【2001年4月7日、東京信愛教会を会場に「予研=感染研裁判と新井秀雄さん支援コンサート」】が2004年から現在のかたちに発展したという事実。2010年に出版された書籍に、芝田進午氏が死去後に、裁判原告団団長を継承した武藤徹氏が書いた文章に【2004年4月22日に、第一回の「支援コンサート」が開かれています。2003年の第四回まで開かれ、多額の寄付が寄せられました。以後は、「平和コンサート」に引き継がれています。】

とある。

(『国立感染研は安全か バイオハザード裁判の予見するもの』国立感染症研究所の安全性を考える会 編著(緑風出版)第一章 バイオハザード裁判とは?二 環境を守るために市民はどう立ちあがったか  武藤 徹 p35



 芝田夫妻は、「ノーモア・ヒロシマコンサート」を新宿区朝日生命ホールなど都内と広島大学教授だった広島市で多年にわたって開催した。それは、芝田進午氏の核時代と「人類絶滅装置大系としての核」廃絶についての広範な学際的研究を裏付けられている。

『現代の課題 Ⅰ―核兵器廃絶のために』青木書店1978年

『反核・日本の音楽 ノーモア・ヒロシマ音楽読本』汐文社1982年矢澤寛・木下そんき編

『核時代 Ⅰ―思想と展望』青木書店1987年

『核時代 Ⅱ―文化と芸術』青木書店1987年



 さらに、お住いの新宿区戸山に、予研(感染研の前身)が強制的に移転を強行する時、ライフワークも当時研究中の研究も停止して、国立予研・感染研について、住民自治会など戸山に住む住民や早稲田大学やなど公的施設の人々も反対運動に立ち上がった。



Ⅲ:芝田進午というひと



 私は、この文章を書き始めて、『国立感染研は安全か』と『実践的唯物論への道 人類生存の哲学を求めて』とを再読している。後者の中の『Ⅴ 核時代・バイオ時代における「実践的唯物論」の課題』『20 バイオ時代の危険と「実践的唯物論」の新しい形態の追究』「予研移転阻止闘争の開始」の箇所には、この問題に関わり、驚くべき浮かび上がった歴史の暗部が事実に基づき叙述されている。いまそのまま引用するのは先に延ばす。



 広島・長崎に核兵器を投下したアメリカ国家の首脳部と米軍は、なぜ広島に原爆を投下したか?それは、原爆攻撃のもうひとつの側面は、大量人体実験という側面だった。そして米軍のABCC(原爆傷害調査委員会)を支援するために国立予防衛生研究所を日本政府は設置した。



 さらに予研にはかつて七三一部隊に協力していた医学者が多数集められた。



 詳細ははぶくが、原爆投下―七三一部隊-国立予研は、無縁ではない。一つの連環を形成している。そのことが、核廃絶文化の一環のノーモア・ヒロシマコンサートと、「予研=感染研裁判と新井秀雄さん支援コンサート」とが「平和のためのコンサート」として結晶化する由縁があったわけである。



 新井秀雄氏は国立予研・感染研の主任研究員だった。敬虔なクリスチャンの新井秀雄さんは、芝田氏たちの考えを聴き、自ら芝田氏たちを支援する。それゆえに新井さんは処分を受ける。人間の本質は、うわべの主義主張ではなく、その人の「人間性と人格」に帰する。



 芝田進午というひとこそ、実践的知識人であるだけでなく、現代社会において人類生存のための最大の啓示を豊かに教え育む教師であった。~了~


【Ⅲ】第21回平和のためのコンサート

ここは2022年6月11日に開催されるコンサートを拝聴した後に執筆するつもりである。


【色平哲郎氏からのご紹介】 192 人道的危機の地を支える「地球のお医者さん」

2022-05-30 12:28:39 | 言論対話原稿所収
【色平哲郎氏からのご紹介】

192 人道的危機の地を支える「地球のお医者さん」

日経メディカル 2022年5月30日 色平哲郎

あらゆる戦争は、最悪の人権侵害であり、生命を尊重することを使命とする医療者にとって、最大の「敵」であろう。

大学の先輩医師で、NPO法人カレーズの会理事長のレシャード・カレッド先生が、日本文化厚生農業協同組合連合会が発行している『文化連情報』という雑誌で「アフガニスタンからみた世界と日本」というコラムを連載中だ。2022年5月号では、ロシアのウクライナ侵攻への憤りと、一刻も早い和平への思いを記している。

一方で、長い間、戦乱が続いたうえに大干ばつで500万人もの子どもが飢餓に直面する祖国アフガニスタンへの、国際社会の「無関心さ」にも言及。アイルランドの国会議員クレア・デイリー氏の「欧州議会」での演説を引用している。その内容は、レシャード先生の胸の内を代弁しているかのようだ。少し長くなるが、大切なことに気づかせてくれるスピーチなので孫引きをお許しいただきたい。


「現在私たちが壊滅的な危機に直面していることは間違いありません。
支配者による戦争によって、罪のない民間人の命が犠牲になっています。しかし、ウクライナだけではないのです。前回の総会以降、何万人ものアフガニスタン国民が、食料と安全を求めて避難することを余儀なくされています。

500万人の子どもたちが飢餓に直面し、苦しく辛い死を迎えています。
児童婚が500%増加し、生き残るために売られている子どもたちが増加しています。この場 (欧州議会)では、そのことには一切触れないのです。この国でも、どの国でもです。
ありとあらゆるテレビ放送や緊急人道支援も全く触れませんし、特別総会もなければ、この欧州議会総会の話題に上がることもありません。
(中略)
彼らは、自分たちの人道的危機が、なぜそれほど重要でないのか不思議に思っているに違いありません。

皮膚の色が問題なのですか?
白人ではないから?西洋人ではないからですか?
彼らの問題はアメリカからの武器と侵略が原因だからですか?
彼らの国の富を奪う決断をしたのは専制的なアメリカ大統領だからですか?
専制的なロシア大統領ではないからですか?
(中略)
すべての戦争は悪であり、すべての犠牲者は支援に値します」


このように「すべての戦争は悪」と断じるところからしか、人道は浮上してこない。


住民の生活を守り育てる「地域復興モデル」


昨年8月、アフガニスタンから米軍が撤退し、タリバン政権が復活した。国際社会は、タリバンの女性の権利侵害などを理由に経済制裁を行っている。アフガニスタン経済は悪化の一途をたどり、人道的危機に歯止めが利かない。

そうした中、レシャード先生の「カレーズの会」は、アフガニスタン南部のカンダハル診療所の現地活動を継続している。カンダハル診療所は、市域の東にあるため、昨年夏の激しい戦闘に巻き込まれなかった。国外退避を希望する職員も出ず、医療活動が続けられている。

昨年9月上旬には、タリバンの州政府調査団がカンダハル診療所を訪ねてきた。
調査団は診療所の活動内容を確認し、女性スタッフによる「夜間出産」についても熱心に聞き取ったという。その結果、「今まで通りの活動を継続してよい」と承認された、とレシャード先生は「カレーズの会」のウェブサイトで報告している(外部リンク)。
https://www.karez.org
タリバン政権であれ、人命の尊重は当然なのだろう。

現在アフガニスタンの病院や学校などの公的機関、民間ビジネス、NGO団体などの預金口座は凍結されている。
「カレーズの会」も現地職員の給与や医療品、検査消耗品などの支払いが困難な中で、「無償の医療サービス」を継続中だ。その実践力に頭が下がる。

アフガニスタンといえば、故・中村哲先生が立ち上げた「ペシャワール会」も、現地で重厚な活動を続けている(ペシャワール会ウェブサイト)。
http://www.peshawar-pms.com/index.html

アフガニスタン東部ナンガルハル州の山間部にあるダラエヌール診療所では、昨年8月の米軍撤退時期に現地の医師や看護師、薬剤師ら14人が数日間、自宅待機したが、戦闘や混乱は起きず、住民の要望を受け、診療を再開したという。

2019年末に中村先生が凶弾に倒れてからも、ペシャワール会は活動全体を継続している。
中村先生が「地球のお医者さん」として、大干ばつに立ち向かうために起工した用水路は、約27kmにも及び、広大な砂漠を緑地に変えた。農場では穀類、野菜、果樹の栽培や畜産などが営まれ、65万人の農民の生活を守り育てる「地域復興モデル」として注目 されている。

医療の視点から生命を守ろうとすれば、「地球のお医者さん」の活動領域は無限に広がるといえるだろう。


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「全く逆です。命を守るどころか、かえって危険です。私は逃げます」中村哲医師


◆自衛隊来るほうが危険(2014年5月16日 西日本新聞)
アフガンで人道支援 ペシャワール会 中村哲氏

アフガニスタンで医療活動や灌漑水利事業などの人道支援を30年間続けている非政府組織「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表中村哲氏(67)=写真=は15日、西日本新聞の電話取材に応じ、集団的自衛権が行使された場合、安倍晋三首相の主張とは逆に、海外で邦人が危険に巻き込まれる可能性が高まることを指摘。憲法9条の存在が国際社会での日本の立場を高めていることを強調した。


アフガニスタン人にとって、日本は軍事行動に消極的な国だと思われています。一言で言うと敵意のない国。これは自衛隊の行動を縛ってきた憲法9条の威力です。

アフガニスタン人も、日本には他国の戦争に加担しないという「掟」があることを知っています。

アフガニスタンで活動する中で、米軍のヘリコプターに撃たれそうになったり、米軍に対する反政府側の攻撃に巻き込まれそうになったりしたことはありますが、日本人だからという理由で標的にされたことはありません。この「掟」があるからです。

今、活動拠点のアフガニスタン東部のジャララバードには私以外、外国人はいません。大勢いた欧米の人は逃げ出しました。米同時多発テロの後、米国を中心とする多国籍軍が集団的自衛権を行使し、軍服を着た人々がやって来てから、軍事行動に対する報復が激しくなり、国内の治安は過去最悪の状況です。

アフガニスタン人は多くの命を奪った米国を憎んでいます。日本が米国に加担することになれば、私はここで命を失いかねません。安倍首相は記者会見で「(現状では)海外で活動するボランティアが襲われても、自衛隊は彼らを救うことはできない」と言ったそうですが、全く逆です。命を守るどころか、かえって危険です。私は逃げます。

9条は数百万人の日本人が血を流し、犠牲になって得た大いなる日本の遺産です。大切にしないと、亡くなった人たちが浮かばれません。9条に守られていたからこそ、私たちの活動も続けてこられたのです。私たちは冷静に考え直さなければなりません。


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日本は今、米国本位の中国排除と対中戦の最前線に立たされつつある。軍事面でも経済面でも。もし対中国戦が勃発すれば戦火にさらされるのは米国ではない。日本の国民と国土である。中国の徹底排除で経済に破壊的ダメージを与えられるのは米国ではない。日本の経済と企業である。日本国民は、日本が米国の「踏み台」・「捨て駒」にされつつある現実を見抜き、今、何としても日本の中立・平和と経済、そして国民の命を守らねばならない。

坂本雅子「米国の対中国・軍事・経済戦の最前線に立つ日本」
「経済」6月号



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「カリスマ」を支え続けた功労者が遺したもの

 10月11日午後、私が勤める佐久総合病院の松島松翠(しょうすい)名誉院長が、92歳の天寿をまっとうされた。世間的には佐久病院といえば、終戦直前に赴任した若月俊一名誉総長(1910-2006)が「農民とともに」のスローガンを掲げて地域に密着した医療を展開し、住民の支持を受けて地方では稀有な大病院に育てたことで知られている。

 確かにその通りではあるが、若月先生の理念を実体化したのは松島先生だった。本田技研工業を創業した本田宗一郎氏に藤沢武夫氏という名参謀がいたように、佐久病院も若月先生のカリスマを支える松島先生がいて発展を遂げることができたのだ。

 松島先生は、若月先生の指示を単にそのまま受けるのでなく、現実に落とし込んで、少しずつ実現させていった。松島先生は温厚な性格で知られるが、時に若月先生に直言し、言い返すこともあった。そして周囲や部下をかばったりもした……。このあたり、必ずしも一般には伝わっていない。

 松島先生は1928年生まれで、東京大学医学部卒業後の1954年、佐久病院に就職した。当初は外科医で、後に健康管理部門に転じた。1960年に健康管理部長に就任。住民と一緒になって健康づくりを進める旧南佐久郡八千穂村(現、佐久穂町)での「全村健康管理」や、長野県内全域で巡回健診を行う「集団健康スクリーニング」などを積極的に進める。文字通り「予防は治療にまさる」を牽引し、農村での病気の予防、早期発見、早期治療の仕組みを確立した。

 いつも笑顔の松島先生は、行政の保健師たちと仲良しだった。彼女たちの(彼女たちを経由して住民から届く)提言、さらには苦言や批判を素直に聞き入れて病院づくりに反映する度量があり、この点が際だっていた。1978年から15年間、南佐久郡八千穂村(当時)で衛生指導員を務めた若月賞受賞者・高見沢佳秀さん(79)は、松島先生が亡くなったことを受けた信濃毎日新聞の取材に対し「上から押しつけず、同じ目線で住民の話を聞いてくれた」とコメントしている(10月16日朝刊)。

 亡くなる直前、松島先生は「季刊佐久病院41号」(2020年秋号)に載せる「漫画になった吉野源三郎」という原稿の加筆、修正をされていた。以前、一度、執筆した原稿だったが、その中で『君たちはどう生きるか』の著者・吉野源三郎について触れながら佐久病院の「社会科学的認識」の弱まりを指摘し、克服しなくてはならないと説いていた。社会科学的認識とは、地域の実情や歴史、人と人との関係、経済状況の変化など、医療を取り巻く様々な要因をしっかり把握しておくこと、といえようか。松島先生らしい原稿なので、一部、引用しておきたい。

「現在の働き方改革からすれば、異論を唱える人がいるかもしれないが、『社会科学的認識』を深めていくには、まず地域をよく知ることだと私は思う。病院の中に閉じこもっているだけでは、地域は分からない。地域へ出て地域がどのような社会的問題点を抱えているのか見極めることだ。そのなかで、地域の人たちと心が通じ合う仲間になることがすべての始まりである」


住民と病院との心理的距離を縮める

 時に松島先生は、佐久病院の演劇活動の中でアコーディオンを奏で、若月先生が書いた詞に曲をつけた。住民の前で芝居を演じる「文化活動」で公衆衛生への意識を高め、住民と病院との心理的距離を縮めた。そうした地道な実践の上に、現在の佐久病院はある。

 私自身は、1995年の夏、若月先生と松島先生のお2人に東京・本郷の東京大学医学部の山上会館で講演いただいたときのことが忘れられない。

 数カ月かけて準備をした。東大医学部国際保健計画学教室の教授の招きで、2人は母校の演壇に立った。若月先生がほとんどの時間を使ってお話をされたが、「私の3つのアピール(「予防は治療にまさる」「農民とともに」「学問を討論の中から」)を、現実にして見せてくれたのは、この松島院長(当時)なんだよ」とおっしゃ
って紹介されたのが印象的だった。

 俳優で、反戦・脱原発の活動にも力を注いだ菅原文太氏が、2014年に亡くなる直前の講演で松島先生編著の『現代に生きる若月俊一のことば』を聴衆に向かって何度も掲げ、地域に根付く医療の大切さを強調していたことも思い出す。

 戦争をくぐり抜け、戦後日本の礎を築いた人がどんどん少なくなっていく。合掌。

2020/11/30 日経メディカル 色平 哲郎(佐久総合病院)




【孫崎享のつぶやき】 目次紹介:平和を創る道の探求

2022-05-28 11:58:46 | 転載
【孫崎享のつぶやき】

目次紹介:平和を創る道の探求:-ウクライナ危機の糾弾制裁を超えて、第一章露のウクライナ攻撃は新冷戦の序曲か、第二章 新世界秩序の形成、第三章 台湾問題は米中軍事衝突をもたらすか、第四章 軍事的手段では日本は時事国の安全は確保できない
2022-05-28 06:444



はじめに

第一章 ロシアのウクライナ攻撃は新たな冷戦の序曲か

 1:ロシア軍がウクライナ侵攻を行うに至るまでの背景
 2:戦争の経緯
 3:追い込まれたロシア軍とプーチン政権
 4:今後の見通し
 5:西側諸国の支援態勢―「糾弾」と「制裁」を超えて

第二章 新しい世界秩序の形成
 1:ウクライナ問題は、米国対ロシアが対決する{新冷戦}になるのか
 2:世界の経済バランス
 3:「冷戦」→「米国一極支配」→「新秩序」の流れ

第三章 台湾問題は米中軍事衝突をもたらすか
 1:台湾周辺で米中が戦ったらどちらが勝つのか
 2:台湾問題の複雑さはどこに存在するか
  -「台湾は中国の一部」という国際約束と、台湾国民の独立志向の調整

第四章 軍事的手段では日本は時事国の安全は確保できない
 1:ウクライナと日本では安全保障環境が全く異なります
  -対戦車ミサイルや対ヘリコプターミサイルでは防衛できません
 2:ミサイル防衛は極めて限られた場合にのみ機能します
  -それは敵国が自国のミサイル発射装置に攻撃をかけてくる時です
 3:「敵基地攻撃論」の馬鹿馬鹿しさ
 4:尖閣諸島周辺で日中が武力紛争を起こした時、米軍は出てきません
 5:「核の傘」はありません

第五章 平和の道の探求:「戦争放棄」の国から「戦争参加」の国へ
 1:平和憲法の成立と幣原喜重郎の役割―全てマッカーサーが決めたことなのか
 2:ダレスの考え:「われわれ(米国)が望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期
  間だけ駐留させる権利を確保する」ことを目指した日米安保条約が結ばれます
 3:多くの人は知りませんが、日本は朝鮮戦争に公的に参加しています
  ―朝鮮戦争を契機に日本は「戦争しない国」から「戦争に参加する国」になっ
  たのです
 4:「お金の貢献では駄目だ。人(自衛隊)も出せ」という認識が、湾岸戦争時、
  米国の圧力の下、虚偽の報道を交えて展開され、この認識が今日まで続きます
 5:日本国民はほとんど気づきませんでしたが、2005年、自衛隊を米国戦略
  のために海外展開することが日米間で合意されます
 6:憲法改正を求める動き

第六章 平和を創る道
 1:「日本の安全は軍事力では確保できない」ことの認識が「平和を創る道」の模
  索の出発点です
 2:和平の道―対面するだけではありません。自分の意見を100%通そうとす
  るのではなく、どこまで互いに譲り合い、折り合いをつけるかです。何故10
  0%実現ではダメなのでしょう
 3:譲歩の最大のメリットは「譲歩」で譲ったものと、譲歩しない時に新たな展
  開で失うものと比較した場合、後者が比較にならない位大きいのです

第七章 北朝鮮の脅威に如何に対応するか
 1:北朝鮮は何故核開発を行うのか
 2:北朝鮮の核兵器の脅威にどの様に対応したらいいでしょうか
 3:キシンジャーが提言する「無条件降伏を求めないことを明らかにし、どんな
  紛争も国家の生存の問題を含まない枠を作ることが米国外交の仕事である」が
  追求されたでしょうか
 4:「イラン、イラク、北朝鮮を敵と位置付ける」、これが冷戦後の米国戦略のか
  なめになり、今日まで継続しています
 5:日本はどうしたらいいでしょう。「国家の生存の問題を含まない枠」(キッシ
  ンジャー)を作ればいいのです

第八章 尖閣諸島問題
 1:尖閣諸島の帰属は、日本、中国、台湾のいずれにも属していない状況です
 2:領有権問題が未決着で、管轄を日本としてそれを維持することは、日本に有
  利のはずです
 3:日中漁業協定の意味

第九章 平和への道への助言
 1:第二次大戦後のフランス・ドイツの知恵
 2:ASEAN(東南アジア諸国連合)の知恵
 3: ―域内の多様にもかかわらず協力体制構築
 4:私の提言:尖閣諸島、その周辺海域を国際自然保護区にしたらどうですか




参院選「極秘」情勢調査が判明/自民大勝ち「60議席」/維新が立憲民主を上回る「野党第一党」/国民民主は大惨敗か

2022-05-27 14:13:50 | 転載
>参院選「極秘」情勢調査が判明/自民大勝ち「60議席」/維新が立憲民主を上回る「野党第一党」/国民民主は大惨敗か
ファクタ号外速報(5月27日 11:00)
2022年6月号 POLITICS [号外速報]


自民党が5月に実施した参院選の極秘情勢調査の内容が判明した。それによると、自民党は事前の予想を上回る高い支持を得ており、全国で32選挙区ある1人区のうち、24選挙区でリードする展開だ。比例区の得票数も前回選挙よりも1割以上増えて1900万~2000万票に達し、20~21議席を獲得する勢いだ。これらにより自民党の議席数は、選挙区と比例区を合わせて60議席(改選54)を窺う優位な情勢となっている。

「候補者未定」山形選挙区も自民優勢


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勢いづく自由民主党本部(東京・永田町)
この情勢調査を見て自民執行部が動き出した。国民民主党が現職の舟山康江筆頭副代表の擁立を決めていた山形県選挙区(定数1)をめぐり、自民は当初、国民民主の政策協力を考慮して候補者の擁立を見送る方向だったが、一転して擁立を決定。情勢調査では「候補者未定」ながらも、自民候補が圧倒的な支持を得ており、「ここで候補者を立てない理由はない」(自民関係者)と判断し、元県議を中心に候補者選定を急ぐ方針だ。

「猪瀬擁立」維新は「倍増以上」の伸び

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参院選比例代表に元東京都知事の猪瀬直樹氏を擁立する日本維新の会の馬場伸幸共同代表(右)
今回の情勢調査でもう1つ浮かび上がったのは、日本維新の会の躍進だ。とくに比例区では地盤の大阪以外でも支持を増やし、総得票数は900万~1000万票と野党第一党の立憲民主党を上回る高い得票が見込まれ、9~10議席を獲得する勢いだ。

また、近畿圏以外の選挙区でも議席獲得が予想されており、比例区と合わせて15議席前後(改選6)と倍増以上に伸ばす可能性がある。同党は参院選で「比例区と選挙区で12議席を獲得する」との目標を掲げているが、難なくクリアできそうだ。そして比例区でのさらなる票の上積みを目指し、知名度の高い猪瀬直樹元東京都知事の擁立も急遽決めた。維新は昨年の衆院選でも支持を広げており、その躍進ぶりに自民も警戒を強めている。

一方、立憲民主は比例区の獲得票数が800万~900万票と伸び悩み、獲得議席も8~9にとどまりそうだ。ただ、選挙区では知名度の高い候補が健闘しており、一時は京都府選挙区(定数2)で落選が囁かれた福山哲郎前幹事長も共産党候補との接戦から抜け出す位置につけたという。それでも政権批判票が維新などに分散することで、獲得議席は20(改選23)を下回りそうだ。

「4~5議席」に落ち込む国民民主

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苦しい戦いの国民民主党の玉木雄一郎代表
なかでも厳しい情勢なのが国民民主だ。比例区の獲得票数は200万~250万票にとどまり、2議席の獲得が精一杯だ。今回の参院選では7議席の改選を迎えるが、山形県選挙区の舟山氏をはじめ、有力議員の苦戦が目立ち比例区と選挙区を合わせて4~5議席に落ち込む恐れがある。

同党では玉木雄一郎代表が主導し、今年度予算案に野党としては異例の賛成票を投じるなどで党勢回復を目指した。これは最大の支援団体である連合の芳野友子会長の要請を受けたものだが、組合員を含めた有権者にはそうした方針転換は浸透しておらず、選挙結果によっては玉木代表の責任問題に発展する可能性もある。

固い岩盤支持層に支えられている公明党と共産党はともに堅調だ。公明は比例区の獲得票が600万~700万票で7議席、共産は300万~400万票で4議席の獲得がそれぞれ見込まれる。選挙区でも知名度の高い候補が底堅い戦いを見せている。「消滅の危機」に直面している社民党も比例区で100万票程度を獲得し、何とか1議席は確保できる見通しだ。
「明暗」分かれる維新と国民民主

参院選で自民党が高い支持を獲得するのは、新型コロナの感染抑制に加え、ロシアのウクライナ侵攻で安全保障への関心が高まっているためだ。岸田文雄首相の支持率も各種世論調査で政権発足以来、最も高い数字が出ており、「負ける要因が見当たらない」(自民党関係者)という万全の状況だ。

とくに2019年の前回参院選と今回の決定的な違いは、共産党を含めた野党勢力の結集である。前回は全32選挙区の1人区で野党候補の競合はなかったが、今回は一転して21選挙区で野党候補が競合している。そうした選挙区では自民党候補がリードする展開にある。

維新と国民民主がともに独自色を追求し、候補者擁立に動いて野党同士の競合を招いたが、選挙結果は維新と国民民主で明暗がはっきりと分かれそうだ。

【永岡浩一さんからの通信】 2022年05月26日 午後 3:32

2022-05-26 20:12:34 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】

文化放送ラジオ 大竹まことゴールデンラジオ(2022/5/26) 望月衣塑子 アダルトビデオ規制法のこと、女性の人権擁護に重要で大きな一歩だが、まだ不十分な点があり、弱い立場の人間の人権を徹底的に守る姿勢がないといけないことを指摘する


 永岡です、文化放送ラジオの、大竹まことゴールデンラジオ、今週木曜日の大竹紳士交遊録は東京新聞記者の望月衣塑子さんでした。パートナーははるな愛さん、アシスタントは砂山圭太郎さんでした。

 大人同士のガチンコトーク、望月さん、かつては警察に密着、お子さん生まれて今は昼主体に取材、大竹さん、官僚が国会の時に大変で、新聞も大変だと説かれて、労働時間多すぎる、望月さん、NHK記者の過労死自殺があり、変わりつつあるもの大変、大竹さん、賃金の上がらないのに怒られて、本当は金融政策だけで経済は良くならない、製造、サービスを回すべきものが金融だけで変わらないと説かれて、望月さん、企業の内部留保のみあがり、そして投資しないと説かれて、望月さん、物価は2%上がり、安倍氏、軍事費を6,7兆円にしろ、しかし国債に頼るのはどうか?

今月の望月さんのテーマは、昨日衆院の内閣委員会で、アダルトビデオの規制法が可決、明日本会議で可決、しかし法案を通してほしくない、不十分との支援者のデモが、紫のTシャツで動きがあり、過去AVに規制法なし、しかし被害があり、民法の改正で18歳成人になり、これまで親の同意なしに拡散されたら取消権があったが、それがなくなり、18,19歳の少女に問題、少女が不利なAV出演があり、それを防ぐ急ピッチの法案だが、良かれとして、共産党、れいわの含めて全会一致、しかし拙速すぎるとの意見もあり、弱い立場の女性を支援した人たちが、画期的との意見と、売春を合法化という意見があり、さらに男性の被害もあり、出演者に性行為強制はダメ、拒絶できて、一番大きいのは契約から撮影まで1カ月、公開に4カ月必要、そして出て、親、友達にばれたら、という問題があり、そのため施行から2年は解除できる。 

 大竹さん、しかし出回り問題と説かれて、望月さん、製作者に原状回復を求めて、しかし違法ダウンロードもあり不十分、取り消しは困難なものもあり、今までは支援団体に取材されて、1800件以上の相談の600がアダルト、そしてアダルトビデオは年間10万!も作られて、その中で特定されるのはないと業者は自意識過剰というが、出演者は生活困窮もあり、そしてAVは出たらすぐばれる、支援者のお話だとそうで、LINEで同級生に知られて、そして18,19歳は解除困難、ある種野放し、そして売れるために、プロモーションのものを作るような雰囲気、アイドルもギリギリだと言葉巧みに業者に言われるもの、はるなさんも東京に出て、タレントとAVの部署があり、AVに出ると過去に傷、子供を生んで、名前を変えて、子供にも知られたくなく、はるなさんは学校の義務教育でこんなデメリットがあると教えるべきと説かれて、望月さん、業者は言葉巧みに女性をそういう世界に引き込む、スカウトも、作品かお金か、援助交際の高校生の、その相手に延長で顔出し、1作10万円でやらせて、それが受ける場合があり、援助交際でもばれて、その世界でそれだけ見ている人もあり、被害者はデジタル拡散、デジタルタトゥーで傷つき、そして猶予期間があるのは前進でも、反対の声は、強制ではないならいいのかではあり、被害者は実質強制でやらされて、本番行為、売春の防止を求める意見があり、そして性行為は工事良俗に反しないという東京地裁の判決もあり、性行為をどうするか、まだ法律に課題はあり、社会が性行為売春を認めるか意見は様々、欧米だと法規制で地下に潜るものもあり、セックスワーカーの意見も聞いて、女性の人権を守るべきと締めくくられました。アダルトビデオは、私みたいにウルトラマンと仮面ライダーのDVDしか買わない(それも中古で(笑))もののところにもダイレクトメールが来て、こんなもの送るなと何度も業者に言ったほど、望月さんのお話で、深刻な実情、よくわかりました、以上、望月さんのお話でした。


【広原盛明のつれづれ日記】 2022-05-22

2022-05-26 10:21:07 | 転載
【広原盛明のつれづれ日記】
2022-05-22
参院選公示まで1カ月、自民にすり寄る国民民主、分裂を促進する連合、進まぬ野党共闘、岸田内閣と野党共闘(その17)
2020年参院選公示まで1カ月、日経新聞(5月22日)は「1人区、野党競合3分の2」「調整不調、維新も台頭」との見出しのもとに、次のような情勢を伝えた。

――参院選の公示日となる見通しの6月22日まで1カ月に迫った。全国32ある改選定数1の「1人区」のおよそ3分の2で複数の野党系候補が出馬する見通しだ。1人区全てで野党候補が競合しなかった2019年の前回選挙までと状況が変わった。



5月21日時点の日経新聞の集計によると、複数の野党系候補が競合しているのは21選挙区(うち3選挙区は立民・国民がともに公認候補擁立)、競合していないのは11選挙区(うち2選挙区は共産のみ)となっている。競合区が多いのは、立憲民主、共産、国民民主の間で候補者調整が進まなかったこと、維新が7人の候補を擁立していること(前回はゼロ)、などである。



野党系候補は1人区で2016年は11勝、2019年は10勝を挙げたが、今回はこれらの選挙区でも競合する選挙区が多い。2019年に勝利した10選挙区のうち6選挙区で競合。前回、前々回ともに野党が半数以上の選挙区を制した東北地方でも、宮城、秋田、山形では競合する見込みだという(日経新聞5月22日)。



本予算で賛成票を投じ、補正予算でも賛成予定の国民民主は、いまや〝与党寄り路線〟へまっしぐらというところだ。5月20日に発表した選挙公約でも、総合的な安全保障政策を推進するとして、「自分の国は自分で守る」項目には、「自衛のための打撃力(反撃力)の整備」「専守防衛に徹しつつ、必要な防衛費を増額」「安全基準を満たした原発の再稼働および次世代炉への建て替え」など、自民の公約かと見紛うような軍備・エネルギー増強政策の満載だ(毎日新聞5月21日)。



「与党寄り」の政治行動を繰り返し、自公連立政権入りを模索しているのではとの憶測も呼ぶ国民民主党・玉木代表は、朝日新聞のインタビューに対して次のように語っている(5月12日)。

――昨秋の衆院選を機に、国民民主の動きが変わった。

「対決より解決」を訴えて議席を増やした。解決策を求める民意が野党にも向けられていると強く実感した。その民意に沿う判断として政府予算に賛成した。

――野党の立場と言いつつ与党と連携するのは、有権者も理解しにくいのでは。

そこは発想を変えてほしい。有権者は「与党・野党」で政党を選ばなくなっていると思う。有権者は与党か野党ではなく、「何をやろうとしているのか」に関心が向いている。政権交代の可能性が低いなかで、訴えるべきことは「政策実現のリアル」。野党第1党は色々言うが、何も実現していない。スピード感をもって具体的な成果を示していかないと、既存の支援者さえつなぎとめることができない。

――野党が一つの塊となって、選挙で与党に挑むべきという考えもある。

野党が一緒になって選挙に勝てるのであればいいが、勝てないのに一緒になっても有権者から選択肢を奪うだけだ。戦術的な連携は否定しないが、どれほどそんな選挙区があるのか疑問だ。



 ここまで国民民主の与党寄り路線がはっきりしてくると、さすがの連合も立憲民主との候補者調整は諦めざるを得ない。というよりは、立憲民主を国民民主の側の労使協調路線に引き寄せ、自民とも仲良くやっていくというのが連合の基本姿勢だから、5月19日の中央執行委員会は、立憲民主、国民民主両党の候補者が改選数1の「1人区」(32選挙区)では、「比例票の底上げを念頭に、1人区で両党の候補者を支持・支援するとの(地方組織の)判断を理解する」と明記し、両党の競合を容認することを決定したのである(毎日新聞5月20日)。



要するにこのことは、連合にとっては立憲民主と国民民主の政策の違いなどはどうでもよく、自民とさえ仲良くやっていれば大企業労組の利益を維持できるとの思惑を露骨に示すものだ。国民民主を先遣隊として立憲民主も労使協調路線に引きずり込み、政治的には「対決より解決」のスローガンの下に野党を無力化して翼賛体制を完成させる――これが連合に与えられた政治的役割であり、その操り人形として起用されたのが芳野会長だったというわけだ。



一方、立憲民主と共産の関係はどうなっているのか。両党は5月9日、全国32の1人区で野党候補の勝利が見込まれる選挙区を優先して候補者調整を進める方針を確認したが、各党首が署名する形での「政策合意」は見送られることになったという(各紙5月10日)。しかし、これでは「野党共闘」は単なる〝口約束〟でしかないことになり、有権者には「野党共闘はこの程度のものか」との印象を与えることになる。



京都選挙区(改選数2)の激戦を伝えた共産の機関紙赤旗(5月12日)は、京都選挙区での国民民主と維新の選挙協力を、「『非自民・非共産』や改憲など『共通の価値観』は強調するものの、政策協定などは交わさないとしており、『野合』そのものです」と批判している。しかし、その直前の5月9日の立憲民主と共産の話し合いにおいて、党首署名の政策協定が見送られたことについては一言も触れていない。これは明白なダブルスタンダードであり、「天に唾する」行為だと思われても仕方がない。



昨年9月8日、総選挙を前に市民連合と立憲民主、共産、社会民主、れいわ各党の党首が一堂に会して野党共通政策に合意し、署名調印した。共産はこの選挙を「党の歴史で初めて、政権交代、新しい政権の実現に挑戦する選挙」と位置づけ、全党に決起を呼び掛けた(赤旗2021年9月9日)。それから1年も経たない現在、「野党共闘」は立憲民主と共産の単なる〝口約束〟に化してしまったのである。その彼我の差は余りにも大きく、有権者は付いていけず激しい政治不信に陥っている。この間の事情を丁寧に説明することなく、百年一日の如く票集めに駆り立てるだけの野党各党は、昨年総選挙にも増して厳しい有権者の審判を受けることになる。(つづく)

【永岡浩一さんからの通信】ラジオ関西 ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー(2022/5/25) 西谷文和

2022-05-25 20:27:41 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】

ラジオ関西 ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー(2022/5/25) 西谷文和 大阪博打場、万博はバブル期を越える皮算用を維新がしてのバクチ、負けるのは確実、そうなると大阪沈没、ビジネスモデル破綻、住民投票で引き返さないと博打場は大阪の真珠湾攻撃になることを警告する!


 永岡です、ラジオ関西の、ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー、今週のばんばん侍はフリージャーナリスト、新聞うずみ火編集委員の西谷文和さんでした。増井孝子さん、露の吉次さんも同席でした。

 西谷さん、6月9日に佐高信さんと大阪でトークイベントされます(https://www.radiostreet.net/news/1131/ )、そして6月11日には松元ヒロさんと吹田メイシアターでテレビでは見られないコラボのイベントあります(http://www.maytheater.jp/schedule/month_m.html )

 なお、本日DPRKがロケット発射でテレビは例により集団ヒステリー、しかしDPRKにしたら自国を潰す会合を日本でされて怒らない方がおかしいし、話し合いをせず戦争イケイケだと結局痛い目に合うのは日本です!で、。西谷さんのお話、怖い+頭に聞い、読むと心臓に悪いかも知れませんが、しかしアベスガキシダはもっと悪いのです!

 西谷さんのテーマは大阪の博打場、佐高さんは、菅総理になりサンデーモーニングも排除されて(安倍氏の時は年2度)、聞くだけの総理、言うだけの知事の出版記念で、テレビから排除されたコラボをされるもの、ヒロさんのもの同様、佐高さんとは西区民センターでやり、資料代500円、報道ステーションの古館さん、クローズアップ現代の国谷さんも菅氏に排除されて、政治家は自分の耳の痛いことも聞くべきと説かれて、ばんばさん、リスナーから、西谷さん、紙の爆弾という雑誌を見た、兵庫県の出版社が出しているがなかなか店頭にないとあると紹介されて、西谷さんは紙の爆弾に定期的に博打場、維新批判、アフガンなど書かれて、ジュンク堂などだと買える。 そこにも書いた、大阪の博打場問題、住民投票を求めて、法定数14万6千(有権者の1/50)を求めて14万集まり、今日までだが、法定数は達して、署名簿は集まり、法定数を越えたら吉村氏に条例を出さないとならず、しかし維新が多く否決されるが、それでも横浜は同様のことをして署名が集まり市長も変わりアウト、和歌山もアウト、住民投票はやるべき。

 トコーソーの住民投票は2度もやり、議員の提案、維新のゴリ押し、しかし本来は1回のみ、特別区をいじったのみ、大阪市廃止は同じ、何とか否決したものの、博打場は是非を府民に聞くべき。議員は選挙の際に示して当選というが、吉村氏、議員も誰一人博打場を公約に選挙公報に書いておらず、万博で当選、しかし博打場と万博は一体、住民投票はやらないとならず、ゴリ押しされたらダメ。

 昨日の東京新聞がこの件を載せて、横浜、和歌山はこれでやめて、引き返せと書いたのに、大阪のメディアは維新イケイケ。しかし、博打場はおかしい、この計画はコロナの前、数年前、カジノをやるとしたら世界の企業が来て、ラスベガス・サンズなど名乗り、鹿士コロナでパー、ラスベガス・サンズは横浜にシフト、そしてなくなり、残りはMGMリゾート一社で競争なし、言い値にされてしまい、MGMのいいなりでないとダメ。

 夢洲はゴミで埋め立てて、ダイオキシン、六価クロムなど毒物の塊、大阪市は夢洲に税金をださないと言っていたが、競争なしでMGMはやらず、大阪市は土地改良に790億、その上夢洲はゴミなので高層建築無理、しかし会議場など高層建築は無数、関空よりひどく、地盤沈下、沈没、イベント会場など入れたら無限の浪費。そしてコロナで、カジノはオンライン、例の4600万円の事件が示す通りネットカジノ、博打場に来ない、業者も半分逃げかけて、それを引き留めるために地盤改良、地下鉄建設(1200億円)と大阪府民、市民の税金をドブに捨てることになる!

 大阪は、バブル期にデタラメをやり、その結果維新の台頭を招いたが、維新は同じ過ちをやることになり、バブル期のWTCよりひどい。そしてコロナの前に、維新の議員に日本人がギャンブル依存症になると西谷さん追及したら、中国の富裕層が来ると嘯いたものの、もちろんコロナで破綻+中国は習近平氏、中国共産党がマカオでマネロン(汚い金をカジノチップでマネロン)しているのを禁止、チップ1枚150万円!バカラなど庶民と無縁、しかし習近平氏の取り締まりで金持ちはカジノに行けず、ましてや大阪に来るわけない!当初の計画破綻。スロットマシン6400台(マカオで1000台)も無理、西谷さんも専門家に質問して、もちろん採算は合わず、バカラ、ルーレットは金持ちしかせず、そんな金持ちはそもそも日本にいない+入場料6000円、パチンコ人口は日本で800万人、しかし夢洲の博打場は年間1000万人来ると維新はほらを吹いて、もちろんパー、北海道から大阪にスロットに来ない、ましてやこんなアホなものに誰が来るか、バブル期の崩壊、パチスロで1日数万の売り上げ、中国の富裕層など来るわけなく、ビジネスモデル崩壊、だから今住民投票、見直しが必要、ゴリ押ししたら太平洋戦争の二の舞、署名が法定数を越えたら(議会で否決されても)大きな力になる。

 博打場と万博はセット、西谷さん、アフガンにドバイ経由で行かれてドバイ万博を見て、地下鉄で行くが、終点はガラガラ!地下鉄はドバイの中心を過ぎると閑古鳥、会場は西谷さんと職員、西谷さんは60歳以上で無料で入れて(ドバイは金持ち!)、ガラガラ!アメリカ館、70年の大阪だと月の石があり数時間待ちが待ち時間ゼロ!パビリオンにはバイデン氏のようこそ、NASAの展示などくだらないもの、誰が金出して行くか!ドバイは中東初の万博、アラブの方は興味を持つはず、若い人もたくさんいてこの始末、なら2025年はもっとひどい、日本は高齢化+貧困化+ネットで見られる、なら、下手に大阪で万博だとエライことになる。 

 ばんばさん、2005年の愛・地球博はトヨタ最盛期で何とかなったが今は大阪にトヨタみたいな羽振りのいい企業なし+その上に愛知も足りず公営ギャンブルで補填だと指摘されて、西谷さん、もちろん大阪の産業はコロナ前から破綻+ウクライナで輸出禁止、半導体来ない、食料高騰+円安輸入品高騰、誰がこんなアホなものに来るかと説かれて、そして日本もすさまじい値上がりが在庫切れでエライことになる。増井さんも70年の万博は夢があったが今回は幻滅と説かれて、西谷さん、70年は日本も若く4時間月の石に並べたが、今は無理、みんな倒れる、若い人は日本にいない、少子高齢化。

 そして、東京五輪もコンパクトと言って大赤字、万博、博打場は下手したら関西の命取りになると西谷さん警告されて、本来コロナ対策、学校、子育て、保健所にお金を使うべき。東京はまだ本社が多数ありマシだが、大阪は底なし沼。法人税も大阪はなく、コロナでさらにエライことになり、インバウンドバブルはもう破綻、2025年はさらにエライことになり、博打場はビジネスモデル崩壊、ゴリ押しだと大阪、関西崩壊だと説かれました。西谷さん、ウクライナもあり平和学習によく呼ばれているそうです、アフガン、ウクライナのこと、高校生がよく聴いてくれて、博打場今引き返すべきと締めくくられました、以上、西谷さんのお話でした、これも拡散してください!




【永岡浩一さんからの通信】 2022年05月24日 午後 6:06

2022-05-24 18:38:24 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】2022年05月24日 午後 6:06


J-WAVE JAM THE WORLD-UP CLOSE(2022/5/24) 青木理&五味洋治 DPRKの最新事情、日韓関係を語る、金正恩DPRKはしたたかで単細胞ネトウヨ自民では話にならず、韓国と日本は民主主義を共有する貴重なパートナー、バイデン氏はトランプ氏と異なる視点を持ち、日本がネトウヨ一本槍だと行き詰まり、外交も脱ネトウヨで真の民主主義を体現すべきことを主張する!


 永岡です、アマゾンミュージック配信のUP CLOSE、火曜日の担当はラジオジャーナリズム界の首位打者、ジャーナリスト青木理さんでした(https://music.amazon.co.jp/podcasts/8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41/jam-the-world---up-close?returnFromLogin=1&referer=https%3A%2F%2Fmusic.amazon.co.jp%2Fpodcasts%2F8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41%2Fjam-the-world---up-close%3FreturnFromLogin%3D1& )。ニュースから今を知り未来を見立てる情報プログラム、UP CLOSE、要点のみ書き起こしします。

 テーマはDPRKの最新事情、コロナのこと、ロケット実験、韓国の大統領交代とDPRKのこと、東京新聞論説委員でジャーナリストの五味洋治さんが解説をされました。コロナが12日確認されて、中国の発生から2年以上、そしてどうして発生を認めたか、南北関係、DPRKの人口の1割感染、五味さん、これまでゼロか不明、これ以上秘密にしたら感染拡大、しかしシナリオはあり、世界一うまく行っていたと金正恩氏の統率力をアピールしていた。そしてDPRKは国営メディアで発表、支援を求めているというものがあり、脱北者の話だと、ワクチンは我が国を滅ぼすという陰謀論があり、韓国から薬・ワクチンをもらうと自国崩壊と認めて、プライド、金正恩体制の破綻認めることになり、中国が裏で支援はあっても、韓国に頼れない。

 感染拡大、これを隠しきれず、建国以来の危機、金正恩氏前線に出て、今は患者が減ったというが、それは本当、コロナの重大性を認めて、コントロールで来ていると見せる。そしてロケット発射で国際的な制裁もあり、コロナ拡大だと、経済、ロックダウンだとDPRKの経済に打撃、今はDPRKでは田植え、学生など協力して、それができないと大変なこと、市場で細々とやっている人が崩壊、社会も大変なことになり、時間との戦いで抑え込めるか?DPRKは外からわかりにくく、金正恩体制の揺らぎはない、DPRKは少し食糧が足りなくても生きるすべはあり、それで暴動などなく、体制は盤石。

 金正恩体制、金正日体制より核、ロケットに力を入れて、5/23の夜にこれを収録、バイデン氏来日でも、ロケット発射など今のところなく、今は衛星写真からある程度把握できて、ロケット、核についてアメリカからわかり、準備はしているものの、コロナでDPRK国内は大変、そして金正恩氏、幹部がなくなり大変、この件、金正恩氏泣いていて棺を持つほど、それでロケット、核についてバイデン氏のいる時にやれず、しかし韓国メディアだと今週にロケットを発射、燃料タンクがこのままだとダメになり、核についてはいつかは未定。

 コロナで、強気のものは出来ず、側近の死で金正恩氏大変、しかしバイデン氏、韓国と日本に来て、そして韓国に尹政権、DPRKは瀬戸際外交になり、2016~2017年はロケットを発射して対話に持ち込み、関心を持てというもの、周辺の脅威がなくなったら非核化、というもの。そしてトランプ氏は金正恩氏と会い、アメリカとDPRKは会いたく、トランプ氏トップダウンで動かず、オバマ氏は放置、そしてバイデン氏は積極的にアプローチせず、DPRKはアメリカに無視されて苛立ち、バイデン氏は東アジアに来て抑止に言及、バイデン氏もDPRKは無視できず、きっかけをつかみたい模様、何かつてを求めて、アメリカ、DPRKともに接触を模索。ウクライナの戦争もあり、しかしバイデン氏、最初に中国に行かず韓国、日本というのは、DPRKもチャンスと見ている。日本に来て韓国についでにというものではバイデン氏は異なり、日米首脳会談より韓国との関係をバイデン氏重視、尹氏と長時間バイデン氏会談、岸田氏より尹氏に積極的、中間選挙を有利に、韓国の半導体をアメリカに有利に、そして中国対策、今はロシアで大変だが、バイデン氏は韓国を重視。

 半導体は韓国と台湾が世界の中心、そして尹政権はDPRKに強く出るか、この点公式な反応はなく、尹氏の周囲は、文大統領と異なりビジネスライク、しかしDPRKは韓国がアメリカと近い方がベター、文政権はアメリカと遠く、トランプ氏はトップダウンであそこまで行き、バイデン氏と尹氏が近くなるとDPRKにベター。米朝会談は文政権が橋渡しであったが、DPRKの文政権の評価は親しいからOKではなく、アメリカとの関係を見て、動くのは保守政権、圧力でアメリカが出てくるというもの、ロケット、核はその戦略。

 青木さんは五味さんにぜひ聞きたいもの、日韓関係とDPRK、バイデン氏は尹氏、岸田氏も訪米していないのに尹氏に接近、バイデン政権は日韓関係の修復を求めるのかと問われて、五味さん、日韓仲良くしろ、米韓宣言で半導体のものを重視=日本の韓国叩きを牽制、日本のおかげで韓国は中国に頼り、それはアメリカに不利、徴用工はもう少し歩み寄れ、になる。

 そして、徴用工、慰安婦だと自民は韓国叩きと青木さん説かれて、五味さん、外交は51対49ではダメ、双方の本音を出して歩み寄るべき、相手に一方的な譲歩を迫るのは外交ではなく、日本の外務省は情けない、外務省のコリアンスクールは何もせず、韓国叩きのみ、こういう時こそ韓国のスペシャリストが出るべきなのに韓国叩き、日本の外交破綻の象徴。コリアンスクール、朝鮮半島の担当は委縮、一強政権で官僚が委縮して日韓関係はうまくいかず、五味さんの知り合いの外務省の人は韓国の悪口しか政権は受け取らず、韓国に学べなど書いたらクビ、しかし岸田氏、宏池会で、大平氏、日韓関係を良くしたのに学ぶべきなのに、岸田氏は安倍氏に忖度+アメリカケツナメで自主性ゼロ、バイデン氏ケツナメで外交破綻、岸田氏バイデン氏の金魚の糞。 

 大平氏は、日韓正常化時の外務大臣、しかし民主主義国家は東アジアで日本と韓国のみ、仲良くすべき、大平氏は日韓関係をよくするのに政治生命をかけていて、岸田氏はそれを習うべき。

 そして、DPRKは近いうちにロケット発射、核についてどうするか、コロナでDPRK、にわかに信じられないが完治して、感染は減っているというものは、中国が裏で支援のこともあり、DPRKはコロナで少し改善、国民に、国防はOKとして、やっていくもの、その際に、余り過度に日本はヒステリックにしたらダメ、敵基地攻撃など過剰反応したら外交はダメ、日本の外交はもっと大人になれ。DPRKは核、ロケットを手放せず、トランプ氏のトップダウンは中断、そしてDPRKと日本はどう向き合うべきかは五味さんの観点でも難しい、この20年しんどく、しかしDPRKも歩み寄る余地はあり、DPRKがシグナルを送っていると見て、文氏、岸田氏も、コロナで協力すると、DPRKと融和する余地を持たないと外交にならない、チャンスを逃したらダメだとして時間になり、青木さんもDPRKと関係改善の前に、日韓関係の改善を、と締めくくられました(そして青木さん、この後の文化放送で。世論調査にて軍事増やせが7割だが、それだと皮肉を込めて言うとロシアみたいになる、軍事費は今日本は世界8位、GDP2%にしたら3位、他方教育、子育て最下位、そんなことで国民は幸福か、少子高齢化だと日本破綻だと指摘されて、戦争より教育・子育て軽視が国難だと説かれて、同席されたバービーさんも守るべきものがなくなると説かれていました)。これはこのラジオならでは、一方的なネトウヨ的韓国、DPRK叩きではこの国破綻です、これも拡散してください、以上、青木さん、五味さんのお話でした。



【永岡浩一さんからの通信】 ABCラジオ おはようパーソナリティ小縣裕介です(2022/5/23)

2022-05-23 23:20:41 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】 ABCラジオ おはようパーソナリティ小縣裕介です(2022/5/23) 蓑原俊洋 バイデン大統領来日と日米関係を語る、バイデン大統領の基盤は弱く、アメリカは世界の警察官ではなく、中国は報じられないが現状変更を意図する大国、日本は韓国と仲良くすべきことを解説する!


 永岡です、ABCラジオの、おはようパーソナリティ小縣(おがた)裕介です、話のダイジェストに、バイデン大統領の来日と日米関係、アメリカに詳し神戸大学の蓑原俊洋さんがお話をされました。アシスタントはあーみんこといがらしあみさんでした。

 テレビは4630万円間違えて送金ばかりですが、日経が安倍政権での予備費11兆円が使途不明と報じてSNSでは問題視されているのにメディアは無視、昨日のサンデーモーニングにて青木理さん少し語った程度、この国のメディア(特にテレビ)は独裁国家のものと同じ、要するに叩いても文句を言わない弱いものを叩き権力批判なし、報道の自由度71位の後進国、このまだと破滅です!戦争のことだと防衛省の幹部がテレビに頻繁に出て問題、今はまさに戦前、というか新たな戦争中かも知れません!



 ABCラジオでは小縣さんをガッチさんと呼ぶもの、日米首脳会談、ロシアの戦争と世界経済崩壊、蓑原さんはインド太平洋問題研究所のNPOもされて、蓑原さんはこの件、産経にもコラム書かれて、バイデン氏、副大統領時代に来日、80歳で来日、しかしトランプ氏がユニーク、バイデン氏はまとも、日本政府にサプライズなし。

 トランプ氏が来日の際より、周辺もピリピリせす、トランプ氏は周囲も何を言い出すかわからず大変、バイデン氏は周囲がそんなことはなく、事前に情報は入り、バイデン氏、フォークを投げるとして変えることもあるが、会談の内容はもう決まり、コロナ禍で会うのは大変、そしてクアッド、オーストラリアも初会合で意味はある。そして、先に韓国に行き、大統領が変わったため、そしてDPRK問題、アメリカは文政権で問題視、DPRK、中国対策で韓国に先に合った。ガッチさん、韓国先は日本で異論はあったと説かれて、蓑原さん、日本は成熟、韓国はクアッドに入らず、顔を立てるために先に行った。

 この件、バイデン氏は中国に行かず、過去は一緒に行き、バイデン氏は反中ではないが、国内世論を考えて中国に行かず、そして今はロシアばかりだが、現状変更能力は中国>ロシア、中国はアメリカに気がかり、国防長官も、ロシアをこれで弱体化して、リソースを中国に集中の意味にして、中国との対立はあり得て、それに備えている。

 そして、世界経済失速で、新しい経済体制になるが、TPPにアメリカ参加せず、アイテェフになり、蓑原さん、本来ならオバマ政権が続くとTPP政権は入り、他方中国の経済圏があり、日本、韓国の意味があり、民主党政権時にTPPに入るべきだが、今のバイデン氏には無理、上院は副大統領入れてやっと過半数、コロナで、バイデン氏の政治力で入れず、アイテェフ、そしてバイデン氏、サプライチェーン、クリーンエネルギー、カーボンニュートラル、そして税金、腐敗防止を意図しているが、蓑原さん、バイデン氏は風前の灯火、中間選挙で民主党は負けて、アメリカ国民は物価高の怒りをバイデン氏に向けて、ウクライナ、中国どころではなく、バイデン氏、実行力があったのは最初の1年、今はじり貧。

 アメリカが乗り切るのは、有権者にこうして乗り切るとしているが、アイテェフは条約ではなく政府間合意、そしてアメリカは大統領が変わるとご破算、バイデン政権への日本のお付き合い、そして自由貿易は、アメリカではできないと蓑原さん説かれて、バイデン氏の政治力のなさがこの結果。

 クアッドはどうなるか、蓑原さんはマシュマロ、いろいろな形になり、4か国でアメリカに近いのはオーストラリア、インドはわが道で同床異夢、安全保障のことから誕生してもワクチンなどになり、アメリカの政治的な実行力はなく、アメリカは世界の警察官ではなく、日本はアメリカに頼れない。

 そして、ロシアに対しては、クアッドは今注目されて、アメリカの国務省はインドがロシアの友人でフラストレーションたまり、しかしいうべきことは言うべきだが、インドは中国に対してそれほど関心はなく、一貫性なし、バイデン氏、インドにロシアと対峙しろと迫るもの。そして中国について、おとなしいのではなくメディアが報じないだけ、テレビは日本だと中国無視だが、空母を運用して、虎視眈々と現状変更を意図して、中国は大国、それをやる。

 ガッチさん、一番の注目点を問われて、蓑原さん、クアッド、日米がインド太平洋の中核になれるか、アメリカの力が弱くなり、バイデン氏も弱く、ワンチームで、そして韓国も参加すべき、日本は韓国と仲良くすべき、韓国は価値観共有の重要な国だと締めくくられました、以上、蓑原さんのお話でした。