カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

加藤登紀子さんがカンボジア訪問

2017年03月05日 | 社会・風土
 歌手の加藤登紀子さんがカンボジアを訪問し、コンサート等、様々な活動をしてくださいました。加藤さんは、カンボジア内戦終結直後の1992年にもカンボジアを訪問されたことがあるそうです。今回は、絆フェスティバルでのコンサートや、アンコールワット訪問等、すっかり変わったカンボジアを訪ねる4泊5日の旅でした。
 ご自身のブログでは、「平均年齢24歳の国!人口1500万人、そのうち200万人がプノンペンに住んでいる。東京に比べたら、決して多いわけじゃないはずなのに、町中に人が溢れていて、もう発奮しまくっている!「うわーッ」と思わず叫びそうになる私。」、「国という物が生命体だとすれば、やはり、若い国と成熟した国との違いは大きいな、と実感。日本にいてなんとなく「やり切れなさ」を感じている若い人たちに、是非、日本を飛び出して、いろんな国で生きる可能性を知ってほしい、と思った。」と書かれています。
 ぜひまたおいでいただき、歌声を聞かせていただきたいと思います。

加藤登紀子さんオフィシャルブログ
http://ameblo.jp/tokiko-kato/entry-12251750650.html



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日本カンボジア絆フェスティバル2017

2017年03月04日 | 社会・風土
 「日本カンボジア絆フェスティバル」が、今年も2月23日(木)から26日(日)までカンボジア日本人材開発センター(CJCC)で開催されました。様々な企画が盛りだくさんで、いろいろな日本に触れることのできるイベントです。今年のテーマは「Fly to Japan」。昨年9月にANAがプノンペン直行便をスタートしたこともあり、「日本に行ってみたくなるフェスティバル」をコンセプトとしたとのことです。
 今年の目玉は、加藤登紀子さんのコンサート、フレンドシップ・クラッシック・コンサート、浴衣コンテスト、コスプレショー等でした。また、折り紙、生け花といった日本文化紹介や、身近なたい焼きやどら焼き作り、流しソーメン体験等のイベントもありました。この他にも、様々なイベントや展示が盛りだくさんで、楽しめました。

日本カンボジア絆フェスティバルのサイト
http://www.cjcc.edu.kh/site/index.php/en/culture/seasonal-event/kizuna-festival


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東芝プラントシステム シアヌークビルの石炭火力発電プロジェクトを受注

2017年03月03日 | 経済
 2月27日、東芝プラントシステムは、シアヌークビル近郊のスタンハウに建設予定の150MWの石炭火力発電所プロジェクトのEPC契約を受注したと発表しました。EPC契約とは、Engineering(設計)、Procurement(調達)、Construction(施工・試運転)までを一括して請負うタイプの契約です。施主は、スタンハウで100MWの石炭火力発電所を運営しているマレーシア系のCAMBODIAN ENERGY Ⅱ CO., LTD.(CEL2)です。東芝側は、東芝プラントシステム(TPSC)がプロジェクトの全体管理・エンジニアリングを、海外エンジニアリング及び調達拠点であるTPSC ENGINEERING(MALAYSIA)が機器類の調達を、TPSC(THAILAND)が現地での工事施工を担当するとしています。受注額は公表されていませんが、200億円規模となるものと見られます。2019年11月の完工を目指すとのことです。
 カンボジアでの日本企業による火力発電所建設は今回が初めてのケースとなるとのことです。東芝プラントシステムでは、「信頼性や性能の観点から日本基準での品質を要望していた施主より、同社の海外における発電所建設の実績や技術力が高く評価されたことで受注に至りました。」としています。
 なお、CELの増設規模については、当初は100MW、最近の情報では135MWとされていましたが、最終的に150MWまで拡大されたことは、電力価格の面から見ても望ましい方向と見られます。せっかくの日本企業受注なので、できれば500MW以上の大型発電機で、超臨界石炭火力技術も導入したいところですが、まずは、環境への負荷も限定される高品質の日本基準インフラが導入されたことを歓迎したいと思います。
(写真は、スタンハウのCELの石炭火力発電所100MW)

東芝プラントシステムの新聞発表
http://www.toshiba-tpsc.co.jp/pdf/topics/20170227.pdf



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2016年11月の物価上昇率

2017年03月02日 | 経済
 国家統計庁から発表された2016年11月の物価上昇率(対前年同月比)は、3.6%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2013年後半から若干の上昇が続いた後、2014年後半から下降し、2015年終盤から若干の上昇に転じています(2011年9月6.7%、10月5.2%、11月5.7%、12月4.9%、2012年1月5.8%、2月5.4%、3月5.4%、4月4.8%、5月2.2%、6月1.8%、7月1.3%、8月2.2%、9月1.4%、10月1.2%、11月1.4%、12月2.5%、2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%、2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%、8月4.1%、9月3.6%、10月2.9%、11月2.4%、12月1.1%、2015年1月0.4%、2月1.6%、3月1.1%、4月1.2%、5月1.0%、6月0.7%、7月0.8%、8月1.0%、9月0.9%、10月1.3%、11月1.9%、12月2.8%、2016年1月3.1%、2月2.3%、3月2.0%、4月2.8%、5月3.2%、6月3.3%、7月3.0%、8月3.0%、9月2.9%、10月3.4%)。なお、10月と比べると11月は0.05%の上昇でした。
 ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いており、10月の3466リエル/リットルから、11月は3424リエル/リットルに下落しました。ディーゼルも、10月の3271リエル/リットから、11月は3242リエル/リットルとなりました。最近、40~50ドル近くで推移していた国際石油価格(ニューヨーク市場のWTI)も値上がり傾向に転じており、OPECの減産合意もあって50ドルを超えてきています。カンボジアのガソリン価格も、この国際価格の動きを受けて、今後も若干上下するものと見られます。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2016年の物価上昇率について、アジア開発銀行は2.8%、世界銀行は3.2%、国際通貨基金(IMF)は3.1%と予測しています。
(写真は、プノンペン市内のガソリンスタンド。2016年11月12日撮影)

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新刊「躍動・陸のASEAN 南部経済回廊の潜在力」

2017年03月01日 | 経済
 「躍動・陸のASEAN、南部経済回廊の潜在力 - メコン経済圏の新展開」(浦田秀次郎・牛山隆一編著。文眞堂。税込3780円)が刊行されました。日本企業の進出先として一段と注目されるASEANのメコン圏、そのなかで最も大きな発展潜在力を秘めると言われる南部経済回廊について、浦田秀次郎・日本経済研究センター特任研究員(早稲田大学大学院アジア太平洋科教授)を座長に、我が国を代表するASEAN・メコン経済の専門家も交え、計8人のメンバーで構成する研究会で議論を深めた結果をまとめたものです。カンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストの鈴木博もメンバーの一人として、第6章「存在感高まるカンボジア――南部経済回廊を活用して国際的サプライチェーンの一環へ」を執筆しております。
 南部経済回廊は、ベトナムのホーチミン、カンボジアのプノンペン、タイのバンコク、ミャンマーのダウェイを結ぶもので、メコン圏経済の今後の発展に大きな役割を果たすと期待されています。本書では、タイやベトナム、ミャンマー、カンボジアからの視点、日本企業の展開例など様々な面から、南部経済回廊を徹底分析しました。研究者、企業関係者、学生など幅広い層に向けて執筆されており、南部経済回廊を理解するためには最適の一冊と言えます。お勧めです。ぜひご一読ください。
 なお、プノンペンでは、日本貿易振興機構(JETRO)事務所、JICA事務所でお手に取ってご覧になれます。

目次
まえがき
総論 南部経済回廊が秘める潜在力
第1章 南部経済回廊開発の経緯・展望―インフラ整備のさらなる進展に期待
第2章 タイプラスワンと南部経済回廊―メコン圏のハブ機能を高めるタイ
第3章 タイ, 対CLM経済関係の拡大進む―南部経済回廊,対カンボジア貿易で役割増大
第4章 ベトナムの視点から考える南部経済回廊―ベトナム企業の対カンボジア投資を促進
第5章 ミャンマーのダウェイSEZと南部経済回廊―経済効果への期待大,新政権は開発に慎重
第6章 存在感高まるカンボジア―南部経済回廊を活用して国際的サプライチェーンの一環へ
第7章 日本企業の事業展開例―南部経済回廊を活用して積極経営

下記の文眞堂のサイト経由Amazon等のネット書店で購入可能です。
http://www.bunshin-do.co.jp/catalogue/book4915_NS01.html#netshop

Amazonのサイト
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4830949155/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&tag=bunshindo-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4830949155


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