カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

カンボジア政府 祝祭日の日数削減検討へ

2019年04月17日 | 経済
 3月29日、政府民間フォーラムで、フン・セン首相は、カンボジアの休日(祝祭日)の日数が世界でも最も多いと言われているため、その削減を検討すると発表しました。カンボジアの休日数は、28日ですが、これ以外にも旧正月が実態上休みとなりつつあることに加え、3連休となっているクメール正月やプチュンバン、水祭りの際には、その前後も休みとなってしまうことも多く見られます。例えば、今年の5月は、5月1日(国際労働者の日)、5月13日~15日(シハモニ国王誕生日)、5月18日(仏誕節)、5月20日(追悼の日)、5月22日(王室始耕祭)が休日となっており、仕事にならないとの声も出ています。このため、産業界からは、休日数の削減が求められていました。
 フン・セン首相は、「カンボジアの祝日は年約30日あり、周辺国などに比べて多いため、7日分の削減に向けて作業部会に指示した」としています。一方、4月のクメール正月、秋のプチュンバンの連休は変更しない方針も示しました。
 昨年は選挙があったため、労働者側にすり寄った政策の発表が目立ちましたが、選挙が大勝で終わったことから、今年は産業界の要求に応じる政策をことにより、バランスをとる考えと見られます。実際の削減については、政労使の3者で十分協議の上、落としどころを探ることになるものと見られます。
(写真は、昨年の水祭りの様子)


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中国電力 カンボジアの電力マスタープラン改定を受託

2019年04月16日 | 経済
 4月4日、日本の中国電力株式会社は、カンボジア鉱業エネルギー省から、同国全体の電力供給計画である電力マスタープラン改定のコンサルティング業務を受託したと発表しました。
 現在の電力マスタープランは、鉱業エネルギー省や電力公社等で組織する電力マスタープラン改定委員会が実施する改定作業を、中国電力がサポートして、2013年に完成したものです。今回は、電力マスタープランの見直しを中国電力が主導して実施するとのことで、主に2030年までの電力需要の想定や電源開発計画・送変電計画を作成することとしています。
 カンボジアの電力需要は、海外からの投資をエンジンとした高い経済成長や地方電化の進展によって著しく増加しています。電力供給面では、水力発電所および石炭火力発電所に依存しており、電源構成の多様化によるエネルギーセキュリティ向上などの課題があります。
 中国電力は、これまでカンボジアにおいて,前回のマスタープラン改定作業のサポートのみならず、小水力発電所の開発、電気事業の人材育成、送配電設備整備および国際協力機構(JICA)を通じた鉱業エネルギー省への専門家派遣など、多くのコンサルティング業務を行っています。同社では、「本業務を通じて,成長著しい同国の長期的な電力安定供給や電気事業の発展に貢献するとともに、カンボジアにおける継続的な事業展開を図っていきたいと考えています。」としています。

中国電力の新聞発表
http://www.energia.co.jp/press/2019/11719.html


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2019年04月15日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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鉄道運営 ロイヤルグループとの契約見直しか

2019年04月15日 | 経済
 カンボジアの鉄道は、内戦で破壊されてしまいましたが、カンボジア政府はアジア開発銀行等の支援を受けてプノンペン~シアヌークビルの南線を復旧させ、また、自己資金により昨年、プノンペン~ポイペト(タイ国境)の北線を復旧させました。運営・管理については、民間活力を活用するとして、2009年にそれまでの国鉄を廃止し、民間企業(地場ロイヤルグループとオーストラリアのトールの合弁)に委託しました。しかし、トールは、2014年に撤退し、ロイヤルグループのみで運営してきましたが、鉄道運営ノウハウが不十分で、事故が多発する等の状況となっていました。列車の速度が遅く移動時間が長いなど利便性も悪く、利用者が少ないことも批判されています。
 こうした中で、3月29日の政府民間フォーラムで、フン・セン首相は、ロイヤルグループとの契約を打ち切ると一旦発表しました。しかし、ロイヤルグループからの反発があったためか、4月1日、フン・セン首相は、政府(公共事業運輸省)に鉄道運営を直ちに実施させることが難しいことや、契約打ち切りの手続に時間を要することなどから、ロイヤルグループによる運営を当面認めると方針転換しました。一方、新たなパートナー探しは続けるとしています。カンボジアの鉄道運営については、以前から中国が食指を伸ばしているとの噂も絶えず、最近のスンチャントル公共事業運輸大臣の訪中の際にも、鉄道に関する中国の支援が話題となっていました。
 カンボジアの鉄道運営については、経営的にはかなり難しい事業であることに加え、技術面でも不十分な状況にあります。他方、南線でのコンテナ輸送等は、かなり需要もあるとみられることから、実績あるパートナーが現れれば、状況が改善する見込みもあります。カンボジア政府のかじ取りが注目されます。
(写真は、今年空港線に導入されたディーゼル車)


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カンボジア情報マガジン ニョニュム 100号記念イベント開催

2019年04月14日 | 経済
 4月6日、カンボジア情報マガジン「ニョニュム」が100号の発行を記念するイベントを開催しました。「ニョニュム」は、クメール語で微笑みという意味です。概ね隔月発行(当初のみ月刊)ですので、100号に達したのは、2003年10月以来の16年近くの努力の結晶ということになります。
 プノンペンのボパナセンターで開催された記念イベントには、堀之内大使ご夫妻をはじめとして、100名以上が集まったとのことです。イベントでは、対談やクイズ、抽選会、ショートムービー上映等が行われ、楽しく実施されました。また、会場には、ニョニュムの表紙を描き続けてこられたステフさんの絵や、「みんなのカンボジアベストショット」への応募作品などが展示されました。
 毎号のニョニュムでは、幣研究所CEO/チーフエコノミストの鈴木博も「NyoNyum Times」というコーナーでカンボジアの経済ニュースを解説させていただいております。
 こうした雑誌を長く続けるのは、本当に大変なことで、ニョニュム発行人の山崎幸恵さん、編集長の橋本佳子さんをはじめとしたスタッフの方々のご尽力には頭が下がります。これからも「この国を伝える雑誌」として、200号、300号を目指して発行を続けていただきたいと祈念しています。
(写真は、ニョニュム提供)

「この国」を伝えるカンボジア生活情報サイト「ニョニュム」
https://nyonyum.net/

多くの方々が集まった記念イベント


ステフさんの書かれた原画



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クメール正月2019

2019年04月13日 | 社会・風土
 カンボジアではお正月が3回あります。1月1日の「インターナショナルニューイヤー」、2月の「中国正月」(旧正月)、そして、4月のクメール正月です。クメール正月が一番大きなイベントです。今年は、4月14日から17日が4連休(17日は振り替え休日)ですが、お役所や工場では前後あわせて実質2週間ほど開店休業となるところも多いようです。地方出身者は田舎に帰る人が多いので、例年、クメール正月の間は、プノンペンも大変静かになります。
 日本のお正月ですと、午前0時を越えると新年を迎えますが、カンボジアでは、毎年時間が変わります。今年は4月14日15時12分に新年となります。7人姉妹の女神のうちの一人が降りてくるとされています。今年は、女神トンサデヴィ(Tungsa Tevy)が降臨するとのことです。
 お正月を間近に控えた時期には、近所で仏教の行事も盛んに行われます。たくさんのお坊さんを呼んでお経を唱えていただき、その後、お坊さんたちにご飯やお金やお土産をお渡しします(写真上)。また、オフィス等では、楽団を呼んでお正月を祝う踊りを披露してもらうところも見かけます。
 クメール語での「あけましておめでとう」は「スオスダイ、チュナムタマイ」です(これはカタカナ読みでも結構通じます。)。

クメール正月直前、田舎に帰る人たちでごった返すセントラルマーケット近くのミニバス乗り場




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カンボジア 2019年2月の物価上昇率

2019年04月12日 | 経済
 国家統計庁から発表された2019年2月の物価上昇率(対前年同月比)は、2.4%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2013年後半から若干の上昇が続いた後、2014年後半から下降し、2015年終盤から若干の上昇に転じています。その後、2017年初頭に4%台まで上昇しましたが、2017年5月以降は3%未満で安定していました。2018年10月は久しぶりに3%を超えてきましたが、11月は2%台に戻り、12月以降はさらに低下しました(2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%、8月4.1%、9月3.6%、10月2.9%、11月2.4%、12月1.1%、2015年1月0.4%、2月1.6%、3月1.1%、4月1.2%、5月1.0%、6月0.7%、7月0.8%、8月1.0%、9月0.9%、10月1.3%、11月1.9%、12月2.8%、2016年1月3.1%、2月2.3%、3月2.0%、4月2.8%、5月3.2%、6月3.3%、7月3.0%、8月3.0%、9月2.9%、10月3.4%、11月3.6%、12月3.9%、2017年1月4.4%、2月4.0%、3月4.2%、4月3.2%、5月2.5%、6月2.3%、7月2.3%、8月2.6%、9月2.7%、10月2.1%、11月2.3%、12月2.2%、2018年1月2.0%、2月2.3%、3月2.3%、4月2.4%、5月2.9%、6月2.8%、7月2.3%、8月1.9%、9月2.6%、10月3.1%、11月2.5%、12月1.6%、2019年1月1.6%)。なお、1月と比べると2月は0.8%の上昇でした。
 ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いており、1月の3221リエル/リットルから、2月は3382リエル/リットルに上昇しました。ディーゼルは、1月の3192リエル/リットルから、2月は3545リエル/リットルに上昇しました。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、2018年6月末には74ドル/バレルを超え、1年で76%も上昇しました。カンボジアのガソリン価格も、この国際価格の動きを受けて上昇し、6月には一時4300リエル/リットルまで上昇しました。7月の総選挙も見据えて、カンボジア政府は、石油製品価格の急激な上昇を緩和するために、7月1日に石油製品の特別税の減税を行い、7月末現在でガソリン小売価格は、3950リエル/リットルまで下がりました。しかし、10月には4250リエル/リットルまで上昇しました。国際価格は10月前半に76ドル台でピークを付けた後、12月には40ドル台中盤まで急落したため、カンボジアのガソリン価格も低下しました。国際価格は、最近60ドル台まで戻しており、カンボジアのガソリン価格も反転してきています。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2018年の物価上昇率について、アジア開発銀行は2.6%、世界銀行は3.2%、国際通貨基金(IMF)は2.5%、ASEAN+3マクロ経済調査事務局(AMRO)は3.1%と予測しています。
(写真は、プノンペン市内)


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アジア経済見通し2019春 カンボジア経済は好調続く

2019年04月11日 | 経済
 アジア開発銀行(ADB)は、4月3日に「アジア経済見通し2019年(Asian Development Outlook (ADO) 2019)」を発表しました。
 カンボジア経済は引き続き順調に成長するものと見られ、2018年のGDP成長率は7.3%(前回予測7.0%)、2019年7.0%(前回予測7.0%)、2020年6.8%と予測されています。先進国や中国の景気後退を受けて、輸出、建設、観光等に影響が及ぶと見られ、今年・来年の成長は2018年を下回るものの、カンボジアのGDP成長率は、輸出、観光、国内需要等により引き続き7%前後を維持するものと見られます。
 2018年の輸出は18.3%増と好調でした。観光セクターも、2018年の中国人観光客が70.0%も増加したことに支えられて、訪問客数は10.7%増と好調でした。
 物価上昇率は、国際原油価格の上昇にも関わらず、2018年2.5%と安定的でした。このため、2019年の物価上昇率を2.5%(前回予測3.0%)、2020年を2.5%と、予測を引き下げました。
 経済の好調により、輸入も拡大しており、経常収支の赤字(対GDP比)は、2018年13.6%(前回予測12.1%)、2019年12.7%(前回予測11.8%)、2020年11.8%と若干増加するものと見られます。しかし、外国直接投資が好調のため、総合収支は黒字を維持しています。このため、外貨準備は2018年末現在で100億ドル(約1兆1100億円)と輸入の5.6か月分以上と十分なレベルにあり、2019年末には120億ドル(約1兆3300億円)を突破するものと見られます。
 リスクとしては、対外要因は、予想以上の世界経済の後退、EUの特恵関税停止等を挙げています。国内要因としては、信用残高の対GDP比率の上昇と干ばつを挙げています。また、課題としては、これまでの低賃金に頼った経済から脱するためにも、技術・職業教育・訓練(TVET)による人材育成の強化を求めています

アジア開発銀行のサイト(和文)
https://www.adb.org/ja/news/slower-global-demand-pulls-down-developing-asias-growth-prospects-adb


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日本カンボジア友好橋リハビリ工事 完工式典

2019年04月10日 | 経済
 4月3日、日本の支援でリハビリ工事が実施されていた日本カンボジア友好橋(チュロイ・チョンバー橋)が再開通したことを記念する式典が開催されました。式典には、フン・セン首相や堀之内大使等が参加しました。
 日本カンボジア友好橋は、プノンペン北部にあり、国道6号線の主要橋梁となっています。この橋は、1963年に日本の支援で完成しましたが、内戦時の1972年に破壊されてしまいました。このため、日本の支援で工事が進められ、1994年に再建されました。その後の交通量増加もあって、リハビリ工事が必要となり、再度日本の支援を受けて工事が進められ、この度完工して、再開通したものです。
 日本カンボジア友好橋は、カンボジア経済にとって重要な国道6号線を支える重要橋梁であり、この再開通によって、物流の円滑化や交通渋滞の解消等の効果が見込まれます。なお、4輪車用車線と2輪車用車線を区別するため段差が設けられていますが、あまり知られていないためか、転倒するバイクも出ているということですので、通行の際にはご留意ください。
(写真は、AKPより)

カンボジア生活情報サイトのニョニュムに分かりやすい記事が出ています。
https://nyonyum.net/nihonbashi_chroychangwarbridge_0403/?fbclid=IwAR1yY5yLEloke7a-KVHpy57kAMajbKu4iushB-pedMsT_rwr8zCJ3wQVKs0


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プノンペン上水道公社の配当2019

2019年04月09日 | 経済
 カンボジア証券取引所に上場しているプノンペン上水道公社が、2018年度決算に基づき、下記の通り、株主に対して配当を実施します。今回の配当は、初年度の2012年度と比べると8倍近くとなっています。基準日(2019年4月12日) の時点で株主名簿にある株主に配当が支払われます。なお、詳細につきましては、支払代理人のACLEDA 銀行等にお問い合わせください。

1. 配当の種類: 現金
2. 配当時期: 年1回
3. 配当性向: 25.71% (2017年度40.5%、2016年度28.24%、2015年度23.3%、2014年度20%、2013年度12.5%、2012年度:7%)
4. 配当金総額: 18,925,360,051.2リエル(2017年度13,393,866,948リエル、2016年度13,914,836,188リエル、2015年度13,269,495,326リエル、2014年度9,149,542,200リエル、2013年度4,761,003,75リエル、2012 年度2,409,156,587.40リエル)
5. 1株あたり配当金: 217.60リエル(2017年度154.00リエル、2016年度159.99リエル、2015年度152.57リエル、2014年度105.20リエル、2013年度54.74リエル、2012年度27.70リエル)
6. 基準日:2019年4月12日
7. 支払日:2019年4月25日

 一株当たりの配当金は、昨年より増加したものの、現在の株価(2019年4月2日5680リエル)の3.8%にしかならず、プノンペン港湾公社が当初5年間IPO価格の5%に当たる配当を行うとしていることと比べても、配当金が低いと指摘する声もあるようです。
(写真は、日本の支援で太陽光発電設備を付設したプンプレック浄水場)

カンボジア証券取引所のサイト(英文です)
http://www.csx.com.kh/company/announce/viewPost.do?MNCD=5040&postId=621#.XKRXBfZuI2w


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2019年04月08日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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政府民間フォーラム2019

2019年04月08日 | 経済
 3月29日、プノンペンで民間企業が抱える問題を政府と協議する「第18回政府民間フォーラム(Government-Private Sector Forum: G-PSF)が開催されました。フォーラムには、政府側はフン・セン首相をはじめとして主要閣僚が参加しました。民間側からは、カンボジア商工会議所や各国の商工会議所関係者等が参加し、総勢600人ほどが参加する大会議となりました。以前は、毎年開催されていたのですが、2014年を最後に開催されておらず、5年ぶりの開催となりました。
 会議では、農業、観光、製造業、法律、金融、運輸、貿易、産業関係、コメ、電力の10の作業部会から提起された問題が討議されました。具体的には、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加検討、祝日数の削減検討(30日から23日程度へ)、投資法改正の促進、経済特区法制定の促進、停電解消策の検討、鉄道運営主体の変更問題等について、討議されました。
 このフォーラムで問題が解決されることにより、経済界へのコスト削減効果は直接・間接を含め4億ドル(約444億円)に達するとしています。
 カンボジアでは、外資誘致による経済発展が重要であり、そのための投資環境整備が重要な課題となっています。政府と民間の対話の強化により、一つずつ問題を解決していくことは重要であり、今回のフォーラムでの議論が今後着実に具体化していくことが期待されます。


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ミスユニバース・カンボジア2019

2019年04月07日 | 社会・風土
 3月31日、プノンペンのナガ2で、ミスユニバース・カンボジアの最終選考会が開催され、プノンペン出身のソムナン・アリナ(Somnang Alyna)さん(18歳)が、25名の候補の中から2019年のミスユニバース・カンボジアに選ばれました。
 昨年のミスユニバース大会では、米国代表等がカンボジア代表を侮辱するようなSNSを発信して大炎上していましたが、今年はそんなことがないことを願っています。
 カンボジアでもこうした華やかなイベントが行われるようになったことは、素晴らしいことだと思います。
(写真は、下記のフェイスブックより)

ミスユニバース・カンボジアのフェイスブック
https://www.facebook.com/MISSUNIVERSECambodiaOfficial/

TVのインタビューを受けるミスユニバース・カンボジア



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クラッシックなフレンチ Palais la Poste

2019年04月06日 | 生活環境
 プノンペン北部、中央郵便局前の歴史ある洋館に新たにオープンしたフレンチレストラン「Palais la Poste」です。これまで、Van’s Restaurantだったところです。120年前に建てられたインドシナ銀行本店の建物で、レストラン中央にはインドシナ銀行のロゴがモザイクで残っています。内装は、椅子等を除いては、Van’sとほぼ変わりないように思います。私は、このレストランの雰囲気はとても落ち着いていて、気に入っています。メニューは、オーソドックスなフレンチです。今回は、32ドルのセットランチを頼んでみました。前菜のエスカルゴのクリーム煮、メインの子牛肉のシチュー共に素晴らしいものでした。デザートにチーズプレートがあるのも嬉しいです。なお、メインでは、マグロのステーキも、プレゼンも味も最高でした。ワインはもちろん各種揃っています。シェフは、ロブション氏の下でも修業を積んだNicolas Malherbe氏とのことです。また、スタッフもレジデンス等での経験のあるスタッフなので、サービスも安定感があります。お勧めです。ぜひお試しください。

Palais la Poste
https://www.palais-restaurant.com/

前菜のエスカルゴのクリーム煮。ちょっとひねったプレゼンです。


メインは子牛肉のシチュー。最高に美味しいです。食器が前菜と同じなのはご愛敬。


マグロのステーキ。見た目も美しいですが、味も素晴らしいです。黄色いものは、コーンではなくマンゴーです。


デザートにチーズプレートがあるのは嬉しいです。これで赤ワインをもう一杯。



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経済財政省 公的債務統計報告書2018 債務状況は問題ないレベル

2019年04月05日 | 経済
 3月26日、カンボジア経済財政省は、2018年公的債務統計報告書(Cambodia Public Debt Statistical Bulletin)を公表しました。カンボジア政府の債務状況について詳細な統計により報告しています。
 1993年から2018年末までの累積で見ると、借款契約の総額は、113億9145万ドル(約1兆2531億円)となっています。そのうち、86.9%がインフラ整備に向けたものです。国別では、中国が最大で46億2017万ドル(全体の40.6%)、以下、アジア開発銀行26億4583万ドル(23.2%)、日本13億4792万ドル(11.8%)、世界銀行11億4126万ドル(10.0%)、韓国7億6765万ドル(6.7%)等となっています。2018年末の債務残高は、70億2168万ドル(約7724億円)となっています。
 債務持続性分析を見てみると、公的対外債務の現在価値の対GDP比率は21.4%(基準値40%)、同対輸出比率30.4%(同180%)、債務返済比率(債務返済の対輸出比率)1.5%(同15%)、債務返済の対歳入比率5.3%(同18%)と、いずれも健全とされる基準値を大きく下回っており、全く問題ありません。ストレステストでも基準値を超えることは全くなく、対外債務については、カンボジアは大変な優等生ということができ、世界銀行・国際通貨基金の判定でも「低リスク国(青信号国)」に分類されています。
(写真は、日本の円借款で整備されてきたシアヌークビル港)

経済財政省のサイト(英文及びクメール語です)
https://www.mef.gov.kh/documents/shares/publication/public-debt-bulletin/Cambodia-Public-Debt-Statistical-Bulletin-Volume-7-2019.pdf


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