カンボジア経済

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2019年04月15日 | 一般
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鉄道運営 ロイヤルグループとの契約見直しか

2019年04月15日 | 経済
 カンボジアの鉄道は、内戦で破壊されてしまいましたが、カンボジア政府はアジア開発銀行等の支援を受けてプノンペン~シアヌークビルの南線を復旧させ、また、自己資金により昨年、プノンペン~ポイペト(タイ国境)の北線を復旧させました。運営・管理については、民間活力を活用するとして、2009年にそれまでの国鉄を廃止し、民間企業(地場ロイヤルグループとオーストラリアのトールの合弁)に委託しました。しかし、トールは、2014年に撤退し、ロイヤルグループのみで運営してきましたが、鉄道運営ノウハウが不十分で、事故が多発する等の状況となっていました。列車の速度が遅く移動時間が長いなど利便性も悪く、利用者が少ないことも批判されています。
 こうした中で、3月29日の政府民間フォーラムで、フン・セン首相は、ロイヤルグループとの契約を打ち切ると一旦発表しました。しかし、ロイヤルグループからの反発があったためか、4月1日、フン・セン首相は、政府(公共事業運輸省)に鉄道運営を直ちに実施させることが難しいことや、契約打ち切りの手続に時間を要することなどから、ロイヤルグループによる運営を当面認めると方針転換しました。一方、新たなパートナー探しは続けるとしています。カンボジアの鉄道運営については、以前から中国が食指を伸ばしているとの噂も絶えず、最近のスンチャントル公共事業運輸大臣の訪中の際にも、鉄道に関する中国の支援が話題となっていました。
 カンボジアの鉄道運営については、経営的にはかなり難しい事業であることに加え、技術面でも不十分な状況にあります。他方、南線でのコンテナ輸送等は、かなり需要もあるとみられることから、実績あるパートナーが現れれば、状況が改善する見込みもあります。カンボジア政府のかじ取りが注目されます。
(写真は、今年空港線に導入されたディーゼル車)


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