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「離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由」アルテイシア著 ”アルテイシアさんの本はこれが4冊目”

2024-10-11 02:44:02 | 本の紹介
・今ならわかる。私が結婚できなかったのは、夫と出会ってなかったからだ。私は夫じゃなければ一緒に暮せなかったし、夫以外の人と結婚しても離婚していただろう。
 地獄行脚の末、29歳の時にたまたま夫と出会い、それがキッカケで作家デビューして、結婚生活は14年目に突入している。(今は18年目)

・「子宮摘出シリーズ」
10年前、母親が自宅で遺体となって発見された。
昨年、父親が自殺して遺体となって発見された。
その後、父の遺した借金騒動(相続放棄したが、連帯保証人は放棄できず)、原本2,000万円、利息含めると5,000万円で、元本だけ毎月1万円返済に。

・私が高校生になった頃から、母は酒に溺れるようになった。・・・
 彼女がどんどん壊れていくのを私は止められなかった。

・18歳の春、地元の国立大学に進んだ私はバイトしながら自活を始めた。4畳半の安いアパート暮らしだったけど、何物にも代えられない自由を手に入れた。
 そして年が明けた1月、阪神大震災が起こった。私も神戸で被災して、友人や知人を亡くした。たしかあれは地震の3日後だったか、瓦礫だらけの三宮の街でバッタリ父に出くわした時「なんやおまえ、生きとったんか」と言われた。
 震災の報道でメディアは「家族の絆」を強調するが、それがない人間だっているのだ。それまでの私は1人としかセックスの経験がなかったけど、その後、何十人もの男とやりまくった。
 ピッチデビューの後、22歳の時に広告会社に入社、大学時代はバイトと漬けの自分と同級生を比べてつらかったので、社会人になれたことは嬉しかった。もうお金の心配をしなくてすむ! と喜んだのも束の間、父は私に金をせびり続け、借金の保証人になれと脅し、弟の奨学金を使いこむなど、ろくでなしの例文のような行動を繰り返していた。
 ところがこの父に20代の美人の彼女がいたのだ、借金まみれの左とん平のくせに、「若く美しい女が好きな男は、年をとった妻を捨てて、新たに若く美しい女を求めるる」というデフォルト地獄絵図。

・夫は上司のパワハラから部下を守るため、会社の上層部には嫌われているが、部下からは愛されている。

・私は昔から、「恋愛より友情の方が尊い」と思っていた。恋愛は冷めたり終わったりするし、なにより恋愛とは脳がバカになっている状態である。
 私は脳がバカになりやすく、クソみたいな男にバカみたいに惚れては、ゴミみたいな扱いを受けてきた。そんな漆黒の歴史を重ねたからこそ、恋愛地獄沼にハマる女子の気持ちがよーくわかる。

・T氏にデリヘル以下の扱いをされて半年後、1人暮らしの部屋でヤケクソに酔っぱらった私は、いよいよ死のうと思った。でも、あいつが平気で生きているのは許せない。あいつを傷つけたい、あいつの中に傷としてでもいいから残りたい。
 そう思いつめた私は、T氏にメールを送った。「あなたの子どもを堕としました」という主旨のメールを。・・・
 しばらくして、T氏から返信が届いた。「俺にできることがあったら言ってくれ、何かあったら連絡してほしい」という文章を読みながら「こんなメールひとつで済ませる気なんだ・・・」と全身の力が抜けた。
 私はリベンジが失敗したことに気づいた。私なんかどうなろうと、彼は決して傷つきなんてしないのだと。
 その2年後、偶然バーで再会したT氏に誘われてセックスした。その時も「やっぱり彼とやり直したい」と思った私は相当狂っている。だけどその時に受けた仕打ちのおかげで、ようやく己の残留思念にピリオドを打てたのだ。

・「なぜ我々は離婚してないんだと思う?」と夫に聞くと「お互いい自由に生きているからだろう」と返ってきた。

・本人が一番「ダメンズにハマる自分はダメだ」と自分を責めて苦しんでいる。けれども。ダメンズにハマる女の子はダメじゃない。そもそも悪い奴は悪い奴に騙されない。騙されるのは、彼女らが正直者のいい子だからだ。
 自分が人を騙したりしないから、騙す男の手口がわからない。自分が人を傷つけたりしないから、平気で人を傷つける心理が理解できない。だから理不尽に傷付けられるとびっくりして。「自分が悪かったの?」と思ってしまう。
 そんな女の子に伝えたい。悪いのはあなたじゃない。悪い男が、女の長所につけこむのだ。

・我慢強いがんばりやさんはつらくても耐えてしまうし、「努力すれば相手は変わってくれる」と信じてしまう。性善説で人を信じる心を持っているから「相手を疑うなんて悪い」と思ってしまう。
 包容力のある面倒見のいい女子は「自分が支えてあげなきゃ」精神から、だめんずの搾取に遭いやすい。懐の広さゆえ、クズな言動をされても許してしまいがちだ。
 心根の優しい女子は拒絶するのが苦手である。「拒絶したら相手が傷つくし可哀想」とノーと言えないため、身勝手な要求も受け入れてしまう。怒るのが苦手なので相手に合わせて我慢して、「見捨てたら可哀想」と別れられないことも多い。
 明るく前向きな女子は「相手の良いところを見よう」と思うため、だめんずのダメさに気づけない。マイナスな現実もポジティブ転換して、つらみから目を背けてしまいがちだ。よかった探しが得意な愛少女ポリアンナも、大人になったらだめんずにハマるタイプだろう。

・私は股ゆるゆるのピッチ(同じことを繰り返す)だったが、多種多様なキノコを食ってきたため「これは絶対死ぬやつ」「これはしめじに見えるけど、実は猛毒」と見分けられるようになった。一方、身持ちの堅い女子は経験値の低さから、毒キノコをムッシャムッシャいってしまいがちだ。
 ムッシャムッシャいく前に、キノコ狩りのベテランに意見を求めてほしい。ムッシャムッシャいってからでは手遅れになる。毒キノコには幻覚作用や依存性があり、他人の声が聞こえなくなるからだ。

・母が死んだ時に知ったのだが、神戸市では死体が発見されると、(つまり病院で死んでない場合)、すべて大学病院内にある監察医務室で死体解剖されるそうだ。そこで死体検案料(15,000円)と死体検案書発行料(5,000円)をキャッシュで支払わなくてはならない。「高いので結構です」と断ることは多分できない。

・注意しなければいけないのは、相続放棄の場合も、時効成立を主張する場合も、その前に一部でも支払ってしまったり、借金の存在を認めてしまったりすると、首長が認められなくなること。また、遺産の一部でも処分した後(預貯金の解約や遺産の売却等)だと相続放棄できなくなることです。

感想
  アルテイシアさんは実体験で多くのことを学ばれたようです。
誰と出逢うか。親、先生、友だち、周りの人を含め大きいなとあらためて思いました。

 だめんずを好きになってしまう女性は「なぜそんなダメな男性を好きになるのだろう?」と思っていましたが、人を信じやすい、逆に心が素直だから、騙されるのだとの視点は持っていませんでした。
 確かに悪い奴は自分のことを知っているので、騙されにくいかもしれないなあと思いました。騙されないためには、騙しの手口を知っておかないと騙されるのでしょう。

 人生は自分の経験しか学べません。このように先達の経験から多くのことが学べるようです。

 キノコの例えが面白かったです。毒キノコがある。幻覚作用など、食したら後のまつり。食する前に毒キノコかどうかを見極める知恵が必要なようです。
 アルテイシアさんは、死ななかったから良かったです。悪い男に騙されて自殺してしまう人もいますから。
 そしてアルテイシアさんは、だめんずを好きになってしまう女性に生き方を、考え方を伝えられています。
 人を判断するには、その人が大切なお金と時間を何に使っているかを知ることだと言われています。
 またその人がどんな友だちと付き合っているかも参考になるようです。
その人の評判を知るには、その人に部下がいれば部下から聞くのも良いそうです。
弱い立場の人に、その人がどう接しているかもヒントになりそうです。

 連帯保証人には親から頼まれても絶対ならないこと。こんな大切なこと、学校では教えてくれなかったです。連帯保証人になるくらいなら、100万円をあげた方が良いです。100万円で済みますから。

 お金を求めてくる異性、友だち、知り合い、宗教などは”怪しい”と思った方が良いです。宗教だと、どうでしょう? 年収の5%以下なら良いかもしれませんが。



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