英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

フジテレビ スーパーニュース ……あまりにも東京中心

2011-08-23 21:44:44 | 気象
 昨日(22日)の東京は10月並の涼しさ。今日は一転して、30℃を超える夏の陽気に逆戻り。エレベーターのような陽気の変化を、プールなど様々な個所のレポートを交えて長々と報じていました。
 そりゃどうしても、東京(関東)中心の報道になるのは致し方ないことだと思っています。しかし、その報道を見ている限り、日本中そんな夏の陽気に逆戻りしてしまったように思ってしまう報道の仕方でした。他の地域の天候について一切触れることはなく、私の聞き洩らしかもしれませんが、「関東地方は」という注釈も一度もなかったように思います。

 全国的にはどうだったのでしょうか?

 本当は昼間の気象レーダーの画像をアップしたかったのですが、気象庁のホームページは3時間しかさかのぼれないので、午後6時20分のものです。でも、日本海沿岸に前線の雲が停滞するという傾向が続いていたので、昼間もほぼこのような感じでした。


 午後2時の降水量です。日本海側全般に雨が降っています(瀬戸内、四国も雨)。


 午後2時の日照の様子です。関東から東海、近畿にかけてと、南九州がよく晴れているようです。


 午後2時の気温の様子です。
 日照より広範囲に気温が高いのは、前線の南側に太平洋から夏の暖かい空気が流れ込んだためだと考えられます。

 これらのデータを見ると、夏の陽気だったのは、太平洋側の部分的な地域だったと言えます。

 先にも書きましたが、東京中心の報道になるのは、仕方ないことだと思っています。しかし、日本中がそんな陽気だったと思われるような報道、というか、「関東しか眼中にない」としか思えない報道の姿勢を感じます。
 フジテレビに限らずどの局(NHKも含めて)もこういう傾向はありますが、多少なりとも他の地方のことも言及しているように感じます。(今日の陽気については、夕方のフジテレビしか、今のところ見ていませんが)
 これでは、フジテレビの報道は信用できないなと思ってしまいます。

【追記】
 NHK7時のニュースによると、長崎県平戸市では集中豪雨(1時間雨量114ミリ、24時間雨量300ミリ超)長崎市沖では竜巻、その他、各地で局地的な豪雨(1時間雨量、岐阜県美濃市52ミリ、佐賀県嬉野市35ミリなど)となり、岐阜県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県では「土砂災害に危険性が非常に高くなっている」と警戒されていて、岐阜県下呂市や関市に避難勧告が出されているとのことです。
 こういう状態を聞くと、フジテレビの報道には大いに疑問(不信感)を感じます。
コメント (9)
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