英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新・警視庁捜査一課9係season3 第9話 『殺意の赤いライン』

2011-09-02 18:01:34 | ドラマ・映画
 最近の傾向なんでしょうか、盛り込みすぎの感が強いです。フェイクの容疑者が多いのは好きなのですが、多過ぎて未消化になっています。
 『ブルドクター』同様、回を追うごとに不満点が増えてきています。

①またも、2段階殺人
 このドラマに限らず、このパターン多過ぎ。まず事故や過失で被害者にケガを負わせ、殺したと思い込みその場を去り、後から来た犯人がトドメを刺すパターンである。
 このドラマだけでも、先週、先週ですよ!(…元テニスプレーヤーが殺された事件)。
 その他にも小料理屋店主が殺された事件もそうだったと思う(まだあるかもしれない)。
 他のドラマでは『京都地検の女』でもあったし、他のドラマでもあったように思う。

②被害者が毒を撒き散らす
 こういうパターンを否定するつもりはありません。私が嫌いなだけ。
 殺人を肯定する意は全くありませんが、被害者がもっとまともな人だったら、殺されることもなかったし、殺しをする必要もなかったのにと強く思ってしまいます。生きていて、毒を撒き散らして多くの人が不幸になるよりはと思ってしまいます。そう思う自分に疑問を感じてしまいます。
 今被害者は、マネージメントされたアイドルは彼女に感謝していたようだし、娘も慕っていた。自分が手塩にかけた娘、アイドルを思うあまりの行き過ぎた行動だったようですが、周囲はたまったもんじゃない。モンスターペアレント振りのせいで、ノイローゼや免職に追い込まれる教師、モンスターマネージャー振りにより首を切られた芸能関係者は、気の毒としか言いようがない。
 マネージャーなら、タレントが働きやすいように周囲に気配るのがプロじゃないの?
 そういう不満を感じていたら、最後に娘の誕生日のプレゼントを披露して、被害者の「良い人ぶり」を強調していた。それって必要?

③フェイクをばらまき過ぎて、回収できなかった要素
 他のブロガーの方も指摘していましたが、被害者の首に付着していた鉛筆の芯は、いったいなんだったのか?
 アイドルの彼女が何故怪我をしたのか?ある程度推測はできるが、説明不足だった

④微妙なタイトル「殺意の赤いライン」
 このタイトルだけだと、ネタばれにはならないが、登場人物に脚本家がいるとなると、ピンと来てしまう。アイドルや共演者の台本と言う線もあるけれど、脚本家の登場の仕方が思いっきり不自然だった。
 それと、被害者の指に赤いインクが付着していたというが、前日、或いはその前の日に付着した可能性を示唆していたが、マネージャー、手を洗わないのかな?

⑤墓参りドタキャンもフェイク
 冒頭、係長父娘での墓参りがドタキャンになったと知り、「なかなか、うまくいかないなあ」と思っていたら、ドラマの最後に日を改めてとは。このフェイクって、必要?
 先週の今回の予告編で、矢沢の妻が大々的に登場していたが、最後にちらっとだけ。これもある種のフェイク。
コメント (2)
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