英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『お天気お姉さん』 第4話

2013-05-04 21:53:38 | ドラマ・映画
今週の気象現象
★ダストデビル(塵旋風・じんせんぷう)
強い日射で地面が暖められ、地表付近の空気が渦巻き状に立ち上げられる現象。春から秋にかけて晴れた日に起こりやすい。竜巻とは違う。
 竜巻積乱雲の強い上昇気流によって起こる。竜巻は雷雨のときに起こるものだが、ダストデビルは晴れた日に起こる。竜巻より規模は小さいが、予兆がないところが怖ろしい。

 (ダストデビルの起こる条件に、強い日差しに加えて横風が必要とWikipediaにある)

★環天頂アーク(逆さ虹)
 上空高いところにある氷の結晶に太陽光が屈折して出現する現象。別名「逆さ虹」。逆さ虹は真上に出現する。


今回の不可思議事件
落ちる場所がないところでの転落死
 この事件がダストデビルによって起きたのではないかと考えたが、他に落下物がなかったためダストデビル説は誤りであったと結論。

 事件の真相は、トレーニング中、歩道橋から転落、路上に仰向けになる。そこで自分のホームランの軌跡に似ている逆さ虹を発見。少年との「ホームランを見せる」という約束の代わりに、逆さ虹を見せようという一心で、何とか病院の屋上に辿り着いたのだった。


今週の原口蘭(笛木優子)とディレクター・染谷(野間口徹)
「これで(女子アナの不祥事の)ほとぼりを一気に冷まします。わかったぁ?染谷!」
「へっ?、ああぁ…何で俺なんだよぉ」

(別の日)
「っていうか、染谷!阿部晴子に手を振らせたの、あんた?」
「はあぁ…」
「ばっかじゃないの!阿部晴子は無愛想が売りなのぉ」
「手を振らせたら、ますます、無愛想が際立つかと思って」
「失敗です!」
「でも…」
「しっぷぁいです!」
「はい、すいません!」

変化を見せたヒロイン
・少年を勇気づけるるため、気象予報士なのに教師のような説得をした。その際、涙を見せたらしい。
・ディレクターの「手を振れ」の指示に従った。
・地面に這いつくばる
・地面に仰向けに寝る


「安倍晴子スレッド(掲示板)」のやり取りが面白い
 一人浮く三雲監察医(佐々木蔵之介)、
「パンツ見てえ」「パンツ脱げ」「脱げ」「俺の前で四つん這いになれ」「かしづけ」
「かしづくのは、お前達だ!」
「ジジイ登場!」「晴子、地面に這いつくばれ」
場面転換……調査の為、地面に這いつくばる晴子

蜜代(壇蜜) VS 女子アナ・茜(佐々木希)
 壇蜜さんのネチネチぶりが面白かった。

その他の感想
・不可思議現象の真相(理由)は非常に無理がある。
・事件解決を豪太(大倉忠義)の特殊能力(記憶力)に頼らな勝ったのはよかった。
・茜のストーカーの話は必要ないと思う

【ストーリー】番組サイトより
 ある病院の屋上で、元大リーガーの間瀬良一(佐藤祐基)が死亡しているのが見つかる。検死の結果、間瀬の死因は脳挫傷。転落死だったということがわかる。だが、その屋上には周囲に高い建物はなく、どこかから飛び降りたり、突き落とされたりすることは考えられない。
 自殺なのか、他殺なのか、事故死なのかもわからず、豪太(大倉忠義)は『蜜の味』で三平(佐々木蔵之介)に相談を。間瀬の側頭部には骨折が見られ、頸椎にも損傷があるため、間違いなく3,4mの高さから転落したと思われる、と説明を受ける。
 するとそこに晴子(武井咲)が現れ、「それはダストデビルによるものではないか」と告げる。ダストデビルとは、強い日射で地面が暖められ、地表付近の空気が渦巻き状に立ち上がる現象で、過去には重さ60kgもあるテントの重しを上空40mまで巻き上げた事例もある、と話す晴子。晴子が言うなら間違いない、これで事件解決だ、とはしゃぐ豪太だったが・・・。
 一方、晴子の前で病院の入院患者・佐藤寛治(加部亜門)が突然倒れる! 寛治の手には間瀬のサインが入った野球ボールが。寛治と間瀬の関係を探った豪太と晴子は、ある驚きの事実を知る!
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東京紀行 その12「大盤解説会」

2013-05-04 16:46:20 | 日記
 「その11」で記したとおり、1日目とはうって変わって、2日目の午前中はゆったり過ごした。
 あ、そうそう、「その11」で書き忘れたが、庭園散策の早々、向こうから見慣れた顔の人物が(…やや浅黒く、精悍さの中にも柔和さを感じさせる人物…)、バッグを片手にやや足早に歩いてきた。「屋敷先生、こんにちは」
と声を掛けると
「やあ、こんにちは」
不意を突かれても、にこやかに挨拶を返す。想像通りの人物だった。


  
 12時45分、≪頃合いよし≫と腰を上げ、会場に向かう。
 ……と、受け付けどころか、すでに開場している。受け付けを済ませ、会場に入ると、既に前の方中央の席はすでに詰まっていた。前から三列目の一番右の席に腰を掛けたが、呑気に『将棋世界』を読んでいるんじゃなかったと、後悔。
 それにしても、ホテルのフロント、イベントホール(プラザ)のコンシェルジュと2か所で尋ねたのだが、どちらも「1時から」という返事だった。確かに、午前中に下見した時は「1時受付、1時30分開始」だったが、もっと、正確な情報が欲しかったな。

 1時30分ごろ、木村八段と矢内女流四段が登場、大盤解説が始まった。
 観客の気持ちを考え、巧みな話術で、解説の面白さはナンバー1の木村八段に対し、解説者の意図をくみ取り、絶妙の受け、突っ込み、流しで応じる聞き手の上手さナンバー1の矢内女流四段と、名人戦開幕の一局に相応しいゴールデンコンビだ。

 ここで、後悔。右側の席からだと、矢内さんの横顔ばかりで、なかなか正面からお顔を拝見できない。シャッターチャンスがなかなか訪れない。そのため、この記事を書く際になって、初めて気がついたが、木村八段の姿が全く写っていなかった。木村八段、申し訳ない。

 昼食休憩後、再開直前の対局室の様子をモニター見て、
「まだ、対局者が戻って来ていませんが、昼食後自室で寝てしまっているということはないのかなあ」
という木村八段に対し、矢内女流が
「実は、女流の対局であったんです。昼食休憩の時、寝てしまって……そのまま…。女流の持ち時間は短いので、時間切れになってしまいました」

 う~ん、誰だろう。2、3人、しでかしそうな女流の顔が浮かんだけれど。

 木村八段、矢内女流四段がメインみたいだが、ゲスト解説者も飯島七段、佐藤(天彦)七段、広瀬七段、立会人を務めている佐藤九段の方々が、交代で登場するという豪華さ。



 将棋界で一番真面目な男と言ったら、佐藤九段を挙げる方が多いのではないだろうか。


 将棋について真面目なのはもちろん、すべての物事に対して真面目なのである。真面目、堅物な人間は、他人に対しても厳しく、融通が利かないタイプが多いが、佐藤九段は他人に対しては寛容で、相手に対する心配りも忘れない。友達になってほしい棋士ナンバー1である。
 イベント会場でも、人を楽しませようとするサービス精神も旺盛で、やや天然なところと相まって、実に楽しく場を盛り上げる。
 『将棋世界』誌の観戦記でも紹介されていたが、
「今回、初めて正立会人という役目を務めさせていただいたのですが、本当に大変です。いままで、副立会人は何度も務めたことはあったのですが、その責任の重さが全く違います」
 確かに、両対局者が十分に実力を発揮できるように、対局場のセッティング、毎日新聞社・朝日新聞社との対応など配慮しなければならないことが多いのだろう。真面目な佐藤九段があれこれ心配する様子が目に浮かぶなあ…と思っていたところで
「発声練習もしました」
 発声練習……?……「定刻になりましたので、対局を開始します」という声が変にならないよう練習したらしい。普通、語句を間違えないようとか心配するかもしれないが、声の調子まで心配するとは。
 その他、封じ手をなくしたらどうしよう。どうも、部屋の備え付け金庫では信用できないらしく、自身のバッグの中に入れたそうだが、
「テーブルの上に置いておくと、お茶をこぼしたり、掃除の人が捨てちゃったり…」
佐藤九段らしい心配ぶりで、場内大受けだった。

 2日目の午後の時点では、先手の羽生三冠の右銀の働きが悪く、若干苦しそうだ。
 苦しいところから勝負手を繰り出す羽生三冠、時には手堅く、時には強気に対応する森内名人の手に、解説陣の予想手が外れっぱなし。
 特に木村八段は、
「夕休まで指しません」
と言った3秒後に、パチリ(△5二金)。
 断言した直後、着手され、最後まで面目丸つぶれ。

 木村、矢内は絶妙のコンビ。大盤を前に立ち位置も素晴らしく、阿吽の呼吸であった。
木村の難解な手順解説に翻弄され、「将棋って難しい……」とつぶやく矢内さんも可愛らし過ぎる。


 解説会は何度か休憩をはさむ。
 2度目の休憩時に、会場に到着したnanaponさんと再会。この時、『玲瓏』-羽生善治(棋士)データベースを運営されているたいがーさんと引き合わせていただいた。
 たいがーさんの『玲瓏』はご覧いただければ一目瞭然だが、羽生善治の棋士としての戦績が網羅されていて、そのデータの分類も完ぺきで、私も氏のデータにはお世話になりっぱなしである。
 もちろん初めてお会いしたが、几帳面で優しい」というイメージ通りの方であった。
 彼が羽生三冠に魅せられたきっかけが、羽生さんの負け将棋で、その負け方に感じるところがあり、興味を持ったら一気に魅せられてしまったとのこと。
 負けた棋士の名もお聞きしたはずだが失念してしまった。そんなに大きな勝負ではなかったと記憶している。もっと、いろいろ突っ込んで聴きたかったが、酒の席ならともかく、初対面でネットでのやり取りも1、2度しかなかったので、気後れしてしまった。

 次の休憩時には、Guten Tagさんとお会いすることができた。
 「ただ今、帰りました」の記事に、コメントをいただいた方です。「シンデレラ帰宅」という絶妙な表現力を発揮されました。
 渡辺竜王と清水女流六段のファンで、タイトル戦では全国各地に応援に行っているという強者である。東京へ行くだけで大騒ぎする私とは大違いだ。

 帰りの列車の関係で、東京発19時33分発の新幹線に乗らないと帰れなくなるので、夕食休憩時に帰らなくてはならず、nanaponさんたちとは名残惜しいが、会場を後にした。多分、終局まで残っていられると、もっと、いろいろな方とお会いできたのだろう。
 今度は月・火に行われるタイトル戦、1日制なら火曜日に行われるタイトル戦にしよう。あるいは土曜日に行われるイベントやタイトル戦でもいいな。

 今回、私の上京におつきあいくださった、koumamaさん、nanaponさん、ssayさん、楽しかったです。ありがとう。たいがーさん、Guten Tagさん、また会いましょう。【終】
コメント (10)
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