英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『東京スカーレット ~警視庁NS係』 第7話

2014-08-29 16:25:23 | ドラマ・映画
水川さんは好きな女優さんですが、このヒロインに関してはミスキャストの感が強い。
このヒロインのように「平凡だけど一途さが光る」というキャラは水川さんの魅力を打ち消してしまう。
「非凡だが、抜けている」とか「垢抜けているが、変人」という方が彼女が生きるように思う。

それと、彼女の走り方は変。そのうえ、遠くに逃げていく犯人を追いかけるシーン、遠景であるが、全力疾走してほしい。

他の登場人物も光らず、ストーリーも「ちゃち」……
「だったら観るな」と突っ込まれそうですが、疲れている時に、ぼ~と観る時にちょうどいいので観てきたが、
≪もう観ないでおこうかな?≫と思わせる訳のわからないストーリーだった。



中村雅俊さんの見せ場を作るため、推理物としては「レコードプレーヤーの回転数が犯行証明の決め手」というだけで、まったく意味不明のストーリーだった

理解しがたい被害者の言動
 過去に三角関係のもつれがあったとしても、もうかなりの大人なんだから、デュオ“五次元”を封印した理由を相方であり親友である若林玄には説明すべきだろう。話さない理由がわからない。
 岩井(中村雅俊)の才能を恐れて、のけ者にしたというのも理解しがたい。音楽に対する思いが低かったのだろうか?そうではないと思うけれど。
 秘書が大切なレコードをくすねようとしたのを目撃し奪い返そうとしたが、必死になり過ぎ。大切なレコードが割れてしまう可能性も大きい。
 直前の若林の出現で、動揺していたとはいえ、不動産管理会社の社長ともあろう人物が不自然過ぎ。

これまた理解しがたい加害者の行動
 しっかりした秘書が、たった5万円程度のレコードをネコババするだろうか?(未成年のガキじゃあるまいし)すぐ疑われるだろうし。
 「珍しいレコードを見ていた」と言い訳すればいいし、社長の異常な必死さに驚いたとしても、まず、レコードを社長に返すのが自然なのではないだろうか?
 いきなり殴らなくても……

よくわからない人生論
 「成功しても夢を叶えていないものもいるし、夢を叶えたのに(人生に失敗して)夢を叶えていることに気付かないものもいる」(←台詞回しは概要)
 わかったようなわからないような理屈で、40歩ぐらい譲ってこれを認めたとして、若林が夢を叶えたとはとても思えないが……
  

【ストーリー】番組サイトより
 不動産管理会社の社長・井上晃司(中島久之)が社長室で殺された。秘書のエリ(末永遥)によると、井上は社長室にいる間は常に何らかのレコードをかけており、レコードが終わった後に次の曲が始まらないので社長室を覗くと井上が倒れていたという。
 井上は捜査一課長・岩井十三(中村雅俊)の旧友で、大学時代は気のあう5人で音楽を楽しんでいた。そしてその中から井上と若林玄(モト冬樹)が五次元というデュオとしてプロデビュー、岩井は音楽から離れ警察官の道を志した。しかし五次元は程なく解散、井上は妻の実家を継いで不動産管理会社を大きく成長させたという。一方の若林は解散以降も音楽の道にしがみついている。
 NS係の荒木田満(近藤公園)はネット上の様々な情報から五次元が再評価されておりレコードに高値がついていることを知る。鳴滝杏(水川あさみ)や阿藤宗介(生瀬勝久)も被害者の知人ゆえに捜査に加われない岩井課長の無念を思い捜査本部とは別で動き始める。そしてエリたち秘書から井上が誰かと口論していたことを聞きだす。井上は五次元のレコードをCD化して再販することに頑なに反対していたらしい。杏は若林が井上とCD化を巡って争いになったのではないかと仮説を立てた。岩井は断腸の思いで若林を緊急手配する…。
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『HERO』 第7話

2014-08-29 15:41:55 | ドラマ・映画
『ゼロの真実 監察医・松本真央』第6話の記事で少し触れたが、(私の)評価が高まってきた『ゼロの真実』とは対照的に、評価が下降してきたの『HERO』。残念ながら、さらに下降して墜落寸前の感がある。

原因は、小ネタが多すぎること
・宇野検事(濱田岳)や末次事務官(小日向文世)が嫉妬する様がみっともなくて鬱陶しくて仕方がない
・田村検事(杉本哲太)と馬場検事(吉田羊)のゴタゴタもしつこい
・田村検事の妻(次席検事の娘)に関する、田村検事、川尻部長(松重豊)、牛丸次席検事(角野卓造)の会話も、父娘の顔ネタと角野さんの出番を増やすための配慮だけで、時間つなぎにしか思えない

・通販ネタも面白くない

 多少の遊びは必要だが、この辺りの無駄の為、肝心の事件が浅くなっており、久利生の主張も説得力が全くなくなってきている

今週の主張
犯した罪はしっかり裁判にかけて、裁かれなければならない

 今回の案件は、妻に暴力をふるい怪我を負わせてしまった夫の傷害容疑。
 大けがを要因は、暴力そのものでなく、バランスを失い階段を転落したことによるもの。
 さらに、妻は夫を許したい気持ちがある。
 夫も反省しており、謝罪の気持ちを表している。
 妻は起訴を取り下げたい。
という流れで、「不起訴」に決着するかと思われたが、
「過去にもこういうことがあり、謝れば許されると思っての夫の謝罪」だと、久利生は見抜く。
 こういうことは、「きちんと決着をつけて、それから夫婦としてどうするかを決めた方が良い」と個人的に説得し、起訴となった。

 しかし、これまでの夫婦生活や、夫の計算を見抜く材料に乏しかった。
 小ネタでストーリーう埋めないで、夫婦生活やふたりの気持ちのが滲み出るようなシーンを描くべきではないのだろうか?

【ストーリー】番組サイトより
 久利生公平(木村拓哉)と馬場礼子(吉田羊)が『St.George’s Tavern』で飲んでいる。さばき切れない案件を頼んだ礼子が、申し送りを兼ねてお礼として久利生に飲み代をおごることに。夜の礼子は、仕事中とは全く違う。酔って昔付き合っていた男の愚痴をこぼしだす礼子。ついには、礼子の口から久利生もビックリの男の名が飛び出した。
 次の日、久利生は礼子に頼まれた事件の取り調べを始める。被疑者は城山圭吾(竹財輝之助)。城山には同居中の恋人、綾野さくら(中村ゆり)への暴力による傷害容疑がかけられていた。城山は、別れを切り出されてカッとなったと素直に容疑を認める。
 取り調べを終えた久利生は、川尻健三郎(松重豊)に熱海への出張を申し出る。城山の被害者、さくらの事情聴取のためだ。もちろん、千佳も同行を申し出るが、1泊2日の2人きりの出張と聞いた宇野大介(濱田岳)は気が気ではない。
 そんな城西支部に、検察官請求予定証拠の閲覧のため梶原洋人(戸次重幸)が来ていた。顔を合わせた礼子と梶原は驚く。2人は元夫婦だった。この話に、田村雅史(杉本哲太)、末次隆之(小日向文世)の胸が騒ぎ出す。遠藤賢司(八嶋智人)たちも興味津々。
 久利生は、千佳と熱海へ。だが、千佳の風邪が悪化してしまった。久利生は千佳をホテルに残して、さくらに会いに行く。母親に伴われて久利生と面会したさくら。母親は城山の処罰を求めるが、久利生はさくらの意思を感じることが出来なかった。
コメント (2)
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