設定と脇役陣の顔ぶれに惹かれて見始めた『ゼロの真実』。
初回は、真央(武井咲)、印田(真矢みき)、屋敷(佐々木蔵之介)の個性は光っていたが、私の好きな尾身としのり、六角精児のキャラがイマイチだったのと、ミステリーとして浅かったことで、視聴を継続するか迷うようながっかり感があった。
しかし、真央の真実を追求しようとする姿勢が半端でないという設定のため、真相に至るまでの難易度が高くなっており、ミステリー性も高くなっている。
また、『真実を明らかにすることが本当に良いのか(必要なのか)?』というテーマもあるようで、考えさせられることも多い。
また、まったく理解不能と真央を見ていたメンバーも、「彼女が走り出したら誰も止められない」と彼女の行為を制止しなくなった。≪あきらめ≫もあるが、≪彼女の実力や信念を認めてきた≫とも受け取れる台詞だ。
さらに、惰性で業務をこなしていたが、彼女に引きずられ真実を追求する姿勢も見られるようになった。
逆に、真央も時折、無表情ではあるがメンバーの体を心配している?「お大事に」という台詞を言うようになってきている。人間はなかなか変わらない(変われない)とは思うが、こういう微妙な人間性の変化が出るドラマは、私は好きである。
ミステリー、ドラマ性が高く、私の中ではどんどん評価が高くなり、『HERO』を抜いて、今期一番のドラマに昇格してしまった。
今話は『名探偵コナン』みたいだった。
謎・その1
一見、心中(無理心中)の男女の遺体。しかし、男は青酸カリの服毒死で、女性は病死。
男性の遺書「彼女を殺したのは私です。死んでお詫びをします』とあるので、男が女性を殺したあと毒を飲んだと見られる。
しかし、殺したはずの女性は殺されていなかった(病死だった)。
謎・その2
発見時の直腸温度が女性の方が高かったので、男の方が先に死亡したことになる。
これは男の遺書の内容とは反する。この事実だけからすると、女性が男を殺したことになる(男を青酸カリで毒殺し、その苦悶の表情を見て、心タンポナーゼを起こした)が、しっくりこない。
謎・その3
保坂スサーナ(保坂監察医補佐の妻)が聞いた謎の言葉
「ノンジャセサパリ」
「モモコ、ハゲ!」
日本語が得意でないスサーナ、言葉を発したのは日本人男女なので、元は日本語らしいが…
真相
自分の体の重大な異変を察知した女性が、自分を捨て妻のもとに帰ろうとする男に対し、捨て身の反撃で「飲んじゃった、青酸カリ」と言った。
男は女性が青酸カリを飲んだと勘違いし、責任を感じて自殺した。
発見時、女性の直腸の温度の方が高かったのは、女性の遺体に男が布団を掛けてあげたからだった。
スサーナの証言を聞き、2~3秒で「分かりました」というシーン、謎の言葉と閃きに、コナンのようだと思った。
今回は、女性の執念を感じる話だった。感情がないかのように見える真央が、男女の機微を解明するとは……。
男の妻は引き取りを拒否し、女性は身寄りがなかっため、ふたりの遺体は遺体安置所に並んで保管されるという……
【ささいな疑問・感想】
・今までの話だと、今回の不可解な現象、女性の死因が本当に心タンポナーゼだったのか?という疑問を持ってもいいはずだ。
・保坂さんが「“桃子、ハゲ”ではなく、“桃子、はけ”だったんですね」と確認したが、彼の言い回しは「桃子、刷毛(はけ)」「桃子、履け」「桃子、掃け」に聞こえてしまった。
【ストーリー】番組サイトより
東京拘置所に収監されている死刑囚・小杉(橋爪功)のもとに印田(真矢みき)が現れたと知った真央(武井咲)は、訪問の意図を問いただす。印田いわく、「3人の男を殺したのは、すべて真央のためだった」と小杉が言っていたというが…。そんな中、監察医務院で遺体の解剖中に、胃から漏れ出した青酸ガスによる中毒事故が発生。解剖とその補佐にあたっていた岩松、中山、保坂の3人が緊急搬送されてしまう。
幸いにも3人とも軽症で済んだが、ただでさえ人手が足りない医務院は極端な人員不足に陥ってしまう。検査課の技師も解剖に借り出される中、外回りに出た真央と印田は、マンションの一室で、青酸化合物による無理心中で亡くなったと思われる男女の検案を担当することに。現場には、『石田桃子を殺したのはわたしです。死んでお詫びします。寺川辰則』という遺書が残されており、男性が女性を殺害してから自殺した無理心中かと思われたが、女性の遺体から他殺の形跡が見つからないという奇妙な状況だった。真央たちが2人の遺体を解剖して詳しい死因を探る中、屋敷(佐々木蔵之介)たち刑事は事件の背景を捜査。すると2人の関係をめぐる意外な事実が次々に浮かび上がってきて…!?
初回は、真央(武井咲)、印田(真矢みき)、屋敷(佐々木蔵之介)の個性は光っていたが、私の好きな尾身としのり、六角精児のキャラがイマイチだったのと、ミステリーとして浅かったことで、視聴を継続するか迷うようながっかり感があった。
しかし、真央の真実を追求しようとする姿勢が半端でないという設定のため、真相に至るまでの難易度が高くなっており、ミステリー性も高くなっている。
また、『真実を明らかにすることが本当に良いのか(必要なのか)?』というテーマもあるようで、考えさせられることも多い。
また、まったく理解不能と真央を見ていたメンバーも、「彼女が走り出したら誰も止められない」と彼女の行為を制止しなくなった。≪あきらめ≫もあるが、≪彼女の実力や信念を認めてきた≫とも受け取れる台詞だ。
さらに、惰性で業務をこなしていたが、彼女に引きずられ真実を追求する姿勢も見られるようになった。
逆に、真央も時折、無表情ではあるがメンバーの体を心配している?「お大事に」という台詞を言うようになってきている。人間はなかなか変わらない(変われない)とは思うが、こういう微妙な人間性の変化が出るドラマは、私は好きである。
ミステリー、ドラマ性が高く、私の中ではどんどん評価が高くなり、『HERO』を抜いて、今期一番のドラマに昇格してしまった。
今話は『名探偵コナン』みたいだった。
謎・その1
一見、心中(無理心中)の男女の遺体。しかし、男は青酸カリの服毒死で、女性は病死。
男性の遺書「彼女を殺したのは私です。死んでお詫びをします』とあるので、男が女性を殺したあと毒を飲んだと見られる。
しかし、殺したはずの女性は殺されていなかった(病死だった)。
謎・その2
発見時の直腸温度が女性の方が高かったので、男の方が先に死亡したことになる。
これは男の遺書の内容とは反する。この事実だけからすると、女性が男を殺したことになる(男を青酸カリで毒殺し、その苦悶の表情を見て、心タンポナーゼを起こした)が、しっくりこない。
謎・その3
保坂スサーナ(保坂監察医補佐の妻)が聞いた謎の言葉
「ノンジャセサパリ」
「モモコ、ハゲ!」
日本語が得意でないスサーナ、言葉を発したのは日本人男女なので、元は日本語らしいが…
真相
自分の体の重大な異変を察知した女性が、自分を捨て妻のもとに帰ろうとする男に対し、捨て身の反撃で「飲んじゃった、青酸カリ」と言った。
男は女性が青酸カリを飲んだと勘違いし、責任を感じて自殺した。
発見時、女性の直腸の温度の方が高かったのは、女性の遺体に男が布団を掛けてあげたからだった。
スサーナの証言を聞き、2~3秒で「分かりました」というシーン、謎の言葉と閃きに、コナンのようだと思った。
今回は、女性の執念を感じる話だった。感情がないかのように見える真央が、男女の機微を解明するとは……。
男の妻は引き取りを拒否し、女性は身寄りがなかっため、ふたりの遺体は遺体安置所に並んで保管されるという……
【ささいな疑問・感想】
・今までの話だと、今回の不可解な現象、女性の死因が本当に心タンポナーゼだったのか?という疑問を持ってもいいはずだ。
・保坂さんが「“桃子、ハゲ”ではなく、“桃子、はけ”だったんですね」と確認したが、彼の言い回しは「桃子、刷毛(はけ)」「桃子、履け」「桃子、掃け」に聞こえてしまった。
【ストーリー】番組サイトより
東京拘置所に収監されている死刑囚・小杉(橋爪功)のもとに印田(真矢みき)が現れたと知った真央(武井咲)は、訪問の意図を問いただす。印田いわく、「3人の男を殺したのは、すべて真央のためだった」と小杉が言っていたというが…。そんな中、監察医務院で遺体の解剖中に、胃から漏れ出した青酸ガスによる中毒事故が発生。解剖とその補佐にあたっていた岩松、中山、保坂の3人が緊急搬送されてしまう。
幸いにも3人とも軽症で済んだが、ただでさえ人手が足りない医務院は極端な人員不足に陥ってしまう。検査課の技師も解剖に借り出される中、外回りに出た真央と印田は、マンションの一室で、青酸化合物による無理心中で亡くなったと思われる男女の検案を担当することに。現場には、『石田桃子を殺したのはわたしです。死んでお詫びします。寺川辰則』という遺書が残されており、男性が女性を殺害してから自殺した無理心中かと思われたが、女性の遺体から他殺の形跡が見つからないという奇妙な状況だった。真央たちが2人の遺体を解剖して詳しい死因を探る中、屋敷(佐々木蔵之介)たち刑事は事件の背景を捜査。すると2人の関係をめぐる意外な事実が次々に浮かび上がってきて…!?