事件現場を検証し、遺体の傷の具合・遺体の位置などや、プロデューサーが夜中に脚立に上ってスタッフ仕事をするのはおかしいと、「事故ではない」と結論。
事故だと判断し去ろうとする一課の菊川に対し、赤城が
「勝手にしろ。後で吠え面かくのはそっちだ」と言ったのに対し、
「プッ、“ほ、吠え面かくなよ”だって。リアルにそんなセリフを言うやついたんだ。クハハハハッ」
と一笑に付されてしまい、激怒する赤城。
今回のテーマは「吠え面」……ではなく「嘘」
嘘と言ってもいろいろあり、見栄を張るための嘘、保身のための嘘、金儲けのための嘘、フィクションの嘘、相手の気持ちを思いやっての嘘………
今回は、関係者の嘘が絡み合って真実が奥底に沈み込んでいて見えない。
事件発生時の関係者の証言(アリバイ)
霊能者の安達「打ち上げに行かず、まっすぐ帰宅」
ディレクターの千葉・AD戸川「打ち上げの途中で引き揚げ、テープ交換のため現場に戻った」
ADの上原「打ち上げに最後まで突き合った後、車を返しに社に戻りそこに泊まった」
番組レポータ役のタレント水木「変える方角が同じ細田プロデューサー(被害者)と途中までは一緒に帰ったが、もう一軒と誘われたが断って帰った」
青山と赤城は
「関係者すべてが嘘をついていて、みんなの嘘を暴けは真相が見えてくる」と。
証言を検証する前に、一課の「自殺」判断の拠り所を検証
・「うつ伏せになったのは、落下の衝撃の反動によるもの」を黒崎を使って検証。衝撃でうつ伏せになるのは実験でも、物理計算でも起こりえないと立証
・「不審な物事はしなかった」という現場真下の部屋の住人の証言について。
黒崎が落下した音を住人には聞こえていた。事件の夜に、不審な音は聞こえなかったという証言は、脚立から落下した音も利いていないことになり、おかしい。
その後、「安達の頭痛」「現場付近での磁気の乱れ」「安達と物理学者との不仲」「安達と細田の不仲」「細田と水木の男女の関係」「上原は水木に恋心を抱いている」「物理学者がパパラッチされた記事」という事実が判明。
さらに、「番組で使われたテープの映像(音)の解析」「現場から細田の整髪料の成分は検出されなかった」「水木は心霊現象を本当に見えていたらしい」と更なる事実が浮かび上がる。
★立証要素が揃い、証言の検証し犯人をあぶりだす(…赤城「この嘘つきどもが!お前たちがあれこれ嘘をつくから、真相にたどり着くのに随分と時間が掛かってしまった」)
まず、事件当夜の電磁波を再現→安達は頭痛に襲われ、水木は細田の霊を見る。ことを確認。
これらは、違法放送によって強力な電磁波が発生したことによるものであった。
水木の幻覚は「自分が細田を殺した」という思いがあったからだと追及し、細田に絡まれたのを振り払い、地下道に転落させてしまったと自白。
しかし、か弱い女性なので、細田の遺体を現場まで運ぶ協力者がいるはず。
で、証言の検証
・霊能力者はまっすぐ帰宅せず、物理学者をパパラッチしていた
・あの夜、千葉と戸川はテープを回収し、そのテープに心霊現象を合成する作業をしていた
となると、当夜、社に泊まったという上原の証言と矛盾する。(上原のアリバイがなくなった)
さらに、「水木と二人で細田の死体を運んできた」というのは大嘘と追及。
細田のこぶが大きかったのは、頭を打ったあとも心臓が動いていた証拠で、現場に運んでから殺したのだと。
「現場に最後まで残っていたのは水木で、彼女が犯ったんだ」と言い逃れる上原。
これには、翠が、足音はスニーカーとヒールの二種類聞こえて、最後に現場を去ったのはスニーカーだったと解析していた。
さすがに言い逃れる術をなくした上原。
でも、「僕はヒールを履いていました」と最後まで頑張ってほしかった。
動機は細田がいてはディレクターにはなれず、好きな水木にちょっかいを出していたからというもの。
菊川が吠え面を披露して落着!(辞書によると、「吠え面」…泣き顔、泣きっ面)
百合根の存在意義
①天然で、メンバーをフォロー
青山に対し
「じゃあ、ずっとそのまま(だらしない格好)でいればいいじゃないですか」
と、天然的に青山の心に直撃の台詞。
そして、番組最後に
「青山さんの嘘(両親の好む格好をすること)は、くだらなくなんかないですよ。
だって、青山さんが嘘をつくことで、ご両親も嫌な思いをしないで済んでいるわけでしょう。
いつか青山さんが本当に嘘をつくのが嫌になる日までは、今のままでいれば良いじゃないですか」
翠に対して
「自分はあの人たちから絶対に離れません。とことん付きあうつもりです」と宣言
実際には理事官に対してだったが、地獄耳の翠には聞こえてしまった。
「“あの人たち”の中には、私も入っているのかしら?」と聞かれ
「もちろんですよ」と。
②凡人である視聴者と同じ目線
百合根が凡人の目(観察眼・思考)でメンバーの言動に振り回されるのは、凡人の視聴者(私)には有難い
【追記】
≪事件直後、すぐ救急車を呼べばなあ≫
実際に被害者の息があったようだったし、致命傷は真犯人・上原によるものだったので、助かったのではないだろうか。(放置すれば死に至っていたかをはっきりさせなかったのも不満)
死体を運ぶなどという足がつきそうな小細工をするくらいなら、「酔っ払って階段を踏み外した」と証言した方が罪を逃れられる可能性は高い。
死体の状態に疑問
地下道の階段に転落したのなら、多数の傷が残るはず。
そもそも、検死や解剖で死亡状況がわかるはず。
【ストーリー】番組サイトより
心霊番組のプロデューサー・細田康夫が首を折って死んだ。現場には首の切れた紙人形が落ちていた。
プロファイラー青山翔(志田未来)は霊の祟りかもしれないと言い出すが、あくまでも事故だと菊川吾郎(田中哲司)は主張。赤城左門(藤原竜也)は不自然な点を挙げ、「菊川にほえ面かかせてやる!」と息巻く。
捜査を始めたSTのメンバーは番組出演者やスタッフに聞き込みを開始。関係者の様子を見た青山は、全員がそれぞれ嘘を付いていることを見抜く。しかし百合根友久(岡田将生)は事故死ではないかと主張したところ、赤城は現場の部屋を使ってある実験を行うことに。そして他殺であることを確証したSTメンバーは犯人を追い詰めるため、次の作戦へ―。
果たして、事件の真相を暴くため関係者全員の嘘を見破る事は出来るのか!? 騙し合いの第5話、真実の先に見えるものとは―?そして、プロファイラー青山の隠された秘密が明らかに!?
事故だと判断し去ろうとする一課の菊川に対し、赤城が
「勝手にしろ。後で吠え面かくのはそっちだ」と言ったのに対し、
「プッ、“ほ、吠え面かくなよ”だって。リアルにそんなセリフを言うやついたんだ。クハハハハッ」
と一笑に付されてしまい、激怒する赤城。
今回のテーマは「吠え面」……ではなく「嘘」
嘘と言ってもいろいろあり、見栄を張るための嘘、保身のための嘘、金儲けのための嘘、フィクションの嘘、相手の気持ちを思いやっての嘘………
今回は、関係者の嘘が絡み合って真実が奥底に沈み込んでいて見えない。
事件発生時の関係者の証言(アリバイ)
霊能者の安達「打ち上げに行かず、まっすぐ帰宅」
ディレクターの千葉・AD戸川「打ち上げの途中で引き揚げ、テープ交換のため現場に戻った」
ADの上原「打ち上げに最後まで突き合った後、車を返しに社に戻りそこに泊まった」
番組レポータ役のタレント水木「変える方角が同じ細田プロデューサー(被害者)と途中までは一緒に帰ったが、もう一軒と誘われたが断って帰った」
青山と赤城は
「関係者すべてが嘘をついていて、みんなの嘘を暴けは真相が見えてくる」と。
証言を検証する前に、一課の「自殺」判断の拠り所を検証
・「うつ伏せになったのは、落下の衝撃の反動によるもの」を黒崎を使って検証。衝撃でうつ伏せになるのは実験でも、物理計算でも起こりえないと立証
・「不審な物事はしなかった」という現場真下の部屋の住人の証言について。
黒崎が落下した音を住人には聞こえていた。事件の夜に、不審な音は聞こえなかったという証言は、脚立から落下した音も利いていないことになり、おかしい。
その後、「安達の頭痛」「現場付近での磁気の乱れ」「安達と物理学者との不仲」「安達と細田の不仲」「細田と水木の男女の関係」「上原は水木に恋心を抱いている」「物理学者がパパラッチされた記事」という事実が判明。
さらに、「番組で使われたテープの映像(音)の解析」「現場から細田の整髪料の成分は検出されなかった」「水木は心霊現象を本当に見えていたらしい」と更なる事実が浮かび上がる。
★立証要素が揃い、証言の検証し犯人をあぶりだす(…赤城「この嘘つきどもが!お前たちがあれこれ嘘をつくから、真相にたどり着くのに随分と時間が掛かってしまった」)
まず、事件当夜の電磁波を再現→安達は頭痛に襲われ、水木は細田の霊を見る。ことを確認。
これらは、違法放送によって強力な電磁波が発生したことによるものであった。
水木の幻覚は「自分が細田を殺した」という思いがあったからだと追及し、細田に絡まれたのを振り払い、地下道に転落させてしまったと自白。
しかし、か弱い女性なので、細田の遺体を現場まで運ぶ協力者がいるはず。
で、証言の検証
・霊能力者はまっすぐ帰宅せず、物理学者をパパラッチしていた
・あの夜、千葉と戸川はテープを回収し、そのテープに心霊現象を合成する作業をしていた
となると、当夜、社に泊まったという上原の証言と矛盾する。(上原のアリバイがなくなった)
さらに、「水木と二人で細田の死体を運んできた」というのは大嘘と追及。
細田のこぶが大きかったのは、頭を打ったあとも心臓が動いていた証拠で、現場に運んでから殺したのだと。
「現場に最後まで残っていたのは水木で、彼女が犯ったんだ」と言い逃れる上原。
これには、翠が、足音はスニーカーとヒールの二種類聞こえて、最後に現場を去ったのはスニーカーだったと解析していた。
さすがに言い逃れる術をなくした上原。
でも、「僕はヒールを履いていました」と最後まで頑張ってほしかった。
動機は細田がいてはディレクターにはなれず、好きな水木にちょっかいを出していたからというもの。
菊川が吠え面を披露して落着!(辞書によると、「吠え面」…泣き顔、泣きっ面)
百合根の存在意義
①天然で、メンバーをフォロー
青山に対し
「じゃあ、ずっとそのまま(だらしない格好)でいればいいじゃないですか」
と、天然的に青山の心に直撃の台詞。
そして、番組最後に
「青山さんの嘘(両親の好む格好をすること)は、くだらなくなんかないですよ。
だって、青山さんが嘘をつくことで、ご両親も嫌な思いをしないで済んでいるわけでしょう。
いつか青山さんが本当に嘘をつくのが嫌になる日までは、今のままでいれば良いじゃないですか」
翠に対して
「自分はあの人たちから絶対に離れません。とことん付きあうつもりです」と宣言
実際には理事官に対してだったが、地獄耳の翠には聞こえてしまった。
「“あの人たち”の中には、私も入っているのかしら?」と聞かれ
「もちろんですよ」と。
②凡人である視聴者と同じ目線
百合根が凡人の目(観察眼・思考)でメンバーの言動に振り回されるのは、凡人の視聴者(私)には有難い
【追記】
≪事件直後、すぐ救急車を呼べばなあ≫
実際に被害者の息があったようだったし、致命傷は真犯人・上原によるものだったので、助かったのではないだろうか。(放置すれば死に至っていたかをはっきりさせなかったのも不満)
死体を運ぶなどという足がつきそうな小細工をするくらいなら、「酔っ払って階段を踏み外した」と証言した方が罪を逃れられる可能性は高い。
死体の状態に疑問
地下道の階段に転落したのなら、多数の傷が残るはず。
そもそも、検死や解剖で死亡状況がわかるはず。
【ストーリー】番組サイトより
心霊番組のプロデューサー・細田康夫が首を折って死んだ。現場には首の切れた紙人形が落ちていた。
プロファイラー青山翔(志田未来)は霊の祟りかもしれないと言い出すが、あくまでも事故だと菊川吾郎(田中哲司)は主張。赤城左門(藤原竜也)は不自然な点を挙げ、「菊川にほえ面かかせてやる!」と息巻く。
捜査を始めたSTのメンバーは番組出演者やスタッフに聞き込みを開始。関係者の様子を見た青山は、全員がそれぞれ嘘を付いていることを見抜く。しかし百合根友久(岡田将生)は事故死ではないかと主張したところ、赤城は現場の部屋を使ってある実験を行うことに。そして他殺であることを確証したSTメンバーは犯人を追い詰めるため、次の作戦へ―。
果たして、事件の真相を暴くため関係者全員の嘘を見破る事は出来るのか!? 騙し合いの第5話、真実の先に見えるものとは―?そして、プロファイラー青山の隠された秘密が明らかに!?