棋王戦第2局は、藤井五冠が勝利しタイトル奪取に王手をかけた。タイトルを奪取すれば六冠達成となる。
熱戦で面白い将棋だったが、藤井五冠が徐々に盤面というか将棋を制圧していった感じである。(藤井-渡辺戦のパターン)
それにしても強い。
2年ぐらい前は、4強(渡辺、豊島、藤井、永瀬)と言われていたが、昨年度(2021年度)、藤井にとって最強の難敵と思われた渡辺、豊島の二人を、棋聖戦(対渡辺)、王位戦(対豊島)、叡王戦(対豊島)、竜王戦(対豊島)、王将戦(対渡辺)で撃破し続け、五冠となり、“一強”体制をあっという間に築いてしまった(王位戦は豊島が藤井に挑戦)。
それぞれの対戦成績も棋聖戦3-0,王位戦4-1,叡王戦3-2、竜王戦4-0、王将戦4-0と、両者を叩き伏せてしまった感が強い。
これまでの渡辺、豊島、さらに羽生、永瀬との対戦成績は
渡辺名人・棋聖●●●○●●●●●○●●●●●●
豊島九段○○○○○○●○●●●○●●○●●●●●●●○○●●●●●●●
羽生九段●●●●○●●●●○●○
永瀬王座●●●○●●●●○○○●●●●○
(青色はタイトル戦)
藤井五冠ではなく、4者から見た勝敗(白星黒星)にしたのは、「性格が悪い」と思われそうだが(実際、そう)、その方が、“やられ感”が出そうに思えたからだ。
渡辺名人は通算2勝14敗、勝率.125、6連敗中。タイトル戦に限ると、1勝12敗で10連敗中。
豊島九段は通算11勝20敗、勝率.355、7連敗中。最初の6連勝を除くと、5勝20敗、勝率.200。タイトル戦に於いては4勝15敗、勝率.211、4連敗中。
羽生九段は通算3勝9敗、勝率.250。タイトル戦に於いては2勝2敗。
永瀬王座は通算5勝11敗、勝率.313。タイトル戦に於いては1勝3敗。
藤井五冠に対して、3局以上対局して5割以上なのは、大橋七段4勝2敗(4連勝中)、深浦九段3勝1敗(2連勝中)、佐々木大七段2勝2敗だけ。あと、久保九段が3勝4敗と互角に近いが、現在藤井五冠が3連勝中。
NHK杯戦で目立つ敗戦を食らった今泉五段にも、その後連勝して藤井五冠の2勝1敗。この2勝、NHK杯戦後2年の間で借りを返している。この辺り、藤井五冠の天運を感じる。(今泉五段に対しては失礼な言及になってしまい申し訳ないが)棋聖戦一次予選決勝、棋王戦予選2回戦での対局。藤井五冠……つまり5つの棋戦では、予選を戦うことが稀になっている。予選に出たとしても、シードの高い位置からなので、普通の棋士は、なかなか対戦できない。
渡辺棋王としても、このままやられっ放しでは済ませられないであろう。羽生九段も、死力を尽くして挑んでくる。順位戦もがぜん盛り上がってきた。目が離せない2月、3月だ。
熱戦で面白い将棋だったが、藤井五冠が徐々に盤面というか将棋を制圧していった感じである。(藤井-渡辺戦のパターン)
それにしても強い。
2年ぐらい前は、4強(渡辺、豊島、藤井、永瀬)と言われていたが、昨年度(2021年度)、藤井にとって最強の難敵と思われた渡辺、豊島の二人を、棋聖戦(対渡辺)、王位戦(対豊島)、叡王戦(対豊島)、竜王戦(対豊島)、王将戦(対渡辺)で撃破し続け、五冠となり、“一強”体制をあっという間に築いてしまった(王位戦は豊島が藤井に挑戦)。
それぞれの対戦成績も棋聖戦3-0,王位戦4-1,叡王戦3-2、竜王戦4-0、王将戦4-0と、両者を叩き伏せてしまった感が強い。
これまでの渡辺、豊島、さらに羽生、永瀬との対戦成績は
渡辺名人・棋聖●●●○●●●●●○●●●●●●
豊島九段○○○○○○●○●●●○●●○●●●●●●●○○●●●●●●●
羽生九段●●●●○●●●●○●○
永瀬王座●●●○●●●●○○○●●●●○
(青色はタイトル戦)
藤井五冠ではなく、4者から見た勝敗(白星黒星)にしたのは、「性格が悪い」と思われそうだが(実際、そう)、その方が、“やられ感”が出そうに思えたからだ。
渡辺名人は通算2勝14敗、勝率.125、6連敗中。タイトル戦に限ると、1勝12敗で10連敗中。
豊島九段は通算11勝20敗、勝率.355、7連敗中。最初の6連勝を除くと、5勝20敗、勝率.200。タイトル戦に於いては4勝15敗、勝率.211、4連敗中。
羽生九段は通算3勝9敗、勝率.250。タイトル戦に於いては2勝2敗。
永瀬王座は通算5勝11敗、勝率.313。タイトル戦に於いては1勝3敗。
藤井五冠に対して、3局以上対局して5割以上なのは、大橋七段4勝2敗(4連勝中)、深浦九段3勝1敗(2連勝中)、佐々木大七段2勝2敗だけ。あと、久保九段が3勝4敗と互角に近いが、現在藤井五冠が3連勝中。
NHK杯戦で目立つ敗戦を食らった今泉五段にも、その後連勝して藤井五冠の2勝1敗。この2勝、NHK杯戦後2年の間で借りを返している。この辺り、藤井五冠の天運を感じる。(今泉五段に対しては失礼な言及になってしまい申し訳ないが)棋聖戦一次予選決勝、棋王戦予選2回戦での対局。藤井五冠……つまり5つの棋戦では、予選を戦うことが稀になっている。予選に出たとしても、シードの高い位置からなので、普通の棋士は、なかなか対戦できない。
渡辺棋王としても、このままやられっ放しでは済ませられないであろう。羽生九段も、死力を尽くして挑んでくる。順位戦もがぜん盛り上がってきた。目が離せない2月、3月だ。