最後の最後まで、
もやもや、ムカムカ、イライラのドラマだった……
中園景(飯豊まりえ)
『植物人間状態の妹の入院・処置の維持』を条件に、証拠の“青い繊維”を渡すように伊達(仲村トオル)に持ちかけられたが、拒否。
≪偉いぞ、景!≫
……「柚木のような解剖医を目指します」……でも、目指す方向は間違っていると思うぞ。
最終話においては、伊達からの取り引きを断ったのは良かったが、柚木がやたら教訓的な言葉を残したり、亜硝酸アミルを入手したこと、柚木の家に時間指定で来るように指示を受けたことなど、よく考えれば柚木がしようとしていることに気付けたはず。柚木にも「自分で考えろ」と言われたのに…
和泉千聖(松雪泰子)&高橋紀理人(高杉真宙)
真実追求を貫いたのは立派!
でも、間抜け過ぎ!
これまで先手を取られっぱなしだったので、内通者がいることぐらい察知できないのだろうか?
大きな声で、用件が把握できる会話をしたうえ、日時を復唱するなんて、《出し抜いてください》と言っているようなもの!
わざと言葉を発して、内通者や黒幕や実行者をおびき出すつもりなのかもと微かに期待したが、期待した私が馬鹿だった……
《時間指定した約束は果たせない》というのはドラマの法則なので、文句は言うまい。でも、約束の時間より早めに行動するべきだろう。定刻に悠々来て、出し抜かれている柚木と紀理人は間抜けにしか見えなかった。
柚木貴志(大森南朋)
最終回で決死の行動を起こし、これまでのヘタレぶりを払拭しようとしたが、命を落としてしまっては元も子もない。
一応、亜硝酸アミルを用意し、危機に備えようとしたが、失敗(あれは無理だよね)
中途半端な小細工をするより、景や千聖や紀理人を現場に配置すればよかったのでは?(刑事がおとり捜査に加担するのは問題があるかもしれないが)
伊達明義(仲村トオル)
伊達なりの信念、法医学を実現するために、手段を選ばず、相手の心の隙をついての巧妙な立ち回りは、ある意味見事。
しかし、柚木を強硬に解剖する景を止めるよう指示する佐々岡(木下ほうか)に、「神聖な場から出ていけ!」と一喝したのには、びっくり!
「あんたも出ていけ!」と大多数の視聴者が思ったに違いない!
あれだけ悪行を積み重ねていておきながら、≪いったいどの口が言うのか?≫……「この口か?」と言いながらペンチで仲村トオルの口の端を捻りたくなった。
そもそも、伊達が証拠の“青い繊維”を処分しなければ、柚木が捨て身の行動を起こす必要はなかったのに(それ以前も、散々柚木をいたぶり続けていた)
島崎楓(森川葵)
今回のドラマの諸悪の根源と言うべき存在。命の大切さ、人の痛みを思いやらない狂人。
ただし、単なる“親の威を借る娘”で、親の権力や佐々岡ぼ尻拭いで勘違いしてしまった何の能力もないただのワガママ娘だったのはラストボスとしては貧弱。
彼女のキャラは、某韓国?の航空会社の横暴娘がモデルかもしれないので、ムカつき度としては満点なのかもしれない。
そんな彼女のキャラは容認するとしても、核となる北見永士(横山涼)殺害事件に関しては単純そのもので残念至極
……≪恋人の北見をトチ狂って殺害した≫という単純な事件で、犯人がが総理候補の娘とことで、これを隠ぺいようとした事件後の複雑な動きと、殺害当時の不可解な関係者の動きが絡み合っていただけである(これについては後述)
佐々岡充(木下ほうか)
ワガママ娘(しかも他人の)の尻拭いに追われ、伊達に振り回され、次期総裁候補の島崎藤一郎(小木茂光)にはこき使われる。いつかキレて暴発するのではないかと心配(期待)したが……。私以上にストレスを感じていたかもしれない。
★もやもや、ムカムカ、イライラの原因
1.北見永士(横山涼)殺害に関与した者たちの不可解な行動(初回から長々と引っ張っていたので、私が失念している可能性もあります)
宮島清花(柳美稀)
工場が経営難の父の為に、北見の毒殺を請け負うが土壇場で拒否。殺害を実行はしなかったものの、犯人として自供、服役。
服役中に父が亡くなり、犯人の身代わりの意味をなくし、真実を話そうとして殺害される。
【残る謎】
・北見殺害を依頼したのは誰か?……北見と所属芸能事務所の社長は不仲だったが、移籍を企てる北見を殺害しても何の得もないし、清花の父の工場を援助する財力もない。
・清花を殺害したのは誰か?……楓一派の指示だが、関電細工の実行犯は不明。所員か服役囚などの内部の者でないと細工は不可能
会田幹彦(猪野学)
土壇場で北見殺害を拒否した清花に代わり、北見を毒殺しようとしたが、スタッフとぶつかりペットボトルから青酸カリ入り飲料水をこぼしてしまい、致死量には至らず
【残る謎】
・上記した通り、北見を殺害する理由が乏しいし、工場を援助する金もない
・毒殺計画実行直前に現場におり、自身のアリバイを作ることもしなかったのは、不可解
島崎楓(森川葵)
青酸カリが致死量に足りなかったのはアクシデントで、自らが殺害を実行する計画ではなかった。
【残る謎】
・彼女の狂人ぶりを考えると、北見を自分で殺害しないと気が済まないはずだが……
二重のアクシデントが事態をややこしくしたうえ、楓の父の権力と、伊達のねじ曲がった信念と楓の狂気が絡まった為、事件解決に9話も要し、北見以外に兵藤邦昭(西田敏行)、会田、清花、柚木たちも命を失うことになった。
2時間サスペンスなら面白かったかもしれない。
★こいつらは放置してもいいの?
・伊達明義……最後に善人ぶったのが余計にムカつく
・吉川刑事(水澤紳吾)……佐々岡と内通。鑑識に防犯カメラのデータを削除させた
・四方田隼斗(小久保寿人)……証拠の“青い繊維”を偽物とすり替え、本物を伊達に渡す
【ストーリー】番組サイトより
警視庁捜査一課の管理官・和泉千聖(松雪泰子)とその部下・高橋紀理人(高杉真宙)は、次期総裁候補の娘・島崎楓(森川葵)が国民的人気歌手・北見永士(横山涼)を窒息死させるために使ったと思われる“青いぬいぐるみ”を押収。照合検査のために、新人解剖医・中園景(飯豊まりえ)は北見の喉から見つかった“青い繊維”を持って、解剖医・柚木貴志(大森南朋)らが待つ「日本法医学研究院」へと急行する。だが、景は“青い繊維”を柚木らに手渡すと、なぜか検査が始まるのを待たず部屋の外へ。その様子が気になった柚木は、彼女の後を追うが…。
そんな中、あろうことか想定外の検査結果が出る。ぬいぐるみの繊維と“青い繊維”は「一致しなかった」というのだ! 真実を証明する最後の手立てを失い、苛立ちを隠せない柚木…。ちょうどその頃、「日本法医学研究院」の院長・伊達明義(仲村トオル)のもとには、意外な人物がやって来て…!?
真犯人である楓を追い詰めようとするたび、権力によって次々と閉ざされていく真実追及への扉。それでも諦められず、事件当日の監視カメラ映像を再度チェックした柚木は“ある異変”を見抜き、そこに“真実”が隠されていると確信する。ところが、権力側は一枚も二枚も上手で…!?
やがて柚木は何が何でも“真実”を明らかにするため、ある方法で楓の罪を暴く“真実のサイン”を手に入れようと思いつく。それは想像を絶する結末を伴う、まさに“決死の勝負”だった――。
脚本: 羽原大介
演出: 七髙剛
もやもや、ムカムカ、イライラのドラマだった……
中園景(飯豊まりえ)
『植物人間状態の妹の入院・処置の維持』を条件に、証拠の“青い繊維”を渡すように伊達(仲村トオル)に持ちかけられたが、拒否。
≪偉いぞ、景!≫
……「柚木のような解剖医を目指します」……でも、目指す方向は間違っていると思うぞ。
最終話においては、伊達からの取り引きを断ったのは良かったが、柚木がやたら教訓的な言葉を残したり、亜硝酸アミルを入手したこと、柚木の家に時間指定で来るように指示を受けたことなど、よく考えれば柚木がしようとしていることに気付けたはず。柚木にも「自分で考えろ」と言われたのに…
和泉千聖(松雪泰子)&高橋紀理人(高杉真宙)
真実追求を貫いたのは立派!
でも、間抜け過ぎ!
これまで先手を取られっぱなしだったので、内通者がいることぐらい察知できないのだろうか?
大きな声で、用件が把握できる会話をしたうえ、日時を復唱するなんて、《出し抜いてください》と言っているようなもの!
わざと言葉を発して、内通者や黒幕や実行者をおびき出すつもりなのかもと微かに期待したが、期待した私が馬鹿だった……
《時間指定した約束は果たせない》というのはドラマの法則なので、文句は言うまい。でも、約束の時間より早めに行動するべきだろう。定刻に悠々来て、出し抜かれている柚木と紀理人は間抜けにしか見えなかった。
柚木貴志(大森南朋)
最終回で決死の行動を起こし、これまでのヘタレぶりを払拭しようとしたが、命を落としてしまっては元も子もない。
一応、亜硝酸アミルを用意し、危機に備えようとしたが、失敗(あれは無理だよね)
中途半端な小細工をするより、景や千聖や紀理人を現場に配置すればよかったのでは?(刑事がおとり捜査に加担するのは問題があるかもしれないが)
伊達明義(仲村トオル)
伊達なりの信念、法医学を実現するために、手段を選ばず、相手の心の隙をついての巧妙な立ち回りは、ある意味見事。
しかし、柚木を強硬に解剖する景を止めるよう指示する佐々岡(木下ほうか)に、「神聖な場から出ていけ!」と一喝したのには、びっくり!
「あんたも出ていけ!」と大多数の視聴者が思ったに違いない!
あれだけ悪行を積み重ねていておきながら、≪いったいどの口が言うのか?≫……「この口か?」と言いながらペンチで仲村トオルの口の端を捻りたくなった。
そもそも、伊達が証拠の“青い繊維”を処分しなければ、柚木が捨て身の行動を起こす必要はなかったのに(それ以前も、散々柚木をいたぶり続けていた)
島崎楓(森川葵)
今回のドラマの諸悪の根源と言うべき存在。命の大切さ、人の痛みを思いやらない狂人。
ただし、単なる“親の威を借る娘”で、親の権力や佐々岡ぼ尻拭いで勘違いしてしまった何の能力もないただのワガママ娘だったのはラストボスとしては貧弱。
彼女のキャラは、某韓国?の航空会社の横暴娘がモデルかもしれないので、ムカつき度としては満点なのかもしれない。
そんな彼女のキャラは容認するとしても、核となる北見永士(横山涼)殺害事件に関しては単純そのもので残念至極
……≪恋人の北見をトチ狂って殺害した≫という単純な事件で、犯人がが総理候補の娘とことで、これを隠ぺいようとした事件後の複雑な動きと、殺害当時の不可解な関係者の動きが絡み合っていただけである(これについては後述)
佐々岡充(木下ほうか)
ワガママ娘(しかも他人の)の尻拭いに追われ、伊達に振り回され、次期総裁候補の島崎藤一郎(小木茂光)にはこき使われる。いつかキレて暴発するのではないかと心配(期待)したが……。私以上にストレスを感じていたかもしれない。
★もやもや、ムカムカ、イライラの原因
1.北見永士(横山涼)殺害に関与した者たちの不可解な行動(初回から長々と引っ張っていたので、私が失念している可能性もあります)
宮島清花(柳美稀)
工場が経営難の父の為に、北見の毒殺を請け負うが土壇場で拒否。殺害を実行はしなかったものの、犯人として自供、服役。
服役中に父が亡くなり、犯人の身代わりの意味をなくし、真実を話そうとして殺害される。
【残る謎】
・北見殺害を依頼したのは誰か?……北見と所属芸能事務所の社長は不仲だったが、移籍を企てる北見を殺害しても何の得もないし、清花の父の工場を援助する財力もない。
・清花を殺害したのは誰か?……楓一派の指示だが、関電細工の実行犯は不明。所員か服役囚などの内部の者でないと細工は不可能
会田幹彦(猪野学)
土壇場で北見殺害を拒否した清花に代わり、北見を毒殺しようとしたが、スタッフとぶつかりペットボトルから青酸カリ入り飲料水をこぼしてしまい、致死量には至らず
【残る謎】
・上記した通り、北見を殺害する理由が乏しいし、工場を援助する金もない
・毒殺計画実行直前に現場におり、自身のアリバイを作ることもしなかったのは、不可解
島崎楓(森川葵)
青酸カリが致死量に足りなかったのはアクシデントで、自らが殺害を実行する計画ではなかった。
【残る謎】
・彼女の狂人ぶりを考えると、北見を自分で殺害しないと気が済まないはずだが……
二重のアクシデントが事態をややこしくしたうえ、楓の父の権力と、伊達のねじ曲がった信念と楓の狂気が絡まった為、事件解決に9話も要し、北見以外に兵藤邦昭(西田敏行)、会田、清花、柚木たちも命を失うことになった。
2時間サスペンスなら面白かったかもしれない。
★こいつらは放置してもいいの?
・伊達明義……最後に善人ぶったのが余計にムカつく
・吉川刑事(水澤紳吾)……佐々岡と内通。鑑識に防犯カメラのデータを削除させた
・四方田隼斗(小久保寿人)……証拠の“青い繊維”を偽物とすり替え、本物を伊達に渡す
【ストーリー】番組サイトより
警視庁捜査一課の管理官・和泉千聖(松雪泰子)とその部下・高橋紀理人(高杉真宙)は、次期総裁候補の娘・島崎楓(森川葵)が国民的人気歌手・北見永士(横山涼)を窒息死させるために使ったと思われる“青いぬいぐるみ”を押収。照合検査のために、新人解剖医・中園景(飯豊まりえ)は北見の喉から見つかった“青い繊維”を持って、解剖医・柚木貴志(大森南朋)らが待つ「日本法医学研究院」へと急行する。だが、景は“青い繊維”を柚木らに手渡すと、なぜか検査が始まるのを待たず部屋の外へ。その様子が気になった柚木は、彼女の後を追うが…。
そんな中、あろうことか想定外の検査結果が出る。ぬいぐるみの繊維と“青い繊維”は「一致しなかった」というのだ! 真実を証明する最後の手立てを失い、苛立ちを隠せない柚木…。ちょうどその頃、「日本法医学研究院」の院長・伊達明義(仲村トオル)のもとには、意外な人物がやって来て…!?
真犯人である楓を追い詰めようとするたび、権力によって次々と閉ざされていく真実追及への扉。それでも諦められず、事件当日の監視カメラ映像を再度チェックした柚木は“ある異変”を見抜き、そこに“真実”が隠されていると確信する。ところが、権力側は一枚も二枚も上手で…!?
やがて柚木は何が何でも“真実”を明らかにするため、ある方法で楓の罪を暴く“真実のサイン”を手に入れようと思いつく。それは想像を絶する結末を伴う、まさに“決死の勝負”だった――。
脚本: 羽原大介
演出: 七髙剛
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