ふるさとは よしののやまし ちかければ ひとひもみゆき ふらぬひはなし
ふるさとは 吉野の山し 近ければ 一日もみ雪 降らぬ日はなし
よみ人知らず
かつて住んでいたこの場所は吉野の山が近いので、一日として雪の降らない日はない。
「ふるさと」は、現代語では生まれ故郷を指す言葉ですが、古語ではそれだけではなく、以前都があったところ、かつて暮らすなどして自分として馴染みのあるところなども意味します。高校生の頃(40年以上前!)、古文の先生が「古語では、『古い里』は全部『ふるさと』なんだ」と教えてくれたのが妙に印象的で今も覚えています。 笑