はなすすき ほにはおけども はつしもの いろはみえずぞ きえぬべらなる
花薄 穂にはおけども 初霜の 色は見えずぞ 消えぬべらなる
花薄の穂に置いた初霜は、色も見えないままに消えていくのであるなあ。
誰にも見とがめられないまま消えて行く初霜は、ためらいがちに少しだけ表に出した切ない女心の象徴でしょうか。この歌が添えられた屏風には、女性の姿が描かれていたのかいなかったのか。実際の屏風絵を見たくなる一首ですね。
はなすすき ほにはおけども はつしもの いろはみえずぞ きえぬべらなる
花薄 穂にはおけども 初霜の 色は見えずぞ 消えぬべらなる
花薄の穂に置いた初霜は、色も見えないままに消えていくのであるなあ。
誰にも見とがめられないまま消えて行く初霜は、ためらいがちに少しだけ表に出した切ない女心の象徴でしょうか。この歌が添えられた屏風には、女性の姿が描かれていたのかいなかったのか。実際の屏風絵を見たくなる一首ですね。