古今和歌集 0568 2021-05-20 19:40:05 | 古今和歌集 しぬるいのち いきもやすると こころみに たまのをばかり あはむといはなむ 死ぬる命 生きもやすると こころみに 玉の緒ばかり あはむとはいはむ 藤原興風 死んだも同然のこの命が、もしかしたら生き返るかもしれないので、試しにほんの少しだけ逢おうと言ってほしい。 「玉の緒」は玉に通した糸のことで、短く切れやすいことからはかなさの象徴とされます。「死ぬる命」は実際に臨終の床にいるのではなく、恋しさの余り、逢えずにいるのでは死んだも同然との、いささか大げさな表現でしょうか。 #古今和歌集 #藤原興風 #三十六歌仙 « 古今和歌集 0567 | トップ | 古今和歌集 0569 »
コメントを投稿 ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する