あきかぜの ふきうらがへす くずのはの うらみてもなほ うらめしきかな
秋風の 吹きうらがへす 葛の葉の うらみてもなほ うらめしきかな
平貞文
秋風が吹いて裏返る葛の葉の裏を見るではないが、いくら恨んでもなお恨めしいことよ。
前三句が第四句の「裏見」を導き、この「裏見」が「恨み」の掛詞になっているという技法。従って、実質的に歌意を表現しているのは第四句・第五句のみとなります。「うら」という同音の繰り返しが歌にリズムを与えていますね。
あきかぜの ふきうらがへす くずのはの うらみてもなほ うらめしきかな
秋風の 吹きうらがへす 葛の葉の うらみてもなほ うらめしきかな
平貞文
秋風が吹いて裏返る葛の葉の裏を見るではないが、いくら恨んでもなお恨めしいことよ。
前三句が第四句の「裏見」を導き、この「裏見」が「恨み」の掛詞になっているという技法。従って、実質的に歌意を表現しているのは第四句・第五句のみとなります。「うら」という同音の繰り返しが歌にリズムを与えていますね。