漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 038

2023-05-24 05:15:33 | 貫之集

かぜのおと あきにもあるか ひさかたの あまつそらこそ かはるべらなれ

風の音 秋にもあるか 久方の 天つ空こそ かはるべらなれ

 

風の音はもう秋が到来しているかのようだ。空では季節が秋に変わっているのだろう。

 

 「空こそ」は秋にかわっているのだろう、ということなので、暦の上ではすでに秋になっているのに、地上ではまだ夏の暑さが残っているのでしょう。「こそ」の2文字だけでそうしたことが表せるのは、良く考えるとすごいことですね ^^



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