うきよには かどさせりとも みえなくに などかわがみの いでがてにする
うき世には 門させりとも 見えなくに などかわが身の 出でがてにする
平貞文
このつらい世には、門を閉じているようにも見えないのに、どうしてわが身は世に出て行くことができないのであろうか。
詞書には「つかさ解けてはべりける時よめる」とあり、官職を免ぜられての詠歌であることがわかります。不遇なわが身を、少々ユーモラスに表現していますね。
うきよには かどさせりとも みえなくに などかわがみの いでがてにする
うき世には 門させりとも 見えなくに などかわが身の 出でがてにする
平貞文
このつらい世には、門を閉じているようにも見えないのに、どうしてわが身は世に出て行くことができないのであろうか。
詞書には「つかさ解けてはべりける時よめる」とあり、官職を免ぜられての詠歌であることがわかります。不遇なわが身を、少々ユーモラスに表現していますね。