JR厚別駅から、昨日紹介した信濃地区とは反対側を散歩していて見つけた表示板。
この真新しい舗装の下に地中化された河川があるということですか。
河川と言っても、普段は水が流れていない、水路状になっています。
それが、この先からは地中化されているということです。
このように、地中化された河川、水路が、「ブラタモリ」でも頻繁に登場する、タモリさんの大好物(?)の一つ、「暗渠(あんきょ)」と呼ばれるものです。
今年元日に放送されたNHKの特番(タモリさんと近江ちゃんが司会だった)で、渋谷で暗渠化されていた河川が復活するということに触れられた際、暗渠好きのタモリさんが、けしからん的な発言をしていたのが印象に残ったけれど、その一方でこのような現場があると知ったら、タモリさんはやっぱり喜ぶのでしょうかね。(笑)
この現場の側にあった小さな神社。
「山本稲荷神社」というこの神社は、大正2年(1913年)、「さんきちさん」と呼ばれる三吉神社の分霊を合祀されたもので、現在の社殿は、大正9年(1920年)に建立されています。
札幌の地名も、道内の他の地区の例に漏れず、アイヌ語由来のものが多いのですが、ここはそうではなく、開拓の祖となった人物の姓に由来しています。
神社のある周辺は、現在ではすっかり宅地化されていますが、厚別区の北部には、現在も「厚別町山本」という町名が存在しています。
小さな神社を見つけて、周辺地域も含めたその歴史に思いを馳せてみるのも、町歩きの面白い点だと思っています。
札幌にもこういう小さな神社は沢山あるので、どんどん回ってみようと思います。
(「山本稲荷神社」はこちら。)